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コーヒーは肝臓に良い!最新の研究結果に基づく肝臓への効果について

コーヒー   853 Views

コーヒーは肝臓に良い飲み物であることが最新の研究で判明しています。

コーヒーが肝臓がんや肝硬変など肝臓の病気に対して良い効果があり、肝臓以外のガンや糖尿病、またパーキンソン病にも良い効果があるという研究が発表されニュースにもなっています。

忙しい毎日を過ごす私たちには、朝の一杯のコーヒー、食後のコーヒーに体に良い効果があれば大変うれしいことです。

今回の記事ではコーヒーが肝臓に及ぼす影響について詳しくお伝えいたします。

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コーヒーはもともと薬だった?コーヒーが体に及ぼす影響についての歴史的な話

(1)コーヒーの原産地はエチオピア

私たちが飲んでいるコーヒーは、コーヒーノキになるコーヒーチェリーという実を焙煎し、挽いて、淹れた、つまり煮汁です。

このコーヒーノキの原産地はエチオピアのアビシニア高原ですが、飲用としてのコーヒーの起源を見ると、そこには既にコーヒーが体に何らかの効果、影響があったことが分かります。二つの伝説があります。

(2)コーヒーの起源伝説 エチオピアのヤギ使い

その伝説のひとつは、6世紀ごろエチオピアの話です。

ヤギ使いの少年が、ヤギがコーヒーの赤い実を食べて興奮して跳ねまわるのを見ました。

自分も食べてみると気分が良くなり精気がみなぎったのでそれをキリスト教の修道僧に相談したところ、それから修道院の夜の儀式の眠気覚ましの薬として使われるようになったというものです。

(3)コーヒーの起源伝説 イスラム僧のオマール

もうひとつの伝説は歴史をもう少し下った13世紀ごろの話として、イスラム教徒のアブダル・カディールの「コーヒー由来書」に記載されている話です。

イスラム僧であり医者であったオマールが山中で赤い実を見つけ、煮てみるととてもよい香りがし、煮汁を飲むと一気に疲れが取れた、そこでオマールはこの煮汁をつかって多くの病人を救ったというものです。

このころすでに、具体的な病名やその理由はわかりませんが、もしかすると、コーヒーが肝臓に良い効果を示していたものもあったのかもしれません。

(4)10世紀のペルシャの医学書にコーヒーの効果

一方、医薬としてコーヒーの効果を書いたものとしては、上記のイスラム伝説と前後しますが、10世紀初めにアラビアの医学者ラーゼスがペルシャの医学書に書いたものがあります。

「古来アフリカに原生するブン(Bunn)の種子を砕いて煮出しした汁は胃に優れた効果を示す」と書いてあります。

コーヒーはその後しばらくの間、イスラム圏で聖職者の間の眠気覚ましの秘薬として飲まれていました。

(5)コーヒーのヨーロッパへの広がり

13世紀になるとコーヒーが焙煎されるようになり、その香りと風味によって、コーヒーは医薬から飲料へと広がり、禁止されていた酒に代わるものとして聖職者以外のイスラム信者の間にも普及するようになりました。

コーヒーはメッカを中心とするイスラム世界からエジプト・トルコ、そしてヨーロッパに広がり、次第に嗜好品としての飲み物へと変化していきました。

嗜好品としての要素が高まってきたとは言え、コーヒーの持つ効果を表す事例があります。

(6)イギリスのコーヒーハウス広告

“ The Virtue of the COFFEE DRINK(コーヒー飲用の効能) ”

16世紀のイギリスで青少年のアルコール依存症の治療に

コーヒーが使われたり、17世紀にはイギリスオックスフォード

のコーヒーハウス「パスカ・ロゼ」がチラシ広告に

「コーヒー飲用の効能The Virtue of the COFFEE Drink」を

謳ったりしています。

消化促進、精神の高揚などの他に頭痛や咳、体力消耗、むくみ、痛風、壊血病、憂鬱病の緩和などもアピールされています

このようにコーヒーはその起源、歴史的な事象から見ても、常に体への影響が論議されてきた飲み物であったことが分かります。

そして近年、コーヒーは体に良い、特に肝臓に対して効果的な働きをするということが研究成果として分かってきました。

 

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「コーヒーは肝臓に良い」という研究成果

数十年前の話として、「コーヒーは子供の飲み物ではない」とか「そんなに飲んだら体に良くない」とか、タバコや飲酒と同じようなレベルでコーヒーの悪玉説を良く聞きました。

また、「コーヒーが心筋梗塞のリスクを上げる可能性がある」という研究結果が発表されたり、タバコと同類の悪者のように扱われたりしてきました。

しかし、最近の世界中の研究結果の大勢を見ると、コーヒーは健康に良い、特に肝臓に良い、という結果が多く見られます。

それらは、肝機能の改善から、脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がん、と、肝臓の病気の軽症から重い病気までに効果が表れるという結果が出ています。

(1)コーヒーがC型慢性肝炎患者のALT値の安定化に効果:

(大阪市立大学大学院看護学研究科 佐々木八千代准教授、同医学研究科大森さとこ講師らの研究グループ : 2013年12月)

C型慢性肝疾患患者に対するALT値の1年間の調査で、1日1杯以上ドリップコーヒーを飲んでいた人は、全く飲まない人に比べて、その安定化及び減少する効果を示した。

https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2013/2v91vf

(2)コーヒーが非アルコール性脂肪性肝疾患の進行を防止

(シンガポール デュークNUS医科大学 :2013年8月)

一日4杯のコーヒーまたは紅茶に相当するカフェインの摂取が、肝細胞に蓄積された脂質の代謝を促進することにより、NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の進行を防ぐ効果があるとしている。

https://www.sciencedaily.com/releases/2013/08/130816153019.htm

(3)コーヒーがアルコール性肝硬変を予防

(アメリカ カイザー・パーマネンテの医療研究部門 :20066月)

125580人の多民族の対象者を調査したところ、アルコール性肝硬変のリスクは、飲まない人を1とした場合、1日1杯未満飲む人で0.7、1~3杯飲む人は0.6、4杯以上飲む人で0.2となる。

一方、非アルコール性肝硬変になるリスクでは、1日1杯未満飲む人で1.2、1~3杯飲む人は1.3、4杯以上飲む人で0.7。

この報告では、これらの結果からの結論として、コーヒーには、肝硬変、特にアルコール性肝硬変を予防するある物質が含まれている、という仮説を裏付けている、としている。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16772246

(4)コーヒーがC型肝炎の兆候を軽減

(オーストラリア モナシュ大学 アレックス・ホッジ博士:201511月)

ホッジ博士がアメリカ肝臓会議で発表した内容によると、1日2杯のコーヒーがC型肝炎患者の明らかな障害の兆候を13%軽減させていることが分かったという。

これはモナッシュ・メディカルセンター・肝臓クリニックの18歳以上の患者1130人の患者を調査したもので、体重・飲酒・喫煙も考慮に入れた上での結果であるとしている。

ホッジ博士は、「1日20杯という極端なコーヒー摂取には賛成しないが、肝臓に障害がある場合には、ある程度のコーヒー摂取は敬遠する必要はない」と語っている。

http://www.monash.edu/news/articles/9574

http://monashhealth.org/component/page/coffee_alex_hodge?tmp=prints&tmpl=component

(5)コーヒーは肝がんの発生率を低下(国立がん研究センター :20052)

1990年と1993年に8県9保健所管内の住民にアンケートを実施、その後2001年まで60~69歳男女9万人を追跡調査を実施した結果、コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べ肝がんの発生率が半分に減少、1日5杯飲む人では発生率が4分の1にまで低下することが分かった。

この結果について男女差に関係は無かったという。

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/274.html

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15713964?dopt=Abstract

(6)コーヒーが脂肪肝の発生を抑制(三越総合検診センター 船津和夫所長:200811月)

同センターで、肝機能検査、腹部超音波検査を含む健診を継続的に受けている25~60歳の男性1612人に対し、1日に飲むコーヒーと脂肪肝の関係について調べたところ、脂肪肝の人はコーヒーを飲む量が少なく、飲む量が減った人は発症する率が高かった。

http://medical-today.seesaa.net/article/109117633.html

(7)コーヒーがC型肝炎の進行を抑制(アメリカ 国立がん研究所 ガン疫学遺伝部門 :2009年)

慢性C型肝炎の進行の相対危険度がコーヒーを1日1~3杯未満飲むことで30%減、3杯以上飲むことで半減することが分かった。同時に行った紅茶については効果が確認されなかった。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19676128

(8)コーヒーで肝がん発症の危険度が減少(フィンランド ヘルシンキ大学 :2008)

フィンランドは国民一人当たりのコーヒー豆消費量で12.1kg(2013年)と日本(3.51kg)、アメリカ(4.39kg)、イタリア(5.54kg)、ブラジル(6.63kg)と比べても格段に多く、コーヒーの健康に及ぼす影響はとても重要なこととされています。そこでヘルシンキ大学では25歳から74歳までの60323人の住民を1972年から2002年亘ってコーヒーがかん調査したところ、コーヒーの飲む量が肝臓がんの発症に反比例することが分かったということです。

肝がん発症の危険度は、0-1杯を1とした場合、2-3杯で0.66、4-5杯で0.44、6-7杯で0.38、8杯以上で0.32に下がったそうです。その背後にあるメカニズムは不明。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18537182

(9)コーヒーが肝がんのリスクを半減スウェーデン カロリンスカ研究所 環境医学部門 2007年3月)

コーヒーを1日2杯飲む人は、全く飲まない人と比較した場合、肝臓がんになるリスクは肝障害の経験が全くなかった人で3割、肝障害の経験がある人で、4割低下していた。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17484871

(10)コーヒーがγ‐GTP値を下げる(国立健康栄養研究所 古野教授のお話) 

ビール2本程度のアルコールを摂取ひた人のγ‐

TP値(肝臓の状態を判断する指標の一つ)は、コーヒーをほとんど飲まない人より、毎日飲む人の方が、平均で10以上も低いことが分かった。その結果、アルコールにより肝機能が悪くなるのをコーヒーが抑えることが分かった。

http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/012100004/012900004/?ST=food&P=2 (日経Gooday)

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コーヒーの成分と体に及ぼす影響

このように、コーヒーが肝臓の病気に良い効果を示すことが、世界の多くの研究者の報告から見ることができましたが、それではコーヒーに含まれるどんな成分の影響なのかが気になります。

(1)コーヒーに含まれている主な成分

コーヒーに含まれている成分は様々なものがあり、その中の多くのものが、薬として使われている成分と同じものです。

その成分種は大きく変わらないものの、その構成は、生豆、焙煎豆では異なります。また、焙煎時間によっても異なります。 

主な成分はもっとも良く知られているカフェインやクロロゲン酸などのポリフェノール類、ニコチン酸などが含まれています。

これらの成分が、体にどう影響するのかを見ていきましょう。

(2)コーヒーに含まれるカフェインが体に及ぼす影響

コーヒーというと一番初めに頭に浮かぶのがカフェインです。

また、カフェインはコーヒーのみならず緑茶や紅茶などの茶飲料、ココアやチョコレートなどに含まれ、また、栄養ドリンクに含まれています。

カフェインには覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があり、総合感冒薬にも含まれています。

この覚醒作用のため、昔から「コーヒーを飲むと夜に眠れなくなる」と言われていますが、その通り、中枢神経系を興奮させ眠気を覚ます効果があり、「もうひと踏ん張り仕事を」という時には効果を表します。

ただし、摂取しすぎは、体に悪影響を与え、特に妊婦の摂取には注意が必要です。

また、利尿作用があるので、水分補給としてコーヒーを飲むのは意味がありません。

コーヒー一杯のカフェインの含有量はその濃さによって変わるので一概に規定できませんが、アメリカ農務省のデータでは、コーヒー100ml当たり40g、また、全日本コーヒー協会によれば60mgと言われています。

また、缶コーヒーなどにはその含有量が記載されています。

逆にカフェインの取り過ぎや、酸化した古いコーヒーについては体に良くない、と言われています。何事も、過剰摂取、古いものは避けるようにしてください。

(3)コーヒーに含まれるクロロゲン酸が体に及ぼす影響

コーヒーの生豆にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれていて、強い抗酸化作用があります。

この抗酸化作用が肝臓への脂肪の蓄積を抑制してくれると言われています。

肝臓は体内で増えた活性酸素を減らす働きをしています。

アルコール過多で肝臓が働き過ぎの状態になると、増え過ぎた活性酸素が体に悪影響を及ぼしたり、また肝臓の他の働きができなくなってしまうので、抗酸化作用のあるクロロゲン酸が肝臓自体の働きを助けてくれています。

更に、クロロゲン酸には過血糖改善効果があると言われています。

コーヒーを飲む人に2型糖尿病が少ないという研究論文もあります。

肝疾患と糖尿病には関係があると言われ、高血糖の改善は肝臓にも良い効果を示している可能性があります。

(4)コーヒーに含まれるトリゴネン/ニコチン酸が体に及ぼす影響

トリゴネンはコーヒーの生豆に多く含まれるアルカロイド(天然由来の窒素元素を含む有機化合物)です。

富山医科薬科大学の服部征雄教授の研究によれば、トリゴネンを神経細胞と一緒に培養すると、神経突起の数や接合点が増えてくることから、脳の神経細胞に新たな回路を作りだす可能性があるということです。https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb1993/22/7/22_7_679/_article

ただ、トリゴネンは熱に弱く、コーヒー中のトリゴネンは焙煎されるとニコチン酸に変化します。

ニコチン酸はビタミンBともよばれる物質で、中性脂肪を低下させ善玉コレステロールを増やす効果があると言われています。

ただ、「ニコチン」というとたばこが有名で、悪いイメージがありますが、これ自体は医薬品として使われている物質です。

コーヒーとたばこについて、アメリカ国立衛生研究所・国立生物工学情報センターに興味ある論文が掲載されています。

”Tabacco, coffee, and Perkinson’s didease – Caffeine and nicotine may improve the health of dopaminergic systems “ (たばこ、コーヒーそしてパーキンソン病-カフェインとニコチンがドーパミン作用性システムを改善)という表題で、パーキンソン病に対するたばことコーヒーに影響」については、喫煙者のパーキンソン病にかかるリスクはノンスモーカーと比べ60%減り、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて30%減る、といいう内容です。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1125458/

浅煎りコーヒーに含まれるトリゴネンなのか、深入りコーヒーに含まれるトリゴネンから変化したニコチン酸なのか、あるいはその両方なのかは分かりませんが、コーヒーが脳の活性化に効果がある可能性は高いです。

 

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コーヒーの焙煎による成分の変化

コーヒーの成分は焙煎によって変化することが知られています。

2006年に尚絅学院大学の高屋むつ子氏他が日本食生活学会誌に「コーヒー中のクロロゲン酸量に及ぼす焙煎時間及び抽出条件の影響」を発表していますが、それによると、焙煎時間によってクロロゲン酸は下記の表のように減っていきます。

コーヒー生豆、焙煎豆中のクロロゲン酸量(%)

平均値±標準偏差 (出典 : https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/16/3/16_3_224/_article/-char/ja/

コーヒーのコクや酸味は焙煎によって変わることは有名です。

浅煎り、中煎り、深煎りと人ぞれぞれコーヒーの味の好みが違いますが、その焙煎によってコーヒーに含まれるクロロゲン酸の量が減っていきます。

また、クロロゲン酸以外のコーヒー成分のうち、カフェイン以外は焙煎によってその量が変わってきます。

「コーヒーは肝臓に良い」という研究成果の中では、残念ながら被験者がどんなレベルのまで焙煎したコーヒーを飲んだのかというところまでは調査・分析されておらず、コーヒーのどんな成分が影響しているのか、分かりません。

将来、どのくらい焙煎したコーヒーをどのくらい飲めば肝臓に効果があるのか、という研究がされれば、コーヒーが医薬品のように処方される日が来ると思われます。

なお、コーヒーの成分に関しては「コーヒーの成分と効果を徹底解説!」にてより詳しくお伝えしています。

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肝臓の働きについて

コーヒーが肝臓に良い影響をあたえることがわかりましたが、肝臓は体のなかでどんな働きをしているのでしょうか? 

ここでは肝臓がどんな働きをしているのかをお伝えします。

肝臓は蛋白質・糖質・脂質(三大栄養素)の代謝を行う

蛋白質の代謝

蛋白質は体にとってもっとも基本的な物質で、細胞の主成分であり、あらゆる体の組織の構成に関係しています。

私たちが肉や野菜などから摂取した蛋白は、そのまま体内で使われるわけではなく、小腸でアミノ酸に分解・吸収され、そこで吸収されたアミノ酸は門脈を通って肝臓に運ばれます。

肝臓はそのアミノ酸を人体に必要なたくさんの各種蛋白へと合成します。蛋白やアミノ酸は人体にとってもっとも基本的な物質なので、肝臓の蛋白摂取や代謝機能に障害があると体に大いに支障をきたします。

糖質の代謝

日本人の主食のお米やパン、麺類などに多く含まれる炭水化物は小腸でブドウ糖や果糖などに分解され肝臓に運ばれます。肝細胞で酸化されてエネルギー源となって消費されます。

ブドウ糖は生体維持に無くてはならない重要なエネルギー源で脳をはじめとする臓器で使われ、特に神経系と筋肉系組織ではブドウ糖の補充が欠かせません。

肝臓ではこの血糖量の調節を行い、余分なブドウ糖をグリコーゲンに変えて貯蔵し、ブドウ糖が不足すると貯蔵したグリコーゲンをブドウ糖に分解し血液中に放出します。

また、肝臓は糖から核酸を合成したり、アミノ酸や脂肪酸から糖を合成したりします。

脂質の代謝

脂質は、小腸でグリセロールと脂肪酸に分解され吸収されます。

吸収されたグリセロールと脂肪酸はトリグリセリドなどの脂質などに再合成されリボ蛋白となりリンパ管を経由したあと血管に戻り、体のいろいろな部分で利用され門脈経由で肝臓にもどってきます。 

一部は血中に流れ込み、肝動脈経由で肝臓に戻ってきます。

肝臓でこの脂質の一部はエネルギー源として使われると同時に必要な時に使われる貯蔵脂質として蓄えられ、更にコレステロールに合成分解されます。

コレステロールは体には不可欠なもので、細胞膜の素材になったり、ステロイドホルモン、ビタミンD、胆汁酸などへの原料として使われます。

コレステロールの血中濃度が不足すると、貧血を起こし脳がダメージを受けたり、体の細胞やホルモン分泌に悪影響を起こします。

一方、コレステロールの過剰は動脈硬化を起こすので、コレステロール不足も非常に怖い状態ですので、常に適正な状態を保つようにしておくことが肝心です。

 

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肝臓はビタミン・ホルモンの代謝を行う

ビタミンの代謝

肝臓にはビタミンA・B・D・Eが豊富に貯蔵されています。

これらビタミンは各種の代謝作用を促進する酵素を助ける働きがありますが、肝臓がそのビタミンの働きをバックアップしています。

骨の形成に必要なカルシウム代謝は、肝臓がビタミンDを水酸化することによって可能となっているし、糖質の代謝も、タミンB1がリン酸と結合してリン酸化合物になって行われますが、肝臓はこの反応を促進しています。

このように、肝臓は肝臓に貯蔵されているビタミンの代謝を助ける機能を持っています。

ホルモンの代謝

ホルモンとは、体を常に一定状態にたもつために、体の様々な働きを調節する物質の総称で、各臓器で分泌されます。

それら各種のホルモンは役割を果たすと血液に乗って肝臓に送られ、分解された上で尿中に排泄されます。もし肝臓でホルモンの分解・排泄がうまく行われず蓄積されてしまうと、体に悪い症状が現れます。

肝臓は胆汁の合成と排泄を行う

胆汁は肝臓で老廃物を分解・合成して作られた肝臓の排泄物です。すなわち肝臓の代謝活動の結果生まれた最終生産物なのです。

その主成分は胆汁酸で、十二指腸に分泌され、脂肪の消化吸収を助ける働きをしています。腸で消化吸収を助けたあと再び肝臓に戻り再々利用されます。

肝臓は解毒作用を行う

そして肝臓の重要な機能として解毒作用があります。食物から吸収されるのは体に必要な栄養素だけでなく、食物の毒素やアンモニア、あるいは細菌はウイルスなども腸によって吸収され肝臓に送られ

有害物質の無害化

肝臓はこれらの有害物資を酸化・還元・分解などで無毒化し、水に溶けやすい形にして尿や胆汁の中に排泄します。

有害な物資の代表的なもののひとつはアンモニアです。アンモニアは腸内でも発生しますが、肝臓内でも蛋白やアミノ酸の分解にともなっても発生します。肝臓ではこのアンモニアを化学反応によって無害の尿素に変え、腎臓を経由し尿の中に排泄されます。

薬物も体にとっては異物であり、肝臓が無害化してくれます。

アルコールの解毒

私たちの生活に欠かせないアルコールも体にとっては異物です。

私たちが飲んだアルコールは胃や小腸で吸収され肝臓に送られ、肝細胞に取り囲まれたアルコールはまずはアルデヒドに変化します。アセトアルデヒドは毒性の強い物質なので顔が赤くなったり胸がドキドキしたり吐き気をもよおしたりします。

次に肝細胞はアセトアルデヒドを酢酸に変え、血液中に放出し、最終的には炭酸ガスと水にまで分解され、吐く息や尿の中に排泄されます。

しかし、アルコールは肝臓を一回通過しただけではすべてのアルコールが分解・処理されるわけではなく、分解されなかったアルコールやアセトアルデヒドは血液中にもどり体を一周してまた肝臓に戻る、というサイクルを繰り返します。

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肝臓疾患とその原因

肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ、その機能に少しの障害があってもなかなか症状としては現れず、逆に症状が出た時にはかなり悪い状態になっている、と言われています。

そうなったときには病院通いとなってしまうので、日ごろからの注意と肝臓に負担のかかる食事などは控えてください。

脂肪肝

肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態のことです。

肝臓に中性脂肪がたまりすぎる原因はアルコールの飲み過ぎ、肥満、糖尿病が主なものです。

脂肪肝を治すには食べ過ぎや飲み過ぎを控え、適切な食事療法と運動療法が大切です。

アルコール性肝障害

名前が示している通り、アルコールを長期にわたって継続的に大量に飲んでいると、アルコール性肝障害になることがあります。

更に症状が悪化すると肝硬変になることがあります。

肝臓はアルコールとアセトアルデヒトの処理がその役割のひとつですが、アルコールの処理のために酷使されるとそれ以外の仕事ができなくなり、体の他部分に悪影響をもたらします。

適度の飲酒が、アルコール性肝炎にならないために気をつけなければならないことです。

急性肝炎

日本人の急性肝炎の原因のほとんどはA型・B型・C型の肝炎ウイルスです。

A型は生牡蠣など水系で感染が多く、B型・C型は輸血や注射針により感染した血液が体内に入ることが多く、そのうちB型急性肝炎は無症候性キャリアの多い東南アジア諸国での性的接触に気をつける必要があります。

症状としては食欲がなくなり、体がだるくなり、高熱・寒気・頭痛・吐き気など、風邪の症状に似ています。

それを過ぎると、尿の色が褐色になり黄疸症状があらわれ、さらに尿が濃褐色・醤油色になります。

A型は一度かかると体内にウイルスに対する免疫ができるので再び感染することはありません。

B型は三歳以下で感染すると持続感染し、将来慢性肝炎になる可能性があります。

C型は慢性化する恐れがあるので、持続感染したら定期的検査が必要です。

劇症肝炎

日本では急性肝炎患者の約1%が劇症肝炎に移行しています。

A型急性肝炎から劇症性感染に移行することはありませんが、B型・C型から移行すると、体力の弱った人や高齢者がかかりやすく、死亡率は70%以上になります。

急性肝炎は黄疸がでてから一週間程度で症状が緩和しますが、緩和せず、症状がおさまらず、より激しくなった場合は劇症肝炎になり、肝細胞が急速、広範囲に破壊されている恐れがあります。

肝臓がいかに再生力が高い臓器と言われていても、肝臓の再生力を上回るスピードで肝細胞が広範囲に破壊されるので、死に至る可能性が高くなります。

 

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慢性肝炎

A型急性肝炎から慢性肝炎になることはなく、またB型の場合、母親から3歳以前の時期までに感染しキャリアとなった場合がほとんどです。

しかし、C型肝炎の場合は60%から70%が年齢を問わず一過性感染から慢性肝炎に移行します。

更にC型慢性肝炎は比較的症状が軽いため、気がつかないまま慢性化することが多く、C型慢性肝炎の20%が肝硬変に移行します。

肝硬変

肝硬変は、慢性肝炎からだけでなく、アルコール性肝炎、脂肪肝以外の肝臓障害から進行する場合があります。欧米ではアルコール性肝炎から肝硬変になる場合が多く、日本では慢性肝炎から移行するケースが多いようです。

慢性肝炎ではまだ健康な肝臓に戻ることも可能ですが、肝硬変になってしまうと肝臓の組織構造に変化が生じ、再生機能が働かなくなってしまいます。

肝細胞の壊死が広範囲にひろがり細胞の再生修復作業が間に合わなくなると、壊れた細胞の代わりに、もともと肝細胞の結合成分である繊維成分が過剰に生成、増殖されていきます。

このように、肝細胞と肝細胞の集合組織である肝小葉の組織体系に異常が発生し、本来肝細胞が行う機能が果たせない状態になります。こうなるともう後戻りできなくなります。これが肝硬変です。

肝がん

肝がんにはその侵される部位によって種類がありますが、日本人の原発性肝がん(他の臓器からの転移でなく肝臓に発生したがん)の90%以上が肝細胞がんです。

肝硬変は肝細胞が壊れた結果起こる病気ですが、肝がんは肝細胞が何らかの形でがん細胞化し、がん細胞が増殖していく病気です。

肝がん患者の70%がC型肝炎ウイルスが原因であり、20%がB型肝炎ウイルスです。また、アルコール性肝疾患や高脂肪などの原因で肝障害を起こし、ガンにつながることもあります。

肝がんと肝硬変の合併がよくあり、肝がん患者の80%が肝硬変を合併しており、また肝硬変の患者のやく半数は肝がんを発症しています。

 

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まとめ 「毎日適度のコーヒーは肝臓に良い」

肝臓は人体の最大の臓器でありながら、「沈黙の臓器」と呼ばれるように、再生能力が優れており、異常があってもなかなか気付かず、症状がでてきたときにはかなり進行していることがあります。

その肝臓は人体が生きていく上で、他の臓器がしっかり働く上でその必要な成分を代謝により作成したり、不要物を排泄したり、体内の悪い物質を解毒したり、サポート役としての重要な働きをしています。

私たちは現代社会の中で普通の生活をしているつもりでも、ついアルコールを飲み過ぎたり、仕事の忙しさにかまけて運動不足になりがちです。

その結果、肝臓にも負担をかけてしまいます。

肝臓に負担をかけ続けると脂肪がたまり、あるいはウイルス性の肝炎に罹患したりすると、次第に肝炎、慢性肝炎、肝硬変そして肝がんへのリスクが高まっていきます。

そんな肝臓へのリスクが高まっている生活の中で、毎日の朝のコーヒーや食後のコーヒーが肝臓に良いということが、世界中の科学者の研究成果により、その可能性が高まっています。

最新の研究成果では「毎日コーヒーを1杯以上飲むとALT値を安定・低下させる」・「1日2杯のコーヒーがC型肝炎の症状を低減させる」・「1日5杯で肝がんのリスクが5分の1になる」という結果が出ています。

1日に数杯のコーヒーは、肝臓を始めとして様々な健康効果が期待できます。

※コーヒーの一日の適正量に関しては「コーヒーの一日の適正量はどれくらい?」を御確認ください。

ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、これからも健康で若々しい日々を送っていただきたいと思います!

なお、コーヒーにおける肝臓以外の様々な効果に関しては「コーヒーの効果がもの凄い!そのすべてをお伝えします!!」にて詳しくお伝えしています。

また、コーヒーにはダイエット効果もあります。

コーヒーのダイエット効果に関しては「コーヒーダイエットの効果がもの凄い!」にて詳しくお伝えしています。

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