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酒粕甘酒の効果効能と栄養・作り方・保存のすべて!

甘酒   10,167 Views

甘酒の効果効能では「酒粕の甘酒」よりも「米麹の甘酒」の方が優れていると説明されることが多いのですが、近年の栄養学・医学の研究結果からは「酒粕」の持つ「健康・病気予防・美容・ダイエットの効果効能」に大きな注目が集まるようになっています。

酒粕にはアルコール分(約7~9%)が含まれるので、「健康に悪い・お酒が弱いと悪酔いする・基礎代謝が低下して太る」といったネガティブなイメージを持たれやすいのですが、実際は発酵食品である酒粕には「疲労回復・精神の安定・美肌と美白・脂質代謝促進・抗酸化作用(老化防止)・睡眠障害の改善・高血圧や糖尿病などの病気予防」といった素晴らしい効果効能があることが分かってきています。

NHKの情報番組「ためしてガッテン」で酒粕の持つ健康改善や美容効果のパワーが紹介されたことでも、一般社会における酒粕への関心が高まりました。

酒粕の甘酒も米麹の甘酒と同様に、「飲む点滴」「飲む美容液」としての優れた健康・美容・ダイエットの効果を持っているのです。

この記事では、酒粕と酒粕の甘酒が持つ「豊富な栄養成分+驚異的な効果効能のすべて」を分かりやすく説明しながら、酒粕の甘酒の簡単な作り方や保存方法についてもお伝えしています。

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Contents

甘酒の材料にもなる「酒粕」の特徴・種類・効果

昭和期には庶民の食卓に馴染みの深かった酒粕ですが、最近の若い人たちは、普段の食生活で見かけることがほとんどなくなっているかもしれません。

甘酒や粕汁・粕漬けなど料理の材料になる「酒粕(さけかす)」とは、どのような食品なのでしょうか?

この項目では、発酵食品である酒粕の「種類・特徴・栄養・効果」について徹底的に解説します。

酒粕は栄養豊富な発酵食品

酒粕とはその名前の通り、「日本酒の絞りカス」です。

日本酒は原料である酒米を蒸して、その蒸し米に「水+麹菌・酵母菌の微生物」を加えた「もろみ」から作られます。もろみを発酵・熟成させてお酒(液体)を搾り取ることで日本酒ができあがります。

酒米のデンプンは麹菌の酵素で糖化して液体になり、この液体の糖分が酵母菌の発酵作用によってアルコール(日本酒)に醸造されます。

日本酒の原料であるもろみを濾過して搾った後の「濾過残存物(絞りカス)」が「酒粕」になります。

酒粕は「麹菌・酵母菌」によって二重発酵の作用を受けた発酵食品であり、麹菌・酵母菌の分解酵素の働きでタンパク質や糖質(甘み)、アミノ酸(旨み)、ビタミンB群を豊富に含んでいます。

 

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酒粕の種類

栄養豊富な酒粕には以下の種類があるので、用途や目的によって使いやすい酒粕を選んで下さい。

・板粕(いたかす)……もろみから日本酒を濾過した後に残った酒粕を剥がした板状のもの。地方によって、白色の酒粕の全てを板粕と呼ぶこともある。

・バラ粕……物理的・労力的に板状の形では取ることのできなかった酒粕。特に、「大吟醸・吟醸酒の酒粕」は酒米を低温醗酵させるために米粒が融けずに残り、機械から板状に綺麗に取ろうとしてもボロボロに崩れやすい。地方によっては、バラ粕は「粉粕(こがす)」とも呼ばれる。

・練り粕……酒精を加えて、酒粕を柔らかいペースト状に練ったもの。

・踏み込み粕……板粕・バラ粕を専用タンクに入れて足で踏み込んで空気を抜き取り、4 6か月かけて熟成・発酵させたもの。酒粕の色も白色ではなく茶色・黄金色になりやすく、「酢の原料・漬物用」で使われることが多い。地方によって、「踏み粕・押し粕・諸白粕(もろはくかす)・土用かす」などとも呼ばれる。

・成形粕……バラ粕を練り込んで棒状に押し出しながら、板粕に近い形にしたもので、「ニュー板粕」と呼ばれることもある。最近は人手不足などで板粕を取らない蔵元が増えて板粕が不足していて、成形粕は「板粕の代替品」として使われることが多い。酒粕を練っていて使いやすいが、米麹の栄養成分は失われやすく、酸化でお酒の風味も落ちやすい。

酒粕の直接的な食べ方

酒粕は甘酒や粕汁・粕漬けの料理の材料として利用されることが多いのですが、そのままでもお酒の芳醇な風味が好きな人ならおいしく食べられます。

酒粕は直火で焼いたり、電子レンジやオーブントースターで加熱したりすると風味が引き立っていっそう美味しくなります。

昭和期には焼いた酒粕に砂糖をまぶしてお菓子のようにして食べる「もみじ焼き・雪もみじ焼き」が、家庭で食べられる機会が多かったのですが、酒粕は約8%のアルコール分を含むので、お子さんや妊婦さんは「酒粕を直接食べる食べ方」はやめておいて下さい。

酒粕が含む栄養素と栄養価

日本酒の搾りカスで酒粕の甘酒の材料にもなる「酒粕(100gあたり)」の主な栄養素と栄養価・分量は以下になります。

「皮膚・筋肉・血液・内臓」などの材料となる植物性タンパク質を、米麹の甘酒よりもたっぷり含んでいるので、基礎代謝を促進して健康な体が作られやすくなり、免疫力も高めてくれます。

酒粕が含むタンパク質の量14.9gは、「納豆100g・牛肉80g」に相当するもので、身体や血液を作って健康を増進する効果を期待でき、1日に必要なタンパク質の約5分の1を摂取できます。

・酒粕のカロリー量(エネルギー)……227kcal

・炭水化物……23.8g

・水分……51.1g

・アルコール……8.2g

・タンパク質……14.9g

 ・脂質……1.7g

・ビタミンB1……0.03mg

・ビタミンB2……0.26mg

・ビタミンB6……0.94mg

・ナイアシン……2.0mg

・葉酸……170μg

・食物繊維……5.2g

・カリウム……28mg

 

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酒粕の美容(美肌・美白)に対する効果がすごい!

昔から酒蔵の杜氏(とじ)や味噌蔵のおかみさんには、手・顔の肌が綺麗な人が多いと言われていましたが、麹菌・酵母菌の発酵作用を受ける酒粕には「美肌・美白に効果のある栄養成分」が多く含まれています。

酒粕には麹菌・酵母菌が発酵作用によって生み出した「酵素・アミノ酸」が多く含まれ、良質なタンパク質の原材料であるアミノ酸は「健康で美しい肌の材料」にもなります。

100種類以上の酵素が、胃の中の食べ物の消化吸収をスムーズにして代謝を促進するので、腸内フローラ(腸内細菌環境)が正常化されて「肌荒れ・ニキビ・吹き出物の原因」が改善されやすくなります。

酒粕には「大腸内の老廃物・毒素の排出(デトックス効果)」を促したり、善玉菌を増やして悪玉菌を減らしたりすることで、腸内フローラを改善してくれる「レジスタントプロテイン・食物繊維」も豊富に含まれていて美肌を作ります。

酒粕が含むビタミンB群のうちのビタミンB1とB2(リボフラビン)、B6は三大栄養素の代謝と細胞の合成をしながら、「皮膚の正常なターンオーバー(28~56日周期の新陳代謝)」を促進してくれるので、古い角質層が剥がれて新しい角質層ができやすくなります。

酒粕には、潤った表皮のセラミド成分「スフィンゴ脂質」が含まれていて「肌の保湿」が高まるので、潤いのあるしっとりした肌の質感を手に入れやすくなります。

酒粕や酒粕の甘酒を飲むよりも、酒粕を薄めに水で溶かして「酒粕の顔パック」や「気になる部分の肌に塗る方法」をした方が、肌の保湿・美白の効果を実感しやすくなります。

酒粕が含む「スフィンゴ脂質」は「コウジ酸・アルブチン・遊離リノール酸・フェルラ酸」と一緒に働き、「シミ・そばかす・くすみ」の原因となるメラニン色素を生成する酵素チロシナーゼを抑制します。

酒粕が含む美白成分の「スフィンゴ脂質・コウジ酸・アルブチン・遊離リノール酸・フェルラ酸」

酒粕のスフィンゴ脂質とコウジ酸、アルブチンなどには、化粧品にも使われるチロシナーゼ抑制による「美白効果」があるのです。

・アルブチン……コケモモやリンゴンベリー、サンタベリー、梨などに含まれる成分で、美白成分のハイドロキノンとブドウ糖が結合したもの。肌に対する低刺激性の特徴があります。

 

・遊離リノール酸(リノール酸S)……体内で合成できない必須脂肪酸の一つで、「保湿・抗炎症作用・美白作用」があります。

 リノール酸はグレープシードオイル、オリーブオイル、ベニバナ油、コーン油、綿実油、大豆油など油類に多く含まれますが、過剰摂取でアレルギー性疾患の悪化や老化促進のリスクがあります。

 リノール酸S(1つの脂肪酸だけの遊離リノール酸)はベニバナ油から精製されたリノール酸由来の美白成分で、2001年に厚生労働省に美白成分として承認されました。

 

・フェルラ酸……植物の細胞壁に含まれるポリフェノールの一種で、肌の美白効果だけでなく認知症の予防効果も期待されています。

酒粕は、ナイアシンやパントテン酸、ビオチンなどの「皮膚・粘膜・毛根の損傷の修復」をしてくれるビタミンB群も含み、肌をしっとり保湿して白くし、肌のハリ・ツヤ・弾力を高める「美肌・美白の効果」を期待できるのです。

人の皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」から構成されていて、表皮は内側から「基底層(きていそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・顆粒層(かりゅうそう)・角質層(かくしつそう)」の4層構造になっていますが、酒粕は角質のターンオーバー正常化や表皮の美白化、真皮のコラーゲン形成の促進(ビオチン、パントテン酸の作用)といった美肌効果を持っています。

表皮の下の真皮は「基質・コラーゲン・エラスチン・繊維芽細胞」からなりますが、酒粕には弾力のあるぷるぷる肌を作るコラーゲンの材料「プロリン」も含まれます。

 

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酒粕のダイエットに対する効果がすごい!

酒粕が含むビタミンB1やB2は炭水化物(糖質)のエネルギー代謝を促進して、余分に摂取した糖質が脂質(脂肪)になって脂肪細胞に吸収されることを防いでくれるのでダイエットに役立ちます。

酒粕は100g中に脂質をわずか1.7gしか含まず、酒粕の甘酒も、白砂糖を多く加えなければそれほど高カロリーの食品ではないのです。

酒粕を使った料理も、高カロリーの砂糖をあまり加えずに「適量の食塩・しょうゆ・味噌・ミリン」で味付けをすれば、オーバーカロリーを防ぎやすくなります。

酒粕が含む酵素・アミノ酸は、食べ物を効率的に消化吸収して糖質・脂質からエネルギーを取り出してくれるので、太りにくい体質改善をしやすくなります。

酒粕が含む胃では消化されにくい「レジスタントプロテイン(タンパク質)・食物繊維」は、便秘解消効果によって「腸内の老廃物・毒素」を排出してくれますが、その中には肥満の原因の「油分の脂肪・脂質」も含まれます。

酒粕には善玉菌を増やして悪玉菌を減らしてくれる「オリゴ糖」も含まれ、腸内フローラ改善によって脂質代謝が促進されるのでダイエットに向きます。

酒粕の健康増進の効果がすごい!

発酵食品である酒粕には、100種類以上の酵素とアミノ酸(必須アミノ酸9種)が豊富に含まれていて、食べ物から効率的にエネルギーを取り出したり、健康な皮膚・筋肉・血液・臓器を作るタンパク質・アミノ酸の合成を促進できます。

酒粕には免疫細胞を活性化させ風邪予防に役立つアルギニン・グルタミン・シスチン・システイン」のアミノ酸が含まれ、さらにBCAAと呼ばれる「バリン・ロイシン・イソロイシン」が筋肉の緊張・痛みを和らげて疲労回復効果をもたらします。

酒粕は「レジスタントプロテイン・食物繊維・オリゴ糖」によって、腸内フローラの細菌環境を改善し「便秘解消・体質改善・免疫力向上」の健康効果を引き出してくれます。

酒粕には精神を安定させて抗うつ効果のあるセロトニン(5-HT)の原料となるアミノ酸「トリプトファン」も含まれます。精神状態をリラックスさせて睡眠障害を改善する「GABA(γ-アミノ酪酸)」も含まれるので、酒粕はメンタルヘルスの維持改善にも効果があるのです。

森永製菓と東京大学大学院農学生命科学研究科、神奈川県立産業技術総合研究所の「酒粕と米麹の甘酒の栄養効果」に関する共同研究では、「酒粕」と「米麹」を併用摂取することで、ラクトバシラス目に属する善玉菌(乳酸菌)の割合が増えることが分かり、腸内細菌環境を改善する効果に期待が集まっています。

酒粕には「高血圧・糖尿病・動脈硬化・脂質異常症・がん」などの生活習慣病(旧成人病)を予防する効果がある物質が含まれているとも考えられており、「アレルギー性疾患・骨粗鬆症・認知症」に対する予防・改善の効果についても研究が進められています。

酒粕が含む栄養成分には、心身の健康を増進する働きがあり、各種の病気・慢性疾患に対する予防や改善の効果についても今後の進展が期待されます。

 

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酒粕を使ったアレンジ料理のレシピ

酒粕を使った代表的なアレンジ料理には、以下のようなものがあります。

○粕汁(酒粕汁)

 ・材料(2人分)……人参(1/2本)・里芋(3個)・大根(1/4本)・もやし(1袋の半分)・揚げ(1枚)・こんにゃく(半分)・豚肉(150g,鮭)・味噌・だし汁・醤油・酒粕(60100g)

 ・野菜(人参・里芋・大根・もやし)を切って下ごしらえ、揚げを加えて、お湯(だし汁を入れておいても良い)を入れた鍋で煮込みます。

 ・「だし汁・味噌」を加えた鍋に、こんにゃくと豚肉(鮭)を加えて軽く煮込み、お湯で溶いておいた酒粕(60100g程度)を入れます。

 ・醤油や味噌で味を整えながら具材が煮えたら、豚汁風の粕汁のできあがり。

 ○酒粕を使ったほうれん草の白和え

 ・材料(2人分)……ほうれん草(1束)・人参(1/2本)・豆腐(1丁)・白すりごま・味噌・砂糖・酒粕(50g

 ・ほうれん草をお湯で軽く茹で(12分)、水を切ってから46センチ程度に切り揃えておきます。

 ・人参は千切りにして湯通し、水を切っておきます。

 ・水切りした豆腐1丁に「適量の酒粕(50g)・白すりごま・味噌・砂糖」を加えてかき混ぜ白和えのペーストを作ります。

 ・白和えのペーストに、ほうれん草と人参を加えてできあがり。

○酒粕サラダ

 ・材料……お好みの野菜・サーモン・アボガド・味噌・酢・酒粕

 酒粕に味噌と酢を加えてかき混ぜるだけで「特製ドレッシング」ができるので、サラダにかければできあがり!

○酒粕を熟成させた「粕漬け用の粕床」を準備すれば、その中に沢庵やきゅうり・茄子の浅漬けなどを数日間漬け込むだけで簡単に「粕漬け」も作れます。

 各種の野菜の漬物に「料理酒・みりん・味噌・砂糖で味付けした酒粕」を加えても、酒粕漬けができます。

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酒粕の甘酒に含まれる栄養成分と効果効能

酒粕の甘酒には、健康な体を作るタンパク質、腸内環境を改善するレジスタントプロテインやオリゴ糖・食物繊維、疲労回復・代謝促進・美容に効果のあるビタミンB群、消化吸収の効率を良くして体の調子を整える酵素・アミノ酸などが含まれます。

この項目では、酒粕の甘酒に含まれる全ての栄養成分とその効果効能を解説しています。

酒粕の甘酒が含むタンパク質と効果効能

酒粕の甘酒には体を構成する材料のタンパク質が豊富に含まれ、代謝によって「皮膚・筋肉・血液・内臓」を作ってくれます。

健康で丈夫な筋肉・内臓・骨を作るにはタンパク質は欠かすことができず、新鮮な血液や美しい皮膚の再生、生体ホルモンの合成にもタンパク質が必要になります。

皮膚や口・鼻の粘膜、免疫グロブリンの形成にもタンパク質は必要で、「ウイルス・細菌に対する免疫力」を高めます。

精神状態を安定させ抗うつ効果のあるセロトニン、積極的な活動性を高めるドーパミンの合成にもタンパク質が必要で、身体の健康だけではなくメンタルヘルスの維持に対する効果もあります。

酒粕の甘酒のレジスタントプロテインと効果効能

酒粕の甘酒には、レジスタントプロテイン(Resistantprotein)と呼ばれる難消化性の特別なタンパク質が含まれ、食物繊維と同等以上の腸内環境改善の効果があるとされます。

レジスタントプロテインは胃で消化されずに小腸・大腸にまで届き、「余分な油分・脂質・老廃物・毒素の吸着」をしてくれるデトックスとダイエットの効果があります。

レジスタントプロテインには「コレステロール低下作用・肥満抑制作用」も認められており、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化・高血圧・糖尿病など生活習慣病予防にも一定の効果を期待できるのです。

 

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酒粕の甘酒が含むビタミンB群と効果効能

酒粕の甘酒に含まれるビタミンB群は消化酵素・代謝酵素の補酵素として働き、人間の心身の健康を維持して美しい肌・髪の外観を保ってくれる効果があります。

酒粕の甘酒には「ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン」の8種類のビタミンBがすべて含まれます。

ビタミンB群には、「新陳代謝の促進・疲労回復・皮膚と粘膜の修復・免疫力向上・抗酸化作用(老化防止)・抗うつや情緒の安定など脳機能正常化」などの効果効能があります。

酒粕の甘酒のビタミンB1と効果効能

ビタミンB1は疲労回復ビタミンとして知られ、炭水化物(糖質)を代謝して効率的にエネルギーに変えてくれます。ストレス緩和で精神状態を安定させる効果もあります。

ビタミンB1は糖質の代謝酵素の働きを補助する補酵素で、豚肉・玄米に多く含まれます。

酒粕の甘酒のビタミンB2(リボフラビン)と効果効能

ビタミンB2はエネルギー代謝をする疲労回復ビタミンで、細胞再生を促進して健康な皮膚・髪・爪のターンオーバーを正常化させる美容効果があります。糖質・タンパク質・脂質の代謝を補助して、免疫力を上昇させる効果を持ちます。

ビタミンB2は脂肪燃焼も補助する補酵素で、鶏・豚・牛のレバーに多く含まれます。

酒粕の甘酒のビタミンB6と効果効能

ビタミンB6はタンパク質・脂質の代謝によって筋肉を作り、脂質代謝によって脂肪肝を防いだりダイエット効果を発揮したりしてくれます。

核酸を合成して細胞機能を正常に保ち、皮膚・粘膜の健康維持にも効果のあるビタミンB6はにんにく、まぐろ、酒粕に多く含まれます。

脳の中枢神経系を正常に保つ神経伝達物質の合成に関係しており、免疫力も向上させます。

 

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酒粕の甘酒のビオチン・パントテン酸と効果効能

ビオチンとパントテン酸は「皮膚・粘膜・毛髪の健康維持」を担う美容効果の高い水溶性ビタミンで、不足すると肌荒れ・皮膚炎・抜け毛などの症状がでやすくなります。

ビオチンは肝臓で乳酸がエネルギー代謝された時に出るピルビン酸を、糖質に再合成するリサイクルの役割も果たしていて、筋肉痛を和らげ疲労を回復します。

ビオチンは魚介類、キノコ類、ピーナッツに多く含まれます。

パントテン酸は糖質・脂質・タンパク質の代謝をするだけでなく、副腎皮質ホルモンのステロイド分泌を促進して皮膚・粘膜・毛根の炎症を抑えてストレスを軽減します。

パントテン酸はビタミンCのコラーゲン合成を促進して善玉コレステロール(HDL)を増やす効果もあり、レバー、納豆、鶏肉に多く含まれます。

酒粕の甘酒の葉酸と効果効能

葉酸は核酸を合成して「遺伝情報・たんぱく質の合成」など細胞の正常な機能を維持しています。

DNAやRNAの遺伝情報を正確に伝達する核酸を合成するので、葉酸は「胎児の健全な発育促進・奇形発生の予防」の効果があり、貧血予防も含め妊婦さんの摂取が奨励されます。

葉酸はビタミンB12と一緒に赤血球のヘモグロビンを作るので、貧血予防効果があります。

葉酸はアスパラガスやうなぎ、ケール、ほうれん草に多く含まれます。

酒粕の甘酒のナイアシンと効果効能

ナイアシンは糖質・脂質・タンパク質のエネルギー代謝をする疲労回復ビタミンで、皮膚・粘膜の健康維持の効果があります。

ビタミンB1と共にアルコールとアセトアルデヒドの肝臓での分解も促進します。

ナイアシンには精神安定化と抗うつの作用もあり、極度に不足すると皮膚炎と認知様症状が生じる「ペラグラ」という病気の発症リスクがあります。

ナイアシンは、レバー、肉類、魚類に多く含まれます。

 

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酒粕の甘酒が含むオリゴ糖・食物繊維と効果効能

酒粕の甘酒には、胃で消化されずに腸まで届く「オリゴ糖・食物繊維」が含まれ、腸内フローラ(腸内細菌環境)を改善して「便秘解消・免疫力向上」の効果をもたらしてくれます。

オリゴ糖はビフィズス菌など善玉菌の餌となる糖質で、大腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことで、「腸内フローラ改善」と「腸の蠕動運動促進・血流促進」の効果を発揮します。

酒粕に含まれる食物繊維は、小腸・大腸まで届いて「腸内の老廃物・毒素のガス」を吸着して排出してくれるので、便秘解消や脂質代謝促進の効果につながるのです。

酒粕の甘酒が含む酵母・酵素と効果効能

酒粕の甘酒には麹菌・酵母菌が生み出した「100種類以上の酵素」が含まれます。

約4000種類ある酵素は、生体内の化学反応の触媒となるタンパク質(高分子化合物)で、食べ物の消化吸収(身体・血液の合成)やエネルギーの代謝といった動物の生命活動に欠かせない役割を果たしています。

消化酵素の働きで食べ物を効率的に分解・消化して、代謝酵素の働きで分解された栄養素からエネルギーを取り出したり新陳代謝で身体・血液を作り出したりします。酵素は生体ホルモン分泌や神経伝達活動も促進します。

酒粕の酵素は消化酵素(アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ・セルラーゼ)として「糖質・脂質・タンパク質」を効率的に分解して消化を良くする効果があり、「新陳代謝・自然治癒力・免疫力向上・デトックス」といった代謝酵素の効果も期待できます。

酵素を作る酵母菌は「日本酒」には含まれず「酒粕」だけに残るので、積極的に酒粕や酒粕の甘酒を摂取すれば、酵母由来の酵素の新陳代謝や消化促進、抗酸化作用の効果を得やすいのです。

 

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酒粕の甘酒が含むアミノ酸と効果効能

酒粕の甘酒は、体内で合成できない必須アミノ酸9種「トリプトファン・バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・ヒスチジン」を全て含みます。

人間の身体を構成するタンパク質・アミノ酸は、「筋肉・皮膚・血管・内臓・血液」などの形成を担う重要な栄養素で、酒粕の甘酒のアルギニン・グルタミン・シスチン・システイン」のアミノ酸は免疫細胞を活性化させる効果があります。

酒粕の甘酒の酵素には、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)による疲労回復をはじめ、免疫力向上、睡眠改善、美肌効果(セリン・プロリン・アスパラギン)、抗酸化作用(老化防止)の効果があるのです。

酒粕の甘酒が含む酵母菌由来のβグルカンと効果効能

βグルカンは発酵食品を作る麹菌(カビ)・酵母などの真菌類やキノコ・大麦の細胞壁に含まれる不溶性食物繊維で、免疫力を高めたりコレステロール値を低下させたりする効果があります。

不溶性食物繊維なので、腸内で余分な水分・油分(コレステロール)を吸収して便量を増やし、老廃物・有毒物質を吸着して腸内細菌環境を改善してくれます。便秘解消につながるのです。

βグルカンにはコレステロール値を下げ血流を改善するので、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを下げられる可能性があります。

βグルカンはアガリスクやフコイダンなどキノコ類の栄養成分として注目を集めますが、免疫機能・がん増殖抑制と関係するナチュラルキラー細胞、マクロファージ、白血球のT細胞・B細胞を活性化させる作用があるとされます。

免疫力向上で風邪・感染症に罹りにくくなり、花粉症などアレルギー性疾患の症状が緩和しやすくなるなどのメリットもあるでしょう。

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酒粕の甘酒と米麹の甘酒の違いについて

甘酒には大きく「酒粕の甘酒」と「米麹の甘酒」の二種類があり、どちらも「健康・美容・ダイエット」に対する優れた効果を期待できますが、それぞれの甘酒の「栄養素・カロリー・特徴」には違いもあります。

酒粕の甘酒と米麹の甘酒の違いについて、分かりやすく説明していきます。

酒粕の甘酒の特徴

酒粕の甘酒は、お酒をもろみから濾過した後にできる「お酒の搾りカス」を材料に作られますから、最大の特徴は「アルコール分」と「コウジ菌・酵母に由来する豊富なアミノ酸・酵素」を含むということです。

酒粕自体のアルコール度数は約8%ですが、酒粕の甘酒にすると「約1%未満」のアルコール度数になるので、法律的には非アルコール飲料(清涼飲料水)になります。

酒粕の甘酒の特徴は、お酒に特有の「ふくよかな良い香り・深いコク」があることで、米麹の甘酒はシンプルな濃い甘さがありますが、酒粕の甘酒は芳醇なお酒の香りの余韻を楽しめます。

酒粕の甘酒は麹菌と酵母の「二重発酵」のプロセスを経るので、米麹の甘酒よりも「ペプチド(アミノ酸)・βグルカン・葉酸」などの栄養成分による効果を享受しやすい特徴もあります。

酒粕の甘酒は米麹の甘酒より「タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維」の含有量が多いですが、お米の糖化によるブドウ糖を含まないので、砂糖を加えないと飲みにくい問題はあります。

アルコール分を含みますので、妊婦さん、授乳中の女性、小さなお子さんは酒粕の甘酒は控えるようにした方がいいでしょう。

 

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酒粕の甘酒の栄養とカロリー

酒粕をお湯に溶かしたり軽くお湯で煮立たせたりして作るお酒独特の甘い香りが魅力的な「酒粕の甘酒」の栄養素・分量・カロリー量は以下のようになります。

・酒粕100gのカロリー量(エネルギー)……227kcal

・酒粕の甘酒100mlにした場合のカロリー量(エネルギー)……72kcal,砂糖10gを加えると110kcal,砂糖は大さじ19gで約35kcal

・酒粕の甘酒の炭水化物……8.0g,砂糖10gを加えると約18.0gで米麹の甘酒とほとんど変わらなくなります。

・タンパク質……5.8g

 ・脂質……1.7g

・ビタミンB1……0.03mg

・ビタミンB2……0.26mg

・ビタミンB6……0.94mg

・葉酸……170μg

・食物繊維……5.2g

・カリウム……28mg

米麹の甘酒の特徴

米麹の甘酒や味噌・醤油の原料になる「麹(こうじ)」は、米・麦・大豆などを蒸して寝かせ、コウジカビ(麹菌)を加え繁殖・発酵させたもので、麹菌の発酵作用で「ブドウ糖・ビタミンB群・酵素・アミノ酸・オリゴ糖」などの栄養素が生み出されます。

米麹の甘酒の味の特徴は、お米の糖化(ブドウ糖)に由来する「まろやかな自然の甘味」で、ブドウ糖による「疲労回復・集中力上昇・リラックス」の効果もあります。

米麹の発酵過程でできるビタミンB群は、エネルギー代謝(脂質代謝)を促進するのでダイエット効果があり、肌・髪を美しくする美容効果もあります。

米麹の甘酒の好ましい特徴として、砂糖を加えなくても十分甘いのでヘルシーであること、アルコール分を含まないので「妊婦さん・子供・お酒に弱い人・運転者・高齢者」も安心して飲めることがあります。

一方、米麹とお米の甘酒は酒粕の甘酒よりも材料代のコストはかかります。

 

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米麹の甘酒の栄養とカロリー

米麹によってお米を発酵させて作る甘くてヘルシーな「米麹の甘酒」の栄養素・分量・カロリー量は以下のようになります。

・米麹100gのカロリー量(エネルギー)……286kcal

・米麹の甘酒100ml当たりのカロリー量(エネルギー)……81kcal

・米麹の甘酒の炭水化物……18.3g

・タンパク質……1.7g

・脂質……0.1g

・ビタミンB1……0.01mg

・ビタミンB2……0.03mg

・ビタミンB6……0.02mg

・ナイアシン……0.2mg

・葉酸……8μg

・食物繊維……0.4g

・カリウム……14mg

 

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米麹・お米から作る甘酒の作り方

お米(おかゆ)を米麹で発酵させて甘酒を作ると言われると、「酒蔵のような仕込みが必要な感じで何だか難しそう・発酵食品なんて素人が自分で作れるの?」と不安に思われる方もいますが、実際はどこにでも売っている「米麹」を使って誰でも簡単に作ることができるんです。

簡単にできる「米麹・お米の甘酒の作り方」を、分かりやすくご紹介します。

米麹の甘酒の「炊飯器」を使った作り方

米麹とお米の甘酒は、ご家庭の炊飯器を使って簡単に作ることができます。

【材料・道具】

・炊飯器……「約60℃の保温機能」のある炊飯器を使って下さい。

 ・温度計……5560℃のぬるま湯の温度を測定します。

 ・米麹(生・乾燥)……200g

 ・ご飯・お粥……200

 ・ぬるま湯(温度5560度)……600cc,お好みで調整しますが、水の量は米麹の約3倍と覚えておきましょう。

 ・布巾

米麹の甘酒は、「米麹:お米:ぬるま湯」が「1:1:3」の比率になるようにそれぞれの量を調節するようにして下さい。

「濃い甘酒」を作りたい場合はぬるま湯を少なめにして下さい。「薄い甘酒」を作りたい場合は、作る段階でぬるま湯を多めにしてもいいですし、後から水を加えて薄めても大丈夫です。

【作り方】

 ・炊いたご飯・おかゆ(200g)を準備して、約60℃になるまで冷ましておきます。

 ・炊いたご飯や冷や飯を後からおかゆ(200g)にしてもいいですよ。

 ・熱湯600ccを沸かして約60℃になるまで冷まします。温度計を使って温度を測りましょう。

 ・炊飯器の中に、ご飯(お粥)・米麹・ぬるま湯を入れてよくかき混ぜます。

 ・保温設定(60度)をした炊飯器の中にごみが入らないように布巾をかけ、蓋を開けたままで「約812時間」(米麹の量が少ないほど時間は長めに)が経過すれば、米麹の甘酒ができあがります!

 ・コウジ菌の酵素の働きを不活化させる「火入れ(70℃以上で加熱)」をすれば、甘酒の保存期間は約2週間(通常は冷蔵庫で1週間ほど)まで長くなりますよ。

 米麹の甘酒には「ヨ―グルトメーカー・魔法瓶」を使った簡単な作り方もありますので、米麹の甘酒の作り方を詳しく説明している本サイトの「甘酒のダイエット効果で成功する!痩せた方法とおすすめの作り方・飲み方」も合わせてお読み下さい。

 

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酒粕の甘酒と米麹の甘酒のどちらを選ぶべきか?

酒粕の甘酒と米麹の甘酒が持つ特徴は一長一短で、どちらが絶対的に優れているということはないのですが、「アルコール分ゼロ・砂糖未使用」の米麹の甘酒の方が誰でも安心して飲めて、砂糖の摂取量を抑えられるという点ではおすすめです。

酒粕の甘酒にも、腸内フローラを整えて便秘解消をする「レジスタントプロテイン」や動脈硬化を予防し免疫力を高める「βグルカン」など独自の栄養成分が含まれるので、お酒の風味が好きな人にはおすすめです。

一般的に、砂糖を加えない米麹の甘酒は「ダイエット効果」に優れ、コウジ酸以外にスフィンゴ脂質やアルブチンを含む酒粕の甘酒は「美容効果」に優れているとされますが、「味の好み・飲む目的・アルコールを摂取可能か」によって使い分けて下さい。

酒粕の甘酒は妊婦さん・子供が飲んでも大丈夫なのか?

1%未満とはいえアルコール分を含む酒粕の甘酒を、妊婦さんや授乳中の女性が飲んでも良いのかですが、「1~2杯でも飲んだら胎児・乳児の健康が侵害されて危ない」という危険性はありません。原則論としてはアルコール摂取をしない方が望ましいという話になります。

母胎内の胎児はまだアルコールを分解する肝臓が発達していないので、慢性の大量飲酒をすると胎児の発育や脳の中枢神経に悪影響を及ぼす「胎児性アルコール症候群」を発症するリスクがあり、乳幼児もアルコール代謝機能が低いので「急性アルコール中毒」のリスクがあります。

中学生以上のお子さんなら酒粕の甘酒を100~200ml程度なら飲んでも大丈夫と思いますが、小学生以下は基本的に米麹の甘酒にすべきでしょう。

酒粕を朝・夜のいつ飲めば良いのかについては、本サイトの「甘酒の効果が凄い!ダイエット・美容・健康に効く」の記事で詳しく解説していますのでぜひお読み下さい。

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酒粕の甘酒の作り方と保存方法

酒粕の甘酒は米麹の甘酒以上に、簡単・手軽に短時間で作ることができます。

この項目では、酒粕の甘酒の作り方と保存方法を紹介していきます。

酒粕の甘酒の作り方

【材料】

 酒粕……100g

 水……400600cc(甘酒の好みの濃さで調整)

 砂糖……大さじ25杯(お好みの甘さで調整)

【作り方】

 ・鍋に入れた水(400600cc)を沸騰させます。※水にちぎった酒粕を入れてそのまま沸騰させても簡単にできます。

 ・酵素の活性にこだわるなら60度以下まで冷まして酒粕を入れましょう。沸騰している方が作る時間は短縮できて、アルコール分もなくなります。

 ・お湯に手でちぎった酒粕を入れて少しかき混ぜます。

 ・お湯に入れた酒粕を約1030分放置して、酒粕を溶かし込みます。

 ・酒粕がお湯に十分溶けたら、弱火の箸(お玉)でかき混ぜながら軽く沸騰させて温めます。

 ・甘酒を沸騰させずに弱火で一煮立ちすれば、酒粕の持つ豊かな香り・風味・コクが残ります。

 ・大さじ25杯(18g45g)の砂糖と微量の塩を入れて、甘酒の味を調えれば酒粕の甘酒のできあがり!

酒粕の甘酒にはちみつ・生姜を加えるとヘルシー

酒粕の甘酒は白砂糖(ショ糖)を加えることで、米麹の甘酒よりもダイエット効果が弱くなるので、少し甘味は落ちますが砂糖を大さじ2杯以下にするか少量のはちみつを加えるかして「甘さ控えめ」に作るのがおすすめです。

はちみつは糖分濃度の高さやグルコン酸の働きで「殺菌効果・抗ウイルス作用」があり風邪予防になります。はちみつの甘味は砂糖の約1.3~1.7倍あるので「脳・体の疲労回復」にも効果があります。

はちみつにはビタミンB2、B6、ビタミンCも含まれ、肌・髪を綺麗にする美容効果も見込めます。はちみつ(100g)のカロリー294kcalは白砂糖(100g)のカロリー384kcalと大きく変わらないので、食べ過ぎると太るリスクはあります。

甘酒に生姜をお好みで加える人は多いですが、生姜に含まれるジンゲロールという辛味成分には「殺菌作用・血行促進・免疫力向上・抗酸化作用」の働きがあり、生姜を加熱・乾燥するとジンゲロールがショウガオールやジンゲロンに変性してさらに「体を芯から温める冷え性改善効果・新陳代謝のダイエット効果・鎮痛効果(プロスタグランジン抑制)」まで加わります。

酒粕の甘酒の電子レンジとミキサーを使った簡単レシピ

酒粕(100g)とぬるま湯(400㏄)をミキサーでかき混ぜ、電子レンジ(500~600W)で30~90秒ほど温めれば、すぐ簡単に酒粕の甘酒を作ることができますよ。

酒粕の“冷やし甘酒”がおすすめ!

甘酒は夏バテ予防にも効果的ですから、暑い夏場には酒粕の甘酒の粗熱を冷まして冷蔵庫で冷やせば、おいしい「冷やし甘酒」を作ることもできます。冷凍庫で固まらせれば「甘酒アイス」も簡単に作れますよ。

冷やし甘酒はアレンジがしやすく牛乳・豆乳を混ぜても良く、牛乳・バナナと一緒にミキサーにかけても美味しい「甘酒スムージー」ができあがります。

パルスイートを入れた酒粕の甘酒はヘルシー!

酒粕の甘酒に加える白砂糖のカロリーが気になるなら、味の素の「パルスイート」を砂糖の代わりに使用するのも良いでしょう。

パルスイートは、アミノ酸のアスパラギン酸とフェニルアラニンのメチルエステルを結合させたアスパルテームを主原料としており、砂糖の約200倍の甘味があるのに低カロリーという特長があります。

パルスイートは「カロリー90%カット・糖類ゼロの低カロリー甘味料」の特徴を持ち、体内で消化・吸収されないので血糖値が上がりにくいのです。

フェニルアラニンを代謝できない「フェニルケトン尿症」の人はパルスイートを摂取できませんが、パルスイートは「砂糖の3分の1の使用量で砂糖と同じ甘さ」を感じられるのでダイエット向きの甘味料です。

なお、アスパルテームについて本サイトの「フリーズドライ甘酒が含むアスパルテームの安全性について」で詳しく説明していますのでお読み下さい。

 

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酒粕の甘酒の「酵素・酵母」を活かす作り方

酒粕の甘酒が含む酵素は「約6065℃以上」で活性を失い、酵母は「約40℃以上」で失活して活動を停止します。

酒粕の甘酒の持つ健康や美容に対する効果を引き出すため、「酵素・酵母」を活かす作り方をするのであれば、以下の点に注意して下さい。

・酒粕の甘酒を沸騰させず、弱火で約60℃以下の温度を維持しながら作りましょう。

・酒粕を溶けやすくするため、初めに40~60℃以下のぬるま湯に酒粕を入れミキサーでかき混ぜてから軽く一煮立ちさせましょう。

・酒粕の甘酒は40~60℃以下のぬるま湯で作った場合、アルコール度数が高めになるので妊婦さんやお子さんは沸騰させて作りましょう。

酒粕・酒粕の甘酒は加熱・冷凍によって栄養や効能が変わるのか?

酒粕の甘酒は約60~65℃以上に加熱すると「酵素・酵母の活性」が失われて発酵が止まりますが、それまでに生成されたタンパク質やビタミンB群、アミノ酸などは残りますから問題はありません。

酒粕が含むタンパク質は過熱して変性させた方が、消化酵素のペプシンやトリプシンで分解されやすくなり消化吸収の効率が良くなります。

ビタミンBは加熱で多少失われますが、ビタミンCと比べると加熱による流出率は低くなっています。

酒粕は冷凍すれば発酵は遅くなりますが、その時点までに生成された栄養成分は変わらず、1年以上の長期保存が可能になるメリットがあります。

 

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酒粕の甘酒のアルコールの飛ばし方

酒粕が溶け込んだ甘酒を35分以上」かけて沸騰させれば、アルコール分は飛んでなくなります。

ノンアルコールに近い酒粕の甘酒を作りたい場合は、沸騰時間を5分以上にして下さい。

酒粕と酒粕の甘酒の保存方法・賞味期限

酒粕の甘酒は作ったらできるだけ早く飲む方が良いですが、沸騰させて冷蔵庫で保存すれば「約2週間(60度以下のぬるま湯で作った甘酒は約1週間)」は持ちます。

約8%のアルコールを含む酒粕は「静菌作用」があるので、雑菌の繁殖を防いで腐敗しにくい食品です。

搾りたての酒粕は白色で固くやや旨み・甘み・香りが少ないですが、時間が経つと「熟成」が進み、しっとり柔らかくなり旨み・甘み・香りが増して、色もピンクから茶色へと変色が進みます。

変色しても腐ったわけではないので安心して下さい。酒粕表面にでる白い斑点もアミノ酸チロシンが結晶化したものです。

酒粕は温度が高いほど熟成が進み、長期保存する場合は「冷蔵・冷凍」が向いています。

酒粕の賞味期間は、板粕・バラ粕は「約90120日」、練り粕・踏み込み粕は「約270300日」と長く持ちます。

保存方法は冷凍保存が最も長持ちして「約1年間」、冷蔵保存でも「約36ヶ月」は使用可能です。

冷暗所での常温保存だと、酒粕を開封していれば「約12週間」、未開封で変色しても良いなら「約23ヶ月」が賞味期間となります。

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酒粕・酒粕の甘酒は色々な病気に対する改善効果が注目されています!

近年の臨床研究で、酒粕・酒粕の甘酒に様々な病気を予防・改善する効果があることが分かってきています。

酒粕に「糖尿病・肥満」の予防効果が期待される

糖尿病は「先天的な体質要因の1型糖尿病」と「生活習慣要因の2型糖尿病」に分けられますが、膵臓からのインスリン分泌が不足して高血糖が続くことで様々な症状がでる病気です。

糖尿病は糖質(ブドウ糖)を脂肪細胞や筋肉に取り込むエネルギー代謝ができなくなり、尿中にブドウ糖が排泄されるので「疲れやすさ・だるさ」の症状がでて、悪化すると糖質の代謝障害で痩せます。

血糖値が高いと浸透圧で細胞から水分が血液に移り、「喉の渇き・多飲多尿」の症状がでて、水分の過剰摂取で高血圧になります。高血糖が続くと、血管・神経が損傷されて危険な合併症も出てきます。

体内にはインスリンとは逆に脂肪細胞を分解するホルモンがあり、愛媛大学医学部の奥田拓道教授の研究では、酒粕にこのホルモンを抑制するインスリンに似た物質が含まれていることが分かりました。

酒粕にはデンプンをブドウ糖に分解する「αアミラーゼ」を抑制し、血糖値上昇速度を遅らせる成分が含まれます。

血糖値上昇が遅くなるとインスリン分泌が減り、糖が脂質として細胞に蓄積しにくくなるので、酒粕は糖尿病のリスク要因である肥満のメタボを予防しやすいのです。

 

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酒粕には「アレルギー性疾患」の緩和効果がある

アトピー性皮膚炎・花粉症・アレルギー性鼻炎などアレルギー性疾患は、アレルゲンに対して免疫が過剰反応して、皮膚・粘膜に炎症やかゆみが起こる病気です。

アトピー性皮膚炎や花粉症の人の血液には、平均以上の免疫グロブリン(アレルギーの原因となるタンパク質)が含まれていることが多く、免疫グロブリンは「カテプシンBという酵素が生成しています。

月桂冠総合研究所の研究では、日本酒・酒粕・麹にカテプシンBの免疫グロブリン生成を阻害する物質があることが分かり、アレルギー性疾患の緩和・改善が期待されています。

酒粕には「高血圧」の改善効果がある

塩分の過剰摂取・運動不足・肥満などで発症する高血圧は、「致命的な血管障害(脳溢血・心筋梗塞)・心臓疾患(狭心症)」を誘発する危険のある生活習慣病です。

血圧調整には、腎臓から分泌されるレニンとカリクレインが関係します。レニンは血中のタンパク質を分解し、血圧上昇作用のあるアンジオテンシンを生成します。

カリクレインは肝臓から分泌されるキノーゲンに作用してキニンを作り、キニンが血管拡張で血圧を下げます。

アンジオテンシン変換酵素ACE(エース)」は、アンジオテンシンⅠを血圧上昇作用のあるアンジオテンシンⅡ(血管収縮・塩分貯留の作用を持つホルモン)に変化させて、高血圧の状態を作ります。

月桂冠総合研究所の川戸章嗣博士は、酵素ACEを阻害してアンジオテンシンⅡを減らす「ペプチド(アミノ酸の秩序ある結合体)」を日本酒から3種類、酒粕から6種類発見して、高血圧ラットの実験で血圧低下を確認しています。

 

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酒粕には「動脈硬化・脳梗塞」の予防効果が期待される

酒粕のレジスタントプロテインという難消化性のタンパク質は、腸内の余分な油分・脂質を吸着して排出するだけでなく、善玉コレステロール(HDL)を増やし悪玉コレステロール(LDL)を減らす効果があります。

この働きから、「コレステロール値低下・動脈硬化の予防」が期待されています。

脳内の血管が詰まる脳梗塞には、心臓等から血栓が流れてきて脳内血管を詰まらせる「脳塞栓」、脳の血管自体の動脈硬化で血栓ができる「脳血栓」があります。

日本酒・酒粕には、血液の固まりを溶かす「ウロキナーゼ」を合成する酵素だけでなく、血栓を溶かす「プラスミノーゲン」に働く酵素も含まれるので、血流改善で脳梗塞を予防してくれる効果が期待されます。

酒粕には「抑うつ・睡眠障害」の改善効果がある

日本酒・酒粕にはS-アデノシルメチオニン(SAMe)」という必須アミノ酸メチオニンとアデノシン3リン酸(ATP)が結合した抗うつ薬にも配合される物質が含まれており、身体的な活力と精神的な意欲を高めてくれます。

S-アデノシルメチオニン(SAMe)は睡眠障害にも効果があり、酒粕にはベンゾジアゼピン系の催眠誘導剤に使われるGABA(γ-アミノ酪酸)」も含まれるので、リラックスして安らかな眠りに就きやすくなります。

ビタミンB1、B2、B6も脳機能の正常化や精神のリラックスと関係するセロトニン・ドーパミンの代謝を促進するので、酒粕には抑うつ・睡眠障害の改善を期待できるのです。

 

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酒粕には「肝臓・肝機能保護」の効果がある

肝臓は「活性酸素・過酸化脂質」の集積でダメージを受けやすい臓器なので、抗酸化作用による保護が重要になります。

酒粕が含む「酒粕ペプチド(アミノ酸の結合体)」は、肝臓において活性酸素を除去するグルタチオンとほぼ同様の抗酸化作用があり、肝機能保護や肝障害予防の効果が期待されます。

月桂冠総合研究所の堤浩子氏や大浦新氏による酒粕のタンパク質研究では、酒粕ペプチドを食べさせたラットは普通の餌を食べさせたラット(GPT・GOTは100%)と比べ、血清GPT値は26%、血清GOT値は39%まで低下したということです。

酒粕には「胃がん・大腸がん」の抑制効果が期待される

愛媛大学医学部・奥田教授の研究では、リンパ球(ナチュラルキラー細胞=NK細胞)のがん細胞を殺す作用であるNK活性」を強める物質が、酒粕に含まれることが明らかにされています。

がん細胞は「トキソホルモンLという毒素を放出して、体内の脂肪を分解したり脳の満腹中枢を刺激して空腹感を感じにくくさせたりすることで、がん患者の「食欲消失・激痩せ・体力低下」を引き起こします。

マウス実験によるがん研究では、トキソホルモンLの健康への悪影響(食欲減退・痩せ)を阻害する「グルコサミン」などの物質が酒粕に含まれることが分かり、がん患者の食欲増進や体重増加、体力回復に役立つのではないかと考えられています。

月桂冠総合研究所の研究では、日本酒・酒粕の成分にがん予防効果のある物質「α-ハイドロオキシ酸」が含まれるとされています。

国立ガンセンターの平山雄博士のがんの疫学調査では、日本酒を飲む人は飲まない人より「大腸がん・胃がんの発症リスク」が低く、日本酒との因果関係やがん発症リスクを低減させた要因についての研究の進展が望まれています。

 

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酒粕には「肩こり・頭痛」の緩和効果がある

酒粕には、育毛剤に使われる血管拡張作用のある「アデノシン」が含まれ、アルコールによる「体を温める作用・リラックス作用」と合わせ血流改善の効果があります。

酒粕のレジスタントプロテインも、「コレステロール値低下」による血行促進があり、腸内フローラを改善して便秘を解消するので緊張性頭痛などが和らぎやすくなります。

アデノシンやアルコール、レジスタントプロテインの血管拡張・体温上昇による血流改善で、「肩こり・頭痛」が緩和しやすくなるのです。

酒粕に「認知症・健忘」の予防効果が期待される

認知症は「脳血管型認知症」と「アルツハイマー型認知症」に分けられ、脳血管障害が原因の脳血管型認知症に対してアルツハイマー型認知症の原因はよく分かっていません。

アルツハイマーの人の脳には、「アミロイドβ」というタンパク質が凝集して独特の老人斑を形成することが多いことから、アルツハイマーには脳内のタンパク質の蓄積が影響していると推測されています。

脳内の記憶・学習を司る神経伝達に関係するホルモンに「バソプレッシン」があり、バソプレッシンはプロリルエンドペプチターゼ(PEPという酵素により分解されます。

高齢になるとこのPEPが過剰に働いてバソプレッシンが分解されすぎることで、高次脳機能の記憶や思考力、学習能力が障害され「健忘症」が起こるという仮説もあります。

月桂冠総合研究所の研究では、PEPのバソプレッシン分解作用を阻害する物質が、日本酒に3種類、酒粕に3種類含まれることが分かり、マウス実験では脳機能維持の効果が確認されています。

酒粕が含む「S-アデノシルメチオニン」もアルツハイマーの改善効果があるとされ、酒粕の「認知症・健忘」の予防効果にも期待が集まります。

 

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酒粕には「骨粗鬆症」の予防効果が期待される

人間の骨は、「骨吸収(古い骨が血中に溶け出す)」と「骨形成(新たな骨細胞の形成)」のサイクルによって分解と合成を繰り返しています。

骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨吸収が優勢な状態が続くと骨密度が下がって「骨粗鬆症」が発症します。

加齢によって分泌が増える酵素「カテプシンLが骨コラーゲンを破壊することで、骨粗鬆症の発症リスクが上がります。

月桂冠総合研究所の研究では、カテプシンLの骨破壊作用を阻害する物質が、日本酒の米麹と酒粕から3種類発見されています。

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酒粕の甘酒についてのまとめ

酒粕の甘酒は「アルコール分・砂糖」のために、米麹の甘酒よりも健康や美容、ダイエットの効果効能が低いと見られがちですが、ここまで見てきたように、実際は酒粕の甘酒には米麹の甘酒にはない「独自の栄養成分の効果」が多くあります。

酒粕と酒粕の甘酒には、健康な体・血液を作るタンパク質と腸内の油分・老廃物を吸着して排出するレジスタントプロテイン、新陳代謝を促進して美肌・美髪を作り免疫力を高めるビタミンB群・酵素、腸内フローラを正常化する食物繊維・オリゴ糖などが含まれ、健康・美容・ダイエットに対する高い効果があります。

酒粕には美しい肌を作る美白成分としてコウジ酸以外にも「スフィンゴ脂質・アルブチン・遊離リノール酸・フェルラ酸」が含まれ、免疫力向上・抗がん作用・抗酸化作用が期待できる食物繊維の「βグルカン」も含まれます。

最近の臨床研究では、酒粕が含む成分が「心疾患・血管障害・糖尿病・肥満・高血圧・脂質異常症・アレルギー性疾患・認知症・がん」などに対して、一定の予防・改善の効果を持つのではないかと考えられるようになってきています。

日々の健康と美容を維持しながら生活習慣病のリスクを下げるためにも、一日一杯の酒粕の甘酒(酒粕を使った料理)をおすすめします!

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