ココアとチョコレートの違いと効果を徹底解説!

ココアとチョコレートって、似ていますよね。でも、その違いについて明確に説明するとなると難しいです。
カカオ効果を謳う商品が増えてきているなかで、カカオから作られるココアとチョコレートは何が同じで、どこか違うのでしょうか。
「違いが分からなくてもおいしく食べたり飲んだりできれそれでいい!」と思われている方も多いかと思いますが、違いが分かれば、もっと美味しく食べたり飲んだりできます。また、健康にも美容にも効果的です。
ココアもチョコレートもその原料をたどっていくと、カカオ豆から作られています。
その製造段階の途中からココアとチョコレートに分かれていきます。
したがって、それらに含まれる成分は似ており、その結果、効果も同様の効果が得られます。
カカオはメソアメリカと呼ばれる中央アメリカが原産の植物の実で、その歴史は3000年から4000年といわれています。
このようなココアとチョコレートの違いと、その効果や楽しみ方を具体的に見ていきましょう。
Contents
ココアもチョコレートもカカオ豆から作られている
ココアもチョコレートもその原料はカカオ豆です。それでは、同じ原料からどのようにココアとチョコレートになっていくのでしょうか?
原料としてのカカオ
ココアやチョコレートの原料となるカカオ豆は、赤道をはさんで北緯20度から南緯20度の間のカカオベルトと呼ばれる地域のみで生育するカカオの樹に実った果実(カカオポッド)の中にある種子の事です。
カカオの樹は高度30mから300m、年間平均気温が27℃で気温差が小さく、また年間雨量が最低でも1000mm以上の高温多湿の地域でしか生育しません。
したがって、産地も限られていて、主な生産国はコートジボアール、ガーナ、インドネシア、エクアドル、カメルーン、ナイジェリア、ブラジルです。
日本には、ガーナからの輸入が約7割を占めており、次いでコートジボアール、ベネズエラ、エクアドルの順です。
カカオの実には約20個から60個ほどの種子、すなわちカカオ豆が詰まっています。
カカオ豆からココアとチョコレートができる
ココア
カカオ豆を砕いて、種皮を取り除いた胚乳部をカカオニブといいます。
胚乳には発芽のために必要な養分が詰まっています。
ここにココアやチョコレートにあるといわれているいろいろな健康効果、美容効果が詰まっているのです。
このカカオニブをすりつぶすと、ペースト状のカカオマスになります。カカオニブに約55%含まれるココアバターという脂肪分が細胞から分離するために、どろどろのペースト状なるのです。
このカカオマスから油脂分であるココアバターを絞り取ったものがココアケーキ(お菓子のケーキではなく、かたまり状のこと)で、さらに粉砕し細かな粒子状にしたものがココアパウダー、これがふだん私たちの目に触れる粉末のココアで、ピュアココアとか純ココアと呼ばれています。
ココアパウダーはカカオマスからココアバターを取り除いてはいますが、全て取り除いたわけではありません。日本チョコレート・ココア協会によれば、ココアパウダーとは、ココアバターが8%以上、水分7%以下と決められています。
ココアパウダーに砂糖や粉乳を加えると調整ココアとなります。
チョコレート
ココアがカカオマスからココアバターの一部を搾り取ったものに対し、チョコレートはカカオマスにさらにココアバターおよび砂糖やミルクなどを加えて、舌触りをよくするための工程や、香りを引き出す工程をへて私たちの食べているチョコレートになっていきます。
ココアとチョコレートの成分としての大きな差
このように、ココアとチョコレートの大きな差は、カカオからココアバターを取り除くか加えるか、つまり、脂肪分の量ということになります。
ココアとチョコレート、歴史的に見た分化の流れ
現在では、ココアは飲み物、チョコレートは飲むチョコレートもあるものの一般的には固形で食べるもの、というイメージがありますが、歴史的に見ると起源は同じで、飲み物、それも薬としての飲み物でした。
カカオの起源
カカオは「テオプロマ・カカオ」という学名を持つ植物です。その名前は「神様の食べ物」というギリシャ語に由来しています。
原産地はメソアメリカと呼ばれるメキシコ南部から南米アマゾン川流域で、おそらく3000年から4000年の歴史を持つとされています。
マヤ文明の記録には、カカオの木が描かれたヒスイや、カカオをすり潰す姿を描いた土器も発見されています。
当時のカカオは飲み物か粥状であったようです。
発酵させたカカオ豆を乾燥して焙煎、それをすり潰してどろどろにしたあと、バニラや薬草を加えて、いったん冷やして固めたあと、飲むときに細かく砕いたりけずったりして湯や水にとかして泡立てて呑んだといわれています。
ヨーロッパへの波及と飲むチョコレート
カカオは16世紀にメキシコを征服したスペイン人によってまずスペインにもたらされました。
マヤやアステカで用いられていたカカオの語源は、「カカワ」または「カカウ」で、「カカオの水」を意味する「カカワトル」から「チョコラトル」になり、現在のスペイン語の「チョコラテ(chocolate)」になったといわれています。
次第に、スペイン人なりにアレンジし、砂糖をいれ甘味をつけ、シナモンなどを入れるようになり、17世紀にはスペインの宮廷でよく飲まれるようになりました。
また、すり潰したカカオを貯蔵や運搬に便利なように板状にし、飲むときに熱い湯や砂糖を入れて飲み物にするという方法が取られるようになりました。
当時は贅沢な飲み物で、疲労回復、長寿を期待できる薬としてスペイン国外への持ち出しが禁止され、100年近く、チョコレートはスペインに独占されていました。
その後、スペインからポルトガル、イタリア、フランスへと広がっていきました。
一方、17世紀にジャマイカ島に進出したイギリスでは、西インド渡来の飲み物として、イギリス独特の発展を見せたコーヒーハウスの飲み物のひとつとして一般的になっていきました。
飲むココアの最初の発明はバンホーテン
ココアで有名なバンホーテンの創始者、オランダ人カルパルス・バンホーテンによるココアパウダーの製法についての特許を取得しました。
この特許というのはカカオ粉末を湯と混ざりやすくし風味を和らげることと、ココアとココアバターに分けるという二つの工程における技術です。
カカオ豆をすり潰したカカオマスには約55%のココアバターが含まれていますが、バンホーテンはこの脂肪分を油圧式圧搾機で28%にまで減らすことに成功しました。
この脂肪分を減らした固形分を細かく砕いて粉末状にしたものがココアです。
ここではじめてスーパーの棚にあり私たちが親しんでいる形のココアが発明されました。
食べるチョコレートの最初の発明はイギリスのフライ社
イギリスのフライ社により食べるチョコレートが発明されました。
砂糖入りのココア粉末にこれまでの湯ではなくココアバターを混ぜることで薄くて粘り気のある成型に都合のよいペーストができるようになりました。
これが世界で始めての食べるチョコレートです。
さらに、スイス人のダニエル・ピーターによりミルクチョコレートが発明されました。
彼は、カカオペーストと砂糖、さらにミルクの混合液を攪拌させて水分を蒸発させ、その上にココアバターを加えたミルクチョコレートの製造に成功しました。
これにより、チョコレートはマイルドな味になり、現在のチョコレートの原型が作られました。
そして4つ目の発明が、スイス人のルドルフ・リンツによるコンチェという機械の発明です。
それまでざらざらとした滑らかさのないものでしたが、この機械でチョコレート生地を長時間練り上げることによって滑らかなチョコレートを生産せきるようになりました。
この4つの発明がチョコレートにおける四大発明と言われています。
飲むチョコレート・ホットチョコレート
ココアは飲み物、チョコレートは食べ物という区別が一般的ですが、「ホットチョコレート」という言葉も耳にします。
日本チョコレート・ココア協会によれば、ココアとホットチョコレートの厳密な区別はなく、
「『ココア』と『ホット チョコレート』の用語の厳密な区分はありません。慣用語として使われることが多いようです。
人によっては、『ホット ココア』は、飲みやすくするために、カカオ豆中のココアバターを減らした粉末ココアから作られ、『ホット チョコレート』は、ココアバターをより多く含んだクーベルチュールチョコレート(菓子用チョコレートのこと)から作られる、としています。」
となっています。
また、全国チョコレート業公正取引協議会の「チョコレート利用食品の表示に関する公正競争規約」によれば、チョコレートドリンクとは、
「チョコレート類を原料とし、必要により糖類、乳製品、食用油脂、香料その他の可食物を加え、混合、均質化して製造し、そのままで、又は希釈して飲用に供するものであって、カカオ分が全重量の0.5 パーセント以上のものをいう。」
となっています。
このように、ココアとホットチョコレートは、ココアバターの量の違いがあるだけで、大きな違いはないと考えてよいでしょう。
商品としてのココアやチョコレートについて
私たちが使っている「ココア」「チョコレート」という呼び名を産業面から見ると、「チョコレート」とは私たちが親しんでいる板チョコやボンボンショコラ、生チョコなどのチョコレート菓子や原料チョコレート、洋菓子やパンなどのコーティング用に使われる製品を言います。
「ココア」とはチョコレート以外のカカオ豆を処理したもので、カカオマス、ココアケーキ、ココアバター、ココアパウダー、ココア調製品などを言います。
ココア調製品が、バンホーテンのピュアココアとか森永の純ココアとして販売されているものです。
ココアとチョコレートの原料であるカカオマスに含まれる豊富な成分
いままで見てきたように、ココアとチョコレートは主に脂肪分であるココアバターの量の違いだけで、両方ともカカオニブをすりつぶしてできたカカオマスからできていることがわかりました。
したがってカカオ豆の胚乳に含まれる豊富な成分が、ココアにもチョコレートにも入っているのです。
では、どんな成分が入っているのでしょうか?
日本チョコレート・ココア協会のデータによれば、その成分は産地によって差異がありますが、ココアバターと呼ばれる脂質と食物繊維が多く、たんぱく質も10%強含まれていることが分かります。
ここではガーナ産とエクアドル産のカカオマスの成分を示しています。
また、カカオマスはミネラルの宝庫であり、特にマグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛が多く含まれています。
さらに、ポリフェノール化合物のエピカテキン、カテキンやデプロミンも含まれています。
■カカオマスの成分(カカオマス100g中の存在量)
成分 | ガーナ産 | エクアドル産 |
水分 | 1.0g | 1.2g |
たんぱく質 | 11.6g | 12.2g |
脂質 | 54.5g | 51.6g |
炭水化物 | ||
デンプン | 6.1g | 6.0g |
ショ糖 | 0.26g | 0.97g |
果糖 | 0.06g | 0.12g |
ブドウ糖 | <0.05g | <0.05g |
総食物繊維 | 16.9g | 15.3g |
灰分 | 3.2g | 3.6g |
ミネラル | ||
カルシウム | 82.8 mg | 89.8mg |
マグネシウム | 315 mg | 348mg |
ナトリウム | 0.4mg | 1.0mg |
カリウム | 925 mg | 1040mg |
塩素 | 8 mg | 9mg |
リン | 407 mg | 549mg |
鉄 | 7.09 mg | 5.62mg |
亜鉛 | 4.60mg | 4.98mg |
銅 | 2.59mg | 2.37mg |
硫酸銀 | <0.55% | <0.06% |
ビタミン | ||
ビタミンA効力 | 20IU | 20IU |
ビタミンB1 | 0.17mg | 0.18mg |
ビタミンB2 | 0.13 mg | 0.12mg |
ビタミンB6 | 85mg | 70mg |
ナイアシン | 1.11 mg | 1.19mg |
ビタミンC | <1 mg | <1mg |
ビタミンE | 13.4 mg | 12.3mg |
エピカテキン | 140mg | 360mg |
カテキン | 31mg | 95mg |
デオプロミン | 1.3g | 1.3g |
カフェイン | 0.09g | 0.25g |
*日本チョコレート・ココア協会技術部会データ(「チョコレート・ココアの科学と機能」より)
ココアとチョコレートに含まれる成分の栄養機能
それでは、ココアとチョコレートに含まれる成分にはどんな効果があるのかを見ていきましょう。
これまで説明してきたようにチョコレートにも、ココアバターという脂肪分の量の違い以外には、ココアとほとんど同じ成分が含まれているのです。
カカオポリフェノール
ココアやチョコレートといえば、いちばん注目されているのがカカオポリフェノールです。
ポリフェノール化合物としてエピカテキン、カテキンを高濃度に含んでいます。
これらのポリフェノールは小腸から吸収され、抗酸化、抗血小板凝集活性などに効果を発揮するので動脈の健全性維持に有効です。
健康診断の項目にあるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を抑制する働きがあり、血液がスムーズに流れるようにしてくれることから、動脈硬化の予防に貢献してくれます。
▶カカオポリフェノールについての詳しい情報は「ココアのポリフェノール効果は絶大!その効能から摂取量まで徹底解説!」で詳しく解説していますので、こちらも合わせて参考にしてください!
デオプロミン
デオプロミンはカカオに独特な苦味の成分です。
アルカロイドという窒素を含む塩基性の天然由来の有機化合物の一種で、強心作用や覚醒作用があります。
カフェインほど強い覚醒効果はなく、交感神経とクフ交換神経のバランスのとれたリラックス効果があります。
また集中力を高める子かもあります。
▶テオブロミンのより詳しい情報は「ココアのデオプロミンとカフェインについて」を参照ください。
ミネラル
カカオマスはミネラルの宝庫です。
特にカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛などの含有量が高くなっています。
不足してしまうと骨粗しょう症など骨への悪影響が心配されるカルシウムや骨を作る重要な成分であるマグネシウムなどが含まれています。
▶ココアのミネラル類については「ココアの成分がすごい効果を発揮する!」のなかで、詳しく解説していますので、こちらも合わせて参考にしてください!なお、ココアの亜鉛については「ココアの亜鉛成分と含有量を徹底解説!」で詳しく解説しています!
たんぱく質
カカオマスのたんぱく質は他の食品と比べると比較的少ないですが、大豆などのたんぱく質と比べると特別な機能があります。
帝京大学理工学部バイオサイエンス学科の古賀仁一郎准教授の研究によれば、カカオプロテインに便通改善効果があることが確認されています。
糖質
カカオマスに含まれるショ糖や、ミルクチョコレートに含まれる乳糖は消化吸収がよく、効率的なエネルギー源となります。
マラソンや肉体労働に時のエネルギー源としての効果がうたわれる理由です。
脂質(ココアバター)
カカオバターは100%脂肪分ですが、吸収率は他の脂肪より低いものです。
また、血清コレステロールを低下させる作用もあり、また、ココアバターにポリフェノールを高濃度に含んでいるので、全くの悪者ではなさそうです。
ただ、取りすぎには注意が必要です。
▶ココアとチョコレートの栄養成分に関するより詳しい情報は「ココアの栄養成分とその効果効能を徹底解説!」にてお伝えしています。ぜひ、御覧ください。
ココアとチョコレートの楽しみ方
このように、ココアとチョコレートの原料であるカカオマスにはいろいろな健康効果があることが分かりました。
では、この健康効果がたくさん含まれているココアとチョコレートをどのように楽しめるか見てみましょう。
飲み物のココア
家庭で飲むココア
家庭で作るココアは、自分の好みのココアが飲めるという点で楽しいです。
バンホーテンココアや森永純ココアのココアパウダーを適量あるいは好みで増減させたものを、少量のお湯でゆっくりとかき混ぜながら溶かし、、ミルク、砂糖を加えてできあがりです。
さらにホイップクリームを加えたり、チョコレートシロップをかけたりすればお好みのココア、オンリーワンのココアが作れます。
ネットではたくさんのレシピがあり、手つくりの楽しみが広がります。
外出先で飲むココア
スターバックスのココア
スターバックスのサイトの説明は、次のようになっています。
チョコレートシロップにミルクが調和し、やさしい甘さに仕上げました。ホットはホイップクリームが程よく溶けてまろやかな口当たりです。
さらに、チョコレートソースやホイップクリームをカスタマイズできますので、私好みのココアが楽しめます。
タリーズのココア
タリーズでは「ココアラテ」というネーミングです。その説明は次のようです。
タリーズオリジナルのチョコレートシロップを使用しています。ホイップとチョコソースのまろやかな口どけをお楽しみください。
クリームとチョコレートソースがかけられています。
ドトールのココア
ドトールのサイトでココアへの特別な説明はありませんが、ホットもアイスもクリームが乗っています。
ココアのカロリー
ココアパウダーあるいは純ココアといわれるココアのカロリーは100gあたり271kcalです。
これだけを見ると高いように思いますが、実際ココア1杯当たりに使うココアパウダーは4gとか5g程度ですので、ココアをお湯でとかしたもののカロリーは16kcalとか18kcal程度です。
ただ、これに砂糖やミルク、ホイップクリームなどを加えて飲めば、その分カロリー値は上がります。
ココアとカロリーについて詳しくは、「ココアのカロリーって高いの?低いの?にお答えします」を参照してください。
ココアパウダー
ココアパウダーを使ったレシピはたくさんあります。
ココアケーキ、ココアクッキー、ココアスポンジケーキ、ココアカップケーキ、ココアプリンなどココアパウダーを入れることによって様々なココアのお菓子があります。
ココアパウダーを入れることによって、カカオの健康効果が得られるお菓子ができます。
インターネットにはオリジナリティーを発揮した様々なレシピがたくさんあります。
▶ココアパウダーについては「純ココアとココアパウダーの違い」で詳しく解説していますので、こちらも合わせて参考にしてください!
また、よりたくさんのレシピの詳細は、「純ココアのレシピは簡単・美味しい・栄養がある!」を参照してください。
チョコレート
チョコレートにはいろいろな種類があります。
製造方法によるチョコレートの違い
モールド製法によるチョコレート
モールドとは型のことで、型抜きチョコレートとも言います。
いわゆる板チョコもこの一種で、チョコレートというと一番先に思い浮かべます。
英語圏ではチョコレートバーとも呼ばれ、フランス語ではタブレットといいます。
糖衣チョコレート
丸いチョコレートの上に砂糖からできた糖衣で覆ったものです。マーブルチョコレートがいい例です。
ホローチョコレート
中が空洞になるように作られたチョコレートです。
人形や動物、乗り物の形など、いろいろな形のものがあります。
被覆チョコレート
ビスケットやウェハース、ガナッシュの上にチョコレートを覆ったお菓子です。
ポッキーがこの種類です。
ボンボンショコラ
一口サイズのチョコレートの総称です。
丸いものはトリュフとも呼ばれています。
20世紀初頭にベルギーのジャン・ノイハウスがあめを絡ませたナッツ類のペーストをチョコレートで包んだ一口サイズのチョコレートを作ったのが始まりです。
いろいろな形にきれいな模様をつけたかわいいボンボンショコラは、チョコレートの花形です。
ボンボンショコラの中はガナッシュやキャラメルなど多くのバリエーションがあり、一口食べたときの驚きも楽しみの一つです。
生チョコレート
生チョコレートはボンボンチョコレートのように回りをコーティングしたものではなく、ガナッシュそのもののです。
ガナッシュとはチョコレートをベースに加温した生クリームを混ぜ合わせ、滑らかなクリーム状の食感に仕上げたもので、口解けを楽しむためのものです。
フレッシュなため日持ちがしないため、賞味期限は当日か数日です。
クーベルチュール
製菓用のチョコレートです。
チョコレートやチョコレート菓子の材料となるクーベルチュールにはダーク、ミルク、ホワイトがあります。
薄くコーティングできるという性質があり、ココアバターの含有量が多く、粘性が低いためコーティングに適しています。
ケーキに繊細なこーティんうをしたり、デザートのきれいな飾りつけなどに使われます。
ココアとチョコレートの楽しみ方
いままで見た来たように、ココアもチョコレートも栄養豊富なカカオ豆からできていることが分かりました。
このカカオにはカカオポリフェノールやデオプロミンなど健康によい物質が豊富に含まれています。
ココアやチョコレートが健康に良いよいう研究結果も多数報告されています。
ただ、一方で、取りすぎによるカロリー過多懸念もあります。
このように、効果があるものを取ることは大変重要ですが、何事にも限度があります。
味わいながら、気をつけながら、健康を味方に、ココアやチョコレートを楽しみましょう。
なお、ココアの全ての効果については「ココアの効果は驚異的!その全てをお伝えいたします!」で紹介していますので是非ご覧ください!