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ココアのテオブロミンとカフェインについて

ココア   1,288 Views

ココアに含まれているテオブロミンという成分は聞き慣れない成分です。

しかし、テオブロミンはココアが持つ様々な健康効果を発揮するための重要な成分です。

ココアは元々栄養価が高いことは言われていましたが、どのように栄養価が高いのか、また、さまざまな成分が含まれている中で、我々の健康に役立つ成分は何なのかという形で研究が現在進んでいます。

その研究の中で、カカオ特有の成分として、テオブロミンという成分が、ココアで得られる健康効果に大きな影響を持っていることが判明しました。

このテオブロミンは、カフェインと同じアルカロイドの一種であり、カフェインの効能と似た働きを持っていることがわかってきました。

そこで、このココアのテオブロミンについて、カフェインとの関わりを含めてご紹介していきます。

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ココアのテオブロミンとは

ココアの特徴的な成分と言われるテオブロミンは、アルカロイドの一種です。

アルカロイドというのは、植物の中にあり、窒素を含んだ塩基性化合物の総称です。

塩基は、酸と対になって働いている物質のことであり、その塩基を水に溶かしたものをアルカリ性と言います。

酸と対になっているということはアルカリ性の物質と言うことになります。

従って、判り易く言えば、塩基性化合物とはアルカリ性の化学物質のことであり、窒素を含んだアルカリ性の化学物質をアルカロイドと言っています。

その中には、カフェインもテオブロミンも含まれています。

アルカリ性ですから、当然両方ともに苦味を特徴として、コーヒーやチョコレートの苦味を演出しています。

ココアには、カフェインの含有量はそれ程多くありませんが、テオブロミンの含有量は他の植物よりもかなり多く含まれています。

テオブロミンは、水には溶けにくい結晶のような粉末です。

テオブロミンの歴史

テオブロミンは、1878年にカカオの種子から初めて取り出されています。

その後、人工的にも合成が出来ることが発見され、近年では血管拡張薬、中枢神経刺激薬、利尿薬として医療で使われています。

ただ、カフェインほど健康効果については知られておらず、そこから派生してくる健康効果もあまり知られていません。

ただ、今後、いろいろな派生効果が報告されていくことが予想されます。

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テオブロミンとカフェインの関係

テオブロミンはカフェインと同じアルカロイドの一種であり、その性質はカフェインと似たところがあります。

それは、テオブロミンが医療用として、血管拡張薬、中枢神経刺激薬、利尿薬として使用されていることからも判ります。

全てカフェインにも作用がある効果です。

但し、カフェインのような覚醒作用はテオブロミンにはありません。

また、中枢神経の刺激についても、テオブロミンとカフェインでは差があり、カフェインは強い刺激を即効的に与えますが、テオブロミンは緩やかに持続的な効果になります。

そのため、カフェインのように強い興奮作用はなく、交感神経と副交感神経のバランスがとられることから、リラックス効果が得られます。

従って、テオブロミンの健康波及効果はあまり知られていませんが、基本的にはカフェインの覚醒作用の部分を除いた健康効果については、持続的な効果が得られると考えられます。

 

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ココアのテオブロミン含有量とコーヒーとの比較

では、ココアにはどの程度のテオブロミンが含まれているか見てみましょう。

ココアの成分としては、コップ一杯当たりの成分は、

テオブロミン     102mg

カフェイン       12mg

カカオポリフェノール 246mg

となっており、その組成はテオブロミンとカフェインをカフェイン類として捕らえれば、コーヒーと非常に似た構成になっています。

すなわち、

          ココア     コーヒー

カフェイン類    114mg            87mg

ポリフェノール      246mg           300mg

となっています。

ポリフェノールはコーヒーの方が多いですが、カフェイン類についてはココアの方が上回っています。

ただ、一杯当たりのカロリーについては、コーヒーが3kcalに対して16kcalと高くなっています。

その背景としては、脂肪分がココアの場合20%以上含まれていることに原因がありそうです。

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テオブロミンの健康効果とカフェインとの比較

テオブロミンの健康効果の元になる原理は次のようになっています。

すなわち、脳の中枢神経に作用して、自律神経の交感神経や副交感神経をバランスをとって調整し、血管を拡張して血流をよくすることで、腎臓を取り巻く抹消血管を拡張させ、腎臓の水分や老廃物を濾して膀胱に送る働きを強める利尿作用が強く現れます。

このように、作用そのものはカフェインに似ていますが、テオブロミンはカフェインが即効的に効き目が現れるのに対して、緩やかに成分が吸収されるため、効果も時間をかけて現れます。

そのため、作用はカフェインよりも穏やかであり、覚醒作用がほとんど無く、寝る前に飲んでも睡眠を座またげることもなく、子供でも刺激が少ないため飲めます。

従って、交感神経を急激に高めて興奮作用につながることがないため、リラックス効果なども享受することが出来ます。

 

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テオブロミンとカフェインとの基本作用の比較

具体的な作用についてカフェインとの比較で見てみましょう。

◎は非常に強く、○は強い、△は弱いと見てください。

           カフェイン   テオブロミン

中枢神経の興奮作用   ◎        △

心筋興奮作用      ○        ◎

利尿作用        ○        ◎

骨格筋収縮作用     ◎        △

気管支拡張作用     ○        ◎

このように、カフェインの場合は、即効性とともに、中枢神経を興奮させたり、筋肉を収縮させて力を発揮ざせる作用は非常に強いですが、それらについてはテオブロミンは作用が弱いことがわかります。

逆に、テオブロミンは、心臓や腎臓、気管支などに対する刺激による活発化については強い作用を及ぼすことが判ります。

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テオブロミンの脂肪燃焼効果

テオブロミンは、カフェインよりも効き目はゆっくりであり、しかもカテコールアミンのような神経伝達物質を生成させることもありませんので、体に即効性のある脂肪燃焼効果を及ぼすことはありません。

但し、血管を広げ、血流を高める力が強いため、脂肪が体内に滞留しないようにすることで、脂肪のつきにくい体にしてくれます。(ポリフェノールと似た効果)

テオブロミンの胃の消化促進効果

テオブロミンにはカフェインのような胃の胃酸の分泌を促進する作用は確認されておらず、消化促進効果は期待することは難しいと言えます。

但し、体全体の血管を拡張し、血流をよくするため、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動は活発化するため、カフェインよりは弱いものの、多少の効果は期待できます。

※ 蠕動運動は胃腸などが食物をかき混ぜながら、次の消化器官に移動させる運動です。

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テオブロミンの便秘解消効果

テオブロミンの胃の消化促進効果が期待できないため、カフェインのような便秘の解消効果も難しくなります。

但し、血流の増加による胃腸の蠕動運動が活発化しますので、時間をかけて便秘を解消する効果はありそうです。

 

テオブロミン血糖値、糖尿病予防効果

これも、テオブロミンの胃の消化促進効果がそれ程期待できないため、脂肪、糖分の分解も進みませんので、カフェインのように血液に流れる糖分を抑えることは出来ません。

しかし、テオブロミンは血流を増加させてくれますので、ポリフェノールのように糖分が血管に滞留させないことで血糖値の上昇を抑える可能性があります。

従って、カフェインとポリフェノールほどは血糖値を抑えること出来ませんが、緩やかに上昇を抑えますので、糖尿病の予防効果も期待はできます。

 

テオブロミンの集中力、勉強効率効果

テオブロミンの集中力、勉強効率向上作用は自律神経を刺激するため生まれますが、効果としては持続性はありますが、その効能はカフェインよりも強いとは言えません。

 

テオブロミンが集中力・勉強効率に重要な役目果たす効果については「ココアは記憶力・集中力・計算能力を高める効果がある!」で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください!

 

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テオブロミンの風邪への解熱作用

カフェインの風邪の頭痛、下熱効果は利尿作用によるものであり、テオブロミンの利尿作用はカフェインより強く、風邪のときの頭痛、下熱効果はさらに高くなります。

すなわち、利尿作用が強いことで、風邪のウィルスや菌を早く体外に排出してくれることにより、頭痛や発熱を抑える効果が出ます。

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テオブロミンの偏頭痛の解消効果

偏頭痛は脳の中で中枢神経の周りの抹消血管が拡大するために起こりますが、カフェインはその中枢神経を収縮させる働きがあるため、偏頭痛を解消してくれますが、テオブロミンの場合は、カフェインほど中枢神経に対する働きかけは強くなく、緩やかなものですので、偏頭痛の解消は難しいと言えます。

テオブロミンのぜんそく緩和効果

テオブロミンの気管支を拡張させる作用は、カフェインよりも強く、気管支をより拡大させてくれることにより、ぜんそくの緩和にはより大きな効果が期待できます。

テオブロミンのうつ病予防効果

テオブロミンの中枢神経の興奮作用はカフェインほど強くないため、それ程期待できません。

ただ、元々うつ病の予防効果はカフェインによる効果もそれ程大きいとは言えず、その効果の原理も明確になっていませんので、それ程差があるとは言いにくい面もあります。

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テオブロミンの冷え性、むくみ解消効果

テオブロミンの血管を拡張させ、血流を高める作用はカフェインよりも強く、手足の抹消血管の血流を増加させてくれ、手足の末端に溜まった水分も洗い流してくれますので、冷え性、むくみを解消することが出来ます。

 

テオブロミンが重要な役目を果たす冷え性改善効果については「ココアの冷え症改善効果が凄い!」で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください!

 

テオブロミンの肝臓への影響

デオブロミンの血流の増加作用はカフェインよりも強く、肝臓を取り巻く抹消血管を拡大させ、体内の心筋など内蔵機能の活発化させる効果は多く、肝臓機能の向上などにつながります。

テオブロミンの美容効果

血管を拡張させ、血流を高める作用がカフェインよりも強く、お肌の抹消血管をより拡張させてくれるため、ターンオーバーが活発化し、繊維芽細胞のエラスチンやコラーゲンを生成する力も高まりますので、美肌効果が高まります。

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テオブロミンの 疲労回復効果

テオブロミンの自律神経の交感神経と副交感神経のバランスをとる作用はカフェインにはなく、血流をよくすることから疲労回復効果やリラックス効果はテオブロミンの方がかなり高いと言えます。

テオブロミンの高脂血症や生活習慣病予防効果

テオブロミンには、脂肪分解作用が認められており、血管をサラサラにして血流を良くすることにより、高脂血症の予防効果、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化などの生活習慣病の予防効果があります。

また、テオブロミンは持続性がカフェインよりも高く、その結果、血圧を安定させる効果も期待されます。

 

ココアの動脈硬化の予防効果については「ココアで動脈硬化を予防・改善する!」で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください!

 

テオブロミンの利尿作用による副作用

利尿作用はカフェインよりも強いだけに、カカオの飲み過ぎからテオブロミンによる利尿作用に関する副作用は出る可能性があります。

具体的には、

  • テオブロミンの過剰摂取から利尿作用の効き過ぎにより、体内に必要なビタミン、ミネラルが体外に排出される可能性があり、さらにそこからビタミン欠乏症、ミネラル欠乏症になる可能性もあります。

    → ビタミン欠乏症の場合には、夜盲症、皮膚乾燥症、成長障害、かっけ、皮膚炎、精神障害、下痢、骨粗しょう症、壊血症、などの病気を派生させる可能性があります。

      また、ミネラル欠乏症の場合には、骨粗しょう症、不眠、便秘、心臓発作、腎不全、倦怠感、食欲不振、嘔吐、筋肉痛、けいれん、しびれ、めまい、記憶障害、貧血、食欲不振などの症状につながる可能性があります。

  • テオブロミンの過剰摂取は、利尿作用がカフェインよりも強いだけに、体内の細菌を濾してしまい、膀胱に送ってしまう可能性があり、膀胱炎などにより腹痛が生じる可能性があります。
  • 毎日、テオブロミンの過剰摂取が続きますと、利尿作用が強いために腎臓の負担が大きくなり、腎盂炎、腎臓炎などになる可能性はカフェインよりも大きくなります。

などの副作用は出る可能性があります。

また、テオブロミンには覚醒作用が無いため、不安症、パニック障害などは生じませんし、また、うつ病患者の症状の悪化もありません

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まとめ

健康に対する意識の高まりの中で、ココアについても健康効果が見直され、テオブロミンの効果が注目されています。

テオブロミンはカフェインと似た成分ですが、違う面もあります。

テオブロミンは集中力の持続効果・風邪への解熱効果・喘息緩和効果・むくみ改善効果・美容効果・肝臓機能向上効果・疲労回復効果などが期待できます。

また、テオブロミンは中枢神経への働きかけはありますが、その作用は緩やかであり、覚醒作用はほとんどありません。

テオブロミンは利尿作用が強いのでココアなどで摂取しすぎると、ビタミンやミネラルを体外に排出しすぎてしまう可能性が高まります。

いずれにしても、テオブロミンは様々な健康効果が期待できる成分です。

テオブロミンが豊富に含まれているココアを上手に活用して、健康で若々しい日々を過ごしてください!

なお、「ココアカフェインの効果や副作用について」でもココアに含まれるテオブロミンとカフェインの相乗効果に関する詳しい情報をお伝えしています。

 

ココアの全ての効果については「ココアの効果は驚異的!その全てをお伝えいたします!」で紹介していますので是非ご覧ください!

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