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コーヒーの酸化が体に及ぼす影響とは

コーヒー   8,080 Views

抗酸化作用など素晴らしい効果効能がいっぱいあるコーヒーですが、そのコーヒー自体も酸化します。

では酸化したコーヒーはどれほど害があるのでしょうか。酸化を防止する方法はあるのでしょうか?

コーヒーをより美味しく飲み、その効果を十分に得るためにコーヒーの酸化についてお伝えしていきます。

Contents

コーヒーが酸化するということの意味

私たちは普段「コーヒーが酸化する」という言葉を自然に使っているかもしれません。しかしコーヒーが酸化するというのはどういうことかは改めて考えることはあるでしょうか。

ある人はコーヒーの酸化について誤解しています。酸化に対するコーヒーの知識の不足は美味しいコーヒーを飲む機会を逸していることさえあります。

ではコーヒーが酸化するとはどういうことか、その理解を深めていきましょう。

「コーヒーが酸化する」その仕組みと影響とは

「酸化」とは平たく言うと物質と酸素が結びつくことです。そして物質は酸素に触れると性質が変わります。例えば鉄くぎが酸化するとその性質が変わりさびた鉄くぎになってしまいます。

それで「コーヒーが酸化する」という場合コーヒーという物質が酸素に触れてその性質が変わってしまう、ということです。

コーヒーが酸化した状態が進んでいくとすっぱくなり、最終的にそのコーヒーは腐って飲めなくなってしまいます。

「コーヒーが酸化する」ことと「酸味のあるコーヒー」は違う

コーヒーは本来酸味があります。そしてコーヒーの酸味は挽き方の度合いが変わります。
コーヒーの酸味が好きな人はあえて酸味のあるコーヒーを飲みたいと思うことでしょう。

この酸味があるコーヒーを時間がたって酸化したあとのすっぱい味がするコーヒーと混同しないようにしましょう。

新鮮なコーヒーにも酸味はあります。しかし酸化したコーヒーとは新鮮ではないコーヒーを指す場合があります。

そして多くの人が苦手なのは酸味のある新鮮なコーヒーではなく、時間がたって酸化したコーヒーです。

「酸化したコーヒー」と「酸化した紅茶」は違う

コーヒーと同じように抗酸化作用があるものとして紅茶があります。

緑茶を酸化発酵するとウーロン茶になり、それをさらに酸化発酵すると紅茶になります。

この観点で行くと紅茶は最も新鮮ではない酸化したお茶ということになります。

しかし、紅茶は酸化によりご存知のように美しい色になり、紅茶フラボノイドのような緑茶にはない成分もでてきます。

またすでに酸化している紅茶は保存方法も楽で、高温、多湿を避ければ長くその効果を保つことができます。

このように考えますと酸化するということを一概に悪くいうことはできません。むしろ酸化によって良い影響が出る場合もたくさんあります。

しかしコーヒーの酸化は後ほど解説しますが基本的に悪いものばかりです。

コーヒーに含まれている酸化防止剤

コーヒーの酸化はいろいろな影響があります。

それで缶コーヒーなどの中には酸化防止剤をいれているものがあります。ではこのコーヒーに含まれている酸化防止剤は人体に害があるのでしょうか。

缶コーヒーなどに含まれている酸化防止剤は大きく分けて2種類あります。天然酸化防止剤と、合成酸化防止剤です。

天然酸化防止剤はビタミンやナトリウムなど天然由来の成分なので過剰摂取しなければ基本的に問題はありません。

一方合成酸化防止剤は酸化防止のために人工的に配合したものです。日本で販売されているものは厚生労働省から認可を受けたものなので人体に無害である、ということになっています。

しかし不自然な配合がされているので、全く問題がないという保証はありません。これからその危険性が指摘されることもあると思います。

過剰反応すると何も食べることができなくなってしまいますが、基本的にはより自然のものを口にするのが最も安全な方法といえます。

そのような意味でいうと時間と共に酸化するという自然の作用を添加物によって逆らうというのは健康的ではありません。

しかし酸化防止剤によって酸化を防ぎ、それによって健康が保たれていることもあります。

酸化防止剤は害があるか否か。それはご自身で判断するしかありません。

なお缶コーヒーに含まれている添加物などの成分とその影響はについては「缶コーヒーーの成分」に詳しく解説されています。

酸味のあるコーヒーは美味しい

コーヒーの酸味を時間がたって酸化したコーヒーの味と勘違いしている人は意外に多くいます。

それでコーヒー屋さんに行くときに酸化したコーヒーの嫌な味を思い出して「酸味のないコーヒー」を注文してしまうかもしれません。

しかしそれは実にもったいないことです。確かにコーヒーは嗜好品なので酸味のないコーヒーが好きな人もいます。

しかし本来、酸味のある新鮮なコーヒーはとても美味しいものです。

もし酸味のあるコーヒーが苦手、と思っておられるとしたら、いちど挽きたての酸味のあるコーヒーを飲んでみてください。

恐らく多くの人がそのキリリとした酸味のあるコーヒーを飲んで美味しいと感じると思います。

そしてその人が苦手なコーヒーとは「酸味のあるコーヒー」ではなく、時間がたって「酸化したコーヒー」ということになります。

この酸化したコーヒーはたいていの人が苦手だと思います。なぜなら酸化したコーヒーは鮮度が失われているからです。

鮮度が落ちるのはコーヒーが酸化しているから

黒い色をした焙煎されたコーヒー豆の鮮度を判断するのは簡単なことではありません。素人は見た目でコーヒーの鮮度はなかなか判断できません。

ではどうしたらコーヒーの鮮度を判断できるでしょうか。それはコーヒーが酸化しているかどうかです。つまりコーヒーがどれだけ酸素に触れてその性質が変化しているかがコーヒーの鮮度を決めることがです。

酸化しているコーヒーの見分け方は後ほど詳しく扱いますが、コーヒーは鮮度が命です。

できるだけコーヒーを酸化させないようにするように工夫するようにしましょう。

なぜコーヒーが酸化するか

コーヒーはなぜ酸化するのでしょうか。その原因がわかるとコーヒーの酸化を防止する方法がみえてきます。ではコーヒーの酸化を速めるいくつかの原因を調べてみましょう。

コーヒーが酸素にふれると酸化する

コーヒーが酸化する最も基本的な原因は酸素です。私たちが普段触れている空気の20パーセントが酸素と言われています。

コーヒーに限らず食物は酸素に触れると腐り始めます。それで酸素を抜いた真空パックに入れた食品は腐りません。

コーヒー豆も他の食品もが酸素に触れると酸化が始まります。真空パックは難しいかもしれませんが、できるだけ密閉してコーヒー豆が酸素に触れないようにしておきましょう。

コーヒーが光に当たると酸化する

コーヒーは光に当たると酸化します。より具体的にいうと紫外線がコーヒーの酸化速度を速めます。

多くの食品は「冷暗所で保管してください」という指示がありますがそれは酸化を防止するためです。

コーヒーも同様に光に当たると酸化が速まります。

インテリア商品の中でおしゃれな透明のガラスのビンがありますが、その中にコーヒー豆を保存している方もいらっしゃると思います。

しかしそれは酸化防止という観点でいえばおすすめできることではありません。コーヒー豆はできるだけ光を通さない容器に入れて、冷暗所に保存するようにしておきましょう。

コーヒーは温度が上がると酸化する

コーヒー豆を高温の状態で保存しておくと酸化が速まります。しかしこれは多くの人が考えているようにコーヒー豆を常温でおいても酸化の速度はそれほど速まりません。

考えてみますとコーヒー豆を売っている店に行くと、コーヒー豆は酸化の速度にはそれほど影響がないのでたいてい常温に置かれています。

コーヒー豆を注文したら冷凍庫から取り出してくる、なんて光景を見ることはまずないでしょう。

確かにコーヒー豆は極端に高温の状態で保存すると酸化が速まりますが、基本的に常温で保存しても問題はありません。

むしろ常温で酸化がすすむ前にコーヒー豆を使い切るほうがよいでしょう。

コーヒーは水分がつくと酸化する

鉄くぎはいつ錆びていくかを思い起こしてみましょう。それは水分がついた時です。酸素に触れただけの鉄くぎはほとんど錆びませんが、雨が降って水分がつくとすぐに錆びてしまいます。

同じようにコーヒーに水分がつくと酸化は非常に早まります。

それで酸化防止のためコーヒー豆が出来るだけ酸化しないようにしましょう。

コーヒー豆は冷蔵庫にいれると酸化する

コーヒーを保存するときに冷蔵庫や冷凍庫にいれるという方はかなりいらっしゃると思います。

しかし実はこれは賛否両論です。なぜならコーヒー豆は冷蔵庫や冷凍庫に入れると酸化が速まるからです。

コーヒーを冷凍庫で保存することが多いのは全日本コーヒー協会がそれを広めたからと言われています。確かに現在でも社団法人全日本コーヒー協会は公式サイトの中に次のように書かれています。

「コーヒーは湿気と熱を嫌いますので、開封したら空気になるべく触れないよう密閉容器に入れ、冷暗所または冷蔵庫・冷凍庫で保存しましょう」
社団法人全日本コーヒー協会は公式サイト

コーヒー豆は冷蔵庫や冷凍庫にいれると湿気がつき酸化します。しかし前述しましたようにコーヒー豆を常温に置いても酸化の速度はそれほど速まりません。

それで湿気がつく涼しい場所である冷蔵庫よりも、湿気がつかない常温に置いたほうがコーヒー豆の酸化にとって良いということになります。

ただしコーヒー豆を長いあいだ常温においておくと酸化が進んでしまいます。もしコーヒー豆を長期間保存しなければならない場合は冷凍庫に入れることをおすすめします。

常温に長期間触れるとさすがにコーヒー豆の酸化が進んで、腐ってしまうかもしれません。

それで1ヶ月程度を目安に、コーヒー豆がそれ以上使い切れないようなら冷凍庫に入れておくとよいでしょう。

量が多いならコーヒー豆を小分けにして常温に置いておくものと冷凍庫にいれておくのもひとつの方法です。

もしコーヒー豆を冷凍庫に入れるなら、酸化防止のために酸素はもちろん湿気もつかないようにしっかりと密封して保存しておきましょう。

一番よくないのは密封していない状態で冷蔵庫に保存することです。湿気によりコーヒー豆はすぐに酸化してしまうでしょう。

冷蔵庫に入れたコーヒーを常温に戻すと酸化する

冷蔵庫や冷凍庫にコーヒー豆を入れる場合もう一つ気をつけておきたいことがあります。それは一度冷凍庫に入れたコーヒー豆を常温に戻すと吸湿して酸化が進んでしまう、ということです。

それで冷凍庫に入れたコーヒー豆を使う場合、常温に放置すると急速に酸化します。使用する分だけ袋からだしたら残りのコーヒー豆はすぐに冷凍庫にしまいましょう。

焙煎したコーヒー豆は時間がたつと酸化する

酸化のもう一つの天敵は時間です。今まで考えてきた「酸素、温度、光、水分」これらの要素に時間が比例してコーヒーの酸化速度を速めます。

コーヒーは鮮度が命です。一度焙煎したコーヒーはできるだけ早く飲み切ってください。

コーヒー豆の賞味期限を見ると半年以上あるものがほとんどですが、それはコーヒー豆が酸化しない期限ではありません。コーヒー豆が密封してあったとしても時間がたつと酸化してしまいます。

酸化が進んでいない美味しいコーヒーは飲みたいならコーヒー豆を焙煎後できるだけ早く飲むことです。

理想はコーヒー豆を買ってから1週間程度ですが、できれば冷凍庫にいれなくてもいい期間、つまり1ヶ月以内にコーヒー豆を使い切りたいところです。

これが過ぎるとコーヒー豆をどれだけ上手に保存しても酸化はある程度進行していまうでしょう。

コーヒーの酸化は健康に有害か

コーヒーは酸化してしまうと味が悪くなってしまいます。それだけでもコーヒーの酸化はできるだけ避けたいところです。

しかし味の問題だけではなく、健康への害はあるのでしょうか。

ここではコーヒーが酸化したことによる健康への害について詳しく考えていきたいと思います。

酸化したコーヒーは栄養や香り成分は失う

コーヒーは酸化すると成分そのものが変化していきます。見た目はわかりませんが酸化したコーヒーに含まれている栄養分は少なくなっているでしょう。

古くなったコーヒーは香りもあまりありません。それは香りのある成分がコーヒー豆の酸化によって失われているからです。

他の栄養成分も当然コーヒーの酸化と共に失われています。

コーヒーに含まれている栄養について詳しくは「コーヒーの成分」で簡潔にまとめられています。

またコーヒーががんや糖尿病などの予防に効果的であることは「コーヒーの成分と効果を徹底解説!」に詳しく解説されています。

しかし酸化したコーヒーは栄養成分が悪い方向へ変化しています。残念ながら酸化したコーヒーを飲んでもこれらの記事で書かれている効果を100パーセント期待することはできません。

酸化したコーヒーを飲むと胃への負担が大きい

コーヒーを飲むと胃が痛くなるという人がいますが、胃が空っぽの状態で飲むのでない限り健康の人はコーヒーで胃が痛くなることはありません。

胃が痛くなる原因はコーヒーではなく、酸化したコーヒーである可能性があります。酸化したコーヒーは胃に非常に負担をかけるからです。

しかし、コーヒー=カフェインというイメージが強いため、酸化したコーヒーによって胃が痛くなっているのにカフェインのせいにしてしまっている人もいらっしゃると思います。

コーヒーを飲んで胃が痛くなると思う場合は一度酸化していない新鮮なコーヒーを飲んで、正しい原因を突き止めてみることをおすすめします。

酸化したコーヒーを飲むと胸焼けがする

コーヒーをたくさん飲むと胸焼けがするという人はコーヒーの成分、とりわけカフェインが身体にあっていないという可能性があります。

しかしやはりカフェインではなく酸化したコーヒーが原因である可能性も否定できません。

酸化したコーヒーを飲むと吐き気がする

コーヒーを飲んで吐き毛がする場合、原因として考えられるのは胸やけと同様に2つあります。それはカフェインとコーヒーの酸化です。

カフェインが原因の場合、それはコーヒーの飲み過ぎ、つまりカフェインの過剰摂取です。

それでもし1杯目のコーヒーを飲んですぎに吐き気がするなら、それはコーヒーが酸化しているからである、という可能性が高いといえます。

酸化したコーヒーは肝臓に悪い

コーヒーの油脂は肝臓の働きを助けます。それで本来コーヒーは肝臓にとって良い飲み物です。

しかし酸化したコーヒーは別です。酸化した油が身体に良くないのは皆さんもよくご存じだと思いますが、コーヒーも同じです。

コーヒーに含まれている油脂が酸化すると肝臓を助けるどころか負担になります。

酸化したコーヒーは味が悪い

酸化したコーヒーのはっきりとした害はまずいということです。

どんなに水や焙煎にこだわっても、どんなに良いコーヒー豆を選んでも酸化したコーヒーは酸化したコーヒーです。

繰り返しますが、新鮮なコーヒーの酸味と酸化したコーヒーの酸味は同じ種類のものではありません。

酸化したコーヒーの酸味を美味しいと感じる人は少ないと思います。

健康に良くない、香りがしない、そしてまずい。これが酸化したコーヒーの害です。

酸化したコーヒーに良いところは何もないといってもよいでしょう。私たちは可能な限り酸化したコーヒーを飲むのを避けていきたいところです。

酸化しているコーヒーを見分ける方法

自分で焙煎したコーヒーならそれがどれほど鮮度を失っているか、つまり酸化しているかがわかるでしょう。

しかしそうでないなら今飲んでいるコーヒーやコーヒー豆が酸化しているかどうかをどのように判断したらよいのでしょうか。

酸化したコーヒーは簡単には見分けられません。しかし、いくつかのポイントを知っていると見分けることは可能です。

ここではコーヒーが酸化したかどうかを判断するいくつかの基準をご紹介したいと思います。

コーヒーを淹れた時に酸化の程度を目で判断できる

コーヒーが酸化しているかどうかを判断することは、素人はもちろんですがプロの方でも難しいといわれています。

しかし見た目で判断する簡単な方法があります。それはコーヒーを淹れた時です。

新鮮なコーヒーつまり酸化していないコーヒー豆はお湯を注ぐときれいに膨らみます。一方酸化したコーヒー豆はお湯の量が増えるだけで膨らみません。

それでコーヒーを入れた時のコーヒー豆の膨らみ具合でコーヒーの酸化がどれほど進んでいるか、目で判断することができます。

それでぜひ一度焙煎したばかりの新鮮なコーヒー豆をドリップしてみてください。そしてその膨らみ具合を目で見てください。

それを基準にどれほどコーヒー豆が酸化しているかを判断することができます。

コーヒー豆の匂いで酸化の程度が判断できる

コーヒー豆はとても良い香りがします。酸化していない新鮮なコーヒー豆は袋に入れていても香りがします。

そしてコーヒー豆の袋を開けるとその香りが部屋いっぱいに広がります。コーヒー豆に香り成分がたくさん残っているからです。

しかし酸化したコーヒー豆は香り成分が少なくなっているので袋の中のコーヒー豆を嗅いで初めてその香りを感じます。

ここでもやはり新鮮なコーヒー豆の香りを一度嗅いで覚えて置くことをおすすめします。
臭いでコーヒー豆が酸化しているかどうかを見分けることができるからです。

この点でいうとスーパーなどで安売りしているすでに挽いてあるコーヒー豆は密封していても香りがすでに少なくっていることに気づくはずです。

安いコーヒー豆はすでにある程度酸化していて香り成分が少なくなっているからです。

すっぱい味がするコーヒーは酸化している

コーヒーが酸化しているかどうかを確かめる最終手段は実際にコーヒーを飲んでみることです。

コーヒーを酸化したコーヒーは変なすっぱさがあります。また飲んだ後の後味が不快なのも特徴です。

一方新鮮で酸味のあるコーヒーはすっぱくありません。その酸味はフルーツの酸味のような爽やかなものです。そして飲んだ後その余韻にひたれる後味があります。

コーヒーの酸化が進むと最終的に腐ります。あまりにもすっぱかったらそのコーヒーはそうとう酸化が進んでいますのですぐに捨ててください。

酸化が進んだコーヒーを飲むとお腹を壊してしまうことがあります。

しかしそうでなくてもやはり後味の悪いコーヒーはあまり飲みたくないものです。コーヒーの酸化が進まないような保存を心がけましょう。

コーヒー豆の酸化を防止する保存の仕方

コーヒーの酸化する原因についてはすでに考えましたが、ここで改めてコーヒー豆ができるだけ酸化しない保存の仕方を考えておきたいと思います。

コーヒーは時間と共に酸化していきます。それでもちょっとした工夫でコーヒー豆の酸化を遅らせコーヒーの鮮度を保つことができる方法があります。

ここでは酸化防止するコーヒー豆の保存の仕方をご紹介しましょう。

酸化防止のためコーヒーは豆の状態で保存する

コーヒー豆を買うときはすでに挽いた豆を買うことが多いでしょうか。確かにコーヒーを挽くためには専用の器具が必要ですし、毎回コーヒーを挽くには手間がかかります。

しかし、すでに挽いてあるコーヒー豆は密封していても酸化が進んでいることを覚えておきましょう。

コーヒー豆は焙煎した時から酸化が始まりますが、豆を挽くとさらにコーヒーの酸化スピードが速まります。

それほどコーヒーにこだわっているわけではない、という人も酸化防止という観点でいうとやはりコーヒー豆は豆の状態で購入して、飲む少し前に挽いて飲むのが一番です。

すでに挽いてあるコーヒー豆と比べて味や香りはもちろんですが、酸化面でもそのスピードをだいぶ遅らすことができます。

酸化防止のためコーヒー豆を酸素にできるだけ触れない工夫をする

コーヒー豆は酸素に触れるので酸化します。自宅で真空パックにするのは難しいですがそれでもコーヒー豆の酸化を防止するためにできるだけ酸素に触れないように工夫する必要があるでしょう。

例えばコーヒー豆を袋のまま保存するのではなく、一度開封したらそのコーヒー豆を密封できるような器に移し替えて置くことができるでしょう。

そのような工夫をしても容器を開けるたびに残ったコーヒー豆は酸素に触れて酸化してしまいます。

ある程度の量のコーヒー豆を買った場合は半分を別の容器に移し替えて密封しておきましょう。その残りの半分のコーヒー豆は酸素に触れる状況が少なくなりますので、酸化を遅らせることができます。

酸化防止のため工夫してコーヒー豆を常温で保存する

夏場でないならコーヒー豆はお店で売っているのと同じ状態、つまり常温で保存しておきましょう。冷蔵庫は湿気がつくのでコーヒー豆の酸化を速めてしまうからです。

この場合できるだけ酸素に触れない工夫をするのと共に、コーヒー豆を光に当てないようにしましょう。湿気の少ない冷暗所に保管してください。

冷凍庫に入れたコーヒー豆の酸化を遅らせる方法

冷凍庫にコーヒー豆を保存するというのはコーヒー豆に湿気がついて酸化するというデメリットがありますが、温度という面ではメリットがあります。

コーヒー豆は常温程度の温度ならそれほど気にする必要はありません。しかしやはり常温よりも冷たいほうがコーヒー豆の酸化スピードが落ちるのは確かです。

それで冷凍庫のメリットを生かしながらコーヒー豆に湿気がつきやすいというデメリットをできるだけ相殺できるような状況を作りましょう。

例えばコーヒー豆を入れた密封した容器をさらに袋などでしっかり包む、というような方法です。

酸化防止のためにはコーヒー豆に水分がつかなければいいわけなので、少々面倒かもしれませんがやってみる価値はあります。

酸化防止のためコーヒー豆をできるだけ早く使いきる

酸化しない最も良い方法はコーヒー豆をできるだけ早く使いきることです。

ある程度の量が入った安売りのコーヒー豆を買っている方もいらっしゃると思います。

しかしそのコーヒー豆が酸化によって栄養成分は落ち、風味も損なわれているとしたら安い買い物とは言えないかもしれません。

それでコーヒー豆は1週間から2週間、遅くても1ヶ月以内に飲み切れる量だけを買うようにしましょう。

淹れたコーヒーの酸化を防止する方法

コーヒーは焙煎してから酸化が始まり、豆を挽くとさらに酸化します。そしてコーヒーを淹れるとさらに酸化が進みます。

酸化を防ぐために淹れたコーヒーはすぐに飲むのが基本ですが、酸化を遅らせる方法はあります。

ここでは淹れたコーヒーの酸化を遅らせる方法をご紹介します。

飲み残ったコーヒーは冷蔵庫で保存する

コーヒーの酸化を遅らせる温度は常温が限界です。それでホットコーヒーの場合酸化が急速に進みます。

コーヒーメーカーでコーヒーを淹れる場合、そのまま置いておけば温度は保てますが、すぐに酸化してすっぱくなってしまいます。

コーヒーの酸化を遅らせるために、飲み残ったコーヒーはすぐに冷凍庫にいれましょう。そしてまたホットコーヒーを飲みたくなったら電子レンジなどで温めましょう。

この方法でコーヒーの酸化を完全に遅らせることができませんのでやはりすっぱい味になってしまうと思います。

しかしそれでもホットコーヒーの温度を保ったままにするよりは酸化の度合いはだいぶ違います。

アイスコーヒーは翌日飲んでも酸化しない

アイスコーヒーはホットコーヒーと比べてなかなか酸化しません。

ホットコーヒーは1時間もたてばかなり酸化が進みますが、アイスコーヒーは翌朝飲んでもほとんど酸化していないので問題ありません。

喫茶店などでもたいてい、あまったホットコーヒーはすぐに廃棄しますが、アイスコーヒーは冷蔵庫で2日間は使用しています。

ただし酸化を遅らせるためにできるだけコーヒーが高い温度になっていないようにするのは重要です。

それでアイスコーヒーを淹れる場合はコーヒー豆をたっぷり入れた濃い目のコーヒーをおとせるようにしておきましょう。そして容器に氷を一杯入れておきましょう。

こうすることによりコーヒーの温度が高い期間は一瞬だけなので酸化がかなり遅れます。

喫茶店のように48時間風味が落ちることはありません。

あまったホットコーヒーをすぐに冷蔵庫に入れてアイスコーヒーにして飲むこともできます。

アイスコーヒーとして作った場合よりは酸化スピードが速まりますがそれでも当日以内なら美味しく飲めると思います。

コーヒーの作り置きをするなら水出しコーヒー

さて酸化を遅らせるためにはコーヒーが高い温度になっている時間をできるだけ少なくする必要があります。

その面で最も良い方法は水出しコーヒーです。

水出しコーヒーでコーヒーを作るとコーヒーの温度が一度も高温になっていないので、酸化の速度はかなり遅くなりますので3日間風味が保てます。

それでコーヒーを大量に作り置きしたいなら水出しコーヒーを作りましょう。市販の水出しコーヒー専用のポットを買えば簡単につくることができます。

もし少量でいいのならドリップパックのコーヒーをポットに入れるだけでつくることができます。

寝る前にドリップパックのコーヒーをポットに入れて冷蔵庫に入れておけば翌朝美味しい水出しコーヒーを飲むことができます。

ただし水出しコーヒーの好みは分かれます。好きな人は好きですが、普通のコーヒーと比べてカフェインがかなり少なくなっています。

また良い意味での酸味や苦みも少ないので、コーヒー好きの方の中には少し物足りなく感じる人もいます。

水素水やケイ素(シリカ)水でコーヒーを淹れると酸化しない?

水素水やケイ素(シリカ水)は強い抗酸化作用があることがわかっています。水素水やケイ素(シリカ)の抗酸化作用を試す方法としてよく鉄くぎが使われています。

鉄くぎを水に入れて放置しておくと酸化作用により錆びていきます。しかし水素水やケイ素(シリカ)水に入れた鉄くぎは全く錆びないようです。

それでこのような抗酸化作用のある水素水やケイ素(シリカ)水でコーヒーを淹れたらどうなるでしょうか。

はっきりとしたデータがありませんので断定はできませんが、コーヒーの酸化をかなり遅らせることができるのではないかと思います。

コーヒーと水素水は特に相性が良い飲み物です。コーヒーを水素水で入れる方法やその健康効果については「水素水コーヒーは相乗効果のある最強の飲み物!」でより詳しく解説されています。

また、ケイ素水(シリカ水)の素晴らしい効果については「ケイ素(シリカ)の効果はどのくらい凄いのか?」にて詳しくお伝えしています。

 

水筒(マグボトル)に入っているコーヒーの酸化を防止する方法

コーヒー好きの皆さんは家だけではなく、外出先でもコーヒーを飲みたいと思っていると思います。

缶コーヒーやコンビニのコーヒーは手軽に買えますが、毎日買っていると経済的にかなりの負担になります。

近年のマイボトルブームによりおしゃれな水筒(マグボトル)がたくさん見かけるようになりました。

しかしコーヒーは時間がたつと酸化して美味しくなくなるので水筒(マグボトル)は向かないという人もいます。

それでここではコーヒーを水筒(マグボトル)に入れて持ち運ぶとき、できるだけ酸化速度を遅らせる方法をご紹介したいと思います。

ホットコーヒーの場合酸化防止のため少し冷ます

結論から言いますとホットコーヒーは水筒(マグボトル)にはむきません。温度が高いコーヒーが長時間保存されていますので酸化は避けることができないでしょう。

それでもどうしてもホットコーヒーを水筒(マグボトル)に入れて持ち運びたい、という人はできるだけ低い温度でコーヒーを淹れるようにしましょう。

コーヒーを水素水で淹れる場合、60℃から80℃で淹れますがこれくらいの温度がやはり限界でしょう。

できれば実際に水素水でコーヒーを淹れれば酸化速度はある程度遅らすことができる、と思われます。

アイスコーヒーの場合酸化防止のためすぐに冷やす

アイスコーヒーを水筒(マグボトル)に入れて持ち運ぶのはおすすめです。コーヒーは酸化していない状態で24時間から48時間はもちます。

より酸化速度を遅らせたいなら水筒(マグボトル)に氷をいっぱいいれて、低い温度を保つようにしましょう。

水筒(マグボトル)に長時間ミルクや生クリームは入れない

ブラックのコーヒーが苦手な方はコーヒーにミルクをいれたいと思うかもしれません。水筒(マグボトル)にミルクや生クリームをいれるのはコーヒーの酸化の面では問題ありません。

しかしミルクや生クリームを入れたホットコーヒーを長時間持ち運びすると腐敗する可能性があります。

また水筒(マグボトル)にもあまりよくありませんのでおすすめできません。最悪の場合水筒(マグボトル)のふたが壊れてしまう可能性があります。

酸化防止のためコーヒーフレッシュは入れない

コーヒーフレッシュとコーヒーを水筒(マグボトル)にいれるのは水筒(マグボトル)には問題がありません。

ただしコーヒーの酸化という面では問題がありますのでやはり入れておくのは止めておきましょう。コーヒーフレッシュの成分は水と油と添加物です。

この油が水筒(マグボトル)に入っているコーヒーの酸化速度を速めます。

ご想像の通りコーヒーフレッシュ自体あまり体に良いものではありませんので使用はおすすめできませんが、どうしても入れたい場合は水筒(マグボトル)にはいれないようにしましょう。

コーヒーフレッシュは乳製品ではありませんので常温で持ち運ぶことができます。それでコーヒーを飲むときにコーヒーフレッシュを入れるなら、無駄な酸化を抑えることができます。

コーヒーフレッシュなどコーヒーに追加する成分の安全性については「コーヒーに含まれているその他の成分」で詳しく解説されています。

酸化防止のために魔法瓶にお湯を入れてドリップパックでコーヒーを

ホットコーヒーはどうしても酸化してしまいます。それで時間と場所が許すならドリップパックのコーヒーをもっていきましょう。

ドリップパックのコーヒーでコーヒーを飲むなら、飲みたいときに淹れたてのコーヒーを飲むことができます。

またすでに挽いてあるとはいえ、一杯ごとに真空パックになっているドリップパックのコーヒーは比較的酸化が進んでいない新鮮なコーヒー豆といえるでしょう。

魔法瓶にお湯を入れてインスタントコーヒーを

同様の方法で魔法瓶に入れるのはお湯にしてインスタントコーヒーを持っていくという方法もあります。

ドリップパックのコーヒーよりは手軽にできて目立たないのでおすすめです。

レギュラーコーヒーでないと嫌だというのではないのなら酸化していないホットコーヒーを外出先で飲むとても良い方法といえます。

酸化防止のためコーヒーをタンブラーに入れる

コーヒーを水筒(マグボトル)に入れる場合気になるのは清潔さです。水筒(マグボトル)の中には奥までしっかり洗えないものあります。

そしてコーヒー成分が付着した状態で新しいコーヒーを水筒(マグボトル)にいれるとその残った部分から酸化が始まってしまいます。

それでコーヒーを持ち運びしたい場合酸化防止のためにタンブラーなど奥まで洗いやすいものに入れるようにしてください。

コーヒーの酸化に関するまとめ

コーヒーの酸化がもたらす影響について考えてきました。日本で売られているコーヒー豆のほとんどはすでに酸化していて体に良くないと警告している専門家もいます。

しかしコーヒーが身体に良いということを証明している論文はいくつもあり、日本からもたくさんでていますのでそれほど心配する必要はないでしょう。

しかしコーヒーの酸化が身体に害なのは確かです。

それでできるだけ新鮮で酸化の進んでいないコーヒー豆を買うようにしましょう。そしてできるだけコーヒーの酸化防止するための処置を取りましょう。

なによりもほとんど酸化していない新鮮なコーヒーを一度は飲んでみることをおすすめします。

コーヒーがあまり好きでない人でさえも、酸化がほとんどしていない新鮮なコーヒーを飲むことがコーヒーを好きになるきっかけとなるかもしれません。

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