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水道水は危険?すべての危険成分を徹底検証しました!

水道水   1,452 Views

水道水は危険だからと言って、ミネラルウォーターやウォーターサーバーを勧めるサイトも多くありますが、水道水は本当に危険なのでしょうか?

水道水の何がどのくらい危険なのか、正確に知っておくことはとても大切です。

あやふやな情報に左右されず、むやみに不安にならないためにも、水道水の危険成分について解説しているこの記事を是非参考にしてみて下さい。

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Contents

水道水で危険性が疑われている成分

日本の水道水は、水道法によって基準が定められており、その基準はミネラルウォーターの基準よりも厳しく定められています。

そのため、水道局のサイトでも、水道水はそのまま飲用しても安全とはっきり明記されているのです。

それでも、水道水をそのまま飲むのに抵抗を感じる人は多く、その理由で多いのは、独特のカルキ臭がありまずいこと、塩素が体に与える影響が心配なこと、発がん性物質であるトリハロメタンが含まれていること、放射能に汚染されていないか心配というような点であるようです。

以下で、それぞれの危険成分が実際にどういうものなのか、その危険度はどの程度なのか、について順に解説していきます。

水道水の塩素が危険!

水道水には、消毒のために必ず塩素が含まれています。塩素消毒をしなければ、雑菌やウィルスが繁殖し不衛生な水になってしまいます。

水道水が安全であるためには塩素は欠かせないのです。

塩素以外の消毒方法もなくはないですが、効果が確実で、残留性があることなどから、世界的に見ても塩素による水道水の消毒は主流になっています。

しかし、塩素単体(黄緑色の気体)は非常に強い毒性を持ち、化学兵器に使われたり、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されているほど危険な物質です。

塩素濃度が高いと、目・皮膚・呼吸器の粘膜を刺激して咳や嘔吐を催し、最悪呼吸不全で死に至ることもありえます。

このため、水道水中に含まれる塩素に不安を感じるのも当然かもしれません。

しかし、実際水道水に使われる塩素は塩素単体ではなく、水酸化ナトリウム水溶液と反応させた次亜塩素酸ナトリウムです。

もちろんまったく危険がないというわけではありませんが、次亜塩素酸ナトリウムは危険物に指定されていないことからわかるように、塩素と比べると随分濃度の薄いもの、安全なものと捉えて問題ないのです。

次に水道水の塩素濃度ですが、水道法では、汚染されていない安全な水を蛇口において確保できるよう、0.1mg/L以上と定められています。

上限についての規定はないのですが、水質管理目標設定項目の目標値である1mg/L以下になるよう、各水道局で管理されています。

WHO(世界保健機構)の飲料水水質ガイドライン値は5mg/Lで、これは生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度とされていることから、日本の塩素濃度はまったく不安を感じる必要のない値におさまっているとは言えないでしょうか?

また、塩素は体内に入ると胃酸によって塩化水素になり、これは胃酸自体の主成分でもあるため、懸念することはありません。

塩素が体に害があると言うならば、皮膚・髪の毛・目の粘膜への影響を指摘することができます。

塩素の強い酸化力で、皮膚・髪・目のタンパク質を傷つけてしまうからです。水道水でのお風呂やプールで異常を感じてしまうのはこのためです。

敏感肌の人やアトピーの人が、塩素除去したシャワーやお風呂で症状がましになる例もたくさんあります。

塩素除去機能付きシャワーヘッドに替えたり、入浴槽に中和剤などを入れて塩素除去することで塩素の問題を解決することができます。

塩素除去については、「水道水の塩素除去の方法と影響とは?」に詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、水道水で野菜やお米、果物を洗うと、塩素が原因でビタミンCの約10~30%が破壊されるという事実も明らかにされています。

危険というわけではありませんが、塩素による弊害のひとつです。

水道水の塩素が危険という場合には、消毒に使用される塩素というより、その塩素が原因で作られる塩素化合物であるトリハロメタンを指していることが多いです。トリハロメタンについては、以下詳しく説明します。

また、水道水の塩素については、「水道水の塩素について、すべてを徹底的に調べました!」に、より多くの情報を載せています。

水道水を煮沸すると増えるトリハロメタンが危険!

トリハロメタンとは、メタンを構成する4つの水素原子のうち3つがハロゲンに置換した化合物の総称で、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムなどがあります。

水道水に含まれる塩素が、原水に存在していた有機物(フミン酸)と反応してできる副生物質で、他の水にはみられず水道水中にのみ発見されます。

発がん性や催奇形性が疑われており、クロロホルムとブロモジクロロメタンはIARC(国際がん研究機関)でグループ2Bに分類されています。グループ2Bは発ガン性があるかもしれない物質です。

また、水道水中に含まれるトリハロメタンの60~90%がクロロホルムで、クロロホルムは毒物及び劇物取締法の医薬用外劇物に指定されている、麻酔に使われるほど毒性が強い、などと危険なイメージがつきまといます。

上で述べた発がん性や催奇形性の他に、肝臓・腎臓障害を引き起こすことも知られています。

中枢神経機能低下、疲労感、イライラ、倦怠感、喘息やアトピー性皮膚炎、流産の可能性も示唆されています。

しかし、WHOが設定した水質基準のクロロホルム量は0.2mg/Lで、この値は人間が一生涯その水を飲み続けても発がん率が10万分の1を超さないレベルです。

さらに、日本の水道水の水質基準はもっと厳しく、クロロホルム量は0.06mg/L以下となっていることから、発がん率もずっと低くより安全です。

生涯にわたり連続して摂取しても健康に影響が生じないレベルとして、この基準値が設定されているのです。

総トリハロメタンの値も、水道法基準では0.1 mg/Lですが、多くの水道水の水質検査結果では<0.01mg/Lとなっており、水道水中に含まれるトリハロメタンはごくわずかと言えます。

また、発ガン性が疑われているとは言っても、同じグループ2Bに含まれる物質には漬物やガソリンエンジンの排気ガスもあることから、トリハロメタンがそれほど危険性の高いものであるというわけではないことがわかるのではないでしょうか?

ラットの半数が死んでしまう量(半数致死量)で、クロロホルムの毒性を他のものと比較してみると、タバコのニコチンは50mg/kg、お茶のカフェインは200mg/kg、水道水のクロロホルムは900~2000mg/kg、食塩は4500mg/kgと、これからもクロロホルムの毒性がニコチンやカフェインよりも随分低いことがわかります。

もうひとつ、トリハロメタンの危険性について忘れてはいけないことは、トリハロメタンは加熱すると一時的に増加するという事実です。水道水を加熱していくと、沸騰時に最も多く、通常の2.2倍ほどになります。

そのため、水道水を沸騰させると危険などとよく言われていますが、そのまま沸騰を続けると、3分で約半分、10分でほとんどが揮発してなくなるので、それを知っていれば危険に思う必要はなさそうです。

それどころか、水道水中の総トリハロメタンは0.01mg/Lもないのが普通で、0.01mg/Lと仮定しても最大時に0.022mg/Lにしかならず、基準値の0.1mg/Lにはまだ及びません。

水道法の基準値を信用する限りでは、トリハロメタンの危険性は煮沸時でも大したことはないのです。

発ガン性が疑われるからトリハロメタンは危険と考えることは間違いではありませんが、発ガン性がおそらくあるとされるグループ2A には、紫外線や65℃以上の熱い飲み物もあり、私たちは他にも知らずに日常的に発がん性があったり疑われたりしているものを摂取しているものです。

発がん性のある物質ばかり注目していると、周りは危険なものだらけになってしまいます。リスクを少しでも軽減したいということでトリハロメタンを除去するのはよいですが、あまり過敏になりすぎるのは逆に問題です。

トリハロメタンは、10分以上の煮沸、浄水器によって除去が可能です。

水道水のトリハロメタンについては、もっと詳しいことが「水道水のトリハロメタン関するすべて」にまとめてありますのでよかったら参照してください。

 

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水道水の放射能が危険!

2011年3月11日の東日本大震災、それに伴う福島第一原子力発電所事故で、大量の放射性物質が流出したことから、水道水にも放射性物質が含まれているのではないか、水道水も放射線に汚染されているのではないか、という不安の声が大きくなりました。

実際大気中、土壌、溜まり水、立坑、海水、および地下水へ放出された放射性物質のうち、ヨウ素131とセシウム137の合計値はチェルノブイリ原子力発電所事故の約6分の1に及ぶ約90京ベクレル(900PBq)であるとされています。

これらの放射性物質は、風向きによって国内、国外に広がり、放射性物質の検出された地域は栃木県、茨城県、山形県、東京都、群馬県、福島県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、岩手県、秋田県にも及びます。

そして、その事故のレベルは、国際原子力事象評価尺度 (INES) において最悪の、レベル7(深刻な事故)に分類されているのです。

水道水にこれらの放射性物質が紛れているかについて、水質検査結果から検証していきます。

水道水中に含まれる放射性セシウムと放射性ヨウ素の量の推移  

放射能汚染の原因となる放射性核種の内、主要3核種はセシウム134、セシウム137、ヨウ素131の3つです。

2011年事故後の浄水された水道水のうち放射線物質が検出された地域と、その最大値、その後の推移を見ていきます。

放射線物質が発見された都道府県の放射性セシウム・放射性ヨウ素の最大値は厚生労働省の検査結果によると以下のようになっています。

岩手県 3月23日セシウム0.13 Bq/kg、ヨウ素5.3 Bq/kgを検出 

宮城県 3月25日セシウム検出されず、ヨウ素は最大で10 Bq/kgを検出

その後セシウムは時々検出されるが、1.3 Bq/kgが最大

秋田県 3月23日に最大で2 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは常に不検出

山形県 3月24日に最大で4.66 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは2度ほど検出されたが、0.43 Bq/kgが最大 

茨城県 3月27日に最大値43.34 Bq/kgのセシウム、298 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは4月中旬には検出されなくなったが、ヨウ素は5月まで検出されている地域もあった。

栃木県 3月24日に最大値9.3 Bq/kgのセシウム、110 Bq/kgのヨウ素を検出 

群馬県 3月20日に最大値1.2 Bq/kgのセシウム 、3月24日には最大値62 Bq/kgのヨウ素検出 その後やはり4月上旬に不検出になるが、5月20日一時的に16 Bq/kgのセシウムも検出されている

埼玉県 3月24日に最大値0.85 Bq/kgのセシウム、74 Bq/kgのヨウ素検出  

千葉県 3月22日に最大値7.98 Bq/kg のセシウム、336 Bq/kgのヨウ素検出 

東京都 3月24日に最大値2.4 Bq/kgのセシウム、22日に最大210 Bq/kgのヨウ素検出   

福島県 3月16日に最大値58 Bq/kgのセシウム、20日に最大値965 Bq/kgのヨウ素検出

神奈川県 3月22日に最大値67.8 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは不検出

新潟県 3月20日に最大値79 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは不検出

山梨県 4月1日に最大値0.11 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは不検出

静岡県 3月22日に最大値0.14 Bq/kgのヨウ素検出 セシウムは不検出

全体的な特徴として、「事故後何度か水道水に放射線物質が検出され、3月後半に最高値になり、その後も何度か検出されるが、4月上旬には不検出が続くようになる。

その後はまれに一時的な数値が発見されるが、ほとんど毎日不検出で、6ヶ月も経つとほぼ100%に近い数字で不検出になっている」と言える事ができます。

検査結果ではNDと書かれていますが、これは検出限界値未満(1 Bq/kg未満)ということで、不検出と同意味に使われています。

 

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現在の水道水中の放射線物質

現在、水道水には放射性物質は検出されていません。

その理由は、たとえ原水に放射性物質が紛れ込んでいるとしても、浄水過程において、放射性物質は比較的簡単に取り除くことができるからです。

放射性セシウムは泥などに吸着しやすく、大きな塊となって沈みやすい性質があるため、凝集沈でん・砂ろ過処理によって除去することが可能です。また放射性ヨウ素は、粉末活性炭と塩素(消毒剤)を併用する方法で、除去が可能になっています。

水道水の基準については、事故前と事故後1年間は放射性ヨウ素300 Bq(ベクレル)/kg、放射性セシウム200 Bq/kgでした。

この値は事故後に検出された大部分の放射性物質量よりも高く、福島県などの一部を除けば、事故後の水道水に含まれる放射線量はそれほど危惧するレベルではないといえます。

なお、事故後1年後の2012年4月1日からはさらに基準を厳しく設定し、管理目標値として、放射性セシウム(セシウム134とセシウム137の合計)が10Bq/kg(キログラム)と決められました。

この値はどのように設定されたかというと、1年間、毎日2Lずつ飲み続けたら実効線量が0.1mSv(マイクロシーベルト)/年に相当し、この値は胸のX線検診を2回受けたレベルと等しく、0.1~30 mSv/年であれば、生活の中に自然に存在するレベルの範囲内で、健康レベルとされているからです。

したがって、たとえ水道水のセシウム値がこれを上回ったとしても、すぐに飲んではいけないということにはならず、その原因を追求するきっかけになるだけです。

また、放射性ヨウ素については、半減期(8日間)が短く、周辺環境から検出されていないことから目標値の設定は不必要と判断されました。

このように厳しく設定された新基準でも問題ないほど、現在の水道水中には放射線物質は含まれておらず、安心です。

福島の水道水は危険か?

一番事故の影響の大きかった福島の水道水の危険さを心配する人もたくさんいます。しかし浄水場では基準に基づきしっかり除去・管理していますし、基準値の10Bq/kgより10倍厳しい1 Bq/kgさえも検出されていません(検査結果がNDになる)ので安心して飲用できます。

また、その他の放射性核種であるプルトニウムと放射性ストロンチウムも検査の結果、健康に影響を与えるレベルではないと確認されています。

そのほかに危険性が疑われている水道水の成分

水道水にはさまざまな物質が含まれており、少しでも人間の体に影響を与えると考えられるものは水道水質基準にて基準値が定められ、水道水中にそれ以上の値が含まれないよう、常に検査され、徹底管理されています。

管理される項目は51にも及ぶのですが、その中で特に危険性が疑われ、不安要素になりやすいものについて見ていきます。

 

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アルミニウム

水道水を浄水する過程で、細かいゴミや塵をまとめて沈殿させるために硫化アルミニウムやポリ塩化アルミニウムなどの高分子凝集剤が使われます。

これらの凝集剤のお陰で、ゴミや塵は除去され、濁りのない水になるのですが、これらの薬品が液体化したものは水中に溶け込んだままになってしまいます。それがアルミニウム、アルミ成分です。

それ以外にも、アルミニウムは排気ガスや工場の煙、農薬などにも含まれているもので、自然に土壌に存在しています。酸性雨の影響などを受けると、土壌のアルミニウムが溶け出し川となって流れ出て、原水に含まれてしまう可能性もあるのです。

アルミニウムを飲み続けると、腎臓機能障害やアルツハイマー型認知症になる危険のほか、パーキンソン病、言語障害、筋肉のけいれん、ひきつけやてんかんを起こす可能性が疑われていますが、一方でアルミニウムは摂取しても吸収されにくく、ほとんどはそのまま排出されるとされています。

つまり、腎臓が正常に機能している健康な人間ならば、アルミニウムが体にたまることは考えにくいようです。

それでも水質基準では0.2mg/L以下に決められていますので、水道水のアルミニウムが原因で病気になるということはまず考えられないのではないでしょうか?

通常の浄水器では水中に溶け込んだアルミニウムの除去は困難ですが、逆浸透膜浄水器、イオン交換樹脂の浄水器、蒸留させる方法で除去することはできます。

カルシウム・マグネシウム(硬度)

カルシウムやマグネシウムは一般に体に必要なミネラルと考えられていますから、水道水に含まれていても何も問題ないように思われるのですが、水質基準ではカルシウム・マグネシウム量も定められています。

それは体内に摂取しすぎると危険という理由ではなく、水中のカルシウム分・マグネシウム分が高くなる(硬度の高い水になる)と、石鹸の泡立ちが悪くなり、また石鹸カスが配管などにつまるなどの問題が出てくるからです。

基準は300mg/L以下とされています。また、硬度の高い水は硬くてしつこい味になるため、おいしい水を供給するためにも多くは含まれないほうがよいのです。

ただし、カルシウム分の多い水道水を飲むことで腎臓結石や関節炎、胆石、動脈硬化のリスクを高める可能性があると言う意見もあります。

確かに硬度の高い水は胃腸の弱い人や、乳幼児には向かないとされているのは事実ですし、カルシウムを多量に取るならマグネシウムとのバランス(理想はカルシウム:マグネシウムが2:1)を考えないと病気につながるというのは事実ですが、日本の水道水は軟水で、カルシウム分・マグネシウム分も高くはないので、心配する必要はなさそうです。

硝酸態窒素

硝酸態窒素は肥料等に含まれ、その肥料によって汚染された土壌から流れ出た地下水や井戸水にはこの硝酸態窒素や亜硝酸態窒素が含まれています。

このように汚染された水を飲むと、腸内で細菌によって硝酸態窒素は亜硝酸態窒素に変わります。

そして亜硝酸態窒素は血液中のヘモグロビンと反応してメトヘモグロビンになってしまいます。

このメトヘモグロビンが厄介で、ヘモグロビンと違い血液中の酸素を運搬できないため、酸素欠乏状態になり、メトヘモグロビン血症を引き起こしやすくなるのです。

特に乳児は亜硝酸態窒素を生成しやすいため成人よりも注意が必要になります。

メトヘモグロビン血症が悪化すると、顔色や全身の色が青紫色になるチアノーゼになるため、ブルー・ベビー症候群とも呼ばれます。

また、亜硝酸態窒素のもう一つの弊害は、体内で亜硝酸が反応してできる化合物の中に、胃がん、消化器系がんの危険性があるとされるニトロソアミンが含まれるとされている点です。

このように近年、亜硝酸態窒素は、ごく少量でも健康に影響があることがわかってきたため、従来の水質基準をより厳しく規定する改正が平成26年2月28日に行われました。

従来は「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」の値が10mg/L以下であったのに追加して、亜硝酸態窒素だけの値が0.04mg/L以下という項目も規定に入っています。これは今までの250分の1という非常に低い値です。

地下水に関しては、長野県で「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」が最大66mg/Lもの大きな値が検出された事例もありますが、水道水はこのように規定によって厳しく管理されているため健康に影響がある可能性はほぼないです。

水道水よりも、硝酸態窒素は汚染された土壌からできる野菜などに遥かに多く含まれているようです。

ヒ素

ヒ素及びヒ素化合物はIARC発がん性リスク一覧で一番リスクの高い「グループ1」に分類されており発ガン性があるとされるほど猛毒であることが確認されています。

亜ヒ酸を製造していた旧土呂久鉱山での土呂久砒素公害では慢性砒素中毒症の認定患者は195名にも及びました。

このように大量のヒ素によって汚染されなくとも、ヒ素は自然環境の中に広く存在する物質で、私たちは飲料水や食品から微量のヒ素を経口摂取しています。

国際的なリスク評価機関では飲料水から摂取する日その割合が一番大きいと推定していますが、日本は水質管理の結果飲料水中のヒ素濃度は低く、食品からの割合のほうが多いようです。

国内のヒ素の水質基準はWHO(世界保健機関)と同じ0.01mg/lで、規定を上回るヒ素が検出されたことはほとんどないため安心ですが、外国の研究では既定値を下回るヒ素濃度でも体に影響を及ぼす可能性もあるという報告もあることから、今後のさらなる研究が期待されています。

フッ素

フッ素は虫歯や歯周病に効果があるとして、外国では水道水にフッ素を混ぜて供給することを認めている国もあります。

しかし、水道水のフッ化物添加には賛否両論の議論があります。

WHO(世界保健機構)は虫歯予防に効果があるとする賛成派ですが、CDC(米国疾病予防センター)は疑問視しているし、ADA(アメリカ歯科医師会)は効果は薄いと見ています。

日本でも議論になる問題で、虫歯への効果は比較的認められてはいるものの、フッ素を水道水に添加する行為については、個人の選択を奪ってしまう点や、フッ素症(過剰のフッ素による影響で、歯に褐色の斑点ができたり、シミができる症状)を発生する可能性もある点などから、地域住民との合意が必要という見方が多く、実際に添加されているところはほぼありません。

例外的に群馬県甘楽郡下仁田町役場では限定的にフッ素添加を行っているようです。

フッ素添加を行っていなくても、自然にフッ素は存在することから、フッ素の量に関して、0.8mg/L以下と基準が設けられています。

 

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MX

MXは、トリハロメタンと同じ塩素化合物(TOX)の一種です。有機物と遊離塩素が反応して生成される、消毒副生成物です。

塩素化合物には色んな種類があり、水道水中のトリハロメタンはその20%程度にすぎないと言われています。

MXは強い変異原性(遺伝子を改変する能力)を持っていて、奇形児や、流産、ガンなどの、さまざまな病気を引き起こす可能性があるとされていますが、同時に体内の別の物質や消毒塩素などと反応して、変異原性の弱い別の物質に変化することもわかっています。

危険物質とは言われているものの、フィンランドの検出量が最大67ng/Lに対して日本では最大で9ng/L程度と、水道水に含まれる量はごく少量であることから、健康に問題はないと見られ、水質基準にも規定はありません。

塩素で殺菌できない原虫・菌

水道水の塩素消毒は、水中のほとんどの細菌や微生物を殺菌できるので、塩素消毒されていなかった時代に比べると、コレラや赤痢、腸チフスなどの感染症を大幅に防ぐことができるようになりました。

しかし、塩素消毒によっても殺菌できない、塩素に対して強い耐性を持っている原虫や菌も存在し、それらが原因で集団感染を引き起こしたり、重症の場合は死亡したりする例もありますので注意が必要です。

クリプトスポリジウム

クリプトスポリジウムは胞子虫類に属する原虫で、環境中では被膜、被殻に覆われたオーシストになっているため増殖もしないがとても耐性が強く、塩素消毒でも殺菌されません。

一度ヒト、ネコ、ウシなどに経口摂取されると消化管の細胞に住みついて増殖し、そこで形成されたオーシストが糞便とともに体外に排出されると新たな感染源になります。

激しい下痢・嘔吐・腹痛・微熱などの症状が出ますが、健常者なら2週間程度で自然治癒します。

しかしアメリカでは100人もの死亡例も出ていますし、集団感染しないよう注意しなくてはいけません。このクリプトスポリジウムが水道水を介して感染した例もあるため、浄水場での濾過による物質的な除去(膜ろ過法や急速ろ過法等)で、濁度を0.1度以下に維持する必要があります。

また、家でも浄水器を使用したり、煮沸させる(原虫は熱には弱い)ことで除去できます。煮沸で1分、70℃で30分、氷点下20℃の冷凍30分で殺菌できます。

エキノコックス 

エキノコックスも原虫で、塩素消毒によって殺菌されません。飲食物や水道水を介して口から入ると、血液やリンパ液に入り込み全身に増殖します。

肝臓、胆のう、脳、目、腎臓など様々な器官が侵されますが、主に肝臓に寄生・増殖し、肝機能障害や肝臓がんを引き起こし、重度になると死亡します。

主に北海道の野生のキタキツネや野ネズミに寄生しているので、北海道の川や沢の水は直接飲まないようにしなくてはいけません。

水道水は安全ですが、煮沸や浄水器によっても除去が可能なので、心配な人はそういう処置を取るといいでしょう。

ジアルジア

ジアルジアもシストという硬い殻に覆われているため、クリプトスポリジウムほどではないが塩素消毒の効き目が薄く、日本でも水道水に検出され、給水停止や煮沸勧告が行われた事例があります。

経口感染し、哺乳類の小腸に寄生すると、ジアルジア症を発病します。

症状は下痢や腹痛、悪心、衰弱感、体重減少などですが、まったく無症状という例もあります。重症になると血便が出たり、栄養吸収障害によるビタミンAの欠乏、視力障害が起こる場合もあるそうです。

かつては3~6%もの感染率が確認されていましたが、近年の検出率は0.5%を下回る程度です。

また、たとえ原水にジアルジアが検出されたとしても、適正に浄水処理を行なうことで濁りを取り除いて除去することは可能で、さらに各水道局で定期的に検査を行い、汚染されていないことを確認しています。

この原虫も熱には弱く、60℃数分の加熱で殺菌したり、浄水器でのろ過でも除去が可能です。

 

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ダイオキシン

塩素を含む農薬や、塩素を含むプラスチックやトレイなどが不完全燃焼すると発生するダイオキシンは、廃棄物の焼却時に発生する事が最も多く、他にも車の排気ガスや煙草の煙、金属精錬施設、山火事、火山活動でも発生します。

一般毒性、発癌性、生殖毒性、免疫毒性などがある危険な物質ですが、水に溶けにくいという性質があり、水中では粒子状で存在するため、浄水場での緩速ろ過や急速ろ過で除去することが可能です。

このため水道水中にはほとんど含まれず、水道局の調査でも常に基準値を大きく下回っているため安心です。

カドミウム

カドミウムは四大公害病の一つであるイタイイタイ病の原因となった物質です。

人体にとってとても有害で危険あり、カドミウムとその化合物は発がん性があるグループ1に分類されています。

この公害病では亜鉛精錬所から鉱廃水に含まれて排出されたカドミウムによって汚染された水を、飲料水や農業水として使用、その農業水によって収穫された米を常食することでカドミウムを体内に蓄積させた事が原因でした。基準値の数十倍から数千倍もの高濃度に達していたということです。

大量に摂取すると腎臓機能に障害が起こり、それが原因で骨がもろくなり、体中が痛くなり、容易に骨折するようになります。

現在ではリン鉱石から生産される化学肥料中の不純物として土壌に広く含まれており、食品を介して摂取されるカドミウムの割合は、米が46.5%と最も多く、飲料水からの摂取は1%もなく無視できる程度に少ないとされています。

従来カドミウムの水質基準は0.01 mg/L以下でしたが、WHO飲料水質ガイドラインが0.003mg/l、アメリカ、EUでも0.005mg/lであることから、2010年4月1日より0.003 mg/L以下に改正されました。

水銀

水銀も、4大公害病の内、水俣病と第二水俣病の原因になったとても毒性の強い危険な物質です。

メチル水銀(有機水銀)の中枢神経系(脳)に対する毒性はとても強く、メチル水銀中毒症になり、感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄、聴力障害、平衡機能障害、言語障害、振戦(手足の震え)等の症状が見られます。意識不明や死亡に至るケースもあります。

水俣病の時にはチッソ水俣工場、第二水俣病の時には昭和電工の工場から出る工業排水に含まれていたメチル水銀が魚介類の食物連鎖によって生物濃縮し、それを口にしていたことが原因でした。

現在でも工場排水や下水等から混入することがありますが、水道水には含まれていません。

水銀及びその化合物の水質基準は、水銀の量に関して0.0005mg/L以下と厳しく規定されています。

農薬 

日本の農業には農薬や除草剤がたくさん使われています。これらの薬品は、土壌中に蓄積されても分解されることはないため、それらが体に与える影響を危惧し、細菌はオーガニックの農作物が注目を浴びています。

農薬が体内に入ると、男性は肝臓癌、女性は子宮癌を発症する可能性があるとも言われています。

これらの農薬が雨に流され、川や湖に流れ込んで水を汚染し、水道水に紛れ込む危険性も無視できません。

そのため水質基準では4種類の農薬に関して規定が定められていましたが、水道水、水道水原水からは農薬がほとんど検出されず低濃度であることから、農薬の種類を問わない農薬類として、水質管理目標設定項目の中に示されるのみとなりました。

この農薬類には、102種類の農薬がリストアップされていましたが、その後120種類まで増え、検出された農薬をその目標値で割り、足し合わせて農薬類の値としますが、目標値の1を超えることはありません。

 

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水道管の材質やめっきによる危険性

水道水の危険性については、以上述べた浄水場までの危険物質の他、水道管から溶け出す物質が水道水を汚染するという心配もあります。

鉛 

鉛は一定量ならば摂取しても尿中などに含まれ排泄されるため問題ないですが、排泄を上回る量を長期間取り続けると体内に蓄積され毒性を持ちます。

特に乳幼児や妊婦には影響が大きく、脳、腎臓、神経系統、そして赤血球に深刻な損傷を与える危険もあります。

日本では水道の引き込み管、水道メーターの前後など、地中の狭い箇所や曲がり角に鉛でできた鉛管が使われて、硬質塩化ビニル管が採用される昭和31年までは給水管の主な材料として使われていたため、そこから溶け込む鉛の体内に及ぼす影響が心配され、現在では配水管での鉛は全面使用禁止とされています。

今では水道局管轄の配水管には鉛管は使われていませんが、個人管轄の給水管の一部にはいまだに鉛管の使用されている箇所もあり、塩化ビニール管を使用しているところでも、90年代なかばぐらいまでに生産・施工された塩ビ管には鉛が入っているという事実もあることから、鉛の完全排除は難しい問題です。

鉛溶出の危険性についてあまり知られていないというのも、取り替え作業が進まない理由の一つです。

鉛は弱アルカリ性で溶出が少なくなることから、水道局では水道水を弱アルカリ性にして供給する対策をしています。

また、水質基準によって、鉛の基準値は0.05mg/Lから0.01mg/Lへと引き下げられ、管理されていることから水道局の水道水は安心です。

しかし、自宅近くの給水管で溶け込んだ鉛を摂取しないために、朝一番の水はしばらく出しっぱなしにしてから使用する、溶出量の高くなるお湯の使用を控えるなどの工夫をすると良いでしょう。

アスベスト(石綿) 

アスベスト(石綿)は天然の鉱石で、さまざまな物質に使用されていましたが、空中に飛び散った石綿繊維を長期間大量に吸引すると肺がんや中皮腫になる危険性があるとして、水道管として使用されている石綿セメント管の危険性も心配されています。

しかし、昭和55年に日本の水道管の25.5%を占めていた石綿セメント管も平成15年には3.2%に減り、吸入摂取と比べて経口摂取の毒性は極めて低いとされることから、特に水質基準にアスベストは含まれておりません。

WHOの飲料水水質ガイドラインにも「健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる。」と定められています。

従って、水道水に含有されるアスベスト量は問題のないレベルだといえます。

銅 

銅管の体に及ぼす影響はどうでしょうか?銅が緑色に錆びついた緑青には毒性があると昔は言われていたことから、銅の摂取による影響を心配する人もいるのではないでしょうか?

しかし、昭和59年には厚生省から緑青の毒性は無いことが発表されました。

反対に、銅管は耐食性がよく、水に対して腐食やサビの発生がほとんどないことから水道管としてとても有用で安全な物質です。

それでも水中にミネラルとしての銅は含まれており、過剰摂取はよくないことから水質基準には銅の規定量も1.0mg/L以下と定められています。水道水の銅には危険性はありません。

コールタールエナメル

水道管の内面塗料として昔はコールタールエナメルがよく使われていました。

しかし、コールタールはIARCに発ガン性があるとされるグループ1に分類され、1984年WHOは、飲料水の水質ガイドラインで、コールタール系エポキシ樹脂の使用を禁止する勧告を出しました。

日本では1989年に発がん性塗料の規制をしたため、水道局管轄の給水管にはコールタール塗料は使われなくなりました。

ただし、個人管轄の水道管にはいまだにコールタールエナメル塗料の水道管もあるため、気になる場合は朝一の水道水を飲まないようにする、お湯を避けるなどの工夫をするべきです。

塩ビ管 

鉛管などの危険性がクローズアップされ、代わりに水道管の主流になってきている材質には、ポリエチレン管やポリ塩化ビニル管があります。

特に塩ビ管は柔軟性があり使いやすいのですが、水道水中に環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)が溶け出しそれが体内に入ると体に良くない影響を与えるとする説もあります。

これに対して厚生省は調査を行い、、「内分泌かく乱化学物質の人に対する影響については、現時点において確定的なことはいえないが、給水管等からの溶出結果について水道水が直ちに問題になる状況にないと考えられる。」としています。

MDA(メチレンジアニリン)

70年台によく使用されていた水道管のサビ止め塗料にエポキシ樹脂塗料がありますが、この塗料から、MDA(メチレンジアニリン)が検出され、水にも溶け出していた事例があります。

MDAは発ガン性が確認されているため、人に対する発がん性が疑われるグループ2Bに分類されています。

それを受けて1989年からはこれを含む塗料を使用しないよう定められましたが、それ以前のものもあるし、実際どの程度なくなったかはわかりません。

特にMDAによる被害報告がないことから詳しい調査などはされていないようです。

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マンションの水道水が危険!

マンションの水道水は一軒家と違い、水道局からの水道水を一旦受水槽にためるという仕組みになっています。

そしてその受水槽や給水管などの水道設備はすべてマンションの管理者の責任です。清掃や検査などの義務もあるものの、それだけで安心できるものでもありません。

そのため、マンションの水道水に危険性を感じ、浄水器やウォーターサーバーなどを使用している人は多いです。

マンションの水道水については、「マンションの水道水をよく知ろう!」にて詳しくお伝えしています。

水道水にピロリ菌・ノロウィルスの危険はあるか?

ピロリ菌・ノロウィルスは、塩素消毒や熱消毒に弱い性質があるので、しっかりと浄水処理された水道水から直接感染する危険性はありません。

そのため、水道水での手洗い、うがいも感染予防に効果的です。

水道水でない地下水や井戸水などには、菌やウィルスが生息していることもありますので気をつけましょう。

水道水でお米を炊くのは危険?

水道水でお米を炊くと、消毒に使われる塩素によって米のビタミンが壊されてしまい、栄養価が低くなると言われています。特に、米ははじめに接触する水を吸収してしまうので、洗米の1回目の水は塩素を取り除いた水にするのがよいということです。

また、水道水で炊くと匂いがついたり、美味しく炊けないということもありますが、危険というわけではありません。

 

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水道水でつくる麦茶は危険?

麦茶は水だしでも沸かしでもどちらでも作れますが、麦茶が危険なのは長期間保存したり、冷蔵庫に保管せず出しっぱなしにする時です。

水道水は塩素が残留しているため保存が効きますが、一度沸かした麦茶や、水出しするのに何時間も放置しておいた麦茶からは塩素が抜け、雑菌の繁殖が活発になりやすい状態にあります。

常温なら1日、冷蔵保存でも1,2日で消費した方が安全です。

水道水のお湯でシャワーを浴びるのは危険?

水道水を沸騰させるとトリハロメタンが発生する危険については上で述べましたが、シャワー室や浴室で、水道水のお湯を浴びたり、それに浸かることは、その温度で気化しやすい塩素を大量に吸い込むことになり、同時にトリハロメタンの吸収も増えるため危険と言われています。

塩素を吸って肺から粘膜吸収し、皮膚からも経皮吸収する塩素量は、飲むのと比較すると6~100倍も高い、と1986年米国化学学会で発表されました。

また、米国ピッツパーグジュリアン・アンデルマン教授は「15分間の入浴とシャワーは、1リットルの水道水を飲むことに等しい、揮発性汚染物質の摂取量となる。」と説明しています。

ニューヨーク州立大学臨床小児科助教授、医学博士ドリス・J・ラップ女史も、「お湯に含まれる汚染物質の20~91%は、入浴中とシャワー中に皮膚を通して、湯気を吸い込むことで体内に吸収されている」と書いています。

このように、水道水のお湯でシャワーをあびるのは危険で、換気や塩素除去の必要性が重要だとする意見は多いのですが、水道水の塩素量はもともとそれほど高くなく、多少皮膚や髪の細胞を傷つけることはあっても、体に害を及ぼすほどの影響はないと言えます。

ただ、アトピーの人や敏感肌の人、皮膚に問題のある人には影響力が大きい場合もあるので、塩素除去シャワーヘッドの使用や、浴槽の塩素中和などの対応を考えると良いです。

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水道水とミネラルウォーターはどちらが危険か?

水道水とミネラルウォーターを比較すると、ミネラルウォーターの方が安全と考えられることが多いと思うのですが、実際にはそうとも言えません。

水道水の水道法に定められた水質基準と、ミネラルウォーターの食品衛生法に基づいた水質基準とを比較すると、水道水のほうがずっと安全といえるのです。

水道水の水質基準項目は51項目なのに対して、ミネラルウォーターは18項目にとどまります。

水道水の水質基準項目

一般細菌・大腸菌・カドミウム・水銀・セレン・鉛・ヒ素・六価クロム・亜硝酸態窒素・シアン化物イオン及び塩化シアン・硝酸態窒素・フッ素・ホウ素・四塩化炭素・1.4-ジオキサン・シス-1.2-ジクロロエチレン及びトランス-1.2-ジクロロエチレン・ジクロロメタン・テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン・ベンゼン・塩素酸・クロロ酢酸・クロロホルム・ジクロロ酢酸・ジブモクロロメタン・臭素酸・総トリハロメタン・トリクロロ酢酸・ブロモジクロロメタン・ブロモホルム・ホルムアルデヒド・亜鉛・アルミニウム・鉄・銅・ナトリウム・マンガン・塩化物イオン・カルシウム及びマグネシウム等・蒸発残留物・陰イオン界面活性剤・ジェオスミン・2-メチルイソボルネオール・非イオン界面活性剤・フェノール類・有機物・ph値・味・臭気・色度・濁度

ミネラルウォーターの水質基準項目

一般細菌・大腸菌・カドミウム・水銀・セレン・鉛・バリウム・ヒ素・六価クロム・シアン・硝酸態窒素・フッ素・ホウ素・亜鉛・銅・マンガン・有機物・硫化物

また、基準値に関しても同様で、水道水はミネラルウォーターと同基準または、もっと厳しい値に設定されています。

例えば、上で取り上げた危険物質である鉛やヒ素は、ミネラルウォーターが0.05mg/Lなのに対して水道水は0.01 mg/Lと、より安全なのです。

この違いは、水道水は人間が一生涯飲み続ける前提で基準値を定めているのに対して、ミネラルウォーターの方は常に飲み続けるのではなく嗜好品として飲むことを前提に定められているからです。

また、ミネラルウォーターの原水は地下水などもあり、硝酸態窒素が意外に多く含まれていることも問題と言われています。

上述したところによると、ミネラルウォーターの方が危険であるような印象を受けるかもしれませんが、水道水にはミネラルウォーターにはない塩素、それに付随するトリハロメタンがありますし、水道管の材質やメッキによる危険性、マンションの水道設備による危険性もあります。

浄水場から出たばかりの水道水の安全性は確保されていますが、それ以降はなんとも言えないのが現状です。

水道水とミネラルウォーターについては、「水道水とミネラルウォーターの違いや比較を徹底調査しました!」にて詳しくまとめてあります。

 

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水道水の危険性は浄水器だけで解決できるか?

水道水に含まれる塩素、トリハロメタンは浄水器での除去が可能です。

塩素消毒で除去できなかった原虫や菌も家庭用浄水器での除去が可能ですが、全ての浄水器で可能なわけではなく、1μmより大きい粒子が確実に除去できるもの以外は効果がありません。

鉛管の影響による鉛およびアルミニウムは、普通の浄水器では除去できませんが、イオン交換型や逆浸透膜浄水器の浄水器なら除去が可能です。

水道水と浄水器に関しては「水道水に浄水器が必要かどうかを徹底的に調べました!」にて詳しくお伝えしています。

水道水で鼻うがいをするのは危険?

鼻うがいは、鼻の中の花粉や埃、鼻水を洗い流す効果があり、風邪やインフルエンザ、アレルギー性鼻炎の予防にも効果があるとされています。

しかし正しいやり方でしないと、逆に鼻の内面を傷つけてしまったり、粘膜の機能を損なったりしてしまう可能性もあるとされています。

正しくは熱殺菌した水で1%の生理食塩水を作るか、専用の洗浄剤を使用します。

そのままの水道水だと、浸透圧が違うために鼻に刺激を感じたり、わずかに含まれている細菌やアメーバなどの微生物が神経を介して脳に入り込み、原発性アメーバ性髄膜脳炎を発症する可能性があるからです。

このアメーバ性脳炎の発症率はとても低いのですが、致死率が高く、アメリカでは2件の死亡例があるほどです。

水道水に僅かに含まれる微生物は口にしても胃酸によってなくなるため問題ありませんが、鼻うがいに熱処理しないで水道水を使用するのは危険であるといえます。

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日本の水道水は危険でしょうか?

日本の浄水技術は世界でもトップレベルで、日本の水道水は安心・安全です。

世界では日本のように水道水をそのまま飲める国はあまりなく、諸説ありますが、「国土全体において水道水を安全に飲める国」は世界に15ヵ国しかないのだそうです。

フィンランド、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、ドイツ、オーストリア、スイス、クロアチア、スロベニア、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国、モザンビーク、オーストラリア、ニュージーランド、日本です。

日本人はあまりにも恵まれているため、そのまま飲める水道水にも文句をつけたがる人が多いのですが、世界的に見るととても安全な水で、ありがたい事なのです。

世界の中での日本の水道水については、「 日本の水道水の安全性や危険性と海外との比較」にて詳しくお伝えしています。

水道水が危険な国はどこ?

以上で述べた15カ国以外の国では、水道水は生活水として使用しているものの、飲料水としては浄水器を利用したりミネラルウォーターを購入したり、ウォーターサーバーを使用しているところがほとんどです。

現地人には飲みなれて、そのまま飲んでも大丈夫な場合は往々にしてありますが、日本人には免疫がなかったり、硬水に慣れていなかったりしてお腹を壊すこともあるため、上の15カ国以外の水道水は危険と認識して、水道水を直接飲まないように対策したほうがよいです。

水道水が危険というのは嘘

日本の水道水はこのようにとてもレベルの高い安全な水です。

いくつかの不安点が拭えない場合でも、浄水器を使用したり他の水との使い分けをしたり、使い方を工夫するだけで安全に使用できます。

水道水は危険だからという前提ではなく、水道水は安全だけどという前提で、更に良くするための対策を考えるとストレスのない生活ができるのではないでしょうか?

水道水の危険性に関するまとめ

水道水には、危険とされる物質がないわけではありません。

しかし、そのひとつひとつを詳しく見ていくと、水質基準で体に影響のない基準が設定されていること、その基準をしっかり満たしていること、もしくはまったく心配の必要のないほどごく少量であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

それでも目に見えない水道管・水道設備の影響は懸念事項かもしれませんが、記事に記載させていただいたように水道管や・水道設備による水道水の危険を解決する方法しっかりとあります。

日本は世界一といえるほどの水道技術を所有し、水道水の安全性を保っています。

この記事が、不安を煽る根拠のない情報に振り回させれず冷静に判断する参考になれば嬉しいです。

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