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胃痛は牛乳を飲むと治まるのはなぜ?胃を守る牛乳の効果について

牛乳   65 Views

胃痛の悩みは、ストレス社会と言われる現代では、誰しも経験があるのではないでしょうか。

胃痛に効くと言われる食品はいろいろありますが、その中の1つに牛乳があります。

牛乳と言えば「骨を丈夫にする効果」が有名ですが「胃痛を改善する効果」もあるのです。

牛乳には、糖質・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれていますが、そのうち、胃痛の改善に有効な成分は次の通りです。

●乳タンパク質カゼイン:胃粘膜を修復する

●乳タンパク質ホエイ:胃酸を中和する・ピロリ菌を除去する

●乳脂肪:胃の蠕動運動を抑える・胃粘膜を修復する

●カルシウム:胃粘膜を攻撃するストレスを緩和する

また、胃痛の発生要因には、ストレスや睡眠不足などもあります。

牛乳には、ストレス緩和効果や良眠を促す効果もあり、多方面から胃痛を改善に導いてくれます。

つらい胃痛を改善するために、手軽に飲める牛乳を利用するのも良い方法です。

ここでは、胃痛の原因、胃痛に有効な牛乳の成分やその働きについて、さらに胃痛に良い牛乳の飲み方などを含め、解説していきます。

Contents

胃痛が起こる原因

胃痛は、まずは、胃痛が起こる原因について見ていきましょう。

胃粘膜の損傷

胃は食べ物を消化するため、1日約2ℓもの胃液を分泌しています。

胃液には、胃酸、タンパク質分解酵素ペプシン、胃粘膜を守る粘液などが含まれています。

胃酸と粘液は、互いにバランスをとり胃粘膜を守っていますが、何らかの原因でこのバランスが崩れ胃酸の分泌が過剰になる、または粘液の分泌が減ると、胃粘膜を傷つけ胃痛が生じるのです。

胃酸と粘液のバランスを崩す原因として、次のようなことが考えられます。

ストレス

胃は、自律神経でコントロールされています。

体がストレスを感じると、自律神経のうち体を緊張させる交感神経が優位になり、胃や内臓を動かす副交感神経が抑制されます。

交感神経が優位になると、血管が収縮し血流が低下するため、胃の活動や胃液分泌低下が起こります。

胃液の分泌が減ると、胃粘膜を守る粘液が少なくなるため、胃が刺激に過敏になります。

そのため、少しの胃酸でも強く刺激を感じる知覚過敏になり、胃痛が生じるのです。

睡眠不足など生活の乱れ

ストレスだけでなく、睡眠不足や不規則な生活も自律神経のバランスが崩れ、胃痛を引き起こす原因になります。

空腹

空腹時でも胃液は分泌されています。

空腹状態が長く続くと、胃酸がダイレクトに胃粘膜を刺激するためダメージが大きく、胃痛を引き起こします。

アルコール

アルコールは、胃の働きが活性化され胃液の分泌を促します。

適量ならば、食欲増進や消化の助けになりますが、飲み過ぎると胃の働きが低下し、粘液の分泌が低下するため、胃粘膜が刺激を受けやすくなります。

また、アルコールの分子はとても小さいため、胃壁を守る粘膜バリアを通過しダイレクトに胃壁を刺激することになります。

そのため、多量のアルコールは胃痛を引き起こす原因になるのです。

喫煙

喫煙の刺激は、胃酸の分泌を促す一方で、ニコチンは血管を収縮し胃粘膜の血流を低下させるため、胃の働きが低下、そして粘液の分泌を低下させます。

その結果、胃酸過多・粘液減少となり、胃粘膜が刺激され胃痛を引き起こします。

また、喫煙者は胃の病気を引き起こすピロリ菌の感染率が高い、という報告もあります。

薬物

解熱鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬:nsaid)は、炎症を起こすプロスタグランジンの生成を阻害することで効果を発揮しますが、プロスタグランジンには、胃粘膜を保護する働きがあります。

nsaidを服用するとプロスタグランジン生成が阻害されるため、胃粘膜が刺激され、傷つきやすくなります。

nsaid処方時は胃薬が一緒に処方されますが、長期にわたるnsaidの使用には注意が必要です。

ピロリ菌感染

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃粘膜に生息している細菌です。

胃内は酸性のため細菌は生息できませんが、ピロリ菌は自身の周囲にアルカリ性のバリアを作るため、生息が可能なのです。

ピロリ菌に感染すると、ピロリ菌が作る酵素などで胃粘膜が刺激され、胃もたれ、吐き気、胃痛、食欲不振などが起こり、進行すると胃炎、胃潰瘍を発症させます。

胃薬で治療しても、再発を繰り返す場合、ピロリ菌に感染していることがほとんで、慢性胃炎、胃潰瘍の場合、70~90%にピロリ菌感染が認められます。

ピロリ菌感染が長期になると、胃粘膜が萎縮し、胃がんになりやすくなります。

胃がん

胃がんは、塩分の多い食生活、喫煙のほか、ピロリ菌感染などが原因になると言われています。

胃がんの自覚症状は個人差がありますが、進行にしたがい、胃痛、吐き気、食欲不振などが見られます。

機能性ディスペプシア・機能性胃腸症

機能性ディスペプシアは、胃腸の機能低下により、胃痛を始め、胃もたれ、みぞおちの痛みなどの症状が出る病気です。機能性胃腸症とも言われます。

胃の不快症状があるにも関わらず、検査では炎症や潰瘍が見られない場合、この診断名になります。

胃以外の臓器の病気

胃やみぞおちのあたりの痛みは、胃痛と考えがちですが、胃以外に原因があることもあります。

食道、十二指腸、すい臓、胆のうに関する病気のほか、虫垂炎、狭心症や心筋梗塞でも胃痛を感じることがあります。

いつもと違う痛みや違和感がある場合、胃痛だからと放置せず、早めに医療機関に受診しましょう。

牛乳の成分は胃痛に効果的

胃痛がある時は、胃での消化に負担のかかるタンパク質や脂肪は避け、おかゆなど糖質が良いとされています。

しかし、傷ついた胃粘膜を修復するには、細胞の原料となるタンパク質、エネルギーの原料になる脂肪などの栄養素も必要です。

牛乳は飲み物でありながら、タンパク質、脂肪を含み、さらに消化しやすい形状になっているため、胃への負担少なく栄養素を摂取できます。

牛乳のタンパク質の働き

牛乳に含まれるタンパク質には、カゼインとホエイ(乳清)があります。

カゼインが80%、ホエイが20%の割合です。

最近の研究で、それぞれのタンパク質に機能性成分が豊富に含まれていることが分かり、注目を集めています。

カゼインは消化がよく胃粘膜の修復に効果的

カゼインは水に溶けず、「カゼインミセル」というコロイド粒子の状態で牛乳内に存在します。

カゼインミセルは、酸で固まる性質があるため、胃の中では胃酸によりドロッと固まります。

この状態は、消化酵素がまんべんなく作用できるため、消化しやすく吸収率も良くなります。

牛乳のタンパク質の消化率は98.8%で、牛肉(97.5%)や卵(97.1%)より優れているのです。

牛乳は、胃に負担をかけずタンパク質を効率よく摂取できるため、胃粘膜の修復に最適です。

ホエイのα‐ラクトアルブミンは胃酸を中和し胃粘膜を保護する

ホエイは水溶のタンパク質で、ヨーグルトの上澄みの部分がそれに当たります。

ホエイには、さまざまな機能性成分が含まれていますが、そのうちの1つに「α-ラクトアルブミン」があります。

α-ラクトアルブミンは、粘液分泌を促すことで胃酸を中和し、さらに胃粘膜の厚みを増やし、胃粘膜を保護する働きがあります。

ホエイのラクトフェリンはピロリ菌除去作用がある

ホエイの機能性成分に「ラクトフェリン」があります。

ラクトフェリンは、鉄と結合するタンパク質で、強い抗菌力があります。

母乳に多く含まれている成分ですが、牛乳にも微量ながら含まれています。

その抗菌力は、胃粘膜に棲みつくピロリ菌の除去作用があり、胃潰瘍や胃がんにも効果があると言われています。

そのほか、免疫機能の向上、腸内環境の改善、貧血の予防などに効果があります。

牛乳の脂肪の働き

脂肪は体のエネルギー源として、また、脂溶性ビタミンの吸収のサポートや、細胞膜やホルモンの原料となるため、体に必須の栄養素です。

乳脂肪は、他の脂肪と比べ消化が良く、胃痛で胃が弱っている時でも負担なく栄養補給ができます。

乳脂肪は消化がよくエネルギー源・胃粘膜の修復に効果的

乳脂肪は、脂肪球という小さな粒子で牛乳内に分散しているため、表面積が大きく、消化酵素の作用を受けやすくなります。

そのため、消化されやすく吸収率も97%と高いのです。

乳脂肪は、胃痛で食事が摂りにくい時のエネルギー源、そして胃粘膜の修復に役立ちます。

乳脂肪は胃の蠕動運動を抑え胃痛を和らげる

胃酸過多になると、胃が動く度に胃酸が胃粘膜を刺激し胃痛を感じます。

乳脂肪は、胃の蠕動運動を抑える働きがあり、乳タンパク質による胃粘膜保護作用と合わせて、胃酸の刺激から胃を守ってくれます。

牛乳の成分についての詳しい内容は「牛乳の栄養価は抜群!成分表示・吸収率・子ども・大人への影響など徹底解説!」をぜひご覧ください。

牛乳のストレス緩和効果は胃痛に効果的

胃痛の原因の1つに、ストレスがあります。

牛乳は、胃粘膜の攻撃要因、ストレスを緩和する効果があります。

牛乳のカルシウムによるストレス緩和効果

ストレス緩和効果に有効な成分に、カルシウムがあります。

カルシウムと言えば「骨の健康」がまず思い浮かびますが、カルシウムは血液、筋肉など各組織の細胞にもあり、神経情報伝達や筋肉の収縮など、生体機能維持に重要な働きをしています。

また、カルシウムには、自律神経のうち交感神経の働きを鎮静させる作用があります。

交感神経は、日中の活動時に優位になる神経で、体を緊張状態にします。

交感神経を鎮静させると、体をリラックスさせる副交感神経が優位に働くようになります。

そのため、胃粘膜を攻撃するストレスが緩和でき、胃痛の改善につながります。

カゼイン由来のオピオイドペプチドによるストレス緩和効果

乳タンパク質の1つカゼインは、分解される際、体に有効に働くペプチド(アミノ酸が2つ以上結合したもの)を生成します。

その中の1つに「オピオイドペプチド」があります。

このペプチドにも、たかぶった神経を鎮静させる作用があり、カルシウムとともにストレス緩和、胃痛の改善に役立ちます。

牛乳の良眠効果は胃痛に効果的

胃痛は、不規則な生活による睡眠不足でも引き起こされます。

睡眠不足は、自律神経のバランスを崩すため、胃内の酸と粘液のバランスも崩れ、胃粘膜を攻撃する要因になります。

牛乳に含まれるトリプトファンは睡眠ホルモン「メラトニン」の生成を促す

牛乳には、睡眠ホルモンの「メラトニン」の原料になるトリプトファンが含まれています。

トリプトファンは必須アミノ酸の1つで、日光を浴びると幸せホルモンと言われる「セロトニン」を生成します。

夜になると、そのセロトニンがメラトニンに変わるのです。

牛乳でトリプトファンを補給し、日中にセロトニンを生成しておくと、夜にメラトニンの生成が促され、良眠効果につながります。

深く質の良い睡眠がとれると、疲労やストレスの解消、そして自律神経のバランスを整えることができ、胃痛の改善にも効果的です。

トリプトファンは精神安定を図る「セロトニン」の生成を促す

トリプトファンから生成されるセロトニンは、幸せホルモンとも言われる脳内神経伝達物質で、気分や感情をコントロールし、精神を安定させる働きをします。

心が落ち着くと、自律神経のバランスが安定し、ストレスも受けにくくなり、胃痛の予防や改善につながります。

セロトニンは心の健康だけでなく、体の健康にも大きく影響しているのです。

牛乳の健康効果についての詳しい内容は「牛乳の効果効能が凄い!飲み方・美肌・筋肉強化・認知症予防など徹底解説!」をぜひご覧ください。

胃痛を改善する牛乳の飲み方

牛乳は胃痛の改善に有効ですが、飲むタイミングや飲み方に、気を付ける必要があります。

牛乳を飲むタイミング

牛乳を食事前に飲む

牛乳は胃酸を中和したり、胃粘膜を保護する働きがありますが、飲んだ後、長時間食べ物が入らないと、中和状態を元に戻そうと、胃酸分泌が多くなります。

牛乳摂取後の胃酸分泌が進まないよう、牛乳は食事の前に飲むと効果的です。

食事前の牛乳は、食べ過ぎ防止、食後血糖値の上昇を抑制するなど、ほかの健康効果も期待できます。

牛乳を夜寝る2~3時間前に飲む

胃痛の予防・改善のため、体をリラックスさせたり、入眠を促すことは大切です。

その効果を発揮させるために、寝る前の牛乳は効果的です。

しかし、寝る直前では入眠中に消化の負担がかかるため、就寝2~3時間前には飲み終えるようにしましょう。

牛乳は飲むタイミングで違った効果が得られます。朝飲む牛乳、夜飲む牛乳に関する詳しい内容は「朝牛乳を飲む効果が凄い!ダイエット・便秘解消にも!バナナ・ヨーグルトとも相性抜群!」「夜牛乳を飲む効果は抜群!快眠・便秘・美肌・ダイエットにも効く!」をぜひご覧ください。

牛乳を飲む量・飲み方

胃の負担にならないよう少量ずつ飲む

牛乳には、胃痛を治める効果がありますが、たくさん飲むことは胃に負担をかけるため厳禁です。

100mlくらいを食前や寝る前に、少しずつ飲むようにしましょう。

温かい牛乳を飲む

冷たい牛乳は、胃の血管収縮により血流が低下し、胃の働きを低下させます。

そのため、消化が悪くなるとともに、粘液の分泌が減少するため、胃粘膜の知覚過敏を起こしやすくなります。

牛乳はなるべく温めて飲むようにしましょう。

牛乳にプラスαするとよい食材

胃痛を治める食品を牛乳にプラスすると、より効果が期待できます。

牛乳+はちみつ

はちみつには抗菌作用、抗炎症作用があり、ピロリ菌の除去や慢性胃炎の改善に効果があります。

抗菌作用は、蜜源植物により効果に差があり、マヌカハニーが最も抗菌力が高くなります。

【材料】

牛乳 100~150cc

はちみつ 小さじ1杯

【作り方】

牛乳を人肌に温め、はちみつを加えればできあがりです。

はちみつに含まれるビタミンや酵素は、熱に弱く50℃以上活性が失われるため、牛乳は人肌程度に温めてください。

牛乳+ココア

ココアにも抗菌作用があり、ピロリ菌除去に効果が認められています。

また、ココアに含まれるテオブロミンにはリラックス効果があり、ストレス緩和に役立ちます。

【材料】

牛乳 100~150cc

ココア 小さじ1杯

【作り方】

牛乳を温め、ココアを加えればできあがりです。

お好みで、はちみつなどで甘みを付けると飲みやすくなります。

牛乳+キャベツのスープ

キャベツには、ビタミンUが豊富に含まれています。

ビタミンUは、胃酸の分泌抑制、粘液の分泌促進、胃壁細胞の新陳代謝促進などにより、胃粘膜の修復を促し保護する作用に優れ、胃酸過多や胃粘膜損傷などによる胃痛の改善にとても効果的です。

ご紹介する牛乳とキャベツを使ったスープは、胃痛を治める効果がより期待できます。

【材料】

牛乳 200cc

キャベツ 1枚

コンソメ 小さじ1

塩コショウ 適量

【作り方】

・キャベツを適当な大きさに切り、ひたひた位の水(分量外)でゆでる

・キャベツを水ごとミキサーにかける

・鍋にミキサーにかけたキャベツ、牛乳、コンソメを入れ弱火で温める

・ある程度温まったら、塩コショウで味をととのえて、できあがり

キャベツのビタミンUは、水溶性ビタミンのため熱に弱い性質があります。

ゆでる時、温める時は、なるべく短時間で行ってください。

まとめ

胃はとてもデリケートで、ストレスや体の不調による影響をダイレクトに受けてしまう臓器です。

牛乳には、乳タンパク質などの有効成分による胃粘膜の修復・保護作用とともに、ストレス緩和効果や良眠効果も発揮し、多角的に胃痛を治め、改善する効果があります。

牛乳は、栄養素がバランスよく含まれた栄養食品で、それぞれの栄養素も消化・吸収されやすい形になっているため、胃痛で食事が摂りにくい時の栄養補給にもぴったりです。

胃痛を治める方法の1つとして、牛乳をぜひ取入れてみてください。

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