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コーヒーで胸焼けする原因・解消法などを徹底解説!

コーヒー   359 Views

コーヒーを飲んだら胸焼けした、胃がムカムカするという人の声をよく聞きます。

ただ、そんな人の中には、いつもそうなる人、普段は美味しく、たくさん飲むけれど、体調によってコーヒー一杯で胃がムカムカするという人もいます。

コーヒーと胸焼けの関係には、様々な要因がありそうです。

コーヒーを飲むといつも胸焼けを起こす人もいれば、普段コーヒーを飲んでもなんともない人がその日の体調や飲み合わせ食べ合わせで胸焼けを起こす場合もあります。

胸焼けとは胃から分泌される強酸性の胃酸が食道に逆流し、その胃酸によって食道内におきる炎症が原因です。

普通であれば、逆流した胃酸はすぐに胃に戻りますが、食道と胃の間の下部食道括約筋部に異常があると胃酸が食道下部に残り、それで炎症を引き起こすのです。

コーヒーは胃に対しては胃酸分泌促進の作用がありますが、それだけでは胸焼けを引き起こすわけではありません。

コーヒーの胸焼けの関係について具体的に見ていきましょう。

 

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コーヒーを飲むと胸焼けがする状況について

コーヒーを飲むと胸焼けがした、という状況をもう少し詳しく考えてみましょう。

  • 今までコーヒーで胸焼けすることがなかったが、最近、コーヒーで胸焼けするようになった
  • 普段コーヒーを飲んでもなんともないが、今日は朝からの営業で何軒も周り、その都度コーヒーを出されたため、コーヒーの飲みすぎで胸焼けがする。
  • 普段コーヒーで胸焼けすることがないが、昨日食べすぎ(あるいは飲みすぎ)で、今日に限ってコーヒーで胸焼けする。
  • 昔からコーヒーで胸焼けするので、全く飲まなくなった。
  • コーヒー以外でも、食後に胸焼けがする

このように、コーヒーで胸焼けする場合でも、人によって状況が異なります。

胸焼けが何故起こるのか、そして、コーヒーは胃や食道にどんな影響があるのか、ここではその両面から見ていくことにしましょう。

 

 

そもそも胸焼けとはなんだろう。

胸焼けとは、インターネット辞典で引くと下記のように説明されています。

デジタル大辞泉の解説

胃から突き上げてくる、焼けつくような感じや疼痛(とうつう)に似た感覚。嘈囃(そうそう)。むなやけ。

百科事典マイペディアの解説

胃部の不快感。胸骨の裏の部分が熱くなるような、つまるような感覚。胃酸過多のものに多いとされているが,無酸症の場合にも認められる。食道や胃,十二指腸などの器質的疾患で起こるほか,空気嚥下(えんげ)症,タバコや酒,刺激物や甘味,脂っこいものの過食によっても起こる。

栄養・生化学辞典の解説

胸の下部が焼けるような感じになること.胃酸の逆流や胃の運動の異常によって起こるとされる.
また、「つらい『胸焼け』スッキリ 胃食道逆流症といわれたら」(島根大学医学部第2内科教授 木下芳一氏著)によれば、
「胸焼け」とは前胸部が下から上に向かって熱くなる感覚で、「呑酸(どんさん)」とはすっぱいものがのどまで上がってくるような感覚を表現しています。これらの症状は胃の中の酸が食道に逆流して食道を刺激したり傷つけたりするときに起こってくる症状で、逆流性食道炎を含む胃食道逆流症の代表的な症状だといわれています。
このように、「胸焼け」とは、胃から食道に胃酸が逆流し食道が傷ついて起こる症状を言います。

 

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胃と食道の関係

胃液

私たちはいろいろな食べ物を摂取しています。

それらはもちろん私たちの体に栄養として必要なものですが、その中には体に必要のないものや細菌なども混じっています。

細菌などのうち体にとって害のないものもありますが、その中には体に大きな害を及ぼすものもあり食中毒や病気の原因になります。

体の体温は約37℃で湿度も高く、このような環境は細菌にとっっては快適で、胃には栄養も豊富にあるので、そのままでは分裂・増殖し体に害を及ぼすことがあります。

それらを防御するために、胃で分泌される胃液が効果を発揮しているのです。

胃はたんぱく質を消化分解し、小腸での吸収を助ける役割をもっています。

たんぱく質の分解のためにペプシンという消化酵素が分泌され、Phは強酸性(Ph1から1.5程度)なので、その強酸性を維持するために胃液が分泌されます。

この強酸性の胃液が細菌やウィルスを殺菌したり、有害物質を分解したりと、人体にとっての防御システムのひとつとして重要な働きをしてくれるのです。

この強酸性の胃液が食道に入ってしまうと、胸焼けが起こります。

なぜ、食道に入ると胸焼けが起こるのでしょうか。

食道

食道は口と胃の間にある器官で、食べ物や飲料を胃まで運ぶ役割を担っています。

食道の筋肉の蠕動(ゼンドウ:くねらせるような)運動によって食物を4秒から5秒で胃に運びます。

食道では食物を運ぶための粘液以外は、胃で分泌される酸やペプシンなどは分泌されないため、胃は胃液に対する抵抗力が強いのですが、食道にはそれがありません。

そのため胃と食道に間には噴門があり、食道に胃液が入って食道が傷つかないよう胃液の逆流を防いでいます。

この噴門がなんらかの影響で動きが弱まったりすると、胃液が食道に逆流してしまうのです。

食道の炎症

酸とペプシンを含む胃液が食道内に逆流すると、胃酸への抵抗力がない食道の壁表面の細胞が死んでしまったりして傷ができてしまいます。

傷ができると、神経を刺激し胸が焼けるように熱く感じる症状が出てきます。

これが胸焼けで、医学的に「胃食道逆流症」と呼ばれる症状です。

 

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胸焼け-胃食道逆流症の原因

胸焼け-胃食道逆流症が起こるには3つの条件が重なることが必要です。

ひとつ目は、胃が元気でたくさんの胃酸と消化酵素であるペプチンがたくさん分泌されることが必要です。

ふたつ目の条件は、食道と胃の境界部にある噴門と呼ばれる部位を構成する下部食道括約筋の働きに何らかの異常があって、胃と食道の間の境目をしっかり閉じておくことができなくなることです。

この噴門が飲み物や食べ物を飲み込んだときは一時的に緩み、それ以外のときはしっかり閉まっていなくてはいけないのですが、高齢の影響であったり、何らかの原因で食べ物が通過するとき以外にも緩んでしまうことがあります。

そして三つ目の条件が、食道内に逆流してしまった胃液が食道内からすぐに胃の中に排出されずに食道内に止まってしまうことです。

通常であれば胃内のものが食道内に逆流した場合には、逆流したものを胃に押し出し流し出す蠕動運動が機能し、また、十分に分泌された唾液を飲み込む動作によって、逆流したものを胃に戻す働きをするのですが、これらに何らかの不具合がある場合です。

これら三つの条件がそろうと胃食道逆流症が発症、つまり胸焼けが起こることになります。

それでは、これらの条件を引き起こす要因がコーヒーのどんなところにあるのでしょうか?

 

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コーヒーの食道と胃に対する影響

コーヒーは胸焼けに関係する食道と胃にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

胃食道逆流症に関わる影響についてみてみましょう。

カフェインの胃酸分泌促進と下部食道括約筋への影響

コーヒーが胃酸分泌を促進し、その原因はカフェインであると言われています。

また、カフェインは同時に下部食道括約筋の圧を低下させるのではないかとも言われています。

これら二つの理由からカフェインが胃食道逆流症を引き起こす原因であるといわれています。

そういった中でコーヒーのそれらの作用についての研究結果もがります。

少し古い資料ですが、アメリカペンシルバニア大学病院のS.コーエン医学博士らは1975年にカフェイン、レギュラーコーヒー、カフェインレスコーヒーの正常人に対する胃酸分泌と下部食道括約筋の圧との関連を詳細に検討し発表しています。

コーエン博士らはカフェイン、レギュラーコーヒー、カフェインレスコーヒーの正常の人に対する胃酸分泌、下部食道括約筋圧との関連を検討しました。

21歳から26歳までの上部消化管に異常のない人に、1/2杯、1杯、2杯、4杯に4段階で検討しています。

それによると、胃酸分泌に関しては、レギュラーコーヒー、カフェインレスコーヒーともに、負荷量すなわち飲む量がますにつれて胃酸分泌が増え、カフェイン単独の作用より、胃酸分泌が増えていることがわかりました。

つまり、コーヒーに含まれるカフェインだけが及ぼす胃酸分泌よりも、コーヒー、カフェインレスコーヒーの方がより多くの胃酸を分泌させていることが分かりました。

さらに、下部食道括約筋の圧への影響については、同じように4段階で検討した結果、カフェインによる下部食道括約筋の圧に対して影響はなく、レギュラーコーヒーとカフェインレスコーヒーでは、その圧を上昇させていることが分かりました。

これらから、胃酸分泌については、コーヒーに含まれるカフェインというよりも、カフェイン以外の成分が胃酸分泌を増加させ、食道下部括約筋に対しては、低下させる要因ではないことが分かります。

胸焼けの要因である下部食道括約筋の異常については、コーヒーがそれをもたらすというよりも、むしろもともと下部食道括約筋の異常がある人が、コーヒーによって胃酸分泌が促進され胸焼けを起こす、と考えられます。

 

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胸焼けに対する防御機能

先に見てきた胸焼けを起こす三つの要因に対し、体を防御機能を持っています。

そのひとつは食道の本来の機能である食道の蠕動運動です。

食道内に入った異物に対して蠕動運動が正常に機能していれば、胃酸などの逆流物が長く食道内に留まらず食道の表面細胞を傷つけることがなくなります。

また、唾液の働きが正常であれば、胃から食道への逆流物を胃に戻すことができます。

唾液は中性の液体で胃酸を中和し浄化する作用があります。

人間は常に唾液を分泌しており、知らないうちに唾液を飲み込んでいます。

食道に胃酸が逆流しても知らず知らず飲み込んでいる唾液が胃液を洗浄し中和させ、食道表面が傷をつかないようにしてくれるのです。

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胸焼け-胃食道逆流症が発生する原因

胸焼け-胃食道逆流症が発生するのは、十分な胃液の分泌があり、胃酸などの食道への逆流があり、さらに、逆流物の胃に押し戻す機能に障害が発生し、それにより食道に残った胃酸が下部食道の細胞に傷を与えることが原因となります。

このうちのいちばん大きな原因が、食道と胃の境界部にある下部食道括約筋の機能障害です。

加齢による下部食道括約筋の緩み

人は高齢になってくると筋肉の運動機能が低下してきます。

食道も筋肉でできており、下部食道括約筋部も筋肉でできていますので、加齢によりその収縮の強さも弱まり、胃からの逆流防止能力が低下してしまいます。

食道裂孔ヘルニア

私たちの体の胸部と腹部の間には横隔膜があり、横隔膜を通る食道と胃の間には食道裂孔という穴があります。

この食道裂孔が本来食道と胃の間にあるのですが、何らかの理由で胃の一部が食道裂孔の上に出てしまうことがあり、それを食道裂孔ヘルニアといいます。

そなると横隔膜の上に胃の一部(ここを食道裂孔ヘルニアと呼びます)があると胃液が食道に逆流しやすくなり、また、食道に逆流した胃液が胃に戻りにくくなります。

肥満

通常、食後には一時的に下部食道括約筋部が緩むことがたびたびおこります。

特に脂っこい食事をしたり、一度にたくさん食べると起こりやすくなります。

一時的に起こる下部食道括約筋部の緩みは、一過性下部食道括約筋弛緩といいますが、肥満の人のほうがそうでない人に比べると下部食道括約筋部の緩みが発生しやすいといわれています。

特に、腹回りの肥満が胃食道逆流症の原因となりやすいと考えられます。

 

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短時間の大量の食事と脂っこいものの摂取

一度たくさんのものを摂取すると、胃がたんべものによって大きくなります。それによって胃と食道に境を緩ませます。

その緩みは胃の中にたまった空気を食後にゲップとして出すためには効果がありますが、胃の上部にある胃液が食道内も逆流しやすくなります。

また、脂っこい食べ物を消化させるために、十二指腸でコレシストキニンという物質が分泌されます。

このコレシストキニン胃と食道の境を緩めてしまう作用があります。

アルコールの摂取

アルコール飲料は胃酸の分泌を亢進させます。

増加した胃酸が食道に逆流しやすくなります。

また、ワインはビールは、下部食道括約筋部の緩める働きをもたらすコレシストキニンの分泌を増加させます。

これにより下部食道逆流症が発生しやすくなります。

タバコの影響

タバコを慢性的に吸う人はそうでない人に比べて胃酸の分泌が多く、胃の中の酸度が高いといわれています。

また、下部食道括約筋部の動きが鈍いとも言われています。

 

 

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コーヒーと胸焼けの関係

これまで見てきたように、胸焼けを起こすのは、酸度の高い胃液が食道内に逆流し、それを胃に戻すという防御機能が働かず、酸が食道を傷つけることによることによって起こります。

コーヒーが胃酸の分泌を増進させるということは明らかになっていますが、それだけが胸焼けお起こす原因ではありません。

胃酸分泌を促進させることで、胃の消化を促進します。詳しくは「コーヒーは消化促進に良いのか?」を参照ください。

コーヒーを飲んだとき胸焼けを起こすのは、コーヒーが増やした胃酸が、胃内に留まることができないくらい増えて食道に逆流してしまうことが最初の要因です。

日ごろから胃酸の分泌が多い人、つまり胃酸過多の人がコーヒーを飲むと胸やけになりやすいでしょう。

胃酸過多はストレス、胃の運動の促進や胃酸分泌などを高めるホルモンであるガストリンの過剰分泌、刺激性食品の過剰摂取などによって起こります。

次に考えられるのが、食道下部括約筋部の動きに異常があると、コーヒーによって増えた胃酸が食道内に逆流しやすくなります。

加齢、食道裂孔ヘルニア、大量の食事、脂っこいものの摂取、アルコール、タバコなどが食道下部括約筋部の動きを緩慢にし、胃酸を食道に逆流させやすくなります。

そして、食道の蠕動機能に異常があったり、唾液による食道から逆流防止機能が働かなくなったときに、胸焼けが起こります。

このように、コーヒーは決して胸焼けの主因ではなく、胃や食道に原因があるからと考えられます。

 

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コーヒーが体に良いという報告、楽しく飲むコーヒー

このように、コーヒーを飲むと胸焼けがする理由についてみてきました。

胸焼けがするからといってコーヒーが体に悪い飲み物というわけではなく、胃や食道のそのときの状態や何らかの異常が原因があることが分かりました。

最近ではコーヒーは体に良い飲み物であることが研究によって明らかになっています。

肝臓については、コーヒーをよく飲む人のほうが飲まない人に比べて肝臓がん、肝硬変、肝炎の発症率が低いという報告もあります。

詳しくは、「コーヒーは肝臓に良い!最新の研究結果に基づく肝臓への効果について」を参照ください。

また、糖尿病やアルツハイマー病にも効果的とも言われ、美容・ダイエットにも効果があるとの報告もあります。

なお、コーヒーの様々な効果に関しては「コーヒーの効果がもの凄い!そのすべてをお伝えします!!」にて詳しくお伝えしています。

コーヒーのダイエット効果に関しては「コーヒーダイエットの効果がもの凄い!」にて詳しくお伝えしています。

コーヒーを飲むと胸焼けを起こす場合は、コーヒーを疑う前に、胃や食道に異常がないかを疑う必要があります。

また、過度のアルコールや体調に気をつけることも重要です。

コーヒーを悪者扱いするのではなく、体のコンディションを見ながら、うまく美味しく飲むことによって健康にもつながることが分かれば、ますますコーヒーがを楽しむことができます。

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ココア、コーヒー関係で投稿していました。大野様にコンタクトしていました。

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