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コーヒーは体にいいのか

コーヒー   1,172 Views

コーヒーは、人間にとってとても心豊かにしてくれるものです。

コーヒー豆を挽いたとぎのあの何ともいえないリッチな気持ちを漂わせる香り、そしてゆったりと深く椅子に腰をかけて飲むコーヒーは何とも言えない心の安らぎを感じます。

しかし、全ての人がコーヒーについてそのように感じるかどうかは別で、コーヒーは好きになれないと一切飲まれない方もいます。

コーヒーは、人によってその効能もさまざま、好き嫌いもさまざまあるようですが、まずは、コーヒーが体にいいのかどうか、また、飲めない人にとってどのような要因でそうなっているのかを調べたいと思います。

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Contents

コーヒーとは

コーヒーは既に先進国においては馴染み深い飲み物として愛飲されています。

そのコーヒーが体にいいのかどうかを調べる前に、そのコーヒーがどこから来てなぜ飲まれるようになったのかを簡単に調べてみたいと思います。

それによってコーヒーの好き嫌いの原因が浮かび上がるかもしれません。

コーヒーの原産国とその歴史

コーヒーが飲まれるようになった起源については諸説さまざまあります。

古いものでは旧約聖書にコーヒーらしきものが書かれていると言う説もありますし、古代ギリシアで既に飲まれていたとする説もあります。

コーヒーの原産地についてはエチオピアと言われていますが、古代に記述があることから見ても、他に起源がある可能性はあり、本当のところはわかっていません。

ただ、エチオピアでは、人々の暮らす高原にコーヒーの木が自生していたらしいこと、そしてコーヒーの果実の種子が古代から食用に煮て食べられていたことが知られています。それ以外にも、いろいろな伝説も残っており、エチオピアは原産国の一つであることは確かなようです。

コーヒーのイスラーム世界への広がり

コーヒーは、エチオピアからアラビア半島に伝わり、その後、「バン」と呼ばれてイスラーム世界全体に広がって言ったようです。

ただ、その当時は、現在のように焙煎して飲む習慣は無く、水で抽出した飲料であったようです。

そして、現代のように焙煎した豆から入れるようになったのは13世紀以降のようです。

たまたま偶然の事故で豆が焼けた時、いい匂いがしたのがきっかけとなったらしいのですが、その証拠は残っておらず、一般に言われているに過ぎません。

当時のイスラーム世界は、現在とは違い、世界の先進地域であり、活気に溢れ、人々の生活も豊かで、風味もよく香り豊かなコーヒー豆の飲料は多くの人々に愛飲されるようになっていったようです。

オスマン帝国がイスラーム世界の覇者となった頃にはコーヒーはさらに広がりを見せました。

 

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コーヒーのヨーロッパへの広がり

そして、コーヒーはインドを経由して、インドネシアなどに広まり、その地域を植民地としていたオランダを通じてヨーロッパに伝わったようです。

17世紀頭のローマ教皇であったクレメンス8世が裁判の際に味見したコーヒーを気に入り、キリスト教徒がコーヒーを飲用することを公認したと言われています。

この後、コーヒーはヴェネチア商人を介してヨーロッパ全域に広がっていきました。

18世紀初頭では、ヨーロッパ列強国の植民地でコーヒーの木は栽培されており、街中にはコーヒーハウスが見られるようになっていました。

コーヒーの日本への伝播

その後、我が国においては18世紀に伝えられたといわれています。

ただ、本格的にコーヒーが輸入されたのは、ベリーの来航による開国以降で、最初は外国人居留地で在日外国人が中心に愛飲されていましたが、明治に入り、西欧文化への憧れが強まった知識人の間では飲まれるようになっていきました。

しかし、一般の人の間でコーヒーが飲まれ出したのは、明治末期から大正時代に入ってからと言われています。

なぜコーヒーを飲むようになったのか

焙煎されたコーヒーが好んで飲まれるようになったのは、13世紀くらいですが、当時のイスラーム世界は、東西貿易を独占して世界の先進地域であり、その後もオスマン帝国が台頭するなど、ヨーロッパを凌ぐ勢いを持つ地域でした。

彼らは、富を蓄え、16世紀初頭の今のイランの地域を支配していたサファヴィー王朝の首都イスファハーンは「イスファハーンは世界の半分」とまで言われ、栄えていました。

彼らイスラーム世界の豊かな人々は、香り豊かなリッチな気分にしてくれるコーヒーを好んでいたのです。

また、16世紀のヨーロッパは中世的なキリスト教のカトリック支配がまだ強く、当時ワインの飲用は禁じられていました。そのため、コーヒーは、

  • ワインの代わりに飲料
  • 覚醒作用の利用
  • 薬としての効用

などが好まれ、飲まれていたようです。

つまり、当時のヨーロッパでは、コーヒー自身が持つ豊かな香りによる気分的に豊かにさせてくれる効能のほかに、既にコーヒーの覚醒作用、健康飲料としての認識があったのです。

また、イギリスなどでは、夫がコーヒーハウスに入り浸りになることに対して、それを有害としたり、性的不能の原因になると非難していた例もありました。

さらにフランスなどでは、コーヒーは心身に悪影響を及ぼすとその毒性が問題になったりしていました。

すなわち、当時からコーヒーに関しては、いい効能面、悪い側面の両面が取り沙汰されていたのです。

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コーヒーの成分

現在でも、コーヒーについてはいい面、悪い面といろいろ論議されています。

では、コーヒーにはどのような成分が含まれていて、その成分によってどのような効能や害があるのでしょう。

コーヒーの成分とその効用を考えますと、

コーヒー豆としての成分

コーヒー豆を焙煎した後の成分

コーヒーとして入れた時の成分

という三つの成分の見方があります。

これらのうち、コーヒー豆及び焙煎後のコーヒー豆の成分分析とそれらの成分の効用については、全国コーヒー協会の資料から「コーヒーの成分」とコーヒーの成分と効果を徹底解説!」にて詳しくお伝えしています

コーヒー一杯分の成分

ここまでコーヒー豆の成分についてみてきましたが、次にドリップコーヒーとして入れた時に成分はどう変わるのかを見てみます。

成分分析の最後に、焙煎されたコーヒー豆を挽いてコーヒーを入れた時、一杯のコーヒーに含まれる成分別の量を見てみましょう。(コーヒー100g当たりのウエート)

ほとんどは水分ですが、それぞれわずかづつ含まれています。

                 構成比      100g当たりの量

水分       98.6%         98.6g

たんぱく質    0.2%         0.20g

脂質       -                   

糖類       0.7%                0.7g

無機成分          0.075%            0.075g

カフェイン    0.058%            0.058g

ポリフェノール  0.20%             0.20g

となっています。実際のコーヒー一杯は120g~140gですので、もう少し多いかもしれません。

例えば、カフェインはコーヒー一杯に70g~81gになります。

いずれにしても、焙煎後の豆に含まれる成分はずいぶんと少なくなっています。

コーヒーの特徴といわれるカフェインは実際には1杯のコーヒーに0.07g~.0.08g程度しか含まれていません。

 

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コーヒー豆の体にいい効用

では、コーヒーを入れた後の成分は、コーヒーを飲む上でどのような効用を我々の体に与え、体にいい影響を与えてくれるのかを見ていきましょう。

まず、体にいい面を各成分の中から抽出してみましょう。

<薬用効果>

  • 覚醒作用・・・ カフェイン
  • 整腸作用・・・ 多糖類、少糖類
  • アトピー対策・・・ 少糖類、ポリフェノール
  • 疲労回復・・・ たんぱく質、
  • 血液系改善(心筋梗塞、脳梗塞)・・・ ポリフェノール、
  • アルツハイマー系予防・・・ トリゴネリン

<健康効果>

  • エネルギー源・・・ 多糖類、脂質、脂肪族酸
  • 脂肪代謝の促進・・・ カフェイン、
  • 美容効果・・・ ポリフェノール、
  • 健康、その他(集中力アップ、運動能力向上)・・ カフェイン(研究中)、無機成分

となっています。

ただし、脂質、脂肪族酸などは実際のいれたコーヒーにはほとんどふくまれません。

さまざまな薬用面、健康面で効果が期待されるものがありますね。

しかし、それぞれに効果はあるものの、どれだけ飲めばその効果があるのかまでは、まだ判明していません。

ネット上でもコーヒーが体にいいということでさまざまな記事が書かれていますが、それらの中でどのように飲めばいいのか、科学的に証明されているものはそう多くはありません。

一杯のコーヒーに含まれるそれぞれの成分の量がほんの僅かだからです。

ただ、成分とその効用から見て、長く適正量を飲み続けることで、その効果が期待できるわけです。

ただ、カフェインの効果は、コーヒーが飲まれ出した時代から、健康への好影響ということで、薬としての効能が知られていたようです。

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コーヒー豆の体に悪い効用

次にコーヒー豆の成分のうち、体に悪い面について纏めてみます。

  • 大量摂取による胃腸に対するダメージ・・・ ポリフェノール、カフェイン、(無機成分)
  • 肌荒れ・・・ カフェイン、
  • 動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)・・・ 脂質、脂肪族酸、(カフェイン)
  • 睡眠障害・・・ カフェイン

となっており、体にいい効用に比べると、悪い効用は少ないように感じます。

カフェインによるものがほとんどです。

動脈硬化を引き起こすとされる脂質や脂肪族酸は実際のいれたコーヒーには含まれないため、可能性としては低いと言わざるを得ません。

しかし、胃腸に対するダメージや、コレステロールを上昇させ、動脈硬化につながる面は、大量摂取した場合であるにもかかわらず、ことさらに強調されているように感じます。

コーヒー豆そのものに含まれている悪い面の効用に対する成分においては、それぞれの量は微量であり、コーヒーそのものにおいてはさらに薄められるため、適量を飲んでいる限りは、悪い面はほとんど影響は出ないと言えるでしょう。

ただし、コーヒーに入れる砂糖の量やミルクの量が大量に入れて、一日に何杯も飲み、それを長期間続けるとカフェインの過剰摂取津だけでなく、中性脂肪などの上昇につながる可能性があるわけです。

従って、一日にニ、三杯コーヒーを飲んでいる限りは、コーヒーが体に悪いとは言えないのです。

 

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カフェインの過剰摂取の影響

もう一つ重要なことは、カフェインの過剰摂取には死に至るリスクがあるということです。

致死量は飲まれる方の体重によって変わってきます。

すなわち、中毒症状が出るわけで、急性中毒の場合は、体重が50kgの場合、1時間以内に0.33gで発症の可能性があり、3時間で0.85gで発症すると言われています。

慢性中毒については、24時間以内に5gで発症可能性があり、24時間以内に12.5gを摂取すると発症すると言われています。

また、致死量としては、一度に10gの摂取です。

コーヒー豆に換算すると、

・コーヒー豆1粒     0.1g

・コーヒー1杯の豆    10g

と言われていますが、実際にいれたコーヒー1杯(140g)に含まれるカフェインの量は僅か0.081g程度です。

体重50kgの人が急性中毒になるには、1時間に約4杯で可能性が出てきます。

実際に急性中毒を発症するのは3時間に10杯のコーヒーを飲んだ場合です。

1時間に4杯というのは有り得ないわけではありませんが、ちょっと難しいでしょう。

また、慢性中毒の場合は、24時間にコーヒー62杯で発症する可能性が出て、実際に発症するのは24時間で154杯のコーヒーを飲まないといけない計算になります。

一日に60杯以上のコーヒーは幾ら好きな人でも飲まないでしょう。

致死量には一度に123杯分のコーヒーを飲まない限り、死に至ることはありません。

不遜な言い方をすると、コーヒーで自殺は無理です。

体重が思い方の場合は、さらに可能性は低くなります。

やはり男性は低いでしょう。

ですから、コーヒーによるカフェインの取り過ぎで中毒になることも、死亡する可能性も実際にはあり得ないと言えます。

具体的に危険なラインを知っておくことと、意外な落とし穴に気付くのも重要です

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コーヒーを寝る前に飲むとなぜ眠れないのか

コーヒーを寝る前に飲むと眠れないという人が多くいます。

それは、コーヒーの成分の中に、カフェインという成分があり、そのカフェインが覚醒作用という眠気を覚ます性質を持っているからです。

コーヒー豆の僅か1%未満の成分なので、挽いてさらにお湯に溶け出した成分がどれ位になるのかを見てみます。

・コーヒー豆1粒        0.1g

・コーヒー一杯分のコーヒー豆  10g

と言われています。

コーヒー1杯が140gとしますと、カフェインの量は0.081gです。

睡眠に影響が出ると言われる量は150mgすなわち0.15gです。

約コーヒー2杯分ですので、コーヒーの好きな方は充分夜に取る可能性のある数字です。

まあ、人によって差はあると思いますし、体重によって差も出ます。

カフェインの効果は4時間くらいと言われており、夜に2杯以上飲めば、効果は寝る時も続いていると言えるでしょう。

また、一説では、1日に250mg、すなわち一日3杯以上コーヒーを飲む人は睡眠の途中に目が覚めるという現象が出易くなるようです。

いずれにしても、コーヒーの好きな人は一日3杯以上飲みますから、実際に睡眠障害に陥っている可能性はあります。

従って、コーヒーを多く飲む人の場合、夜の睡眠が浅くなり、昼間に眠たくなることが多くなります。

眠気を覚ますためにコーヒーを飲むと言う繰り返しになり、慢性的な睡眠不足に陥る可能性が高いのです。

このようにコーヒーには気持ちに安らぎを与えてくれますが、過剰摂取は睡眠不足という代償がついてくるわけです。

 

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コーヒー豆の地域・種類と成分の違い

コーヒー豆の産地、品種別の成分を分析した情報については、残念ながらありません。

ちなみに上島コーヒーの粉タイプブレンド物の成分表示を見ても次の通りで、差が見えません。

           たんぱく質  炭水化物  ナトリウム  脂質

ブルーマウンテン    0.2g          0.7g        0.001g       0g

キリマンジァロ          0.2           0.7         0.001        0

モカ          0.2           0.7         0.001        0

ただし、成分別の味への影響と、品種別の味の特徴はわかりますから、それを組み合わせて成分の過多を推測してみようと思います。

先ず、成分別の味への影響を見てみましょう。

  • 苦味成分・・・ カフェイン、トリゴネリンなど

           ただし、焙煎方法で変わります。

  • 酸味成分・・・ ポリフェノール、カリウム塩(無機物)

           ※焙煎などの熱で酸化反応がおこり、酸味物質として働きます。

  • 甘味成分・・・ 糖類

           ※焙煎による熱でほとんどが消失します。

となっています。

これを元に主な各産地別のコーヒー豆の成分の多少を推定してみます。

コーヒー産地  種類        味の特徴       推定される成分の強さ

ジャマイカ  ブルーマウンテン  甘みあり、苦味なし 糖類多く、カフェイン少ない

ハワイ    コナ        甘さ豊か      糖類多い

イエメン   モカ、マタリ    強い酸味      ポリフェノールが多い

エチオピア  モカ        強い酸味とコク   ポリフェノールが多く、

エチオピア  レッドウルフ    フルーティな酸味  ポリフェノール多い

キリマンジェロ山 キンマンジェロ 強い酸味と甘さ   ポリフェノールと糖類

タンザニア  タンザニア     強い酸味と甘さ   ポリフェノールと糖類

ブラジル   サントス      標準的な味     代表的な成分通り

グアテマラ  グアテマラ     さっぱりさわやか  不明

コロンビア  コロンビア     スタンダードな味  代表的な成分通り

コロンビア エメラルドマウンテン 甘い香り      糖類

ケニア    ケニア       甘い香り      糖類

インドネシア マンデリン     強い苦味      カフェイン、トリゴネリ多い

インドネシア トラジャ      苦味と甘味    カフェイン、トリゴネリ、糖類

インドネシア ジャワロブスタ   苦味と酸味     カフェイン、ポリフェノール

キューバ   クリスタルマウンテン 苦味なし、甘味  カフェイン少なく、糖類多い

ベトナム  ベトナムコーヒー   苦味強い      カフェイン多い

あくまでもそれぞれの味の特徴から割り出した特徴であり、正式なものではありません。

ただ、各コーヒーの種類で味の特長によって、カフェインが強いもの、ポリフェノールが強いものが見えてきます。

ただし、その強さが成分量としてどの程度多いのか少ないのかがわからないため、成分による体への影響ははっきりとは見えてきません。ただ、カフェインが多いものは、覚醒作用も強く、不眠症の要因とはなりそうですね。

美容効果や血管系疾患の予防などを期待するのであれば、酸味の強い、ポリフェノールが高そうな種類の豆を選べばよいでしょう。

いずれにしても、焙煎されたコーヒー豆を挽いてお湯を通して飲むコーヒーの場合、それぞれの成分も極めて薄められるため、通常の体であれば、一日に何杯も浴びるように飲まない限りは、それ程体や健康に対して気にする必要はないのだろうと思います。

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コーヒーは体にいいのか、悪いのか

以上見てきたように、コーヒーは苦味、酸味、甘さ、香りなどによって、それぞれの種類、産地で成分に差がある可能性があります。

その成分の強い、弱いによって、自分の好みのコーヒーは体にどのようにいいのか、悪いのかが見えてくるはずです。

ただし、何度も言いますが、通常の体であれば、一日ニ、三杯のコーヒーを適度に飲んでいる限りは、体に悪いと言うことはなく、毎日続けて飲むことによるいい面での影響が生きてくるはずです。

ただ、胃腸の弱い人、慢性的な寝不足の人、肌の弱い人などは極力薄くしたコーヒーや飲むのを控えるなどを心掛ける必要はあります。

また、「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うように、一日10杯以上と過剰摂取してしまいますと、成分の悪影響が出てきてしまいます。

基本的に、コーヒーが体にいいのか、悪いのかは、ご自分の体調とその飲み方により決まります。

例を挙げてみましょう。

  • 元々胃腸の悪い人の場合、酸味、苦味ともマイルドな種類、甘い香りのものを選ぶ

    → エメラルドマウンテン、ブルーマウンテン、ケニアなどアフリカ産、コナ

  • 高血圧などの血液系の不安のある人は、ポリフェノールの多い酸味の強い種類を選ぶ。

    → アフリカ系モカ、キリマンジァロ、タンザニアなど

  • 新陳代謝、エネルギー源として飲む人には、糖類、カフェインの多いもの

    → インドネシア産、ベトナム産など

  • 美容効果を意識する人は、ポリフェノールの多い酸味の強いもの

    → アフリカ系モカ、キリマンジァロ、タンザニアなど

  • 肌の弱い、肌荒れを起こし易い人は苦味の強い、カフェインの多い品種は避ける

    → インドネシア産、ベトナム産は避ける

  • 慢性的な寝不足の人は、カフェインの強い苦味の強いものを避ける

    → インドネシア産、ベトナム産は避ける

  • 目を醒ませたいときには、カフェインの強い苦味の強いものを選ぶ

    → インドネシア産、ベトナム産

など、それぞれの特徴をつかんで、飲み分けることも必要でしょう。

逆に、苦味の強いコーヒーを好む場合などには、慢性的な寝不足かどうかを考えてみる必要があります。

また、慢性的な寝不足の可能性がある場合には、きっぱりとやめたり、飲む回数を減らす、夜には飲まないようにすることなどが必要になります。

コーヒーを止めたら、慢性的な寝不足が解消したという例もあります。

言い換えると、自分の好みのコーヒーの特徴と何の成分が強いのかを知っておくことで、健康、すなわち体にいい飲み方ができるわけです。

例えば、

  • 苦みの強いカフェイン成分の強いコーヒー(インドネシア産、ベトナム産など)が好きな場合、夜は寝る前4時間以内は飲まない。
  • 酸味の強いポリフェノール成分の多いコーヒー(アフリカ系キリマンジァロ、モカ、タンザニアなど)が好きなのであれば、美容によいので一日の飲む回数を増やす。

など、要は健康や体にいい飲み方を工夫できるわけです。

でも、やはり適量を飲むのであれば、自分の好みを重視して飲むことが、心理的な健康効果が大きいと思います。

最後にもう一度、成分による豆の特徴をまとめて起きます。

カフェインが強い豆 (マンデリン、トラジャ、ベトナムコーヒー)

  (効果) 覚醒効果、脂肪代謝の促進、集中力アップ、運動能力の向上など

(注意) 慢性的不眠症、胃腸の弱い人は避ける。過剰摂取は肌荒れ注意。

ポリフェノールの多い豆 (モカ、キリマンジァロ、タンザニアなど)

(効果) 血管系障害の改善、美容効果、アトピー対策など

但し、刺激物はアトピーによくないの。

(注意) 過剰摂取は胃のあれに注意

糖類の多い豆 (ブルーマウンテン、コナ、エメラルドマウンテン、ケニアなど)

(効果) 整腸作用、エネルギー源、アトピー対策(少糖類)など

(注意) 特になし

香りの強い豆(エメラルドマウンテン、ケニアなど)

  (効果) 心の調律効果

コーヒーは体にいいのか

人間は、「病は気から」とよく言われます。これはも、どんな暮らしをしていても、心が豊かで平穏であれば、病気にもかからず、他の人たちに対しても優しい心で接することができ、争いごとを起こすこともないという意味です。

コーヒーの持つ豊かな香り、風味は我々の心を豊かにしてくれます。この点こそ、コーヒーが体にいいと言われる一番の本質ではないでしょうか。

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コーヒーはなぜ苦く感じるのか

コーヒーが苦く感じる原因は、カフェインが入っているためです。トリゴネリンの影響もあるようです。

カフェインは、苦味を演出しています。

それは、「良薬、口に苦し」にも通じますが、コーヒーの体にいい面を引き出すためのものと思ってください。

カフェインもトリゴネリンも適正に飲めば、健康には非常にいいものです。

しかし、それが、苦いものが苦手な人、特に女性には気に入らないようです。

でも、いずれは慣れますよ。

コーヒーは胃に悪いのは本当か

コーヒーには、飲み過ぎると胃を荒らす成分として、カフェインやポリフェノールがあります。

しかし、通常は一日2〜3杯程度であれば、本来胃に悪いということはありません。

元々胃の悪い人は胃の負担が大きくなるため、避けた方がいいと思います。

また、ヨーロッパ旅行などに行って、パリなどで水道水を初めて飲むとお腹を壊す人がいます。

ヨーロッパの水道水は硬水と言ってミネラル(カリウムやカルシウムなど)成分が高く、ミネラル成分の低い軟水に慣れた日本人の場合、初めて飲むと胃がびっくりしてしまうことがあるのです。

それと同じように、コーヒーを初めて飲む人にも同様の現象が出ることがあります。

しかしそれは元々胃が悪い人でない限りは、慣れてくるはずです。

寧ろ、コーヒーの少糖類などには整腸作用があり、胃腸の消化を助けてくれる性質もあります。

但し、一日に何杯も立て続けに飲むような人の場合、胃への負担が大きくなるのは避けがたいことです。

なお、「コーヒーは胃に悪くない!知られざるコーヒーの誤解とは」にてコーヒーの胃に対する影響についてより詳しくお伝えしています。

 

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コーヒーは肌に悪いは本当か

実際にお肌が荒れたと言う方はほとんどいないのではないかと思います。

確かに、カフェインは過剰摂取をすると肌が荒れる場合がありますが、それは一日に10杯以上飲んでいる場合であり、女性の場合、そこまで飲まれる方は少ないのではないでしょうか。

寧ろ、ポリフェノールの効果により、適量を飲み続けたほうが体にもよく、お肌にもいいはずです。

特に、酸味の強いコーヒーにはポリフェノールも多く入っているはずですので、お勧めします。

ポリフェノールは、美容効果以外にもアトピーや脳梗塞、心筋梗塞と言った血管系の障害にもよいので、適度に飲まれるのが良いでしょう。

コーヒーは太るのか

コーヒー豆には、脂質や脂肪族酸などが含まれていますが、焙煎し、挽かれてお湯を通したドリップコーヒーにはほとんど含まれていません。コーヒーそのものには、太る原因となる成分は含まれていないのです。

しかし、コーヒーショップなどでコーヒーに大量の砂糖やミルクを入れて飲んでいる方を見かけます。

砂糖には糖分が多く、ミルクには脂質などが多く含まれています。

糖分や脂質の過剰摂取は、カロリー過多となって、体内に脂肪として滞留することになるため、太る原因になります。

従って、コーヒーに大量の砂糖やミルクを入れて、一日に何杯も飲み続けている場合には、カロリーが高く、余程体を動かしていない限り、体内に脂肪が蓄積されて太ってきてしまいます。

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コーヒーで体が酸性になる?

体が酸性になるというのは、どういう状態でしょうか。

体が酸性体質というのは、体内のアルカリ性と酸性の度合い(PH:ペーハー)が6.8くらい(中性は7.0)まで酸性になっている状態のことですが、そうなると人間の体は疲れやすく、疲れがなかなかとれないと言う状態に陥ります。

通常血液の酸性、アルカリ性の度合いは、7.35~7.45くらいに保たれています。

中性は7.0で若干アルカリ性になっているのですが、この範囲を越えて酸性にいくと、体に異変が起こるのです。

酸性が強くなると、血液はドロドロになり、血行が悪くなり、体に栄養や酸素を送ることができなくなります。

そのため、高脂血症や糖尿病を引き起こしやすくなり、糖尿病予備軍となってしまいます。疲れやすく、疲れがなかなかとれないと言う状態になるのです。

酸性体質になる原因食物は、砂糖などの甘い食べ物や脂質の多く含まれる食品(脂身の多い肉など)、油で揚げた食べ物などがあります。

普通は野菜などのアルカリ性食品とバランスをとって食べていれば、問題はないのですが、一人暮らしなどになってバランスが崩れて、酸性食品ばかりを好んで食べるようになると血液バランスが崩れ、それが体全体に広がり、酸性体質になるのです。

解消するためにはアルカリ食品である野菜中心の食生活に切り替える必要があります。

では、コーヒーにバランスを崩すような酸性物質が入っているのでしょうか。

コーヒー豆には、脂質、脂肪族酸が含まれていますが、コーヒー豆を焙煎し、挽いてお湯を通したドリップコーヒーそのものにはほとんど0の状態です。

一般には、コーヒーはアルカリ食品の範疇に入っています。

ですから、本来は酸性になることはないのです。

ただ、我々は学校で酸性は酸っぱく、アルカリ性は苦いと習いましたよね。

カフェインは苦いのでアルカリ性は判るのですが、ポリフェノールは酸味を引き起こす材料です。

カフェインよりポリフェノールの含有量の方が多いのです。

それなのに、コーヒーそのものがアルカリ食品として認定されているのはなぜでしょう。

ポリフェノールの強いコーヒー品種は酸味が強く、アルカリ食品とはとても思えませんね。

実は、ポリフェノールは元々化学的な性質はアルカリ性ですが、焙煎することで酸を発生させるためにコーヒーに酸味を感じさせるのです。ただ、一度体内に入って消化され、吸収されると再度アルカリ性に変化するのです。

このような食品をアルカリ性食品と呼ばれています。

梅干なども同じです。梅干は酸っぱいですね。明らかに酸性です。

でも、梅干が体を酸性化させると言う話は聞いたことがありません。

寧ろ、体をアルカリ性にしてくれる健康食品なのです。

体に入ったら、アルカリ性に変わって酸性になった体を元に戻してくれる食品です。

従って、コーヒーは、アルカリ食品であり、体を酸性にするのではなく、寧ろ、酸性に傾いた体をアルカリ性に戻す性質があるのです。

野菜と同じです。

コーヒーで体が酸性になると言う疑問は、酸味の強いものがあるので、そのように疑う人がいるためと思われます。

但し、コーヒーそのものはアルカリ食品で、体を酸性にすることはありませんが、砂糖やミルクは別です。砂糖もミルクも体を酸性にする原因食物なのです。

コーヒーに大量の砂糖やミルクをなみなみと入れて何杯も飲んでいれば、体が酸性化してしまいます。

300gの肉を食べて、サラダはほんの一口というのでは酸性体質になってしまうのと同じです。

ですから、コーヒーの良さ、体にいいと言う状態を発揮させるには、ブラックで飲むに限ります。

甘味やまろやかさが欲しい場合には、そのような品種のコーヒーを選ぶか、オリゴ糖とフレッシュを一垂らしにして飲むことです。

微糖の缶コーヒーが好まれる原因もその辺にあるのです。

体にいいかどうかで言えば、確実にブラックで飲むのが一番体にいいです。

以上見てきたように、コーヒーが苦手という人たちの理由はほとんどが食わず嫌いのものと言えるのではないでしょうか。

一日に何杯も飲まなければ、胃に悪いこともなく、寧ろ整腸作用があり、肌にもよく、太るよりも脂肪消化を促進する効果があり、体をアルカリ性に戻す性質もあるのです。

 

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コーヒーの体にいい飲み方とその効用

ここまで過剰摂取しなければ、コーヒーは体にいい飲み物であることを見てきましたが、ここからは、成分よりもコーヒーの体に対していい飲み方すなわちコーヒーの入れ方とそこから生まれる効用を見ていきたいと思います。

コーヒーの体にいい入れ方

ここでは、インスタントコーヒーではなく、焙煎されたコーヒー豆からドリップコーヒーを入れる方法、それも体にいい入れ方を簡単にまとめて見ていきます。

コーヒー豆の焙煎

コーヒー豆の焙煎の仕方は、深炒りと浅炒りがあります。

カフェインは熱でもそれ程変化しないのに対して、ポリフェノールは熱によって分解される割合が高くなります。

ですから、コーヒーの苦味が好きな人は、深炒りでも浅炒りでもかまいませんが、酸味が好きでポリフェノールの美容効果、血管系の障害への改善効果などを考えている場合は、浅炒りがお勧めです。

いずれにしても、焙煎してから余り日が経過するとコーヒー豆の劣化や酸化が始まりますので、早めに飲むようにしましょう。

すなわち、焙煎された豆が安売りしているからと、大量に買ってしまうと飲むのに期間がかかってしまい、美味しさも効能も無くなってしまうことになります。

2~3週間で飲める適当な量ずつ買うのをお勧めします。

そのほうが体にもいいです。

なお、コーヒー豆の焙煎に関する情報は「コーヒーの焙煎方法の種類」でもお伝えしています。

コーヒーを入れる水

水については、軟水の方がクセがなくていいという人もいれば、コクが出るのは硬水だと言う人もいます。

日本の水道水はほぼ軟水です。

ただ、硬水の硬度が高過ぎると、濁りが出ると言われていますので、コクのある豊かな味わいが良くても、硬度の高過ぎるようなミネラルウォーターは控えたほうがいいでしょう。

また、最近の日本の水道水は高度浄水処理などで美味しくなっており、ペットボトルの水と変わらないと言われています。

ただ、どうしてもコーヒーの味にこだわる方は、水道水のカルキ臭さが気になるということで、浄水器をつけてその水で入れるようです。

しかし、浄水器は残留塩素を100%取ることは水道法で規制されており、いくらか残留塩素は残っていますので、意味は無いようです。

ただ、マンションや中高層の共同住宅の場合は、貯水タンクから引いた水道管を通ってきますので、管理状況によっては不純物やさびが混じってくる可能性があります。

この場合は、コーヒーにとって大敵ですので、浄水器でそれらを除いた水で作られるのがいいでしょう。

また、どうしてもカルキ抜きの水がいいという方は、日中に半日ほどペットボトルやボールに入れて太陽にさらすと言う方法やレモンを一滴垂らすと言う方法でもカルキ抜きができます。

その水を使って入れれば、カルキ臭さのないコーヒーが入れられ、美味しくいただけます。

コーヒー豆の挽き方

一般に言われているのは、豆を細かく挽くとカフェインの量は多くなると言われます。

家庭用のミルを使って比較したところでは、長く挽いたコーヒーは短く挽いたコーヒーの2倍のカフェインを含んでいたという研究もあるようです。

ただ、同じコーヒー豆に含まれるカフェインの量が増えるわけではなく、長く挽いて細かくなったことでお湯に溶け出すカフェインの割合が多くなったためと思われます。

カフェインの覚醒効果への期待や、集中力、運動能力のアップを期待する場合は、長く挽いた方がいいでしょう。

ただ、コーヒー一杯に含まれるカフェインの量は、0.058gであり、それが多少増えてもそれ程大きな差は無いと考えられます。

なお、コーヒーの挽き方に関しては「コーヒーの挽きかたによって変わる味と成分」でもお伝えしています。

 

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コーヒーの体にいい飲み方のまとめ

最後に飲み方になりますが、基本的にはブラックで飲むことをお勧めします。

ブラックコーヒーのカロリーは非常に低く、健康的なのですが、砂糖はスプーン一杯で20カロリーになりますし、ミルクも同様です。

体への影響、健康ということを考えるのであれば、ブラックです。

また、コーヒー本来の香り、味というものはやはりブラックでないと味わえないのではないでしょうか。

また、一日に10杯も飲み過ぎると、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

体にいいコーヒーも毒になってしまいます。

空腹時はカフェインなどの影響でお腹に負担がかかるので濃いコーヒーはやめましょう。

食後のコーヒーがいいです。

なおコーヒーカップはあらかじめ暖めておいたものを使うのが、美味しくいただくコツです。

コーヒー専門店などに行くと、たいていカップはお湯につけて、入れる際に拭いて入れてくれますよね。

最後に、ネットの情報によりますと、コーヒーによる即効リフレッシュの方法として、イギリスの研究者が「カフェイン・ナップ」というものを提案しているようです。

コーヒーを飲んだ後、15~30分仮眠をすると、睡眠とカフェインの相乗効果で気分も体も大きくリフレッシュできるというものです。

さらにその他の詳しい内容については「コーヒーの体にいい飲み方とその効用」にてご覧ください。

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インスタントコーヒーは体にいいのか、悪いのか

ここまではコーヒー豆から自分で作るドリップのコーヒーを中心に体にいいのか、悪いのかを見てきましたが、ここではインスタントコーヒーの功罪について見てみることにします。

インスタントコーヒーは豆から挽いたコーヒーとどう違うのか

豆から挽いたドリップコーヒーとインタスタントコーヒーはどう違うかをまず見てみましょう。

そもそもインスタントコーヒーというのは、どういうものでしょう。

インスタントコーヒーは、焙煎したコーヒー豆からコーヒー液を抽出しており、それをもう一度乾燥させて固形にしたものを粉砕して粉末にしたものです。

従って、お湯に溶かすだけで飲めるコーヒーということです。

缶コーヒーに比べると単価が低く、ドリップコーヒーのように豆から作るよりも簡単に作れるというものです。

製法には大きく分けて二つの方法があります。

一つは、スプレードライ製法と呼ばれる方法です。

大量生産が可能で、製造コストが安いため、販売されている価格も安くなります。

ただ、高温で処理されるために香りが飛んでしまい、コーヒー通の人には人気がありません。

但し、体に悪い成分、着色料や防腐剤などが入っているわけではありまぜん。

二つ目はフリーズドライ製法です。

低温で蒸発処理がされ、香りや風味がスプレードライ製法ほどは損なわれることはありませんが、製造コストが高くなるため、販売価格も高めになります。

粒が大きくなり、水には溶けない欠点もあります。

アイスコーヒーには向いていません。

こちらも体に悪い成分は入っていません。

インスタントコーヒーは、ドリップコーヒーに比べると、どちらの製法にしても、多少の差はあるにしても、風味、香りが落ちることは確かです。

私の場合は、コーヒー豆の買い置きがなくなった場合や、急に入れなければならない場合に備えて、簡単に作れることから代用品として使っています。

使うのはフリーズドライのものです。

ドリップコーヒーのようにフィルターに入ったコーヒー豆の出がらしを捨てる必要もなく、価格も安いということから、香りとか風味というものに重きを置いていない方の場合、日常的にインスタントコーヒーを使われていることもあるようです。

我が家も昔はそうでした。

インスタントコーヒーの成分

インスタントコーヒーの場合も、コーヒー豆から製造されており、基本的には焙煎し、コーヒーを抽出したものを乾燥させたものであるため、基本的な成分においては差はありません。

ただし、ネットで本当に差がないのか調べていくと、カロリーがインスタントコーヒーでは高いと記載されているものがいくつかありました。

カロリーを比較してみますと、抽出したドリップコーヒー100gあたり4kcalであるのに対して、インスタントコーヒーの粉100gでは288kcalとあります。

インスタントコーヒーを入れる場合、コーヒーカップ1杯当たり2gのコーヒー粉を使いますので、コーヒー1杯当たり288kcalkの2/100ですから、5.9kcalになります。

若干多いのかなと感じます。

しかし、コーヒーカップはだいたい120~140gになりますから、同じ土俵で見てみますと、5.9÷120(140)=4.9~4.2kcalとなり、それ程言われるほどの大きなカロリー差はないように思います。

差は5%~20%の範囲で、誤差の範囲にも近いものです。

製造工程の中で水分をほとんど飛ばすために成分が濃縮されているためらしいのですが、5%の差なら許容できる範囲と言えると思います。

書き込みの中には、4kcalと288kcalを比べているものがありましたが、これは誤りです。

同じコーヒーを乾燥させて水分を飛ばして凝縮したとは言え、4kcalのものが288kcalまで増加するわけはありません。

また、カフェイン量で見ると、ドリップコーヒー100gでは前に見たように、0.058gであるのに対して、インスタントコーヒーも58mgとなり、差が出ません。当然です。

従って成分的には、インスタントコーヒーもドリップしたコーヒーもほとんど大きな差はないと言えるでしょう。

 

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インスタントコーヒーは体にいいのか、悪いのかのまとめ

以上見てきたように、インスタントコーヒーとドリップしたコーヒーでは、成分的な差はほぼなく、人間の健康面において、体に悪いということはありません。

インスタントと言う表現によって、体に悪いと決め付けられている気がします。

ただし、インスタントコーヒーの場合、簡単に飲めると言うことから、飲み過ぎる傾向があります。

コーヒー豆から飲む場合は、それなりの準備が必要で、手間もかかりますが、インスタントコーヒーはただお湯を注ぐだけですので、ポットにお湯が入っているとすぐに入れたくなるようです。

また、価格も安いときています。

そのため、ドリップしたコーヒーより飲む回数が多くなってしまうのです。

しかも、ドリップしたコーヒーのように香りや風味を楽しむということができないため、インスタントコーヒーの場合はどうしても砂糖やミルクを大量に入れてしまいがちです。

インスタントコーヒーをブラックで飲む人はわりと少ないようです。

砂糖は、グラニュー糖で4g入れると約15kcalになりますし、コーヒーフレッシュはワンカップ12kcalになります。

従って、同じコーヒー一杯のカロリーは変わりませんが、ブラックコーヒー1杯は4kcalであるのに対して、インスタントコーヒー1杯+グラニュー糖4g+コーヒーフレッシュ1カップですと、4kcal+15kcal+12kcal=31kcalと約8倍のカロリーになってしまいます。

さらに、飲む回数が増えると言う事になると、一日でのカロリー差はさらに大きくなってしまいます。

1日ドリップのブラックコーヒー4杯ですと16kcalであるものが、2杯余計に飲んで6杯のインスタントコーヒーを飲む場合、186kcalとなってしまう計算です。

その差、170kcal、実に12倍近くのカロリー差です。

これを毎日継続させていくと、1年で62000kcalの差が出ます。

当然、太るはずです。

インスタントコーヒーが体にいいか、悪いかはコーヒーそのものには良し悪しはありませんが、そこに付帯してくる、飲む回数の増加、一杯当たりの砂糖、ミルクの差から見て、総合的に見るとやはり健康にいいとは言いがたい気がします。

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缶コーヒーは体にいいのか、悪いのか

自動販売機などでよく売られている缶コーヒーは、ドリップのコーヒーやインスタントコーヒーとどのような違いがあり、それは体にいいのか、悪いのかを見てみましょう。

缶コーヒーにはさまざまな種類があります。

しかし、それらに共通して言えるのは、成分面でドリップコーヒーやインスタントコーヒーに比べて添加物が多いということです。

もちろんコーヒーは入っていますが、成分ラベルを見ても乳成分、甘味料、香料、乳化剤などが入っています。それぞれについてみてみましょう。

乳製品

乳製品は、さすがにブラックの缶コーヒーには入っていないようですが、それ以外には入っています。

牛乳や、脱脂粉乳や全粉乳と言われるものが使われているようです。

コーヒーフレッシュや乳製品の入っていない粉ミルクを使うよりはいいみたいです。

しかし、基本的には太る原因にはなります。

甘味料

次は甘味料です。これはさすがにブラックには入っていません。

しかし、一番怪しいのが微糖という表現で売られている缶コーヒーです。

甘さを控えるために砂糖は入っていませんが、それに代わるものとして、よく使われているのがスクラロースとアセスルファムKと呼ばれる合成甘味料の添加物です。

一応、スクラロースは1999年、アセスルファムKは2000年に認可された合成甘味料で、動物実験もされて安全性に問題はないとされています。

ただ、一部の非公式の動物実験研究ではリンパ系の障害が報告されたということです。

これらの合成甘味料の特徴は、体内で代謝されない、すなわち、体内に取り込まれるのではなく、体の中を血液に乗って全身巡ると言うことです。

砂糖は体内で代謝されて脂肪などになります。

しかし、合成甘味料は体内を巡った後、最終的に腎臓から排出されることになります。

吸収されないのでカロリーは0です。

砂糖などのように分解されて吸収され、太る原因になるということがない代わりに、体中を巡ることで肝臓や腎臓にダメージが出るのではないかと疑われている面があるのです。

ただ、公式な発表ではないので、どこまで信頼できるかはわかりません。

なお、アセスルファムKは普通の甘味料の200倍の甘さがあると言われており、入っていても僅かだと思われます。

また、合成甘味料ではありませんが、安定剤としてカラギナンという成分の入っている缶コーヒーがあります。

微糖でないコーヒーには入っていることが多いようです。

天然の添加物ですが、癌の促進効果が疑われている実験結果があります。

これも未確定の情報です。

微量ですので、通常は心配するレベルにはありませんが、幼い子供さんたちには注意する必要があるでしょう。

いずれにしても、缶コーヒーは、砂糖などによる肥満の原因か、体へのダメージの心配が存在することは覚えておくべきでしょう。

乳化剤

そして、一番怪しいのが乳化剤と言われるものです。

乳化剤というのは、本来溶けない物質の間に働いて融合させる作用を持っています。

あのコーヒーフレッシュなどでも使われていました。

乳化剤はそれらの作用を持った添加物の総称として使えるため、個別の添加物の名前は出さずに乳化剤として一括で表示しているケースがほとんどのようです。

ですから、乳化剤は一応WHOの安全基準は満たしているようですが、何が使われているのかわからないという不安があります。

ブラックコーヒーにも乳化剤は使われているのです。

判り易く言えば、防腐剤と書くと売れないので、乳化剤と書いているようなのです。

一応、入っている量からすればそれ程気にすることもないのですが、毎日長く飲み続ける場合にどのような障害が生まれてくるのかは判っていません。

疑わしきには近寄らずです。

このようなものが入っているという注意はしてください。

特に幼児や妊娠中の女性には注意が必要でしょう。

香料

最後は香料です。

香料はドリップコーヒーなどに比べて香り、風味が劣るためにそれをカバーするために使用されているものです。

香料も乳化剤と同様に一括表示が認められているため、実際には何が入っているのか不明です。

たいがいのものは天然の素材から作られるらしく、量的にも微量なので健康被害を気にするほどではないでしょう。

 

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缶コーヒーが体にいいのか悪いのかのまとめ

以上のように、缶コーヒーの場合は、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーに比べると添加物がかなりの種類が入っていることが判ります。

それぞれの成分は一応WHOなどで認可されているものが使われてはいますが、さまざまな添加物が同時に存在することによる化学変化、相乗効果などについては不明のままで、中には非公式の実験ながら危険性が指摘されている物質も見受けられます。

その意味で、缶コーヒーは、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーに比べて、安全性と言う点で劣り、健康面で体にいいという側面はないと思われます。

その他、缶コーヒーに関して「缶コーヒーの成分」でも詳しくお伝えしています。

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コーヒーと一緒にとってはいけないもの

食べ物には食い合わせというものがあり、一緒に食べてはいけないものがあります。

うなぎと梅干などは有名です。

では、コーヒーと一緒に食べてはいけないものはないのでしょうか。

特に健康面で見てみましょう。

コーヒーとゆで卵

まずは、ゆで卵です。

ゆで卵特有に発生するイオウは、コーヒーのカフェイン成分に反応して鉄分の吸収を妨げてしまいます。

卵でも、ゆで卵以外であれば、イオウは気化してしまいますのでコーヒーとの相性は悪くありませんが、ゆで卵はやめた方がいいと思います。

コーヒーとチョコレート

次はチョコレートと一緒に何回もコーヒーを飲むことも控えた方がいいでしょう。

チョコレートは味の面からコーヒーと相性がいいと言われますが、チョコレートにもカフェインが入っています。

すなわち、チョコレートのカフェイン含有量は、100g当たり0.043mgくらいです。

コーヒーのカフェイン含有量は100g当たり0.058gですから、二つを同時に飲食しますと、一杯のコーヒーとチョコレート100gを食べると0.1gを超えるカフェイン量になってしまいます。

体重が50kgの人の安全なカフェイン許容量が一日280mg、すなわち0.28gですから、3杯のコーヒーとチョコレート300gを食べると、0.178g+0.129g=0.307gとほぼ許容量を越えてしまいます。

カフェインの過剰摂取になってしまうのです。

長い間、コーヒーとチョコレートを大量に食べ続けていると、健康に重大な影響が出てくる恐れがあります。

美味しいからといって、コーヒーとチョコレートを大量に食べるのは止めてください。

適量がいいのです。

コーヒーと薬

最後は、食べ物ではありませんが、は一緒に飲むのはやめましょう。

カフェインは薬と結びつきやすく、薬の効能を消してしまう可能性があるからです。

お茶や紅茶もカフェインが入っており、同様に薬と一緒に飲むのは危険です。

コーヒーのカフェイン量はお茶や紅茶よりも多いので、特に注意が必要です。

薬は必ず水か白湯で飲んでください。

コーヒーとお茶や紅茶

なお、同時に飲むとは思えませんが、お茶や紅茶にはタンニンという成分が含まれています。

このタンニンはカフェインと結びつき易く、結びつくことでカフェインそのものが持つ効能、すなわち、覚醒作用や集中力、運動能力のアップという効果が期待できなくなってしまいます。

コーヒーもタンニンは入ってはいますがごく微量で影響力はほとんどないのですが、お茶や紅茶のタンニン量は多いで弊害が出てしまいます。

多分ないとは思いますが、お茶、紅茶と一緒に飲むことは避けてください。

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コーヒーとお茶、紅茶との違い

お茶と紅茶はどちらも俗に言うお茶の葉、学名は「カメリアシネンシス」というツバキ科の木の葉から抽出するものです。

原料は同じですが、その茶葉の加工の工程がどの程度かで、緑茶とウーロン茶、紅茶に別れているのです。

すなわち、お茶の葉を乾燥・発酵させるのですが、その発酵度合いによって緑茶、ウーロン茶、紅茶などに別れます。

ほとんど発酵していないのが緑茶であり、半発酵状態のものがウーロン茶、完全に発酵させたものが紅茶になります。

それでは、コーヒーとどう違うのか、成分面から特に体に対しての影響を中心に見てみましょう。

コーヒーとお茶の違い

お茶とコーヒーに共通した成分は、カフェインとポリフェノールです。

コーヒーでもその効能が期待されている成分でした。

これは、お茶においても入っています。

コーヒーにはほとんど入っていないもので、お茶に特有な成分はタンニン(カテキン)と呼ばれる成分です。この三つの成分について比較していきます。

カフェイン

コーヒーのカフェインは、コーヒー100g当たり0.058gですが、お茶の場合は、0.002gと言われており、圧倒的にコーヒーの方が多いようです。

ただ、お茶でも、ほうじ茶、玄米茶が一番少なく、次が煎茶やウーロン茶の順になりますが、玉露については寧ろコーヒーよりも多いという結果もあるようです。

コーヒー        0.058g

ほうじ茶・玄米茶   0.01g

煎茶         0.02g

玉露                  0.16g

という数字になっています。

すなわち、カフェインの量は、

玉露>コーヒー>煎茶・ウーロン茶>ほうじ茶・玄米茶

の順になっているのです。

カフェインの効用は、眠気覚まし以外でも、利尿作用や体脂肪の燃焼など健康面への好影響がありますが、普段余り飲まない玉露は別にして、コーヒーの方が効果は大きいと言えるのではないでしょうか。

ただ、コーヒーの場合は逆に飲み過ぎによる過剰摂取の可能性が指摘されていますが、お茶の場合は特に気にする必要も無さそうです。

ポリフェノール

次にポリフェノールです。

コーヒー100g当たりのポリフェノール含有量は0.2gですが、緑茶は0.115g、紅茶は0.102gとなっており、コーヒーの方が含有量は多くなっています。

ただ、ポリフェノール効果がよく言われる赤ワインが0.101gであり、緑茶とほぼ同じ程度です。

ポリフェノールも、抗酸化作用があり、美容効果、血管系疾患の予防、アトピーなどへの効果など、健康面での期待が大きいのですが、コーヒーはその面でも効果は大きそうです。

お茶のポリフェノールはコーヒーの半分程度となっています。

効果も半分と考えてよいと思います。

タンニン

タンニンは、コーヒーにはほとんど含まれていない成分で、お茶特有の成分です。

お茶の渋みを演出している成分になります。

お茶に含まれるポリフェノールなどが酸化したもので、ほぼカテキンと同じものです。

従って、抗菌作用や抗酸化作用が認められており、健康面でポリフェノール同様の効果が期待されています。

しかし、その反面、鉄分の吸収を阻害するという機能があり、貧血などの症状を持つ人にはよくないと言われています。

茶葉100g当たりのタンニンの含有量は、

煎茶  13g

ほうじ茶  9.5g

と言われており、一見カフェインやポリフェノールよりも含有量は多いように見えます。

ただ、これは、茶葉100g当たりになるので、実際にお湯で作ったお茶にはもっと少なくなります。

お茶100gを入れるのに、茶葉2gを使用するとすれば、全て溶け出したとしても0.28gであり、実際は茶葉に残るウエートの方が高いですから、抽出したコーヒー100g当たりのポリフェノールの含有量0.2gに比べた場合、ほぼ同じくらいになるのではないでしょうか。

ただ、タンニンはポリフェノールと同じような効果が期待されており、両方が入っているお茶は、やはり健康面での効果、すなわち、美容効果や血管系障害の予防効果、アトピー対策、資質の分解燃焼効果などで大きな期待が寄せられるのが理解できます。

ただ、タンニンはカフェインと結びつくため、カフェインの作用を弱める性質があり、お茶ではカフェインの効果は余り期待できなくなります。

さらに、欠点として、鉄分吸収を阻害するという面での弊害も指摘されており、特に貧血の人はお茶は警戒を要する飲み物になっています。

以上のように、お茶は、カフェイン、ポリフェノールの含有量では劣りますが、タンニンと言う特有の成分が含まれており、健康面への効果と言う点ではひけをとらない飲み物と言えるのではないでしょうか。

どちらを選ぶかは、健康面での効果と言うよりも、ご自分のその味の好き嫌いにより決めるのが一番いいと思います。

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コーヒーと紅茶の違い

お茶のところで紅茶の成分の話も出ましたから、ここではお茶にない紅茶だけの成分に絞ります。

特徴的なものは、紅茶フラボノイドといわれる成分です。

抗酸化作用があり、インフルエンザや風邪の予防に効果に特徴があります。

あとの成分は元々が茶葉で同じなだけに差は少ないと言えます。

紅茶フラボノイドは、紅茶として発酵してしまうことにより、生成されるようです。

カフェインは茶葉に含まれる量はあるのですが、お茶と同様に紅茶としてお湯で抽出してしまうとコーヒーよりもかなり少なくなってしまいます。

しかも、紅茶にもタンニンがあるため、その効果は抑えられてしまいます。

従って、紅茶やお茶はカフェイン成分が少ない上に、その覚醒作用などが押さえられるため、カフェインの苦味や胃への負担を考えている方にとっては、いい飲み物になりそうです。

カフェイン中毒の恐れもほぼありません。

 

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コーヒーは体にいいのかのまとめ

以上見てきたように、コーヒーは、コーヒー自体には過剰に飲むことさえなければ、体にはいい飲み物と言えます。

コーヒーが体に悪いと言うのは、一日に10杯など、過剰にカフェインを摂取してしまった時に現れるものです。

コーヒー自体は非常に健康によく、体にいいと結論できると思います。

そのコーヒーが体に一番いい面と言うのは心を豊かにしてくれるところのような気がします。

ことわざに「病は気から」というものがあります。

どんな病気も心が弱っていればかかってしまいますが、心が平穏で豊かであれば、どんな病気も逃げていくと言う意味とです。

どんなに暮らしをしていても、心が豊かに平穏であれば、病気にもかかりませんし、他の人々に対しても思いやりを持て、平和な社会を築くことができるのです。

人と対立したり、争うこともないでしょう。

コーヒーのあの香り、風味は我々の心をほっと和ませ、豊かにしてくれます。

これこそがコーヒーの体にいいという一番のよいところと言えると思います。

ただ、最後にもう一つ申し上げたいことは、コーヒーが発展途上国の貧しい農家の人たちの汗の賜物であるということです。

かって、欧米先進国は、現在の発展途上国を植民地化し、強制的に彼らの食べる作物からコーヒーなどの先進国の住民が求める作物への栽培に移行させた結果、発展が遅れ、自分たちの食物よりもコーヒーなどの作物の栽培を優先させるようになってしまいました。

そのために、今も生活に苦しんでいる人たちが多くいるということを忘れてはなりません。

是非、それらの方々の苦労に感謝しながら、美味しいコーヒーを頂いてください。

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