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飲む点滴甘酒の効果効能と作り方!ダイエット・健康・美容に抜群に効く!

甘酒   1,910 Views

伝統的な甘味飲料である甘酒は「飲む点滴」「飲む美容液」と呼ばれることが多いのですが、それは甘酒に優れた「栄養補給・美容増進」の効果があるからです。

飲む点滴と呼ばれる甘酒は栄養豊富な発酵飲料であり、甘酒には「ブドウ糖・ビタミンB群・酵素・アミノ酸・GABA(ガンマアミノ酪酸)・コウジ酸・食物繊維・オリゴ糖・エルゴチオネイン・各種ミネラル(ナトリウム・カリウム・マグネシウム・鉄・銅・亜鉛・リン・マンガン)」などの栄養成分が含まれています。

医療用点滴からイメージされる効果はまず「スムーズな水分補給・栄養補給・滋養強壮(特に病中病後の栄養面での回復促進)・疲労回復」になりますが、甘酒は医療用の点滴剤と全く同じ成分ではないものの、ブドウ糖と水分の補給に重点を置いた一般的な点滴剤よりも豊富な栄養成分を含んでいるのです。

飲む点滴とも呼称される甘酒に期待できる栄養補給による健康効果には、以下のようなものがあります。

・疲労回復の効果

・熱中症予防(夏バテ防止)の効果

・免疫力アップ(風邪予防)の効果

・リラックス(ストレス緩和・睡眠改善)の効果

・便秘解消の効果

・ダイエット(基礎代謝促進・脂肪燃焼)の効果

・アンチエイジング(抗酸化作用)の効果

・美肌美髪・美白などの美容増進の効果

・臨床研究が行われている高血圧・動脈硬化など各種疾患の予防効果

この記事では、「飲む点滴」と呼ばれる甘酒の「スムーズな栄養補給・健康改善の効果」にフォーカスして徹底的に解説していきます。

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれやすい理由、「甘酒」と「医療用の点滴剤」の客観的な違いについても記載しています。

飲む点滴と呼ばれる健康に良い甘酒の簡単な作り方、甘酒以外の「飲む点滴と呼ばれるドリンクの栄養・効果」についても詳しく紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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Contents

なぜ甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるのか?

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるようになった歴史はそれほど古くはなく、近年の甘酒ブームが起こってからのものですが、「甘酒の栄養価の高さ+疲労回復・脱水状態の改善効果」は江戸時代以前から認識されていました。

飲む点滴というキャッチフレーズは、甘酒だけではなく「栄養成分が豊富・栄養価が高い・電解質(ナトリウム、カリウム)を含む」といった条件を満たすドリンクにつけられることも多くなっています。

なぜ甘酒は「飲む点滴」と呼ばれることが多いのでしょうか、その理由について端的に答えていきます。

甘酒は「ブドウ糖・ビタミンB」など疲労回復の栄養を含むから飲む点滴と呼ばれる

日本では医療機関で施術する点滴というと、「風邪・過労によってダウンした時に行う水分補給・栄養補給・疲労回復のための点滴」か「治療目的(あるいは手術後)の抗生物質・抗がん剤などの薬剤を混合した点滴」のイメージがあります。

甘酒のことを「飲む点滴」と呼ぶ場合は、前者の「水分補給・栄養補給・疲労回復のための点滴」を指していて、感染症・病気・がん等に直接に効く特別な薬理効果は期待できません。

甘酒は米麹がお米(デンプン)を発酵させて作った「ブドウ糖(単糖類)」を多く含んでいます。

それ以上細かく分解することができない単糖類のブドウ糖は、胃・小腸からスムーズに吸収されるので、短時間で「脳・身体のエネルギー」を補充することができて疲労回復に役立つのです。

人間(ヒト)をはじめとする動物は、脳・身体のエネルギー源(熱源)として「糖質(炭水化物)」を必要としており、ブドウ糖はもっとも身体の細胞に吸収されやすい糖質で、「脳の唯一のエネルギー源」にもなっています。

甘酒は「糖質・タンパク質・脂質の代謝促進」の作用によって、疲労回復ビタミンと呼ばれる「ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6)」も多く含んでいます。

ブドウ糖とビタミンB群の相乗作用で、甘酒は疲労回復効果に期待できるという理由から「飲む点滴」と呼ばれるのです。

 

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甘酒は江戸時代から「夏バテ防止(熱中症予防)」で飲まれてきたから飲む点滴と呼ばれる

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれる以前から、「栄養価の高さ・栄養成分の多さによる健康効果」に注目されてきました。

今でこそ甘酒は季節を問わないソフトドリンクとして人気があり、ホット甘酒は体を温めてくれる効果(酵素・アデノシンなどによる血流促進・冷え性改善の効果)があることから、「冬」に飲まれることが多くなっています。

しかし江戸時代には、「甘い、甘い、あま~ざ~け~」と町人に呼びかける甘酒売りの行商が「夏の風物詩」となっており、俳句・俳諧においても甘酒は「夏の季語」として用いられています。

江戸時代から甘酒は、「夏バテ防止(現代の熱中症予防)」を意識して飲まれる「夏の栄養ドリンク」のように位置づけられていたのです。

甘酒は江戸時代から生活の知恵・経験則として「体力回復・疲労回復に効く」と認識されてきた

甘酒が夏場によく売れたのは、江戸時代の人々が甘酒を飲めば「夏バテの疲労感・だるさ」が軽減するという経験則を持っていたからですが、「夏に甘酒を飲む習慣」そのものは平安時代の貴族にまで遡れるという説もあります。

甘酒は科学的・化学的に栄養成分が解明される以前の時代から、生活の知恵によって「体力回復・疲労回復に効果のある栄養ドリンク(=飲む点滴のような栄養価の高いドリンク)」として認識されてきたのです。

江戸時代後期の三都(江戸・京都・大阪)の風俗・事物を説明した百科事典的な書物である「守貞漫稿(もりさだまんこう)」にも、「夏月専ら売り巡るものは甘酒売り」と記述されており、夏季の江戸に甘酒の行商が多く出ていたことが分かります。

江戸幕府は庶民が夏場の栄養補給を甘酒で速やかにできるように、甘酒の価格を最高4文までにするよう価格統制していたとも書き残されているのです。

熱中症の症状・リスク

「夏バテ」だと思って甘く見ていると、「熱中症の発症」で危険な状態に追い込まれることがあります。

熱中症とは、高温多湿な環境(暑熱環境)に人間の身体が上手く適応できないことで発症する「高温障害」のことです。

熱中症が発症した時には、汗をかいて体内の熱を外に逃がそうとする「(身体を冷やすための)自律神経による体温調節機能」が壊れているので、早期発見・早期対応(身体を冷やして安静にさせ、水分・塩分を補給する早期治療)をしないと最悪のケースでは死亡リスクも出ます。

熱中症は「脱水状態・体温上昇・内臓機能低下(臓器への血流減少)」によって、「めまい・頭痛・吐き気・気分の悪さ・失神・強い眠気・疲労感・倦怠感・筋肉のけいれん・体温の上昇・異常発汗(あるいは汗が出ない)・意識障害」など様々な症状がでてきます。

熱中症の主要症状は「熱失神・熱けいれん・熱疲労・日射病」の4つに分類されます。

熱中症の重症度(Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度)

熱中症の重症度は「Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度の三段階」に分けられていて、重症のⅢ度の熱中症が悪化すると死亡リスクが高くなります。

熱中症の重症度別の症状は以下のようになっています。

熱中症の重症度 症状と求められる対応措置
Ⅰ度(軽症) 気分が悪い、ブラックアウト(目の前が一瞬暗くなる)、手足のしびれ、四肢・腹筋の軽い痙攣、こむら返り(足がつる)、筋肉痛、血圧低下など。

 

「熱失神・熱けいれん」の症状がでる。

 

対応・措置は、涼しい場所や日陰で休ませ、水分補給する(スポーツドリンクで水分補給する)。衣服を緩めて、体を冷やす。

Ⅱ度(中等症) めまい・吐き気・頭痛、強い疲労感・倦怠感・脱力感、大量の発汗、頻脈、下痢など。

 

「熱疲労」の症状がでる。

 

対応・措置は、医療機関での点滴(輸液)や冷却による治療・管理を受ける必要がでてきます。

Ⅲ度(重症) 異常な体温(深部体温)の上昇、脳機能障害(意識混濁・意識喪失)、うわ言を言う譫妄(せんもう)、肝機能障害、腎機能障害、血液凝固障害など。

 

「熱射病」に相当する重篤な症状がでて、「脳機能障害・臓器不全・呼吸停止」など生命の危険がある。

 

対応・措置は、救急車を要請して救急救命措置が可能な病院で、緊急の治療・管理を受ける必要があります。

 

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甘酒が熱中症対策に効果がある理由

甘酒の栄養成分である「ブドウ糖+ビタミンB群」には、脳・身体のエネルギー源になるブドウ糖・タンパク質・脂質の代謝を促進する「体力回復・疲労回復の効果」があり、甘酒の水分と合わせて熱中症対策に役立ちます。

甘酒に含まれる「酵素(アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ)+アミノ酸(BCAA・アルギニンなど)」も、新陳代謝の促進や疲労(筋肉疲労)の回復に効果があります。

甘酒は、電解質不足の熱中症対策で重要になる「ナトリウム・カリウム」といったミネラルも含んでいるのです。

甘酒だけでは熱中症対策に限界がある

甘酒は上記したように、エネルギー代謝を促進することで「夏バテ防止・熱中症予防」に一定の効果を発揮しますが、甘酒さえ飲んでいれば「夏バテにならない・熱中症を必ず防げる」というほどの確実な効果を期待するのは難しいでしょう。

甘酒だけでは熱中症対策に限界があるという最大の理由は、熱中症を防ぐための「栄養成分の種類」についてはバランスが取れていますが、「栄養成分の分量」が不足しているからなのです。

甘酒(100ml)に含まれているビタミンB群はビタミンB10.02mg 、ビタミンB20.06mg、ビタミンB60.04mg 、葉酸15.2μgとかなり微量で、エネルギー代謝促進による疲労回復効果があっても、熱中症対策には不十分な量になります。

甘酒(100ml)が含むミネラルも「ナトリウム 114mg 、カリウム 26.6mg 、カルシウム 5.7mg 、マグネシウム 9.5mg、亜鉛 0.57mg」であり、熱中症対策をするには不十分な量になっています。

熱中症対策では「イオンポンプによる筋肉の正常な働き+意識の正常なレベル」を維持し、効率的な水分補給・エネルギーチャージをするために「ナトリウム・カリウムの電解質」が必要になります。

甘酒だけではビタミンB群と電解質が不足しがちですが、甘酒と合わせ「塩分・豚肉・鶏レバー・野菜・果物・海藻」などを積極的に摂取することで熱中症対策を強化できます。

夏バテ防止(熱中症・脱水症)には「水」より「甘酒・スポーツドリンク」が良い

熱中症・脱水症の医学的治療では、「水分+塩分」を速やかに補給するために「経口補水療法(Oral Rehydration TherapyORT)」か、生理食塩水の点滴治療が実施されます。

経口補水療法とは、ナトリウム(塩分)とブドウ糖(糖分)を含む経口補水液を積極的に摂取する治療法ですが、熱中症(脱水状態)になった時には「水」ではなく「塩分+糖分を含んだ水(塩分濃度約0.850.90%の血液に近い水)」を摂取する必要があります。

熱中症にまで至らない夏バテ防止の目的なら、水よりも適度な塩分(ナトリウム)と糖分(ブドウ糖)を含んだ「甘酒・スポーツドリンク」のほうが効率的な水分補給ができるのです。

熱中症・脱水に対する「経口補水療法(ORT)」では生理食塩水・経口補水液・スポーツドリンクを利用

熱中症の脱水状態では、大量発汗によって体内の「水分」だけではなく「塩分」も失われて、脳の意識状態や筋肉を正常に保つ「イオンポンプ(水分保持のナトリウムと水分排出のカリウムのバランス)」が壊れやすくなっています。

大量発汗した脱水状態で「水」だけを摂取した場合、血液のナトリウム濃度が低下して脳が「十分に水分を摂った(これ以上ナトリウム濃度を低下させてはいけない)」という間違った判断をしてしまい、飲水欲求がなくなり水分排出が多くなるので逆効果です。

脱水状態で水を大量に摂取しすぎると、「低ナトリウム血症」を発症して意識障害や中枢神経症状などの危険な状態に陥るリスクもあります。

「塩分(ナトリウム)」は体内に水分を保持する作用があり、「糖分(ブドウ糖)」は小腸でナトリウムと水分の吸収を促進する作用があります。

経口補水療法では迅速な水分補給のために「水分+塩分+糖分」を同時に摂取します。

脱水症の重症の入院治療では「生理食塩水の点滴・輸液(水1L+塩分59g)」、一般的な治療目的では「経口補水液(水1L+塩分23g)」、脱水症前の予防目的では「スポーツドリンク(水1L+塩分1g程度)」が用いられます。

 

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 「医療用の点滴の成分」と「甘酒の栄養成分」について

甘酒は飲む点滴と言われますが、「医療用の点滴の成分」と「甘酒の栄養成分」はどのくらい似ているのでしょうか。

医療用の点滴の成分には何が含まれているか

医療用の点滴は、血液と浸透性が等しい「生理食塩水(塩化ナトリウム濃度0.85~0.90%)」を基本(溶媒)として、それに症状・目的に応じて注射用薬剤(抗生物質・抗がん剤・向精神薬など)を加えるので点滴の中身・種類は膨大なものになります。

風邪・熱中症・下痢など脱水症に対する水分補給の点滴では、日本薬局方の「リンゲル液」が基本になりますが、このリンゲル液が「飲む点滴」と呼ばれる甘酒(ブドウ糖以外の成分)や経口補水液に近い成分組成になっています。

血液・体液と浸透圧が等しいリンゲル液などの点滴剤を「等張液」といい、手術などで使う1~4号液は浸透圧が血液より低いので「低張液」といいます。

リンゲル液は、注射用蒸留水1000mlに「塩化ナトリウム8.6g・塩化カリウム0.3g・塩化カルシウム0.33gを混ぜたもので、これに酢酸を加えた「ヴィーンF」、乳酸を加えた「ラクテック」などの点滴製剤があります。

浸透圧調整でスムーズに水分補給できる5%ブドウ糖液」、高濃度のブドウ糖・アミノ酸を入れて一日に必要なカロリーを補給できる「高カロリー液(フルカリックなど)」、治療の開始液・維持液・術後液に当たる1号液~4号液」などもあります。

甘酒の栄養成分には何が含まれているか

米麹の甘酒の栄養成分と分量は以下のようになっています。

・炭水化物……18.3g

 ・タンパク質……1.7g

 ・脂質……0.1g

 ・ビタミンB1……0.01mg

 ・ビタミンB2……0.03mg

 ・ビタミンB6……0.02mg

 ・パントテン酸……0.42mg

 ・ビオチン……4.2μg

 ・葉酸……8μg

 ・食物繊維……0.4g

 ・ナトリウム……60mg、食塩相当量0.2g(食塩の一日摂取量2.5gまで)

 ・カリウム……14mg

 ・カルシウム……3mg

 ・マグネシウム……5mg

 ・リン……21mg

 ・鉄……0.1mg

 ・亜鉛……0.3mg

 ・銅……0.05mg

 ・マンガン……0.17mg

 

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甘酒と点滴の成分は似ているが厳密には異なる

点滴剤にはさまざまな種類があり、用途によってどれを使うかが変わります。

どの種類の点滴剤と比較するかでも違いますが、甘酒と点滴の栄養成分は似ていますが、厳密には異なるものです。

甘酒は「高濃度ブドウ糖・アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどを含む高カロリー液の点滴製剤」と比較すれば、カロリー量が低くて甘酒だけで1日の必要エネルギー量を賄うことはできません。

しかし、「風邪・脱水・体調不良」の時の速やかな水分補給を目的とした「リンゲル液+αの点滴製剤」と比較すれば、甘酒のほうがブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸、酵素、食物繊維など栄養素の種類が多く分量も多いということになるでしょう。

病院で点滴を打つ意味・効果

風邪・脱水で体調が悪い時に、病院で点滴を打ってもらう意味は「迅速な水分補給・栄養補給」です。

一方、治療薬が入っていない「水分+ブドウ糖・ビタミン・ミネラルの点滴」の症状改善効果はそれほど強くはなく、「点滴が気分の悪さ・疲れに効く」と強く思っている人ほど「プラシーボ効果(偽薬効果)」で効き目が出やすいのです。

医療用の点滴の効果をまとめると以下の3点に集約されます。

・体液管理……水分・電解質の補給や輸血により、体液の適切なバランスを保つ。

・栄養管理……口から栄養摂取ができない場合、ブドウ糖・アミノ酸・脂質などの栄養を補う。

・薬剤投与……病気治療の目的で症状に合わせ、抗生物質などの薬剤を点滴で投与する。

 

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栄養豊富な甘酒なら「妊婦さん・赤ちゃん・子供」も安心して手軽に飲める

米麹の甘酒及びアルコールを飛ばした酒粕の甘酒は、栄養が豊富なだけではなく、「アルコール・健康に有害な化学物質(人工着色料・添加物)」を含んでいませんから、アルコールや添加物の悪影響を受けやすい「妊婦さん・1歳以上の赤ちゃん・子供さん」も安心して飲むことができます。

赤ちゃんの場合、胃腸が発達していない新生児は無理ですが、1歳頃からむせないように「薄めた甘酒」を飲むことができます。

なお、妊婦さん・赤ちゃんが甘酒を飲んでも大丈夫かどうかについて、本サイトの「甘酒にアルコールは入っているのか?飛ばし方や子ども赤ちゃん妊娠中の影響など」でも詳しく説明していますので、ぜひお読みください。

 

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飲む点滴と呼ばれる米麹の甘酒の栄養と効果

栄養バランスに優れていてスムーズなエネルギー補給ができることから、米麹の甘酒は「飲む点滴」と呼ばれています。

この項目では、米麹の甘酒の栄養と効果を分かりやすく説明します。

なお、米麹の甘酒を中心とする甘酒の効果効能について、本サイトの「甘酒の効果が凄い!ダイエット・美容・健康に効く!」でも詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

米麹の甘酒の材料の「米麹」とは何か?

麹・糀(こうじ)とは、「米・麦・大豆の穀物」にコウジカビなど発酵食品づくりに有益な微生物(菌類)を繁殖させたもので、コウジカビは多くの分解酵素を生成する特徴があります。

和製漢字の「糀」は主に米麹を指しますが、米麹とは蒸したお米にコウジカビを散布し繁殖させたものです。

蒸した米・麦・大豆の穀物にコウジカビを散布すると、酵素の働きでデンプンを分解してグルコース(ブドウ糖)を作り、タンパク質を分解してアミノ酸を作ります。

米麹は、甘酒以外の「清酒・米味噌・米酢・漬物・泡盛」などの発酵食品づくりにも用いられます。

米麹の甘酒は「疲労回復(エネルギーチャージ)」に効く

米麹の甘酒は、脳の唯一のエネルギー源である「ブドウ糖(グルコース)」をたっぷり含んで血糖値を速やかに上げるので、脳(精神)や身体の疲労感を軽減してくれます。

「ブドウ糖+ビタミンB群」の働きで、ブドウ糖が脳の栄養源として速やかに代謝されることで、心身のエネルギーチャージによる疲労回復に効き、「脳の思考力・集中力」も高めてくれます。

ビタミンB群は、三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)をエネルギー転換する代謝を促進することから、「疲労回復ビタミン」と呼ばれることもあります。

甘酒が含む「アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシンの分岐鎖アミノ酸=BCAAなど)」も、身体特に筋肉の疲労回復や筋力の維持に効果があるとされます。

 

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米麹の甘酒は「風邪予防・免疫力アップ」に効く

甘酒が含むブドウ糖とビタミンB1・B2・B6は、速やかなエネルギー代謝と栄養補給を促進するので、風邪の初期症状であれば「疲労回復・食欲増進の効果」を期待できます。

ブドウ糖のエネルギー代謝が活発化すると、体温上昇で感染に対する抵抗力も上がりやすくなります。

甘酒のビタミンB群であるB1は、不足すると「脚気(かっけ)の神経障害」が起こりますが、ビタミンB1は「腸内のパイエル板」で免疫細胞の活性を維持しています。

ビタミンB群のB1、B2、B6、B12は、免疫力アップと関係していてウイルスの感染や身体の炎症に対する生体防御を高めます。

ビタミンB群の葉酸にも免疫機能を適度に抑制してくれる「制御性T細胞」を増殖させる作用があり、葉酸不足に陥ると免疫が過剰になる自己免疫疾患様の症状がでて、腸粘膜が炎症を起こしやすくなるのです。

甘酒の「酵素・アミノ酸・オリゴ糖・食物繊維」も免疫力向上に役立つ

甘酒が含む100種類以上の「酵素」は、食物の栄養の胃腸における消化吸収を促進し、腸内環境を良くすることで免疫力を高めます。

「アミノ酸(アルギニン・グルタミン・システインなど)」は腸内の免疫細胞を活性化して、風邪予防にも役立ちます。

甘酒の「食物繊維」は大腸の余計な水分・老廃物・脂肪・毒素を吸着して排出し、「オリゴ糖」は腸内の善玉菌の餌になって増やしてくれます。

免疫細胞の約60%以上は大腸内に棲息するとされており、甘酒の食物繊維・オリゴ糖による「腸内フローラ改善」も免疫力アップにつながるのです。

米麹の甘酒は「リラックス・ストレス緩和」に効く

米麹の甘酒のブドウ糖は、血糖値を高めて「適度な満腹感・空腹の癒し」を与えてくれるので、精神的にリラックスしやすくなります。

米麹の甘酒には、米胚芽に由来する「GABA(γ-アミノ酪酸,ガンマアミノ酪酸)」という中枢神経系の興奮を和らげて気持ちをリラックスさせるアミノ酸が含まれます。

緊張・不安のストレス緩和効果があるGABAは、心療内科で処方される催眠誘導剤・抗不安薬にも含まれる成分です。

 

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米麹の甘酒は「美肌美髪・美白」の美容に効く

米麹の甘酒には、「美容ビタミン」でもあるビタミンB群が含まれていて、美肌のために必要な「正常な皮膚の新陳代謝(28~56日周期で古い角質が入れ替わるターンオーバー)」を促進します。

特に、ビタミンB2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンが「健康な皮膚と粘膜の維持・傷ついた皮膚と粘膜の修復・皮膚の保湿機能」に関係しています。

パントテン酸とビオチンはビタミンCを活用して、ぷるぷる肌の材料であるコラーゲンを生成しますが、ビオチンは頭皮を改善して美しいツヤ・張りのある髪の毛を作る美髪の効果もあります。

甘酒のコウジ菌由来の「コウジ酸」には、表皮のメラノサイトでメラニンを生成する酵素チロシナーゼを阻害する「美白効果」があり、「シミ・肝斑(かんぱん)・そばかす」の色素沈着を防いでくれます。

米麹の甘酒は「アンチエイジング」に効く

人間は酸素を取り込む呼吸によって「栄養素の燃焼(エネルギー代謝)」と「免疫の維持(活性酸素による殺菌)」を行っています。

細胞のミトコンドリアにおける酸化的リン酸化反応や各種の酸化ストレス(飲酒喫煙・暴飲暴食・過度の運動など)によって、「細胞の老化」の原因となる「活性酸素」が生成されます。

米麹の甘酒には、活性酸素の働きを抑制する「ビタミンB群・コウジ酸・酵素・アミノ酸・エルゴチオネイン(ビタミンEの約7000倍の作用)」などの抗酸化物質が含まれていて、アンチエイジング効果に期待できるのです。

 

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米麹の甘酒は「便秘解消・腸内フローラ改善」に効く

米麹の甘酒には、上述したように大腸内の老廃物・毒素を吸着して便の嵩(かさ)を増して排出してくれる「不溶性食物繊維(セルロース、リグニン)」が含まれます。

胃・小腸で消化されず大腸まで届く「オリゴ糖」は、乳酸菌・ビフィズス菌など善玉菌の餌となり悪玉菌を減らしてくれるので、「腸内フローラ(腸内細菌環境)」を改善してくれるのです。

米麹の甘酒は「ダイエット」に効く

米麹の甘酒は1日の適量「100~200ml」を守れば、置き換えダイエットによってダイエット効果を得ることができます。

米麹の甘酒には、食物の消化吸収を促進して新陳代謝を促進する「酵素・アミノ酸」が豊富に含まれ、「糖質・脂質の燃焼促進」で代謝酵素の補酵素として働く「ビタミンB群」も多くの種類が含まれています。

食物繊維・オリゴ糖が腸内フローラを改善して便秘も解消するので、ぽっこりお腹が改善しやすくなり、食べ物の残留物から脂肪(油分)を溜め込みにくい体質にしてくれるのです。

なお、甘酒のダイエット効果については、本サイトの「甘酒のダイエット効果で成功する!痩せた方法とおすすめの作り方・飲み方」で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

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「酒粕の甘酒」にも飲む点滴の米麹の甘酒に劣らない栄養・効果がある

酒粕の甘酒について「アルコール・砂糖」を含んでいるから、米麹の甘酒よりも栄養分が少なくて「健康・美容・ダイエットの効果」も弱いという意見がウェブでは目立ちますが、それは正しい情報ではありません。

酒粕の甘酒には「酒精酵母+コウジ菌の二重発酵」で生成された酵素・アミノ酸が豊富に含まれ、米麹の甘酒にはない「レジスタントプロテイン・アルブチン・α‐エチルグルコシド(αEG)」といった酒粕の甘酒独自の栄養成分も含まれているのです。

飲む点滴と呼ばれるのは「米麹の甘酒」だけという声もありますが、「酒粕の甘酒」にも米麹の甘酒に劣らないだけの栄養と効果があるのです。

酒粕の甘酒の材料の「酒粕」とは何か?

酒粕は一言でいえば、「日本酒(清酒)の絞りカス」です。

日本酒醸造では、まず酒米を蒸した蒸し米に、「水・コウジ菌・酵母菌(酒精酵母)」を加えて「もろみ」を作ります。

酒米のデンプンは麹菌の酵素で糖化されて液体になり、さらに液体の糖分が酵母菌(酒精酵母)のアルコール発酵を受けて日本酒に醸造されます。

酒粕とは、もろみを発酵・熟成させて日本酒(液体)を搾り取った後の「濾過残留物(絞りカス)」なのです。

 

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酒粕の甘酒は「疲労回復・消化改善・免疫力アップ」で健康に効く

酒粕はコウジ菌・酵母菌の二重発酵を受けて、「タンパク質・酵素・アミノ酸・ビタミンB群」を多く含みますから、健康に良い効果を期待できます。

酒粕の甘酒は、「健康な皮膚・筋肉・血液・内臓・毛髪」などを作る材料となる良質な植物性タンパク質とアミノ酸を多く含み、タンパク質には基礎代謝を促進して免疫力を高める作用があります。

砂糖・ブドウ糖とビタミンB群の相互作用で、糖質のエネルギー代謝が促進され「食欲増進・疲労回復」を実感しやすくなります。

酒粕の甘酒には、免疫細胞を活性化するアミノ酸の「アルギニン・グルタミン・システイン」が含まれ、さらに筋肉維持・疲労回復に効くアミノ酸として有名なBCAA(分岐鎖アミノ酸)の「バリン・ロイシン・イソロイシン」が含まれています。

食物を細かく分解する酵素・アミノ酸に加え、オリゴ糖・食物繊維による腸内フローラ改善効果もあるので、胃腸における食物の消化吸収が改善します。

酒粕の甘酒は「リラックス・睡眠改善・ストレス緩和(抗うつ)」でメンタルヘルスに効く

酒粕の甘酒には、酒粕(酒米の胚芽)から分解され生成した「GABA(γ-アミノ酪酸)」が含まれ、中枢神経系の過剰な興奮を抑制して精神状態をリラックスさせます。

GABAには、脳内の神経活動を落ち着けて精神の緊張・不安・興奮を和らげることで、睡眠を改善してくれる催眠誘導効果もあります。

酒粕の甘酒には、メンタルヘルス(精神の健康)の維持と深い関わりのあるアミノ酸「トリプトファン」も含まれます。

アミノ酸のトリプトファンは、精神状態を安定させ前向きな意欲を高めてくれる脳内ホルモンである「セロトニン(5-HT)」の原料になる物質です。

うつ病(気分障害)の「脳内モノアミン仮説」では、脳内のセロトニン(5-HT)が減少することで、「抑うつ感・無気力・億劫感・不安感・集中力低下・希死念慮」などの症状を特徴とするうつ病が発症しやすくなるとされます。

酒粕の甘酒が含むトリプトファンには、一定のストレス緩和と抗うつの効果を期待できます。

 

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酒粕の甘酒は米麹の甘酒以上に「美肌美髪・美白」の美容効果を期待できる

酒粕の甘酒は、米麹の甘酒にはない独自の栄養成分を含むので、「美肌美髪・美白」の美容効果が高くなっています。

酒粕の甘酒は、米麹の甘酒と同様に「健康な皮膚・粘膜・毛髪の維持と修復」の作用がある「ビタミンB群(ビタミンB2・B6・B12・パントテン酸・ナイアシン・ビオチン)」を含んでいます。

酒粕は「コウジ菌+酒精酵母」の二重発酵を受けたことで、美容効果の高い「100種類以上の酵素・アミノ酸」を含み、綺麗な肌と美しい毛髪を作るための新陳代謝(ターンオーバー)が活発化しているのです。

アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼなど酵素の働きで、食べ物から美容に効果のある栄養成分を効率的に吸収できます。

酒粕の甘酒には必須アミノ酸(9種類)の「トリプトファン・バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・ヒスチジン」が含まれていて、「健康な美しい肌・髪の材料」が豊富で新陳代謝も活発になるのです。

酒粕の甘酒にしか含まれていない美容成分

酒粕の甘酒は、米麹の甘酒には含まれていない独自の美容成分として、「レジスタントプロテイン・アルブチン・α‐エチルグルコシド(αEG)・スフィンゴ脂質・フェルラ酸・リノール酸」などを含んでいます。

レジスタントプロテインは腸内細菌環境を改善することで肌荒れやニキビを予防します。

アルブチンは、美白成分ハイドロキノンの副作用(白斑・赤み・かぶれ)を弱めた安全性の高い美白成分で、メラニン生成を促進するチロシナーゼの活性を抑えます。

α‐エチルグルコシド(αEG)には表皮から水分が蒸発することを防ぐ高い保湿機能があり、ドライスキン(乾燥肌)を防いでコラーゲンやヒアルロン酸を増やします。

スフィンゴ脂質は、セラミドなど角質層の細胞と細胞の隙間を埋めている細胞間脂質で、「保湿機能(ドライスキン改善)・バリア機能・美白効果」があります。

フェルラ酸は、抗酸化物質のポリフェノールやフィトケミカル(植物由来の栄養成分)の一種で、「アンチエイジング・認知症予防(脳細胞の死滅抑制)・抗がん(特に乳がん・肝臓がん)・美白効果」への一定の効果を期待できます。

リノール酸はオリーブオイル、ベニバナ油、大豆油などの油類に多く含まれる不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)であり、「保湿効果(ドライスキン改善)・美白効果(メラニン生成の酵素チロシナーゼの量を減らす効果)・抗炎症作用(肌荒れ予防)」などを持っています。

なお、酒粕の甘酒独自の美容効果については、本サイトの「酒粕甘酒の効果効能と栄養・作り方・保存のすべて!」で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

酒粕を使った「酒粕パック」で美肌・美白を手に入れる

酒粕に直接触ることが多い酒蔵の杜氏(とじ)の手は色白で綺麗なことが多く、味噌に触る味噌屋の女将さんの手の肌も綺麗なことが多いと言われます。

これらの口承からも分かるように、酒粕(発酵食品)は食べたり飲んだりする以上に、直接、皮膚(肌)に塗ることによって美肌・美白の効果を実感しやすくなります。

「酒粕パック」は、酒粕(練り粕・バラ粕)100gと精製水100~150mlをボウル(ジップロック)に入れて、玉(ダマ)がなくなるまでよく混ぜ合わせるだけで簡単に完成します。

酒粕の「酵素・酵母菌」の肌に潤い・ツヤを与えてくれる作用を生かすために、酒粕は加熱せずに生のままで使ったほうがいいですが、アルコールの刺激感が強すぎる人は酒粕をお湯に入れて沸騰させアルコールを飛ばしましょう。

酒粕パックの使い方は、できあがった酒粕パックを顔全体に薄く広げて、約10~15分間そのままにしておくだけです。

酒粕パックを外したら丁寧に洗顔をして、化粧水・乳液などでいつものスキンケアをしてください。

酒粕化粧水も美肌・美白に効く

「酒粕化粧水」も精製水100~150mlに酒粕(約5~10g)を入れて、ブレンダーでかき混ぜるだけでできあがります。

その酒粕化粧水に「グリセリン(小さじ1~2杯)」を混ぜると、液だれしないしっとりした使いやすい酒粕化粧水ができあがります。

酒粕パック・酒粕化粧水は、ビタミンB群による「保湿・肌理の細かさ」の効果があるだけではなく、「コウジ酸・アルブミン・フェルラ酸」によってメラニン生成を阻害する美白効果およびアンチエイジング(抗酸化作用)の効果を期待することができます。

 

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酒粕の甘酒は「便秘解消・腸内環境改善・基礎代謝促進」でダイエットに効く

酒粕の甘酒にも米麹の甘酒と同様に、便秘解消・腸内環境改善・基礎代謝促進に効き目のある「ビタミンB群・不溶性食物繊維・オリゴ糖・酵素」が含まれています。

さらに酒粕の甘酒には、胃・小腸で消化されずに大腸にまで届く難消化性タンパク質の「レジスタントプロテイン」が含まれています。

レジスタントプロテインは、大腸内の余分な油分(脂質)・老廃物・毒素を吸着して排出してくれるので、食物繊維と同等以上に便秘が解消され腸内細菌環境も改善されます。

レジスタントプロテインには「腸内デトックス効果」があり、血流に毒素・脂質が流れにくくなるので、「ニキビ・肌荒れ・吹き出物」を防いでくれるのです。

酒粕の甘酒は「各種の疾患・生活習慣病の予防効果」にも期待されている

酒粕のレジスタントプロテインには「コレステロール値低下・肥満抑制」の効果があります。

そのため、「心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化・高血圧・糖尿病」など生活習慣病の予防効果があるとされています。

酒粕の甘酒には、「血糖値を下げるインスリン類似作用を持つ物質(脂肪細胞分解ホルモンを抑制する物質)」や「ブドウ糖を作るαアミラーゼを抑制する物質」が含まれていることが愛媛大学医学部の奥田教授の研究で分かってきており、糖尿病予防に期待されています。

酒粕の甘酒には様々な疾患予防効果があるとされ、「高血圧・動脈硬化・脳梗塞・糖尿病・肥満・アレルギー疾患・うつ病・睡眠障害・認知症・肝機能障害・骨粗鬆症・がん」などの臨床研究が進められているのです。

なお、酒粕の甘酒の各種疾患の予防効果と研究内容については、本サイトの「酒粕・酒粕の甘酒には色々な病気に対する改善効果が注目されています!」の項目でも詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

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飲む点滴と呼ばれる甘酒の簡単な作り方

飲む点滴と呼ばれるのは主に「米麹の甘酒」ですが、この項目では「酒粕の甘酒」も含め、甘酒の簡単な作り方をご紹介します。

米麹の甘酒の作り方

お米を米麹で発酵させて作る「米麹の甘酒」は、以下の方法で簡単に作れます。

甘酒メーカー(ヨーグルトメーカー)を使った米麹の甘酒の作り方

【甘酒メーカー(ヨーグルトメーカー)を使う作り方】

・コウジ菌以外の雑菌を殺菌するため、甘酒メーカー(ヨーグルトメーカー)の容器をレンジで加熱します。

・容器に約12cmの水を入れ、スプーンと一緒に電子レンジ(500600W)で約60秒間温めることで、「レンジ殺菌」ができます。

・甘酒メーカー(ヨーグルトメーカー)の容器に、「おかゆ(200g1合程度)・米麹(200g)・60度のぬるま湯(200400cc)」を入れてよくかき混ぜます。

・甘酒メーカー(ヨーグルトメーカー)に容器(おかゆ+米麹+ぬるま湯)をセットし、「温度60℃・保温時間は68時間」に設定します。

68時間が経過して容器の蓋を開ければ、米麹の甘酒のできあがりです。時間を長く置くほど、発酵が進んで「酸味の強い甘酒」になります。

炊飯器・魔法瓶を使った米麹の甘酒の作り方

【炊飯器を使う米麹の甘酒の作り方】

・炊いたご飯かおかゆ(200g)と米麹(200g)を準備して、ご飯(おかゆ)を約60℃まで冷まします。

・熱湯600ccを沸かして約60℃まで冷まします。温度管理が重要なので、温度計で温度を測ってください。

・保温機能のある炊飯器の中に、「ご飯(お粥)・米麹・60度のお湯」を一緒に入れてよくかき混ぜます。

・炊飯器の保温設定を60度にして、ごみが入らないように布巾をかけ、蓋を開けたままにします。

蓋を閉めて密閉すると、コウジ菌が酸素を利用できないので発酵が進みません。

・そのまま「約812時間」が経過すれば、米麹の甘酒のできあがりです。

 炊飯器の代わりに魔法瓶を使って米麹の甘酒を作ることもできますが、魔法瓶の保温は完璧ではなく時間と共に冷えるので、約65度のお湯を使います。

【魔法瓶を使う米麹の甘酒の作り方】

魔法瓶に熱湯を注ぎ込み、魔法瓶内部を温めておきます。

・魔法瓶の中に、「ご飯(お粥)・米麹・65度のお湯」を一緒に入れてよくかき混ぜます。

・魔法瓶の蓋を閉めて「約812時間」が経過すればできあがりですが、温度管理を徹底するなら、約4時間に1回は温度計で内部の温度を測ってください。

米麹の甘酒(生甘酒)を作る時の注意点

米麹の甘酒を作る時の注意点は、「熱湯(70度以上のお湯)」を使わないことです。

米麹が含むコウジ菌は「約40~50度」で死滅し、コウジ菌が産生する酵素は「約70度以上」で活性を失うので注意してください。

酵素を失活させていない甘酒を「生甘酒」といい、酵素の持つ「代謝促進・消化改善(胃腸の負担軽減)・便秘解消・疲労回復・ダイエット」などの効果を得やすくなります。

甘酒の保存期間は通常は冷蔵庫に入れて「約1週間」ですが、コウジ菌の酵素を不活化させる「火入れ(70℃以上の加熱)」をすることで、約2週間まで延ばせます。

 

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酒粕の甘酒の作り方

酒粕の甘酒の作り方は以下になります。

【酒粕の甘酒の作り方】

・鍋に水(400600cc)を入れて沸騰させます。水の量は酒粕の風味や濃さのお好みで調整します。

・お湯が沸騰したら、ちぎった適当な大きさの酒粕(約100g)を入れてかき混ぜます。

・かき混ぜた酒粕を熱湯に約10分浸して、酒粕を溶かします。急ぐ場合は、火をかけた熱湯の中で酒粕を混ぜて溶かしても大丈夫です。

・再び火をつけて、箸でかき混ぜながら軽く煮立ててください。

・甘酒が沸騰し過ぎないようにして、弱火で一煮立ちすれば、酒粕のお酒らしい良い香り・風味が残った甘酒になります。

・大さじ25杯(3075cc)の砂糖(1845g)と微量の塩を入れてかき混ぜます。酒粕の甘酒の味を砂糖・塩・ショウガで調えれば、酒粕の甘酒のできあがりです。

酒粕の甘酒を作る時の注意点

酒粕の甘酒にも、コウジ菌・酒精酵母の働きによって産生された「酵素」が含まれています。

酵素の「健康・美容・ダイエットの効果」を最大限に生かすのであれば、酒精酵母の酵素が失活しない「40度以下のぬるま湯」に酒粕を浸して、ミキサーで攪拌してから軽く一煮立ちする作り方がおすすめです。

ただし厳密に「40度以下の温度」にこだわり過ぎると、酒粕のアルコールの香りと影響が強くなって、飲みにくい味・風味になりやすいです。

「できるだけ沸騰時間を短くするという意識」で作るといいでしょう。

酒粕の甘酒のアルコールの飛ばし方

甘酒を沸騰させてから3~5分ほど煮込めば、酒粕が含むアルコール分をほぼ完全に飛ばすことができます。

「胎児・健康・脳の発達」などへの悪影響から、アルコールを摂取すべきではない妊婦さんや小学生以下のお子さんは、アルコールを十分飛ばしてから酒粕の甘酒を召し上がってください。

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「飲む点滴」と言われている甘酒以外のドリンクについて

甘酒以外にも、「飲む点滴」と言われている飲み物(ドリンク)が存在しています。

この項目では、飲む点滴と言われているドリンクの栄養と効果について分かりやすく説明します。

飲む点滴と呼ばれる「ポカリスエット」

「ポカリスエット(大塚製薬)」は、スピーディーな「水分補給+電解質(イオン)補給・栄養補給(糖分摂取)」ができることから「飲む点滴」と呼ばれることがあります。

元々ポカリスエットは、製薬会社である大塚製薬が「飲む点滴」というコンセプトの下で開発した健康飲料でもあります。

ポカリスエットはスポーツドリンクの代表格であり、熱中症予防・風邪や下痢による脱水症状の改善に効き目があります。

調査で98%の医師が「人に勧めたい」と評価して「AskDoctors 医師の確認済み商品(m3.comでの評価)」マークを取得しています。

ポカリスエットの栄養成分と効果

ポカリスエットの原材料は、「砂糖・果糖ぶどう糖液糖・果汁・食塩・酸味料・香料・塩化K・乳酸Ca・調味料(アミノ酸)・塩化Mg・酸化防止剤(ビタミンC)」となっています。

ポカリスエット(ペットボトル100ml当たり)の栄養成分は以下になっていて、この成分は生理食塩水・リンゲル液の点滴剤に近い組成です。

・エネルギー……25kcal

・タンパク質・脂質……0g

・炭水化物……6.2g

・ナトリウム……49mg

・カリウム……20mg

・カルシウム……2mg

・マグネシウム……0.6mg

ポカリスエットは発汗・下痢などで失われた「水分・電解質(イオン)・糖質」をスムーズに補給することができる体液に近い電解質溶液です。

「ハードな運動後・入浴後・病中病後」に迅速な水分補給・栄養補給・イオン補給を行える効果があります。

風邪による発熱・下痢があり脱水状態で弱っている時に、ポカリスエットを飲むことで効率的な水分と電解質(イオン)、糖質(エネルギー源)の補給をすることができるのです。

正常な神経活動・筋肉機能を維持する「ナトリウム・カリウム・砂糖(糖質)」をバランスよく含んでいます。

「熱中症予防・低血糖症予防・二日酔いの緩和」にも効く健康飲料と言えるでしょう。

医者が栄養補給で点滴液を飲んだというポカリスエットの誕生秘話

オロナミンCの開発者(技術部長)が、熱帯果実視察のメキシコ出張の際に現地の悪い水にあたって激しい下痢を起こしたといいます。

その経験を元に、「体に速やかに水分・栄養が吸収される飲む点滴のような飲料水」を作りたいと考えたことがポカリスエット開発の起点でした。

医療用の点滴剤であるリンゲル液を参考にして、「飲む点滴」をコンセプトにしたポカリスエットが研究開発されました。

この技術部長は手術を終えたばかりのハードワーカーの医師が、「迅速な水分・栄養補給」のために点滴液を飲んでいた場面を見たことがあり、その経験が「飲む点滴」としての健康飲料開発の発想につながったそうです。

 

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飲む点滴と呼ばれる「経口補水液OS1」

「経口補水液 OS-1(オーエスワン,大塚製薬)」はWHO提唱の経口補水療法の考え方に基づいて開発された飲料で、「飲む点滴」とも呼ばれています。

OS-1は米国小児科学会の指針に基づいて、電解質(イオン)と糖質のベストな配合バランスを追究した経口補水液(ORS :Oral Rehydration Solution)であり、ポカリスエット以上に効率的な水分と電解質の補給をすることができます。

OS-1は、消費者庁による「特別用途食品・個別評価型病者用食品」の表示許可を受けていて、効率的な水分補給・電解質補給において十分な科学的根拠があります。

「乳幼児から高齢者の軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質(塩分等)を補給・維持するのに適した病者用食品である」と、OS-1のパッケージには記載されています。

しかし、病者ではない健康な人(腎疾患がない人)が、熱中症予防・運動(大量発汗)や入浴の後に水分補給のために飲んでもまったく問題ありません。

経口補水液OS1の栄養成分と効果

OS-1の原材料は、「糖類(ブドウ糖・果糖)・食塩・クエン酸Na・塩化K・リン酸Na・塩化Mg・甘味料スクラロース」になります。

経口補水液OS1の栄養成分(100ml当たり)は以下になります。

・エネルギー……10kcal

・タンパク質・脂質……0

・炭水化物……2.5g

・食塩相当量……0.292g

・カリウム……78mg

・マグネシウム……2.4mg

・リン……6.2mg

・ブドウ糖……1.8g

・塩素……177mg

 OS-1の効果は、「軽度から中等度の脱水状態の改善」であり、熱中症予防や風邪・発熱時の脱水リスクに対して高い効き目があります。

OS-1は「感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態、高齢者の経口摂取不足による脱水状態、過度の発汗による脱水状態」に適した経口補水液であり、スムーズな水分と電解質(イオン)・糖質の補給によって脱水状態を改善しやすくなっています。

OS-1にはナトリウムとカリウムが比較的多く含まれているので、高血圧・腎臓疾患がある方は「血圧上昇・腎臓機能への負担増加の副作用」がでることがあります。

高血圧・腎疾患の方は、医師・薬剤師にOS-1を飲んでも大丈夫か相談してから飲むようにしてください。

 

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飲む点滴と呼ばれる「オリヂンP内服液」

「オリヂンP内服液(森田薬品工業)」も、美容効果が高いとされる胎盤由来(豚の胎盤)の抽出成分「プラセンタ」や精力剤的な滋養強壮効果のある「イカリソウ流エキス」を含んでいることから、「飲む点滴」と呼ばれることがあります。

「甘酒・ポカリスエット・OS-1」と比較すると、このオリヂンP内服液は豚の胎盤のプラセンタエキスと漢方の生薬の処方に特徴がある栄養ドリンクであり、「医療用の点滴(生理食塩水・リンゲル液)の栄養成分」とは何の関係もありません。

「飲む点滴」と呼ばれているドリンクは大きく、水分・電解質(イオン)・糖分を効率的に補給できる「甘酒・ポカリスエット・OS-1」と「オリヂンP内服液」のような滋養強壮に効く生薬配合の栄養ドリンク剤に分けることができます。

オリヂンP内服液に含まれるプラセンタと効果

オリヂンP内服液(1瓶30ml)の栄養成分は、以下のようになります。

・プラセンタエキス……10000mg

・イカリソウ流エキス……0.6ml

・ニンジン流エキス……0.6ml

・ピリドキシン塩酸塩……15mg

 プラセンタとは哺乳類の胎盤から抽出されたエキスで、エイジングケアに有効な成分として注目されています。

プラセンタ(Placenta)の英語は「胎盤」そのものを意味する単語です。

プラセンタの主要成分は「タンパク質(成長因子=グロスファクター)・アミノ酸・糖質・脂質・酵素・核酸・各種ビタミン・ミネラル・ムコ多糖(ヒアルロン酸・コンドロイチン)」であり、「アンチエイジング・美肌美白・免疫力向上(風邪予防)」などの効果を期待できるのです。

イカリソウは「淫羊霍(いんようかく)」とも呼ばれる漢方薬調合で使われる生薬(野草)の一種で、有効成分として「イカリイン(フラボノイド類)・マグノフロリン(アルカロイド類)・エピメジン」などを含んでいます。

イカリソウ・淫羊霍には、昔から羊がイカリソウを食べたことで発情したり精力絶倫になったという伝承が伝えられており、「滋養強壮・精力強化」の効能があると言われています。

漢方の生薬イカリソウの効果効能とされているものには、「強精・滋養強壮・疲労回復・食欲増進・美容・低血圧症・健胃・健忘症・睡眠誘導」などがあります。

ビタミン含有保健薬であるオリヂンP内服液の効果効能としてパッケージに記載されているのは、「滋養強壮・虚弱体質・肉体疲労・病中病後・胃腸障害・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給」になります。

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「飲む点滴」と呼ばれる甘酒についてのまとめ

飲む点滴と呼ばれる甘酒は、「医療用の点滴剤(生理食塩水・リンゲル液など等張液・ブドウ糖配合の点滴剤)」と類似した栄養成分を含んでいます。

甘酒に含まれる点滴剤と似た栄養成分には、「糖質(ブドウ糖)・ナトリウム・カリウム・カルシウム」などがあります。

医療用の点滴剤は用途・目的によって様々な種類があり抗生物質などの薬剤が混合されることもあるので、厳密には「甘酒」と「点滴」はまったく同じ成分というわけではありません。

一方で、甘酒は「迅速な水分補給・栄養補給」に適した飲みやすい甘味飲料であり、「風邪(発熱・嘔吐・下痢)・熱中症による脱水症状」に対して行う医療用の点滴に近い効果(血液・体液のバランスを整えて体調を回復させる効果)を得やすくなっています。

「スムーズな水分補給・栄養補給(糖質)・電解質補給(ナトリウム・カリウム)」ができるという意味において、「甘酒」だけではなく「ポカリスエット・経口補水液OS-1」は飲む点滴と呼ばれるにふさわしい栄養組成を持っているのです。

飲む点滴と呼ばれる甘酒には、健康と美容に良い以下の効果を期待できます。

・疲労回復・食欲増進の効果

 ・リラックス・ストレス緩和の効果

 ・風邪予防(免疫力アップ)の効果

 ・便秘解消(肌荒れ予防)・腸内フローラ改善の効果

 ・ダイエット(基礎代謝促進・脂肪燃焼)の効果

 ・美容(美肌美髪・美白)の効果

「飲む点滴」でもある甘酒は日常の速やかな水分補給・栄養補給・電解質補給に適した飲み物で、米麹の甘酒(あるいはアルコールを飛ばした酒粕の甘酒)であれば、妊婦さんでも小さなお子さんでもドライバーの方でも安心して飲むことができます。

この記事でご紹介したように、米麹の甘酒も酒粕の甘酒も非常に簡単な方法・作り方で作ることができるので、「ブドウ糖・アミノ酸・酵素」が豊富に含まれた健康と美容に良い「手作りの甘酒」を気軽に作ってみてください。

「疲労回復・体力回復・リラックス(ストレス緩和)・風邪予防(免疫力アップ)・美容増進・ダイエット」のためにも、毎日1杯の甘酒を美味しく飲むようにしましょう。

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