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水道水の安全性について

水道水   1,160 Views

水道水の安全性について多くの方達が関心を持っています。

今回の記事では水道水の安全性についてどこよりも確かな情報をお伝えしています。

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Contents

水道水の安全性について最初に知っておきたいこと

水道水の安全の問題で、知っておきたいことがいくつかあります。

以下では、技報堂出版の『科学で見なおす体にいい水おいしい水』に基づいた水道水の安全性についてお伝えします。

水道水には発ガン性物質や農薬が紛れているので危険?

水道水には発がん性物質や農薬が含まれているので危険だということを聞きます。

しかし事故や渇水などによる水源の著しい汚染や水質の悪化がない限りにおいては、水道水は安全で発がんの危険性もかなり低いものだと考えて問題ありません。

そもそも水道水が危険視される発端は、1970年代のオランダやアメリカの水道水からトリハロメタンという物質が検出されたことにあります。

それもその発生原因が消毒用に使われていた塩素にあるということにあります。

そのことに加えて、工場からの廃液や新しく作られた除草剤・農薬などの成分、環境汚染による有害物質などが水道水から検出されたという情報が民間団体や教育機関から発表され、水道水に対する信頼感が損なわれたことにあります。

しかし、現在ではトリハロメタンやトリクロロエチレン、農薬の項目が加えられ、2004年施行の「水道水の水質基準」では50項目の基準が定められ、これをもとに管理されています。

さらに半谷輝己氏の『それで寿命は何秒縮む』によれば、トリハロメタンに関して言うと、水道水を飲み続けても10万人に1人以下しか発ガンしないと予想されるレベルに国際基準を設けており、日本では、さらにその3分の1のところに国内の基準値を設けていると指摘しています。

こうしたことからも、水質は厳しくチェックされているので水道水の安全性が高いといえます。

ビルやマンションの水道水は配管が汚れているので危険?

ビルやマンションの水道水は配管が汚れているので体に悪いという指摘があります。

事実、一戸建て住宅よりもビルやマンションなどの集合住宅の方が水が汚染されていたり、水質が悪化したりしていることが考えられるので、飲み水として利用するには適さないと考えることは間違いではありません。

その理由は、次の2つです。

まず、第一にマンションやビルでは「給水槽」だけでなく、「受水槽」や「高置水槽」などを利用していることが多く、そこから水道水が間接的に分配されることが多いからです。

間接的に分配されると、その間に水槽や水管内で水が淀んでしまったり、分配される際に配管を通ることで水に汚れが混じってしまったりすることがあります。

そうでなくとも、直接給水されていない時点で、新鮮な水ではないということを考えておかなければなりません。

また、第二の理由として、水槽や配管の管理の問題があります。

水槽や配管という物は、清掃しなければ汚れていきます。

一戸建ての場合は給水器にもよるのですが、基本的には給水器だけを管理していれば十分です。

しかしながら、ビルやマンションなどの集合住宅の場合は水槽が複数になり、通っている配管も長く多くなります。

そうなると水槽内に異物が混入したり、配管の老朽化で成分やさびが混じったりする可能性が高まり、管理が行き届かない可能性も高まります。

管理方法にしても集合住宅の場合は個人の管理ではないために、おろそかになりがちです。

以上の2つの理由からビルやマンションで扱われる水道水は適切な管理がされていない場合、安全面に不安があると考えられます。

 

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水道水以外のものの方が安全でおいしいのか?

ペットボトル入りミネラルウォーターは体に良いおいしい水なのでしょうか。

この答えは、国内のミネラルウォーターでは、豊富なミネラルを含んでいないと考えられ、水道水と大差ないと考えられます。

その理由は、日本の国土そのものが島国で、地形そのものが急勾配なので、天然水内にミネラル成分が溶け出すだけの時間的な余裕がないことがあります。

また、天然水の採水地によっては、地中内の放射性物質が含まれることがあったり、その採水地表示も大まかな地域名であったりするため、完全に信用するには不十分であると考えられます。

一方で、フランスをはじめとする海外製品の場合、地形的な要因から比較的豊富なミネラル分が含まれていると考えられます。

こうしたことから、水道水よりミネラルウォーターのほうがすぐれているということは一概には言えないのです。

なお、水道水とミネラルウォーターの比較に関する情報は「水道水とミネラルウォーターの違いや比較を徹底調査しました!」にて詳しくお伝えしています。

浄水器(ウォーターサーバー)を通すと、水道水がおいしいミネラルウォーターになる?

浄水器を使うことで水道水の安全性は高まるのでしょうか。

確実に言えることはカルキ臭・かび臭の除去ができるので飲み心地は良くなります。

浄水器協議会の調査によれば、浄水器の普及率は全国平均で30%を超え、マンションなどの集合住宅では、半数近くが利用しているとされています。

その理由は、同調査によれば「安全でおいしい水が飲みたいから」という理由が半数以上を占めています。

安全性については浄水器の商品表示に注意する必要があります。

浄水器の品質表示は、①材料の種類、②ろ材の種類、③ろ過流量、④使用可能な最少動水圧、⑤浄水能力、⑥ろ材の取り換え時期の目安、⑦使用上の注意、の7項目です。

特に、ろ材の取り換え時期などは使用量によって大きく変化するため、使用時にはろ材(カートリッジ)の取り替え時期に注意しなければなりません。

そして常に浄水器が清潔に保たれている事もとても重要になります。

水道水に浄水器が必要かどうかに関する詳しい情報は「水道水に浄水器が必要かどうかを徹底的に調べました!

」にて詳しくお伝えしています。

アルカリイオン水は水道水の安全性を高めるわけではない

厚生省の下で認められているアルカリイオン水の効能は、胃腸症状の改善であり、水道水の安全性を高めるものではありません。

また、空腹時にアルカリイオン水を摂取した場合、胃の中の酸性度が低下し、殺菌効果が薄れることで、食中毒や細菌の感染の危険性を指摘する声もあります。

なお胃腸症状の改善において特に有効なのは、アルコールの飲みすぎなどで空腹状態でありながら、胃酸の分泌が激しい時などに効果的です。

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水道水の安全性に関する詳しい説明

上下水道という言葉があります。

排水を下水と呼ぶのに対して、私たちが利用している水道は浄水と呼び、家庭に届くまでには、次のような経路をたどっています。

①水源→②取水施設(取水塔・取水堰)→③浄水場→④給水所→⑤家庭

以下では、経路の流れに沿って、水道水の安全性について考察していきます。

水道水の水源における安全性について

水道の水は水源から始まります。

水源は水道の元となる場所で、日本水道協会の調査に用いられている水道水源としては、①ダム、②河川水、③井戸水、④伏流水、⑤湖沼水の5つが挙げられています。

また、同協会の調査によればその割合は、①ダムが46.8%と半数近くを占め、②河川水で25.6%、③井戸水で19.8%と、主な水源は異常の3種であると考えられます。

ダム水・河川水の安全性について

ダム水・河川水は、いずれも山水や雨水、雪解け水などが中心で、上流から下流へと流れる水を水道水に利用しています。

いずれも河川水のように、上流から下流へと流れる途中で取水施設によって取水し、水道水に利用しています。

その取水に際しては、周囲に汚染物の無いよう設置されています。

つまり、自然災害を中心とした取水施設上流での汚染が見られない限り、この段階で水の危険性は極めて低いと考えられます。

井戸水の安全性について

井戸は一般家屋でも利用していますが、採水地としても井戸を利用しています。

この場合、採水地が地下深くになればなるほど、水量が安定し水質も良くなることから浄水場が併設され、全体として浄水場と呼んでいることがあります。

したがって、この場合でも浄水場と併設されているため、採水地下水に有害物質が混じり込まない限りにおいては、安全性が高いと言えます。

そして、採水地に有害物質が混じっていることは、現在利用されている浄水場においては水質検査の管理上、心配する必要はないと言えます。

一方、一般家屋においては、井戸水の設置者が水質検査を実施する必要があります。

この場合は、「厚生労働大臣登録水質検査機関」として認められている医学協会や検査機関に連絡しましょう。

一般に県の予防医学協会などで水質検査を行っておりますから、ホームページなどから情報が得られます。

水道水の浄水処理の方式について

取水された水は、浄水場にて浄水処理されています。

この浄水処理には、いくつかの方式がありますが、一般的に沈殿、ろ過、消毒の方式が用いられています。

また、利用されている浄水処理の方式を大まかに捉えると、その8割が急速濾過方式、残り2割が消毒のみの方式となっています。

次項では、それぞれの方式について詳しく考察します。

 

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急速濾過方式は安全か

この答えは、急速濾過方式だけでは危険物の除去が不十分で、絶対に安全である、とは言えないと考えられます。

一方で、東京都水道局や大阪市水道局などで利用されている、高度浄水処理方式や膜ろ過方式の併用がなされている場合は、安全性は非常に高いと言えます。

急速濾過方式では、沈殿として凝集剤を利用した細かい砂や土を利用しています。

続く、ろ過作業以前に一度塩素を注入してアンモニアや鉄などの不純物をとり、ろ過が終った後でも塩素を注入しています。

一般にこの方式だけでは、カビ臭やカルキ臭、トリハロメタンなどの発がん物質、クリプト原虫などの危険物質などを十分に取り除くことはできません。

この原因は、ろ過の前段階で塩素を注入していることにあります。

これがカルキ臭を強め、トリハロメタンなどの発生の原因だと示唆されるからです。

したがって、急速濾過方式の場合では、絶対に安全とは言い難くなってしまうわけです。

そこで東京都や大阪府で導入されている方式が高度浄水処理です。

この方式では、ろ過作業以前の塩素注入をオゾン処理及び生物・活性炭処理に変更しています。

オゾン処理及び生物・活性炭処理を行うと、不安定なオゾンの構成である酸素3つが分解され、

一部は酸素に、その他は水に酸化力をもたらしてくれます。

酸化力は有害物質を分解し、脱臭と脱色の効果をもたらすので安全に処理することが可能になります。

したがって、高度浄水処理のなされている水系に属している場合は、安全な水道水が供給されていると言えます。

フッ素を含んだ排水の処理とは?

取水以前に工場排水などから出るフッ素が含まれていることが、問題視されているケースがありますので、そのことについても考察します。

フッ素の除去では、二段沈殿方式が採用されます。

二段沈殿方式では、水の沈殿処理時に、フッ化カルシウムやアルミ塩などを利用してフッ素を反応させ、沈殿させることで除去しています。

したがって、排水処理におけるフッ素の危険性は、二段沈殿方式を採用していれば安全性は高いと言えます。

なぜ、水道水に塩素を入れるのか?

なぜ、塩素を入れるのかと言えば、一つには不純物の除去、もう一つとして消毒作用があるからです。

安全な水道水を供給するには、配管を通ることなどを考えて、浄水施設を出た後も殺菌作用を持続させる必要があります。

その殺気力持続のために塩素が利用されているのです。

塩素を危険視する動きもありますが、安全性の観点から言えば、次の通りに考えられます。

もし塩素を利用しなかった場合、鉄やマンガンなどの有害物質を含んでおり、一般細菌やカビなどの混じった水を飲む可能性があります。

反対に、塩素を利用すれば、塩素によって発生する可能性のある発がん性物質だけで済みます。

しかも、発生する発がん性物質はWHOの定める基準でも長期的に見て10万人に1人が発症するという基準の所、日本では軒並み同等かそれ以下の基準で検査されています。

以上のことを比較すれば、長期的に見てごくわずかではあるが発症するかもしれない発がん性物質の方が、安全性が高いと考えられ、利用されているわけです。

なお、水道水における塩素については「水道水の塩素について、すべてを徹底的に調べました!」にて詳しくお伝えしています。

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水道水の安全性をトリハロメタンは脅かすのか

水道水がトリハロメタンを含んでいるのではないかということで、問題視されたことがあります。

以下ではトリハロメタンの危険性について考察します。

トリハロメタンとはどれくらい危険なのか?

トリハロメタンの危険性は次のような論理で構成されています。

1974年アメリカのミシシッピ川を水源とするニューオリンズの水道水を飲んでいる人間の方が、地下水を飲んでいる人間よりも発がん者が多いという報告がなされました。

そこで、その原因物質の特定が調査されることになり、有機物の多いミシシッピ川では、塩素が多く利用され、その過程でトリハロメタンが多く発生していることに目がつけられることになりました。

その結果、トリハロメタンが多いことでガンのリスクが高まっていると考えられ、その過程で注入される塩素も危険視されることになったのです。

しかしこの危険性は割合で伝えると0.03%です

比較対象にインフルエンザを持ち出せば、インフルエンザの致死率が0.05%です。

インフルエンザが悪化して死ぬ確率よりも、ガンの発生率は低くなっています。

日本では更に低い確率で、0.01%以下だと言われています。

そのため水道水によるトリハロメタンの危険性は極めて低いと言えます。

トリハロメタン以外の有害物質は?

トリハロメタンは、クロロホルムやジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタンやブロモクロロメタンなどの種類があります。

この4項目でも、日本の水質基準では世界基準よりも厳しい物でした。

その他の基準では、ニッケルやウランの化合物などの金属類や放射性物質、二酸化塩素や亜塩素酸などの塩素注入による塩素化合物などもさらに厳しく検査されています。

特にウラン化合物では0.002㎎でさえも混入しないことを定めており、その他の有害物質でも水道水の検査基準について不安を覚える必要はありません。

 

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水道水の安全性を原虫は脅かすのか

海外の水を飲んで不調になるケースがあります。

その多くは、原虫が原因であったりすることが多く、その場合の危険性や対策についても考えておく必要があるでしょう。

水道水に交じる原虫は、一般にクリプト原虫とジアルジア原虫の2種類が考えられます。

以下では、2種の原虫とその対策について説明します。

クリプト原虫とは?

クリプト原虫とは、哺乳類に寄生する寄生虫で、糞便とともに排出され、汚染された水や食べ物から侵入します。

感染すると嘔吐や吐き気、腹痛や発熱を引き起こし、多く場合下痢を患うとされています。

症状自体は1~2週間程度で自然治癒し、命の危険もありませんが、水が原因で食中毒のような症状が引き起こされることは、好ましくありません。

この原虫の除去は、殻のようなオーシスト構造のために塩素では不十分です。

ジアルジア原虫とは?

ジアルジア原虫もクリプト原虫と同様の感染経路、症状を引き起こします。

この原虫についても水道水に交じっている危険があり、気を付けたいところです。

原虫対策はないのか?

幸い、原虫はどれも熱に弱いため、煮沸処理することで無害化します。

たとえ、水が汚染されていたとしても、1分も煮沸されていれば原虫の危険性は0%だと言え、一般に汚染されている可能性、発症する可能性も極めて少ないと言えます。

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ペットボトルに入れた水道水の安全性

水道水をペットボトルに入れた際の安全性についてです。

東京都の水道局の発表では水道水をペットボトルに入れて冷蔵庫に保管した場合、10日間が目安と言われています。

また仙台市では汲み置きで水道水はどの程度もつかという質問に対する実験で、夏場はひなたで1日持たず、日陰で4日ほど、室温4度の冷蔵庫で1ヶ月弱という実験結果を伝えています。

いずれの場合もペットボトルが清潔であることが条件であり、特にペットボトルの飲み口にそのまま口をつけて飲んでいたり、外出時に持ち運んでいる場合はペットボトルに雑菌が付着している可能性が高いです。

水道水をペットボトルに入れて保管する際は必ず清潔はペットボトルを使うことが大事です。

水道水と放射能

近年では、水が放射能によって汚染される可能性についても考える必要が出てきました。

記憶に新しい3.11以来、放射能汚染という危険性を考えておくことは、水道水の安全性を考える上で不可欠でしょう。

水道水から放射性物質を検知?

3.11当時、福島原発から放出された放射性物質が、東京都などで検知されることがありました。

例えば葛飾区の金町浄水場では放射性ヨウ素を1リットル当たり210ベクレル検出しました。

これは福島第一原発事故以降の風雨によって、水源が汚染されたためだと考えられ、当時の福島をはじめ、茨城県や栃木県、千葉県で水道水の摂取制限が呼びかけられました。

それ以降は放射性物質が減少し、遅くとも4月4日づけで不検出となりました。

不検出とは、全く無くなったわけではなく、検知できないだけの含有量になったということで、ごくわずかには含まれている可能性があります。

しかしながら、今現在でも検出されていないところから考えても、安全性は高いと言えます。

そうでなくとも、水質基準からすれば、長期的に飲み続けたとしても健康を損なわない基準になっていますので、安全であると言えます。

飲料水の放射性物質の指標値とは?

放射性物質の指標は、その放射性物質や摂取する人間によって異なります。

例えば、成人にとっては、放射性ヨウ素の場合、水道水1リットル当たり300ベクレル、放射性セシウムの場合、水道水1リットル当たり200ベクレルが定められています。

これらは、年間被ばく量が1ミリシーベルトを超えないことを前提とした基準値です。

飲料水も、水道水と同じ基準であるので、放射性ヨウ素で1リットル当たり300ベクレル、放射性セシウムで200ベクレルが基準値となっています。

 

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水道水とカルキ臭、カビ臭

ここでは水の臭いの問題について考察します。

一般に、水が臭い場合、その臭いの種類は、カルキ臭かカビ臭に分類されます。

それぞれに原因も対処も異なるため、以下で詳しく取り扱います。

水道水のカビ臭とは?

水道水で特に注意すべき臭気として、“カビ臭”があります。

“カビ臭”は植物性プランクトンや微生物の異常増殖や死滅によって生じる匂いで、感覚としては“生臭い”と言えます。

このカビ臭が味ではないか、と考える人もいるでしょう。

水道水のカビ臭は極めて低い濃度で、水道水の臭いを嗅いでもカビ臭を感じることが少なく、口にした際に強く感じるからです。

しかしながら、人の味覚である味蕾では酸味、塩味、甘味の三種類だけと考えられています。

したがって、飲んだ後に鼻に抜ける際の臭いがカビ臭の原因であると言えます。

カビ臭の原因とは?

カビ臭の原因は、大きく分けて藍藻類と放線菌類という微生物です。

藍藻類は、湖や沼などの植物性プランクトンや河川での付着生物として存在しています。

一方、放線菌類は水底の土や泥、植物性プランクトンの死骸などに付着していたり、動植物の体に寄生したりして存在しています。

いずれも、水面上に繁殖しやすく、生活排水などの有機物が混じった水の中で繁殖します。

さらに、主な水源であるダムでは、水が流れていないために、繁殖しやすく栄養も十分にあるため、カビ臭を生み出す可能性が高まっていることも間接的な原因と言えるでしょう。

カビ臭を取り除くには?

カビ臭を取り除く方法は、前述したように家庭に届くまでの間、水源、浄水場、家庭の3か所で考えることができます。

まず、水源の時点で取り除く場合、水源として地下水を利用している地域や水源に植物性プランクトン処理施設や排水処理施設が併設されている地域の水道水を利用することが考えられます。

次に、浄水場では、高度浄水処理や膜ろ過方式を採用している水道水を利用することが考えられます。

しかしながら、以上の方法では、利用できる地域が限られているため、現実的とは言えません。

実際に家庭内でカビ臭を取り除く方がずっと現実的でしょう。

その際には、浄水器のカビ臭除去能力の高さを示すものとして、活性炭の量に注目しましょう。

また、カートリッジ交換などの浄水器自体の管理についても十分に行う必要があります。

カルキ臭とは?

カルキ臭とは、消毒のために注入した塩素と反応して生み出される匂いのことです。

その原因は、浄水場に運ばれる水にフェノールだとか、1,1,1-トリクロロエタンといった、化学薬品などの成分が含まれていて、注入した塩素と反応して、クロロフェノールや1,1,1-ジクロロエタンに変化したことが考えられます。

その場合には、鼻にツンとくる刺激臭など、独特の刺激臭を発する場合がほとんどです。

カルキ臭の原因とは?

前述の通り、カルキ臭の原因は化学薬品などと塩素が反応することにあります。

その化学薬品は、主に工場排水によってもたらされており、その排水処理が不十分であることが根源的な問題だと言えます。

カルキ臭を取り除くには?

この問題については、工場排水の含まれない水源の水を利用することが挙げられますが、カビ臭と同様、現実的ではありません。

この場合も、原因に塩素が関係する以上、浄水器を利用する方法が現実的でしょう。

なお、水道水が臭いと感じる原因や対処法に関しては「水道水が臭い理由を徹底的に調べました!」にて詳しくお伝えしています。

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水道水の濁りについて

水道水を利用している際には、水が白く濁っているようなこと、赤い水が出てくることなどがあります。

これらの濁りは、目で見て判断できるため、その変化に気付きやすい一方で、見えるために水道水が汚染されているのではないかと不安になったりすることもあるでしょう。

以下では、そうした水道水の濁りについて考察します。

水の濁りとは?

水道水で考えられる濁りとしては、赤や褐色などの錆びたような色、白く濁った色、青や緑に染まった色などが考えられます。

水が濁るということは、何らかの原因で水に色が付くということ、あるいは色のついた物質が溶け込んでいることを示していると言えるのです。

濁りの原因とは?

水の濁りの原因は、濁りによっても異なります。

赤や褐色の錆びたような色の場合、原因は水道管にあると考えて間違いありません。

水道管の老朽化などで鉄さびなどが混じり込んで、錆びた色を示しているのだと考えられるからです。

幸いにも、赤い水を飲んでしまったとしても、鉄は吸収しにくいため、有害性はないと考えても問題ありません。

もちろん、水道水の安全性の観点から言えば、赤水が出なくなるまで、水を流し続けておくことが大切になります。

また、白く濁ってしまう場合は、空気が溶け込んでいることや亜鉛が混じっていることが考えられます。

亜鉛に関しても、鉄さび同様に水道管から混入したもので、その有害性はないと考えて問題ありません。

この場合も、しばらく流しておくことで改善されると考えられます。

これが空気を含んでいる場合には、時間経過とともに濁りが薄まりますので、濁っている水をしばらく放置することが判断の方法として役立つでしょう。

さらに、青や緑の変色が見られる場合には、水道管の銅が混入していることが考えられます。

この場合も、有害性はないと考えて問題なく、しばらく流しておくことで改善されるでしょう。

濁った水の対策とは?

濁った水は、いずれも一時的な症状である場合が多く、流しておくだけで改善することがほとんどです。

しかしながら、毎度毎度、変色した水が出てくる場合には、水道管の調査が必要になるでしょう。

この場合は、自治体の水道工事業者に連絡することで、確認できますので、お住いの自治体ホームページなどからアクセスし、対策を乞うことが有効的です。

 

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安全性の高い水道水の基準

これまで水の安全に関わる問題について考察してきましたが、ここで一度、安全でおいしい水道水の基準について考えてみたいと思います。

水道水の安全基準

まず、水道の安全について考えなければなりません。ここでは、日本の主な都市や水道水の安全性が高い地域を取り上げて考えてみます。

人口密集地、東京・大阪・千葉の水道水の安全性

日本において、比較的安全性の高い水道水が得られる場所として、東京や大阪が挙げられます。

なぜなら、高度浄水処理を利用しているからです。

また、安全の基準値も東京都では、日本の水道水安全基準の10分の1ほどにまで下げた厳しい水質管理を行っていることもあり、安全性に関しては、極めて高い水道水が得られると言えます。

一方、美味しい水道水とは言えないという問題もあります。

水道水の安全性が高くなればなるほど、不純物を取り除くことになりますから、無味無臭へと変化することになり、必然的にまずくなってしまう傾向があるからです。

実際に「おいしい水研究会」によれば、美味しい水道水としては、東京や大阪、千葉と言った地域が挙げられていません。

アメリカの水道水の安全性

世界を代表するアメリカの水はどうでしょうか。

アメリカでは、飲料水の安全を保障する公衆飲料水のための米国環境保護庁(EPA)の規制がなされています。

その規制は、SDWA(Safe Drinking Water Act)という米国の主要な連邦法で、公衆のために安全な飲料水を確保することを目的としています。

環境保護庁(EPA)の定める飲料水質の基準に従って、飲料水を提供するすべての州、地方、水道業者を監督することが義務づけられています。

現相では、ほぼすべてのアメリカ人に水を供給している約155,000の公共水域システムが確立されています。

したがって、アメリカでは、地形的な要因を踏まえても、SDWA関連の水道水を利用する場合であれば、極めて安全性の高い水道水を利用できると言えます。

おいしい水の条件

美味しい水という物は、比較的安全性の高い水道水であることは間違いありません。

次は美味しい水の条件について考えてみましょう。

硬水、軟水ってどんな水?

よく効く言葉として、硬水、軟水という言葉があります。

これは水の中に含まれるミネラル分、特にカルシウムやマグネシウムの含有量を示していて、多くなるほどに硬度が高くなります。

硬度が高くなると、ミネラル分が豊富であるため、健康増進に適していますが、苦味などが増すこともあり、癖が強くなる傾向があります。

反対に軟水は含有量が少なく、健康増進に適さない代わりに、癖がなく飲みやすいようになります。

おいしい水の水質要件

「おいしい水研究会」の定める、美味しい水の条件は、①水温、②蒸留残留物、③硬度、④遊離炭酸、⑤過マンガン酸カリウム消費量、⑥臭気度、⑦残留塩素の7項目が定められています。

水温は20℃以下の冷たい物の方がおいしいとされ、蒸留残留物、つまりミネラル分は1リットル当たり30㎎~200㎎程度含まれているとおいしいとされています。

硬度については低い方が癖がないとしており、遊離炭酸はさわやかな味わいに関係しているとしています。

また残留塩素と関わって、過マンガン酸カリウムが少ない方がおいしいとし、匂いもできる限り無い方が良いとしています。

なお、美味しい水道水に関する詳しい情報は「おいしい水道水についてと、どこの水道水がおいしいのかを徹底調査しました!」にてお伝えしています。

 

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すぐにできる水道水をより安全に飲む方法

最後に水道水を手軽に安全に美味しく飲む方法をご紹介します。

まず、朝一番の水道水は避け、できるだけ流した水道水を飲料水として利用しましょう。

飲料水として用いるものは冷やして飲用することを心がけましょう。

水道水の有害物質を除去するなら、10分を目安に煮沸しましょう。

お好みでレモン汁などの酸性液を少量加えると、爽やかな味わいになります。

以上の4点を抑えれば、浄水器利用せずとも、比較的安全で、おいしい水道水を味わうことができます。

なお、水道水をおいしく飲む方法に関しては「水道水をおいしく飲むコツを大公開!」にて詳しくお伝えしています。

今回の記事を通じて水道水の安全性について正しくご理解いただき、世界トップクラスの安全性を持つ日本の水道水を有効に活用していただければと思います。

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