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飲泉の効果と方法

天然水   982 Views

「温泉を飲むのは新鮮な野菜をたべるのと同じ」という言葉があります。

温泉には、入浴だけでなく飲むという利用方法があります。温泉を飲む行為を「飲泉」といいます。

ドイツでは、温泉療法=飲泉を意味するほどポピュラーなものです。

「新鮮な野菜を食べるのと同じ」といわれるほど、温泉には多くのミネラルが含まれていると考えられています。

ヨーロッパ諸国の温泉地では入浴と平行して「飲泉」が盛んに行われているため、身体に良い作用があることが早くから明らかになっています。

飲泉と入浴を同時に行うことで、治療効果がより高まるそうです。

今回の記事は飲泉についてお伝えしていきます。

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日本における飲泉

日本での温泉治療は、入浴療法が主流だったため、入浴ほど普及していない「飲泉」ですが、意外にもその歴史は古いようです。

日本書紀には、飛鳥時代の持統天皇が飲泉により、多くの患者を治療していたという史実が残されています。

それ以降は、飲泉についての記述がありませんが、日本の温泉医学の原点といわれる「一本堂薬選續」には、飲泉の効果や注意事項が記載されています。

明治時代に入って再び飲泉が開始され、日本の温泉医の父ベルツ医師によって飲泉の科学的根拠が解明されました。

近代温泉医学の原点ともいわれる「日本鉱泉論」には、飲泉の適応症や飲泉量が記載されています。

日本古来より実践されていた飲泉が、医学的なものとして認識されるようになったのです。日本での飲泉についての利用基準は、環境省が定めています。

残念なことに、今の日本ではヨーロッパ諸国のように、専門医が個人に対して飲泉の指導を実施している施設がほとんど無いのが現状です。

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注目を集めいている飲泉の効果と方法

飲泉をすると、各臓器などの局部に作用する効果と、全身に作用する効果があることが研究で明らかになっています。

入浴療養では、効果が出てくるのが早くても1週間以上かかりますが、飲泉は、それより早く効果が出るというのが特徴です。

飲泉と入浴を同時に行うと、たいへん高い効果が期待できるといわれています。

飲泉に関しては、温泉に入浴する時よりも注意が必要です。病気によっては、飲泉を行ってはいけないものもあります。

泉質などを考慮した上で、適切な温泉・適切な方法・適切な量だけ飲用することが必要になってきます。

飲泉治療に関しては、必要に応じて医師の指示を受けることが大切です。

なぜなら、薬効を直接体に取り入れることになるからです。飲泉は薬の処方と似た意味合いがあるのかもしれません。

1回あたりの飲泉量は、新鮮な源泉を100~200ml程度が目安

飲泉をすると、温泉が各臓器の部分的に作用する効果と、全身に作用する効果があることが明らかになっています。

飲泉の泉質により効果が異なりますが、慢性便秘、肥満症、慢性消化器病、糖尿病、痛風、胆石病、アトピーなどにいいとされています。

温泉には、多く取りすぎてはいけない成分がたくさん入っています。適量だから、カラダにいいとされるものなので、1日の量を守って飲むことが大切です。

飲泉活用の多い国としては、ドイツ、フランスやイタリアなどのヨーロッパ諸国が多く、温泉に浸かるよりも飲泉が主流になっているようです。

日本と違って飲泉療法には長い歴史があり、ライフスタイルに取り入れられています。

飲泉できるのは”保健所から許可の下りた温泉”だけ!

日本では各都道府県で、温泉の飲用許可を出すことになっています。この飲用許可がなければ飲泉はできません。日本で飲泉についての利用基準は環境省が定め、飲泉についての注意事項を発表しています。日本では、この注意事項によって飲泉の方法が定められていることになります。

 

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温泉の泉質について

温泉は、含まれる化学成分や、温度、液性(pH)、色、匂い、味、肌触りなど性質が違う特徴があります。

さらに、温泉には、「泉質」という違ったとらえ方があります。この「泉質」というのは、温泉成分の種類と含有量によって分類され、温泉分析書に明記することが義務付けられています。

温泉の泉質は、10種類に分類されています。泉質は、含まれる化学成分の種類とその含有量によって決められます。
温泉が療養泉の基準に満たない場合は、泉質名がありません。

1.単純温泉 温泉水1kg中の溶存物質量が1000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものです。pH8,5以上のものを「アルカリ性単純温泉」と呼んでいます。

肌触りが柔らかく、癖がなく肌への刺激が少ないのが特徴で、アルカリ性単純温泉は、入浴すると肌が「すべすべ」する感触があるのが特徴です。

入浴の効能:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

2.塩化物泉 温泉水1kg中の溶存物質量が1000mg以上で、陰イオンの主成分が塩化物イオンのものです。

ナトリウムー塩化物泉、カルシウムー塩化物泉、マグネシウム―塩化物泉などに分類されます。日本では比較的多い泉質です。塩分が主成分のため、飲用すると塩辛く、塩分濃度が濃い場合やマグネシウムが多い場合は苦く感じられます。

入浴の効能:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

飲泉の効能:萎縮性胃炎、便秘

3.炭酸水素塩泉 温泉水1kg中の溶存物質量が1000mg以上で、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのものです。

陽イオンの主成分により、ナトリウムー炭酸水素塩泉、カルシウムー炭酸水素塩泉、マグネシウムー炭酸水素塩泉などに分類されます。

入浴の効能:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症

飲泉の効能:胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)

4.硫酸塩泉 温泉水1kg中に溶存物質量が1000mg以上で、陰イオンの主成分が硫酸イオンのものです。

陽イオンの主成分により、ナトリウム→硫酸塩泉、カルシウム→硫酸塩泉、マグネシウム→硫酸塩泉などに分類されます。

入浴の効能: きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

飲泉の効能: 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

5.二酸化炭素泉 温泉水1kg中に遊雛炭酸(二酸化炭素)が1000mg以上含まれているものです。

入浴すると全身に炭酸の泡が付着します。ただし加温をすると炭酸ガスが抜けていきます。日本では比較的少ない泉質で「泡の湯」とも呼ばれることがあります。

浴用入浴の効能: きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症

飲泉の効能:胃腸機能低下

6.含鉄泉 温泉水1kg中に総鉄イオンが20mg以上含まれているものです。陰イオンによって炭酸水素塩型と硫酸塩型に分類されます。

温泉が湧出して空気に触れると、鉄の酸化が進み赤褐色になる特徴があります。

入浴の効能:貧血、月経障害、更年期障害

飲泉の効能:鉄欠乏性貧血症

7.酸性泉 温泉水1kg中に水素イオンが 1mg以上含まれているものです。

口にすると酸味があり、殺菌効果もあります。ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質ですが、日本では各地でみることができます。

入浴の効能:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症

飲泉の効能:貧血、無・低酸性胃炎

8.含よう素泉 温泉水1kg中によう化物イオンが10mg以上含有するものです。

非火山性の温泉に多く、時間がたつと黄色く変色します。

入浴の効能:動脈硬化の予防

飲泉の効能:高コレステロール血症

9.硫黄泉 温泉水1kg中に総硫黄が2mg以上含まれているものです。

硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質です。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いは、硫化水素によるものです。

入浴の効能:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症

飲泉の効能:糖尿病、高コレステロール血症

10.放射能泉  温泉水1kg中にラドンが30×20-10キュリー以上含まれているものです。
放射能というと人体に悪影響を及ぼすと考えられがちですが、レントゲン等の放射線量よりずっと少ない量となっています。ごく微量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることが実証されています。入浴の効能: 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎飲泉の効能:慢性胆のう炎、胆石症
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温泉水を飲む(飲泉)のタイミング

飲むタイミングは、効能によって違います。

・早朝空腹時と夕食前に飲むのがよい温泉水・・・塩化物泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉(重曹泉)

・食後に飲んだほうがよい温泉水・・・鉄泉・放射能泉

※酸性泉は酸が強いため、歯を傷める可能性もあるので、薄めるかストローで飲んだほうがいいといわれています。

※衛生上許可されていない温泉がほとんどです。充分に確認を取ってから飲泉を行いましょう。

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