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水道水のトリハロメタンに関するすべて

水道水   2,474 Views

トリハロメタンは水道水に含まれており健康にどのような影響を及ぼすのかを気にされる方たちは多くいます。

水道水に含まれるこのトリハロメタンは、発がん性物質の可能性があるとされています。

そのためトリハロメタンを含む水道水に不安を抱く方が多いわけです。

本記事では、水道水に含まれているトリハロメタンについて次の3つの観点から、安全な水道水の利用を紹介します。

第一に水道水内のトリハロメタンを除去する方法があるのかどうか、その方法はどんなものかという観点。

第二に水道水内に、どれくらいトリハロメタンが含まれているのかという観点。

第三に水道水内のトリハロメタンは本当に危険なのかどうかという観点。

本記事で水道水内のトリハロメタンの真実を知って、上手に水道水を活用してください。

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Contents

水道水のトリハロメタンを除去するには

最初に、水道水内に含まれるトリハロメタンの除去について考えてみましょう。

水道水のトリハロメタンが危険だとすれば、まずは除去したいと思います。

以下では、水道水を加熱する方法、浄水器を利用する方法、浄水器を利用しない方法、という3つの方法から水道水内のトリハロメタンの除去について紹介します。

水道水を加熱するとどうなるのか

皆様のご家庭でも利用されている方がいらっしゃるかもしれませんが、水は加熱すると、安全な水になるとされています。

事実として、工場などで生産されるミネラルウォーターなども加熱処理がなされています。

しかしながら、加熱の仕方によっては、かえって危険な水に変化する場合もあります。

普通、水道水は15℃から25℃ほどの温度を保っています。

これを加熱すると、用途にもよりまずが40℃から100℃まで温度の幅が広がります。

この加熱の間に、水道水内では熱に弱い細菌が死滅していきます。

また、熱が上がることで水道水内の成分が化学反応を起こしていきます。

この化学反応が、水道水を危険なものにしてしまう可能性があるのです。

水道水を煮沸するとどうなるのか?

実は、水を煮沸すると水の中でクロロホルムなどが反応し始めます。

このクロロホルムが、トリハロメタンの発生原因ではないかとされているのです。

また、京都環境科学研究所の研究をもとに温度別にみると次のことが言えます。

おおむね40℃まで水を煮沸させると、わずかにトリハロメタンや塩素の量が減少します。

これは、お風呂やシャワーで利用する温度ですが、給湯器の場合はさらに高い温度の水を使っているので参考にはできません。

また、40℃程度のお湯を利用する場面はほとんどないので、減少するとしてもこの時点では安心できません。

60℃を超えて煮沸を続けると、水中内のトリハロメタンが急激に増加します。

これはポットで利用する最も低い温度帯や、食べる際の味噌汁の温度帯になります。

但し、ポットも味噌汁も一度、高い温度まで加熱しているので、このデータも参考にはなりません。

そのまま煮沸を続けると、トリハロメタンは増加を続け、水温が80℃から100℃に達するとき最大になります。

丁度、味噌汁を沸かしたり、ポットで作られる水の温度、電気給湯器での加熱温度に一致します。

この間のトリハロメタンの増加量は未過熱状態の1.1倍から2倍程度でした。

つまり、私たちが普段、何げなく利用している加熱した水道水は、トリハロメタンの増加したものを利用しているということになります。

 

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水道水を沸騰させるとどうなるのか?

京都環境科学研究所の研究では、その後、沸騰させた後も調査しています。

煮沸して100℃に達した水を沸騰させると、今度はトリハロメタンも塩素も急速に減少し始めます。

実験では、おおよそ110℃から120℃に達するとき、含まれるトリハロメタンと塩素の量が0になりました。

つまり、ポットや味噌汁で使った水道水も、もう少し加熱することでトリハロメタンも塩素も含まれない水が得られるということです。

気になる加熱時間は次の通りです。

東京の水道水での調査では、未加熱の水道水中に含まれる全トリハロメタンと比べて、2分で平均14%、4分で平均2%、6分で平均0%、おおよそ4分でほぼ消失しました。

津山の水道水では2分で平均38%、4分間で平均9%、6分間で平均4%、8分で平均1%となり、おおよそ6分でほぼ消失しました。

この加熱時間の差は、水源の水の温度が低かったり、冬の季節で温まりにくかったりする場合に伸びています。

したがって、どれほど温度が低い場合でも、水が凍っていないことを前提に考えれば、おおよそ10分ほど沸騰させると、トリハロメタンの含まれない安全な水が得られると考えられます。

なお、水道水の沸騰に関するより詳しい情報は「水道水を沸騰させると危険?」にてお伝えしています。

 

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生活の中で気を付けたい水道水の加熱方法

以上のことから、生活の中で利用している水道水でも、その多くが危険かもしれないと分かります。

湯沸かし器などの水を温める電気機器のほとんどは、100度前後の沸騰温度付近になると自動停止するものが多いからです。

そうなると、まず加熱する機器を確認することが大切でしょう。

何度に達すると加熱を止めるのか、確認できれば少しの工夫で改善できるからです。

例えば、我が家のポットではおおよそ90℃程度で加熱をやめてしまうので、しっかりと沸騰させた水をポットに入れて、保温器のように利用しています。

但し、お風呂場で利用する水については、給湯器自体を替えるか、浄水器を取り付ける方法しかありません。

したがって、今度は浄水器について考えてみましょう。

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水道水に浄水器を付けるとどうなるのか?

浄水器とは、給水器や蛇口に取り付けることで、過程の中で水をろ過・浄水処理できる機器のことです。

浄水の方式によって、値段や取り付け方が異なるので、比較してみる必要があります。

浄水器のタイプごとのトリハロメタンの除去効果について

浄水器には取り付けの個所や形によって、5つのタイプに分けられ、更に、その浄水方法によっても4タイプに分けられます。

浄水器の取り付けタイプ

まずは取り付けのタイプから見ていきましょう。

①蛇口直結型

名前の通り、蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器で、利用される浄水器の約半数がこのタイプです。

価格は1万円程度で、設置方法も簡単なものがほとんどです。

②ポット型(ピッチャー型)

名前の通り、ポットやピッチャーのフタ部分が浄水器になっているタイプで、持ち運びが可能です。

値段も数千円程度で、一人暮らしで使う場合などに適しています。

③据え置き型

蛇口とホースでつなぎ、流し台の上や壁に設置するタイプで、蛇口直結型よりも大型のものとなり、浄水効果も高くなります。

価格は1万円から10万円程です。

④アンダーシンク型(ビルトイン型)

キッチン台の中などに取り付けるタイプで、設置工事が必要になります。

大型で浄水能力も高い分、価格も高く、5万から15万円程度を必要とします。

⑤水栓一体型

蛇口内部などの水栓そのものに浄水カートリッジを取り付けたタイプのものです。

水栓と一体なので場所を取りませんが、設置工事が必要な分、価格も高く、5万円から10万円を必要とします。

以上の特徴を比べると、浄水能力では、④のアンダーシンク型が優秀で、便利さでは⑤の水栓一体型が優秀だと考えられます。

 

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浄水器の浄水方法

続いて、浄水方法についても見てみましょう。

①活性炭式

活性炭の働きで、塩素、カルキ臭やカビ臭の原因物質はもちろん、トリハロメタンも吸着して、除去してくれます。

②中空糸膜式

中空糸膜というナイロンなどで作られた糸でカビや鉄さび、濁りや細菌を除去してくれます。

この中空糸膜と①の活性炭を組み合わせた浄水器が、一般的な浄水器の浄水方法になります。

③逆浸透膜式(RO式)

海水の淡水化処理に使われる逆浸透膜を利用したものです。

最も高い濾過能力がある反面、ミネラルなどのうまみ成分も除去してしまいます。

④セラミック式

ろ過膜にセラミックを使ったもので、中空糸膜と同程度の除去能力があるとされています。

以上の特徴を比べてみると、浄水能力では③の逆浸透膜式が優秀ですが、一般の物の多くは活性炭式と中空糸膜を合わせた浄水方法を利用しているので、十分にトリハロメタンが除去されていると考えられます。

 

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除去効果を高める浄水器の使い方

浄水器は、浄水方式のすべてが、膜を利用しています。

したがって、使い続けるうちに膜が汚れ、そこに細菌などの有害物質が繁殖することになります。

そうなると、除去効果が得られるどころか、かえって細菌にまみれた危険な水道水を使うことになり兼ねません。

トリハロメタンも、増殖した細菌が生み出す有機物と反応して増殖するとも言われており、使い方に気を付けたいところです。

注目すべき場所は、浄水器の品質表示の欄で、浄水能力という項目とろ材の取り換え時期の目安という項目です。

浄水能力の欄では、除去率80%以上の物質を示していて、その欄には総ろ過水量という物も示されています。

これは総ろ過水量の値までは、必ず80%以上の水を除去できることを示しています。

東京都水道局によれば、一人につき一日当たり233Lの水を使っており、炊事で利用する水の量はその23%とされているので、一人につき一日当たり30L程度を目安にして浄水器を利用しましょう。

また、ろ材の取り換え時期は、物質ごとに示されていますので、最も取り換え時期の早い物を目安にすると除去効果の高い浄水器を利用できるようになります。

なお、浄水器に関する詳しい情報は「水道水に浄水器が必要かどうかを徹底的に調べました!」にてお伝えしています。

 

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水道水に浄水器を使わないでトリハロメタンを除去する方法

費用や手間を考えると、浄水器を使うことに億劫になることもあるでしょう。

今度は、浄水器を使わないでトリハロメタンを除去する方法について考えていきます。

最も安全な水道水の「煮沸法」

最も安全な水道水のトリハロメタン除去方法は、やはり加熱することです。

それも、最初に述べた通り、10分を目安に沸騰させ続けることです。

この方法であれば、加熱するだけなので、費用も手間も浄水器よりは良いでしょう。

加熱した水は塩素が含まれていないので、雑菌が繁殖しやすいため、すぐに利用する必要があります。

また、私のようにポットなどの高温で保存できる場合は、ある程度の間は利用できます。

 

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流水と汲み置きを使う方法

加熱も何もしないで利用するには、流水を利用する方法と、汲み置きを利用する方法があります。

流水を利用する場合は、バケツ一杯分の水、少なくとも10秒間程度水を出したままにして、その途中からの水を利用します。

流したままにすることで、水道管の中で水に溶けだした有害物質を流し、有害物質が溶けだす前の新鮮な水が利用できるわけです。

また、汲み置きする場合は、洗浄したペットボトルなどを利用し、一晩ほど冷蔵庫などで寝かせておくことで水分中から余分な物質が気化していきます。

水をくむ際には、ペットボトルなどの容器の中に、空気が入らないように水を口の部分まで組んでおくことが大切です。

密閉した場合であれば常温で3日、冷蔵庫に入れて10日ほどは保存できます。

また、その期間を過ぎた場合でも、沸騰させれば安全に飲用することができます。

その他にも直射日光、つまり紫外線を当てることで、水道水内に含まれる有害物質をある程度は除菌・消毒できます。

これらの方法での除去率は、加熱には劣りますが、そのまま飲むよりもトリハロメタンなどの有害物質を減らすことができます。

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水道水内のトリハロメタンの濃度について

水道水内のトリハロメタンを除去する方法について紹介してきましたが、そもそも、水道水内にはどれだけのトリハロメタンが含まれているのでしょうか。

アクア・ライフ・フォーラム21の「みんなの水道水」によれば、トリハロメタンの発生原因は塩素にあります。

浄水場まで引き入れた水源の水に塩素を入れると、水源の水自体に含まれていた有機物と反応して、トリハロメタンが生成されます。

したがって、水源が汚れているほど塩素の注入も増え、それとともにトリハロメタンも増える傾向にあります。

水道水内のトリハロメタンの基準

水源が汚れているほどトリハロメタンも増えるので地域によっても、水道水内のトリハロメタンの量は変化します。

しかしながら、水道水にも水質基準が設けられているため、その水質基準によって一定の数値如何に調整されています。

日本の定める水道水のトリハロメタンの基準

日本の定める水道水のトリハロメタンの基準は、総トリハロメタン量で1Lあたり0.10mgとされ、その種類によっても細かく基準が設けられています。

クロロホルムでは1Lあたり0.06mg、ジブロモクロロメタンでは1Lあたり0.10㎎、ブロモジクロロメタンでは1Lあたり0.03mg、ブロモホルムでは0.09㎎とされています。

これは体重60kgの人が1日2リットルを一生飲み続けても害がないとされる値よりも、更に低く定められた値になっています。

 

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都道府県別水道水のトリハロメタン

以下では、平成26年での各県における浄水の水質の総トリハロメタン量の一例について見ていきます。

北海道…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.008㎎、最低で0.001㎎平均で0.005㎎でした。

青森県…6回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.036㎎、最低で0.006㎎、平均で0.019㎎でした。

岩手県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.009㎎、最低で0.001㎎平均で0.004㎎でした。

宮城県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.032㎎、最低で0.008㎎平均で0.017㎎でした。

秋田県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.029㎎、最低で0.006㎎平均で0.015㎎でした。

山形県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.037㎎、最低で0.005㎎平均で0.013㎎でした。

福島県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.012㎎、最低で0.010㎎平均で0.010㎎でした。

茨城県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.030㎎、最低で0.010㎎平均で0.020㎎でした。

栃木県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.010㎎、最低で0.010㎎平均で0.010㎎でした。

群馬県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.010㎎、最低で0.010㎎平均で0.010㎎でした。

埼玉県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.019㎎、最低で0.007㎎平均で0.013㎎でした。

千葉県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.024㎎、最低で0.05㎎平均で0.012㎎でした。

東京都…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.018㎎、最低で0.007㎎平均で0.002㎎でした。

神奈川県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.016㎎、最低で0.007㎎平均で0.012㎎でした。

新潟県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.036㎎、最低で0.011㎎平均で0.021㎎でした。

富山県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.013㎎、最低で0.006㎎平均で0.008㎎でした。

石川県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.022㎎、最低で0.007㎎平均で0.015㎎でした。

福井県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.010㎎、最低で0.003㎎平均で0.006㎎でした。

山梨県…6回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.023㎎、最低で0.007㎎平均で0.016㎎でした。

長野県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.010㎎、最低で0.003㎎平均で0.006㎎でした。

岐阜県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.035㎎、最低で0.011㎎平均で0.021㎎でした。

静岡県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.004㎎、最低で0.001㎎平均で0.002㎎でした。

愛知県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.018㎎、最低で0.009㎎平均で0.013㎎でした。

三重県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.005㎎、最低で0.001㎎平均で0.003㎎でした。

滋賀県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.026㎎、最低で0.008㎎平均で0.018㎎でした。

京都府…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.034㎎、最低で0.011㎎平均で0.0019㎎でした。

大阪府…6回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.015㎎、最低で0.001㎎平均で0.008㎎でした。

兵庫県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.026㎎、最低で0.011㎎平均で0.019㎎でした。

奈良県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.043㎎、最低で0.021㎎平均で0.033㎎でした。

和歌山県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.018㎎、最低で0.007㎎平均で0.011㎎でした。

鳥取県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.020㎎、最低で0.010㎎平均で0.010㎎でした。

島根県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.019㎎、最低で0.003㎎平均で0.012㎎でした。

岡山県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.001㎎、最低で0.001㎎平均で0.001㎎でした。

広島県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.015㎎、最低で0.09㎎平均で0.013㎎でした。

山口県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.034㎎、最低で0.015㎎平均で0.022㎎でした。

徳島県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.013㎎、最低で0.006㎎平均で0.008でした。

香川県…6回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.032㎎、最低で0.012㎎平均で0.023㎎でした。

愛媛県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.024㎎、最低で0.010㎎平均で0.018㎎でした。

高知県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.001㎎、最低で0.001㎎平均で0.001㎎でした。

福岡県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.015㎎、最低で0.06㎎平均で0.011㎎でした。

佐賀県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.020㎎、最低で0.07㎎平均で0.015㎎でした。

長崎県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.028㎎、最低で0.016㎎平均で0.023㎎でした。

熊本県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.001㎎、最低で0.001㎎平均で0.001㎎でした。

大分県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.040㎎、最低で0.010㎎平均で0.020㎎でした。

宮崎県…12回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.024㎎、最低で0.010㎎平均で0.016㎎でした。

鹿児島県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.01㎎、最低で0.01㎎平均で0.01㎎でした。

沖縄県…4回の検査の結果、総トリハロメタン量は最大で0.047㎎、最低で0.031㎎平均で0.037㎎でした。

 

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世界規模における水道水のトリハロメタンの基準

世界基準の水質基準と言えば、WHOの飲料水水質ガイドラインが挙げられます。

それによれば、トリハロメタンの基準は、総トリハロメタン量での基準はありません。

また、クロロホルムでは1Lあたり0.20mg、ジブロモクロロメタンでは1Lあたり0.10㎎、ブロモジクロロメタンでは1Lあたり0.06mg、ブロモホルムでは0.10㎎とされています。

この基準は、日本の基準の際に述べた「体重60kgの人が1日2リットルを一生飲み続けても害がないとされる値」になっています。

つまり、日本の基準ではさらに低い値に定められており、実際の数値では更に低い数値をとっていますから、世界的に見てもトリハロメタンの危険性は少ないと言えます。

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水道水に含まれるトリハロメタンの発生原因を徹底解説

水道水の濃度について見てきましたが、今度はトリハロメタンの詳しい発生原因について見てみましょう。

トリハロメタン発生の原因となるのは浄水場での塩素注入

トリハロメタンの発生原因は、何と言っても塩素の注入にあります。

塩素は水の中に含まれる細菌類や溶けだした金属成分などを除去しています。

その過程で、化学反応を起こしトリハロメタンを発生させます。

汚れた水源ほど、水の中に有機物が発生しやすく、それが塩素と反応するためトリハロメタンの発生量は増加します。

この塩素注入は、浄水場では2~3回行われており、特にその最初の塩素消毒の際にトリハロメタンが発生するとされています。

なぜなら、最初の塩素注入では塩素と有機物を反応させることで、有機物や有害物質を除去しているからです。

その後、不純物のなくなった水を家庭まで消毒し続けるために二回目の消毒を行います。

東京都や大阪府などの人口密集地では高度浄水処理というオゾンを利用した浄水処理をしているので、トリハロメタンはほとんど発生しないとされていますが、この場合でも二回目の消毒の際にわずかに発生してしまいます。

塩素によってトリハロメタンができる割合

どれだけのトリハロメタンが水に含まれているかということは、県別のトリハロメタン量から割り出すことができます。

日本の基準上では総トリハロメタン量は1Lあたり0.10mgですから、水の中の1万分の1がトリハロメタンということになります。

このうち、塩素によって発生するトリハロメタンは、加熱の際に2.2倍ほどにもなるという研究結果から考えても、塩素の影響は臂臑に大きいと考えられます。

つまり、できるだけ塩素を使用していない水の方が、確実にトリハロメタンに関する不安が少なくなると言えます。

 

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水道水内でトリハロメタンが増える条件

ある程度の加熱を施すとトリハロメタンが水中で増えることになります。

この増える条件は、温度、塩素と有機物の量によって推測することができます。

夏の暑い時期には、水源で有機物が発生しやすくなるため、浄水場でのトリハロメタン量が増える傾向にあります。

また、冬の寒い時期には、水源では発生しにくくなりますが、加熱によって発生するトリハロメタン量が増える傾向にあります。

つまり、気温に合わせて、水源の情報と加熱の方法を切り替えることが望ましいと言えます。

水道水とトリハロメタンのウソ・ホント

ここまでで、トリハロメタンの除去方法と水道水内に含まれる濃度について見てきました。

しかしながら、トリハロメタンは本当に危険なのでしょうか。

また、ミネラルウォーターや浄水器を使うことが本当に水道水の安全な利用につながるのでしょうか。

以下では水道水内のトリハロメタンの危険性について考えていきます。

水道水のトリハロメタンは本当に危険なのか?

水道水内のトリハロメタンは本当に危険なのでしょうか。

このことを考える際には、トリハロメタンそのものの危険性と水道水の危険性を分けて考える必要があります。

どれほどトリハロメタンが危険であっても、私たちが利用しているのは水道水だからです。

 

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トリハロメタンの毒性、発ガン性について

トリハロメタンの毒性は、発ガン性や催奇形性にあるとされています。

また、その一種であるクロロホルムなどは肝障害や腎障害を引き起こすとされてします。

IARC、国際がん研究機関によれば、トリハロメタンでも、クロロホルムとブロモジクロロメタンはコーヒーや漬物と同じ「発ガン性があるかもしれない物質」に分類されています。

またクロロジフルオロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムについては「発ガン性を分類できない物質」に分類されています。

したがって、トリハロメタン自体の毒性は、臓器の障害の他には有害性の確かでない部分があると考えられます。

水道水によるトリハロメタンの毒性、発ガン性

水道水内のトリハロメタンでは、さらに有害性の確かでない部分が増します。

十分に加熱したり、流水を利用したりすることで、トリハロメタン自体が分散・気化してしまうからです。

こうなると、トリハロメタンの危険性は疑わしい物になってきます。

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比較で分かるトリハロメタンの危険性

トリハロメタンの危険性を明確にするために、比較を持ち出してみましょう。

トリハロメタンが危険視される理由は、アメリカの「ハリス・レポート」がもととなっています。

ミシシッピ川を水源とするニューオリンズの水を飲んでいる人の方が、地下水を飲んでいる人よりも1万人につき33人、ガンになる人が多かったという報告書です。

このガンの発生率は、0.03%になります。

この発生率は、インフルエンザで死亡する0.05%よりも低い値になっています。

また、ガンの発生には、生活習慣や遺伝などの様々な要因が影響しており、水道水だけでガンを発症するわけではありません。

このことを考えてみると、水道水に含まれるトリハロメタンの危険性は極めて低いと言えます。

ミネラルウォーターや浄水器ならトリハロメタンの危険はないのか?

今度は、ミネラルウォーターや浄水器のトリハロメタンの危険性についても考えてみましょう。

現代には自販機やコンビニでも手に入る水として、ミネラルウォーターがありますし、自宅で浄水できる浄水器があります。

これらであれば、一見、非常に安全で清潔な印象を受けます。

しかしながら、その実態について詳しく示した資料と言ったものは、見いだせない物です。

そこでここでは、ミネラルウォーターの製造事情や、浄水器の利用方法に着眼して危険性を考えていきます。

 

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ミネラルウォーターは水道水と変わらない?

私たちが利用するミネラルウォーターも、実は4つの分類が農林水産省によってなされています。

その中でも、私たちが良く利用するものがナチュラルミネラルウォーターというものです。

これは浄水処理、加熱殺菌がなされた水の中でも、地層のミネラル分が溶解した地下水を指しています。

つまり、特定の地下水ではあるものの、浄水処理や加熱殺菌がなされている以上は、水道水とほとんど変わらないのです。

水道水は浄水処理されたものだと言えるので、自宅で加熱殺菌して容器に入れれば簡単にミネラルウォーターとほとんど変わらない水が手に入ります。

また、ミネラル分に関しても、その含有量を定める基準がないため、ミネラルが全く入っていなくともミネラルウォーターと呼称することができるのです。

このように考えると、トリハロメタンの危険性についても、水道水とミネラルウォーターでは、ほとんど変わらないと考えるほかありません。

浄水器でも種別や管理の仕方で安全ではない?

一方で、浄水器に関しても、最初に述べた様に、管理の仕方によっては有害物質を増やしてしまう危険性があります。

トリハロメタンをすべて除去するには、最も浄水能力の高い逆浸透膜式カートリッジを利用するか、浄水器の水も加熱処理するほかありません。

このように考えると、最も手軽で安全な方法は、自力で加熱処理して利用する方法が確実だと考えられます。

水道水にはトリハロメタンが含まれているので、生活用水として使えない?

ここまで、水道水を飲料水という観点で見てきました。

しかし、私たちの生活の中では、飲料水以外にも水道水を利用しているはずです。

ここでは、生活の中で利用する水道水のトリハロメタンについて考えます。

料理に含まれるトリハロメタンの危険性

飲む以外で最も水道水を摂取するのは、料理です。

味噌汁などの汁物では、特に多くの水道水を利用しますし、炊飯器で米飯をたく際にも水道水を利用することになります。

この場合、味噌汁やご飯での温度変化はおおよそ100℃を最高点として変化しています。

100℃というと、水中のトリハロメタン量が最も増加する温度になります。

したがって、料理に利用する水は、一度、10分程度の間、沸騰させたものを利用する方が良いと考えられます。

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入浴水に含まれるトリハロメタンの危険性

私たちが最も多くの水を利用する行為として、入浴があります。

入浴に際しては、給湯器によって異なります。

ガス式の給湯器は、1500℃に及ぶバーナーの余熱で温め、そこに200℃で温めた水が加えられ、熱を調整してお湯として利用しています。

この場合は、最初の排水時に水中内のトリハロメタンが噴き出すことになります。

したがって、ガス給湯器の場合は、最初のお湯はしばらく流して利用する方が安全と言えます。

一方、電気給湯器の場合は、90℃程度まで温めた物を利用しているので、慢性的にトリハロメタンが発生する傾向にあります。

とはいえ、給湯器から気化するトリハロメタン量は、水中のトリハロメタン量よりも少なくなりますので、生活用水として利用できないような危険性は全くないと考えられます。

洗濯用水に含まれるトリハロメタンの危険性

洗濯用水に含まれるトリハロメタン量は、手を加えない水道水と同じ分量含まれています。

しかしながら、洗濯の際に洗剤や回転運動によって、分散・気化が勧められることになり、洗濯用水としては、何ら問題ないと言えます。

それでも気を付ける点を挙げるとすれば、気化したトリハロメタンは洗濯槽内に溜まることになるので、開閉の際に強く吸い込まないようにすることが挙げられます。

 

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白湯に含まれるトリハロメタン

飲料水のなかでも、健康効果が期待されるものに白湯があります。

白湯は水道水を温めたお湯のことですが、この温め方も通常の場合は沸騰させて湯冷ましした後に飲用するかと思います。

しかしながら、トリハロメタンに関して言えば、やはり10分程度沸騰させたものを覚まして利用する方が良いと言えます。

もし、雑菌などの心配がない水であれば、60℃以下の間で加熱をやめて利用するほうが安全だと言えます。

なお、白湯の健康効果に関する情報は「白湯の健康効果について」にて詳しくお伝えしています。

水道水とトリハロメタンに関するまとめ

以上のように、水道水に含まれるトリハロメタンは、ほとんど危険性がなく、利用の際には特に加熱に気を付けることで、十分安全に利用できます。

また、加熱の際には、沸騰させたまま10分ほど加熱させることでトリハロメタンが諸巨出来ることも重要です。

さらに、加熱処理の後は、塩素も抜けているので、少なくとも3日以内と早めに利用することが大切です。

水道水のトリハロメタンをうまく除去、減少させて、豊かな生活を実現しましょう。

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