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水道水について完全にまとめ上げました!

水道水   6,713 Views

世界の中でわずか15か国しかないという『水道水が飲める国』。そのなかでも、日本の水道水は、そのまま飲める水道水の中でも世界にトップと誇れるクオリティです。

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Contents

水道水が飲めることの素晴らしさ

「水」は、人々の命を支える最も重要な「資源」です。そんな恵まれた環境下にありながらも、健康意識の高まりから、飲料水にもこだわる人が増えてきました。

まだまだ「水にお金をかけるなんて・・・」という考えの人も多いなか、都市部を中心に水道水が「美味しくない」「カラダによくない」などの理由から、水道水になんらかの工夫をしたり、ミネラルウォーター等で飲用している人はとても多いです。

「安全な飲料水の確保」は、私たちの健康や命の問題に繋がります。

今、世界では毎年180万人の子供たちが、不衛生な水などが原因の病で命を落としています。でも、私たちの住む日本では、蛇口をひねれば水道からあふれるように水が出る、その水を飲んでもお腹をこわさない、シャワーの水が勢い良く出る、トイレの水が流れるのも『当たり前』のことです。

そこで、実際、水道水を飲むことで健康に影響は出るのでしょうか? そんな「日本の水道水」の実態を、余すことなくお伝えしていきます。そのうえで、どうやって付き合っていくかの参考にしてください。

 

日本の水道水の質は、世界最高レベル!

私たちの生活で最も欠かせないもの、それは・・・・・「水」。でも、水が手軽に手に入るのは、日本をはじめ先進国だけのことなのです。

日本で本格的な水道設備ができたのは、1887年(明治20年)。鎖国の時代が終わり、外国との交流が始まったことで、水を媒介とする伝染病が問題になってきたため、明治政府が水道の普及に努めました。

日本の水道水は、厚生労働省の厳しい水質検査と管理を受けています。そのうえ世界の水と比べると、日本の水道水は料金も安いのです。もともと水源が綺麗ということもあり、コストもかからないからです。

その結果として、海外のレストランでは、ミネラルを注文するとお金がかかりますが、日本では、無料でミネラルが提供されています。

 

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日本の水道水はモンドセレクションの金賞を受賞!

日本の「和食」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。今、食文化でも食材においても、日本のものは質が高く、安心・安全だと世界でも注目されています。

注目されているのは食材だけではありません。水もまた、世界が認めているひとつなのです。

日本には、モンドセレクションで最高金賞を受賞した「公営の“水道水”」があるとを知っていますか?水道水がモンドセレクションを受賞するというのは、水道水の質のレベルの高さを世界に誇れることでもあるのです。

水道水が飲めずに、ミネラルウォーターを買わなければいけない国があることを思うと、日本は本当に恵まれた環境下にあるのです。

モンドセレクションの水が飲める日本の公営水道水

●千葉県 習志野市 「ナラシドウォーター」

●福島市 「ふくしまの水」

●富山市「とやまの水」

G7富山環境大臣会合では「とやまの水」が振る舞われました。

 日本の水源−森と地下水のメカニズム−

私たちが1年を通して、水源に水を確保できるのは、森林と地下水のおかげです。落ち葉や枯れ枝が蓄積した地面には、腐食土が形成され、無数のバクテリアが繁殖します。

地上に降り注いだ雨は、一部は直接川に流れ込み、一部は地面に浸み込みバクテリアの作用によって、水が浄化されて地下へと浸透します。

その水が、長い時間をかけて地層を通過しながらろ過され、ミネラルを吸収し綺麗で美味しい水へと変わっていくのです。

国土の大部分が山と森林に覆われ、河川や湖も多い日本が”山紫水明の国”といわれる由縁です。

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美味しい水道水と、不味い水道水の違い

水には硬度が高く味にクセがある硬水と、硬度が低く飲みやすい軟水の2つがあります。一般的に、日本人は飲みやすい軟水を好む人が多いようです。

雨水は軟水ですが、地下水は長い時間をかけて地層の中を水が流れていくので、一般的に硬度は高くなっていきます。

また、火山地帯で石灰石の多い地域でも、硬度は高くなります。硬度には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の量が影響しているのですが、その含有量が多いほど硬度が高くなるのです。

水道水は、水源として河川水と地下水が使われているので、硬度は使われる水源によって変わっていきます。

また、ミネラル分が少なすぎても、不味く感じてしまいます。美味しいと感じる水道水には、ミネラル分がバランスよく含まれています。

一般的に日本の水は、ミネラル含有量が低い硬度100前後の軟水で、まろやかな口当たりが特長です。これに対しヨーロッパの水は、ミネラルが多い硬水でクセが強く、コクのある味わいが特長です。

【地域別硬度】

北海道・・・32.818ml
青森県・・・42.684ml
岩手県・・・40.971ml
宮城県・・・28.660ml
秋田県・・・30.284ml
山形県・・・27.801ml
福島県・・・35.090ml
茨城県・・・66.469ml
栃木県・・・50.658ml
群馬県・・・57.343ml
埼玉県・・・75.015ml
千葉県・・・81.775ml
東京都・・・65.304ml
神奈川県・・61.850ml
新潟県・・・32.188ml
富山県・・・30.461ml
石川県・・・44.074ml
福井県・・・37.895ml
山梨県・・・53.991ml
長野県・・・47.729ml
岐阜県・・・37.782ml
静岡県・・・52.582ml
愛知県・・・26.476ml
三重県・・・45.649ml
滋賀県・・・45.872ml
京都府・・・42.462ml
大阪府・・・44.084ml
兵庫県・・・48.240ml
奈良県・・・48.847ml
和歌山県・・53.935ml
鳥取県・・・40.940ml
島根県・・・28.213ml
岡山県・・・47.414ml
広島県・・・28.819ml
山口県・・・40.104ml
徳島県・・・47.779ml
香川県・・・47.423ml
愛媛県・・・58.279ml
高知県・・・43.883ml
福岡県・・・60.815ml
佐賀県・・・45.307ml
長崎県・・・38.370ml
熊本県・・・70.449ml
大分県・・・52.337ml
宮崎県・・・39.336ml
鹿児島県・・48.670ml
沖縄県・・・84.006ml
※日本全国平均硬度50.916ml

水道水の硬度が最も低いのは、愛知県(硬度26.476ml)、最も硬度が高いのは沖縄県(硬度84.006ml)です。

日本の水道水は、ほとんどが硬度120ml未満の軟水ですが、地域によっても大きく硬度は異なってきます。

硬度が異なるということは、水の味も違ってくるということを理解しておきましょう。

 

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水道水の味に違いがでる理由

水道水の味は、硬度・残留塩素・水温などの水質で決まるといわれています。美味しい水道水と不味い水道水の違いは、水質が大きく関係しています。

日本国内でも田舎の水道水と、都会の水道水では全く味が異なります。これは、浄水場で使用している塩素の量が関係しています。

水の汚染が酷いほど塩素を大量に使用し、水の汚染が少ない場合は、塩素があまり必要でないからです。

塩素の量が多いほど、カルキ臭が強くなり不味く感じます。だから、水の汚染が酷い都会の水道水は不味く感じ、水が綺麗な田舎の水道水は美味しく感じるのです。

また、水温が低ければ感覚的に美味しいと感じるため、水温が低い水道水の方が美味しい水道水といえます。

水道水が美味しいといわれる地域

今でも、良質の涌き水や地下水を水源としている地域では、わずかに塩素消毒しただけの所もあります。

汚染されていない河川や湖を水源にもち、水道水が美味しいといわれる地域は、熊本、高知、岡山、金沢、鳥取、福井、富山、宇都宮、静岡、前橋、青森、苫小牧市・帯広市などがあります。

 

美味しい水道水の基準は、1.蒸発残留物が30~200mg、2.硬度が10~100mg、3.遊離炭酸が3~30mg、4.過マンガン酸カリウム消費量が3mg以下、5.臭気度が3以下、6.残留塩素が0.4mg、7.水温が20度以下となっています。北海道の帯広市は、この数値により近く、もっとも美味しい水道水といわれています。

 

一方、水が不味いといわれているのは、仙台地区、京葉地区、京阪神地区、瀬戸内海沿岸地区、北九州地区などです。いずれも工業が盛んで、人口密度も高いという共通点があります。

日本の水源となる恵まれた自然

新潟の大源太湖、群馬の草津白根山・谷川岳・弓池、長野の八方尾根・浅間山・燕岳・鏡平・横手山・唐松岳など、山や湖:池を中心に、日本の水源となる豊かな自然が微速度で紹介されています。

 

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 「飲める水でトイレを流す国」~ 日本人にとっての水の歴史~

日本では、昔から水に対する考え方が他の国とは違っていました。

海外の多くの国では「人間ありき」で物事を考えるのに対し、日本では 「自然に生かしてもらっている」 という考え方でした。

日本人は『すべてのものに神が宿る』と考えて生きてきた道徳としての歴史あります。昔の人は、生きてきた中から『水こそが命の源』だということを理解していたのでしょう。

昔は、井戸が現代の蛇口の代わりでした。必要なときに欲しいだけ水が手に入る暮らしは、400年前に始まっていたのです。

現在では、広大な田畑でさえ、澄んだ水を送り届けることができる農業用水を作りあげているほどです。

江戸時代に日本を訪れた外国の使節団が、日本の田畑への豊かな用水と整備された治水対策に大変驚き、日本を 『水の都』 と表現したのも有名な話です。

 

ところが、江戸時代にはいって、海外からもたらされたコレラによって、毎年多くの犠牲者が出るようになってきました。

そのうえ、明治時代に入ると人口の増加や過都市への過密化などから、上水(水道水)が汚染されてきたのです。そのため、衛生的な上水道を普及させる必要性がでてきました。

明治20年(1887)、多くの犠牲の上で得た経験を元に、日本で初めての近代的な水道が構築されました。

それが現代にも受け継がれ、いつでも気軽に喉が潤せ、たっぷりお湯を張った湯船につかれるほど豊かな水が、日本人暮らしを支えているのです。

日本の水道水の普及率

現在の日本での水道の普及率は、97%を超えておりほぼ全地域で水道水が使用されています。これは、世界の国々と比較しても高水準のレベルです。

水道水が普及していない地域もありますが、そういった所は井戸水などを使用しています。

水が綺麗な地域であれば、水道水が無くても生活でき、塩素などが含まれていない分、美味しい水を飲むことができます。

水源となる水を殺菌消毒する時には、水1ℓに対して、塩素0.1mg以上入れないといけません。これは、法律で定められていて、どの地域でも同じように行われています。

殺菌消毒した水には、残留塩素が含まれています。ところが、地域によって、含まれている残留塩素の量が違い、基準値ギリギリのところもあれば多いところもあります。

この塩素は、浄水場から一番遠い蛇口で吐水される時点で、最低0,1PPM以上の濃度でなければならないことになっています。

浄水場に1番遠い家庭にも、安全に水を届けることが目的であるため、浄水場に近いほど塩素濃度が高いということになります。

実際、都市部や浄水場に近い地域では、残留塩素の濃度が高くなる傾向にあります。

現在、東京や大阪などでは、1ℓ当たり0.6~0.9mgの残留塩素となっているようです。ちなみに、関東で塩素濃度が高いのが埼玉県です。 埼玉県は、全域が塩素濃度が高い地域といわれています。

日本の首都、東京。この巨大都市1,400万人弱の人々の生活を支える水は、全長約2万7000㎞に達する水道管によって運ばれています。

これは、地球を3分の2周する距離です。実は東京は、水をつくるための条件に恵まれているとはいえません。なぜなら、水源の川は清流とはいえないからです。

水源である川の水が汚れていると、そのまま使用するのは非常に危険です。水が原因で様々な問題も起こるのも事実ですが、その川の水を汚しているのは、私たち人間なのです。

 

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大きく変わりつつある日本の水事情~日本の川の水~

今、日本の水が年々悪化しているといわれていますが、どうして川の水がそこまで汚れてきたのでしょうか?

川が汚れてしまう原因は、人為的要因だといって間違いないでしょう。

乱開発による森林の伐採や、ダムの建設などで地下水が汚染され、私たちが毎日使用している洗剤やトイレの汚染物質、排気ガス、工場から排出される有害物質、廃棄されたゴミなどで川の水が汚れてきているのです。

そのうえ、ここ数年の異常気象からの水不足や、地崩れ・地震・洪水などが各地で頻発するなど、自然のシステムにも少しずつ狂いが生じてきました。

川の水に混ざる有害物質

川の水に溶け込んでいるものは、ミネラルだけとは限らず、人体に有害な物質が溶け込んでいることがあります。

川の水を分析すると、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、硫酸、塩素、ケイ酸、リン酸、硝酸、アンモニア、油、農薬、その他多くの有機物が含まれています。

なかでも、ヒ素・大腸菌・塩素・農薬・カドミウム・ウィルス・有機溶剤・ダイオキシンなどは、危険性の高いものといわれています。

水の汚染で、悪い例の代表的なものとして公害問題があります。かつて日本でも「水俣病」や「イタイイタイ病」「足尾銅山鉱毒」などの公害病が問題となりました。

「水俣病」や「イタイイタイ病」は、工場で使用された水が原因で引き起こされた公害病で、有毒物質に汚染された水や魚などを、大量に摂取したためといわれています。

このように川の水が汚染されてしまうと、私たちのカラダに悪影響を及ぼしてしまうのです。水の汚染は目に見えにくいだけでなく、蓄積されやすいということが大きな問題です。

現在の日本では、水中に含まれる有毒物質を検出し、基準値以下の水を浄水場で更に処理して、水の安全性を確保しています。

ところが、安全性を追求する反面、浄化・殺菌処理に必要な塩素や化合物なども、人体にとっては有害なため、残留塩素などの除去問題などが取り沙汰されるようになってきました。

ここ最近では、世界で一番安全といわれている日本の水道でも、「水道水をそのまま飲みたくない。」という人が年々増えてきたのです。

では、どれくらいの人がどういう理由で、水道水を飲むのに抵抗を持っているのでしょうか?

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水道水を飲む人の割合は3割だけ!?

海外と比べて、日本の良いところは「水道水をそのまま飲める」ところです。そんな恵まれた環境の日本でも、水道水をそのまま飲む人が少なくなってきているようです。

水道水をそのまま飲む派は3割です。

『普段飲む水、どうしていますか?』

1位 「水道水をそのまま飲む」

2位 「水道の蛇口に浄水器をつける」

3位 「沸騰させてから冷まして飲む」

「毎日の「水」どうしてる?」と題したリサーチ     「ミキハウス子育て総研」による調査データ一

 

日本は蛇口をひねれば、すぐに水が使える国ですが、今では水道水を直接飲んだりすることに抵抗があるようで、大半の人が浄水器で浄化したり、煮沸して使用しているようです。

また、東日本大震災以降、セシウムが気になりペットボトルの水を使うようになった人もいます。まだまだ「水道水で十分」という人も多いなか、「子どもには安心・安全な水を」と意識されている人が増えてきているのも事実です。

「抵抗がある」と答えた人の理由

●薬の味がして美味しくない
●身体に悪い、余計なものが入っていそう
●汚いような気がするから
●テレビなどで悪い話を聞いた気がするから

「抵抗がない」と答えた人の理由

●日本の水道水なら安心しているから
●今まで水道水を飲んできて問題はないから
●人工的、加工的な感じせず自然な味わいが楽しめるので

※実際、水道水に何が含まれているのか知らないまま、味や自分の体調、周りの評価などで判断する人が多いようです。

 

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今、水道水への不満や不信感が大きくなっている!?

水道水の味やニオイも改善されているにもかかわらず、ミネラルウォーターや浄水器の売上げが、急激に伸びているこの頃です。

ミネラルウォーターに関していえば、1986年に83億円だった生産額が、2007年には1900億円と21年間で約23倍と年率16%で拡大しています。

それは裏を返せば、水道水への不満や不信感が大きくなっていることの証拠だともいえます。

「水道水に不満」は全体の85%

インターワイヤード株式会社が運営する「ネットリサーチDIMSDRIVE」で「水道水」についてのインターネットリサーチを行いました。日本人が今、「水道水」についてどのような意見を持っているかの実態がよくわかる結果です。

「水道水」についてアンケート

● 調理・飲用に水道水を「そのまま」使う人は半数・・・浄水器・煮沸など、手を加える人も多数
● 水は「味」より「安全・衛生」を重視・・・「味」42.9%、「安全・衛生」64.8%
● 水道水への「浄水器取付け率」・・・関東が最多の52.9%(カルキを取り除くため)
● 約3割が、水道水を“そのまま飲むことは全く無い”・・・理由は「美味しくないから」
● 実際に肌で感じている不満は“味”。「水道水はおいしい」・・・3割未満
● 水道水に不安を感じる要素・・・カルキ、サビ
● 自宅マンション等の「貯水タンク」の清掃状況を知る人は半数(アパートでは3割前後と低め)
● 自宅に供給される水は「安心できる」・・・マンション居住者は高め

インターワイヤード株式会社運営「ネットリサーチDIMSDRIVE」 モニター10,366人(2009年7月16日~7月21日調査)

 

まとめてみると、

実際に肌で感じているのは”味の不満”!

水に対する”意識”としては『安全性』を重視しているが、実際に水道水を飲んで、感じているのは 『安全性の不安』よりも『味の不満』である事がわかる。

”水道水”を飲む、飲まないは地域によって差がある!

・関東、近畿地方では水道水をそのまま飲む人は少ない

・特に関東地方では、ペットボトルミネラルウォーターを購入する人が3割近く

・北陸地方では、7割近くの人が水道水をそのまま飲む

 

関東・近畿・九州では、味や安全性に対して評価が低く、浄水器の利用率も高い。また、水道水をそのまま飲む人も関東・近畿・九州では他地域に比べて少ないようです。甲信越では、水道水に対する評価が高く、水道水をそのまま利用する割合も高い。水道水を飲む割合は、地域による差が大きく、水道水に抵抗がある人たちは、ミネラルウォーターの利用や浄水器を設置したり、1度沸騰させるなどの工夫をしています。家庭用ウォーターサーバー、浄水器、ペットボトルのミネラルウォーターなど「水」にお金をかける人は、都市部を中心に増加の一途をたどっているようです。

 

自宅で利用している「水」

・「水道水」の利用率・・・94.1%

・「井戸水・湧水」を利用している人・・・5.6%

・「宅配の水」を利用している人・・・3.5%

飲用・調理に使用している「水」

・「水道水をそのまま」・・・52.0%

・「水道水を浄水器に通したもの」・・・33.2%

・「ミネラルウォーターをそのまま」26.4%

・「水道水を煮沸したもの」・・・14.8%

※半数の人は水道水をそのまま利用、浄水器に通したり煮沸したり、手を加えて利用している人も多い。

「水道水をそのまま」利用している地域別の割合

1位:甲信越・・・74.5%

2位:北海道・・・65.6%

3位:北陸・・・65.0%

4位:九州・沖縄・・・44.6%

※関東は、九州・沖縄よりもわずかに多かったが、半数は下回っている。

「浄水器」の利用状況

・関東・・・39.7%と4割近く、

・北陸・・・16.2%(最も少ない)

※首都圏に限って見ると、40.6%と4割を超えている。

「味」へのこだわり度

「かなりこだわりがある」・・・5.9%

・「ややこだわりがある」・・・37.0%

※『味へこだわり派』は42.9%。

「安全・衛生」へのこだわり度

「かなりこだわりがある」・・・13.8%

「ややこだわりがある」・・・51.0%

『安全性のこだわり派』は64.8%

※『味』よりも『安全・衛生』にこだわりを持つ人の方が多い。

性年代別の水へのこだわり度

性別でみる『こだわり』・・・味、安全面ともに、男女とも年代が高いほど『こだわり派』の割合が増えている

年代でみる『こだわり』・・・50代までは女性の方が『こだわり派』が多く、60代以上は男性の方が『こだわり派』の割合が高い

「美味しさ・安全・価格」を重視する順番

・「美味しさ」・・・19.6%

・「価格」・・・17.2%

・「安全性・衛生面」・・・63.2%

※6割以上の人が「美味しさ」より「安全・衛生」を重視!『安全・衛生→味→価格』の順で重視

 

現在はオゾン滅菌などの技術を備えた高度浄水設備の導入で、トリハロメタンは相当低減しました。完全にゼロではありませんが、体に害があるような量が含まれているということは全くありません。

 

水道水に含まれていた発がん性物質「トリハロメタン」に関しては問題視しなくてもいいようです。
放射能に関してですが、平成23年5月以降はこの検出量も非常に微量になっており、特に最近は検出されることもない状態が続いています。このため普通にお飲みいただいても全く問題ありません。
水道水の安全性について – 埼玉県ホームページ

 

ミネラルウォーターが安全等とは決していえず、水質基準だけ見れば、むしろ厳密に管理された水道水の方が安全であるといえる

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水道水とミネラルウォーターの違い

では、実際、水道水とミネラルウォーターとは、どのような違いがあるのでしょうか?

 

水道水の特徴

水道水の約80%は軟水で、硬度は30~70度ぐらいのところが多いとされています。

水道水は、川や湖などの水を貯水池で、ろ過・塩素殺菌することによって浄化し、人が飲むことができるように綺麗にした水を使用しています。

飲用できるように浄化するために、塩素が大量投入されています。塩素がカラダにとって有害であるのは事実ですが、実際に塩素処理しなければ水道水は飲めません。

源水となる川や海の水が汚染されるほど、上水場では有害物質を除去するために、どんどん塩素が投入されます。

水源の状況に応じて塩素の投入量も変わってくるため、日によって残留塩素の量も異なってきます。

水質チェックが行われている水道水ですが、発がん物質が含まれているのも事実です。塩素が、発がん物質となるトリハロメタン発生の要因となっているといわれています。

ミネラルウォーターや浄水器の登場で「美味しくない」といわれるようになってしまった水道水ですが、実際、水道水には、具体的にどんな成分が入っているのでしょうか?

代表的な水道水の成分 水の美味しさを決める4大ミネラル

水道水には、ミネラルが含まれていないと思う人も多いのですが、実は水道水もミネラルを含んています。

川や湖に、もともと含まれているミネラルはそのまま残ります。水道水に含まれるミネラルとしては「カルシウム」「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」があります。

「ミネラル成分」は含まれていますが、全てが同じ割合で含まれているというわけではありません。

「ナトリウム」と「マグネシウム」に関しては、ミネラルウォーターとほとんど含有量は変わらないようですが、カルシウムはミネラルウォーターの方が豊富に含まれています。

何も不純物を含まない水は、安全ではあっても決して「美味しい水」とはいえません。水が美味しいと感じるのは、ミネラルが大きく関係してきます。

だからといって、ミネラルが多すぎても苦みや渋みが多くなり美味しい水とはいえなく、バランスが美味しさを決める要素となります。

この4大ミネラルがバランスよく含まれ、塩素濃度が低いほど「美味しい水」となります。

 

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飲料水としての水道水

・安心・安全・・・水質基準が51項目あり厳しい基準をクリアしていることが前提
・塩素を使い消毒が行われている・・・水道管の経年劣化や塩素消毒による発ガン物質の発生がある
・味・・・塩素消毒による特有の臭いと味がする
・栄養素・・・ナトリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれています
・費用・・・水道代は基本料金と従量料金の2種類が月々に徴収されている

水道水の水質検査について

水道水が厳しいチェックを経て供給され、放射性物質についても、各水道局が定期的に採水して検査を行い、調査結果を公表しています。これを見ても、水道水の安全性は十分に高いといえます。

水道水に投入する塩素は、水の殺菌消毒という大きな役割を担っています。一方でマイナスの要素もあり、カルキ臭がするなど水道水の味や匂いに影響を与えるだけでなく、塩素が元でできるトリハロメタンという発ガン性物質についても危険性が指摘されています。

マンションのような集合住宅では、貯水タンクに貯水されてから各家庭に配られるため、いくら水道水が綺麗でも、貯水や水道管の管理がきちんとなされていなければ、汚染されてしまいます。

ミネラルウォーターの特徴

ミネラルウォーターは、地下水をろ過しただけの水です。味を重視しているため、塩素殺菌はされていませんが、殺菌のために煮沸させているものもあります。日本で販売されているものは、軟水で、硬度が約20~60度ぐらいのものが多い。

ミネラルウォーターの水質基準の項目は18個ですので、水道水の方がかなり厳しく管理されています。大きな違いは、塩素が入っているかいないかです。ミネラルウォーターには、塩素が入っていないため美味しく感じるようです。

ミネラルウォーターの種類

現在、日本ではスーパーやコンビニでもたくさんの種類のミネラルウォーターが売られています。ミネラルウォーターは、農林水産省のガイドラインによって、4種類に分けられています。

●ナチュラルウォーター・・・地下水に沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理を行わないもの
●ナチュラルミネラルウォーター・・・ナチュラルウォーターの中で地下で無機塩類が自然に溶け込んだもの
●ミネラルウォーター・・・ナチュラルミネラルウォーターを原水としミネラルの調整を人為的に行ったもの
●ボトルドウォーター・・・地下水以外の地表水や水道水などを原水として処理方法に限定が無いもの

スーパーやドラッグストアで汲む水

最近スーパーやドラッグストアで、専用の容器だけを購入したら、水を汲み放題の装置をよく見かけますが、汲み放題の水の種類はいくつかあります。

・水道水を簡単なフィルターでろ過してミネラル分を加えたもの
・水道水を電気分解してつくられたもの(アルカリイオン水やマイナスイオン水などいわれている)
・RO水といわれているもの

RO水は「逆浸透濾過装置」という装置で、水道水を特殊なフィルターでろ過し、活性炭で残留塩素を除去した水です。この装置で作られた水が「RO水」と呼ばれるものです。RO水はミネラル分まで除去し、ほぼ不純物が無い状態の「純水」に近くなります。ミネラル分がないので、味は決して美味しとはいえませんが、コーヒーや紅茶、料理などに利用すると味の邪魔をせず美味しくなります。RO水は、ミネラル分も除去されるため、美味しくするために最後にミネラル分を添加したものもあるようです。

ウォーターサーバーの水

家庭に水を宅配してもらうサービスで人気が高い、ウォーターサーバーの水は2種類に分けられていいます。ミネラルウォーターとRO水です。

ウォーターサーバーのRO水も、そのままだとまったく味がなく美味しくないので、ミネラルを添加しているものが多いようです。

『ウォーターサーバーの水』:水道水の基準を満たさないものも家や会社での利用者が増えているウオーターサーバー(給水器)の宅配水。麻布大学の古畑勝則教授(微生物学)が調べたところ、使用中に細菌が増殖し水道水の基準を満たさないものが数多くあるとわかった。体に影響のあるレベルではないが、「安全性確保のため、衛生管理の対策が必要だ」と話している。宅配水とは、業者がサーバーを利用者に貸し出し、定期的に容器入り飲料水を宅配するもの。原料は地下水や濾過(ろか)した水道水など。一般家庭では、家族の人数にもよるが10~12リットル程度の容器1本を10日前後で消費するという。   (朝日新聞デジタル)

 

ミネラルウォーターの水質検査について

ところで、市販されているミネラルウォーターの検査は、どうなっているのでしょうか?

「天然水」と呼ばれるミネラルウォーターに関しては、食品としての基準が適用されています。食品衛生法で定められたミネラルウォーターの源水の基準は18項目あり、「清涼飲料水」として味わうことを主な目的にしています。

ウォーターサーバーの水には「RO水」と呼ばれるものもありますが、これに関しては水道水を元にしていますので、原水の基準は上記の51項目です。

この水道水をさらに、RO膜というとても目の細かいフィルターでろ過して不純物を取り除いたものに、人工的にミネラルを加えて味や栄養を調整したものがRO水です。

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水道水とミネラルウォーターの基準の差

水道水は水道法で50項目、ミネラルウォーターは食品衛生法で、18項目の水質基準が定められています。水道水で重視されているのは「衛生」、ミネラルウォーターに求められているものは「美味しさ(嗜好品)」なので基準に差があります。

水道水は、毎日2l飲んでも健康を害さない量で基準が作られていますが、ミネラルウォーターは水道水に比べ4~5倍基準が緩いとすれば、1日に500mlのボトル1本は安全に飲めるという規格になっているということがわかります。

ミネラルウォーターのヒ素含有基準は、水道水に比べて5倍緩い基準

横浜市の調査で、国内で売られているミネラルウォーターの一部で、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド(いずれも発ガン性有り)が水道水の80倍の濃度で検出されたという記事もありました。
(毎日新聞2003年4月20日の記事)

イメージとしての水道水=危険とミネラルウォーター=安全 

水道水は、厳重な管理下で生成されているので安全であるといわれる一方、ミネラルウォーターは、安全基準が緩いので危ないという説があります。

水道水は、危険というイメージを持っている人が多いでしょうが、日本では水道水の方が安全だとされています。

なぜなら、水道水は塩素で殺菌されているからです。

水道は、法律で毎日検査することが義務づけられています。蛇口から出る水については、残留塩素を0.1mg/L以上保持するように定められています。

残留塩素が多く残留していると、味やニオイに影響がでるため、上限1mg/Lに抑えるよう水質管理目標値もあります。

ミネラルウォーターだと、基本的には味を損なわないような方法で殺菌または、除菌処理され腐らないように防腐剤が入っています。

防腐剤に関しては、塩素がカラダの中から抜けるのに6時間かかるのに対し、防腐剤が抜けるのは21日もかかるといわれています。

カビの混入などで製品回収されたりしていることなどもあり、安いミネラルウォーターを買うのであれば、水道水の方が信用できるということがいえるでしょう。

安全重視で選べば水道水、味を重視で選べは、ミネラルウォーターとなるようです。

安さをとるか、安全性が1番か、味こそが重要かは、各自の判断にゆだねられます。

水を選ぶには、正しい情報を見極めることが何よりも重要です。塩素を除去する方法を取り入れたり、用途に分けてミネラルウォーターを活用したりして、上手に水道水を利用することがベストだといえます。

 

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上手に水道水と付き合っていくための基本的な知識

水道水は、私たちの生活に切っても切れない存在だからこそ、水道水についての正しい知識を知ったうえで、上手に活用するべきではないでしょうか。

川の水が水道水として家庭に届くまでの道のり

日本の水道水の原水となる水は、川や沼から取り出されます。そのままでは病原微生物やゴミ、不純物などが多くて飲むことはできません。そのため、いろいろな除去処理がおこなわれています。

1.川や沼から水を取り込む

一般的には3種類の原水があるとされており、全てが水道水の源となっています。

●表流水・・・河川の地表上を流れている水

水量が豊富で安定した取水が可能で、日本では最もポピュラーなものです。ただし、水量は環境に左右されるという特徴があります。季節によって水温が上下したり、大雨によって水が濁るなどといった水質的な変化が大きい原水です。

●伏流水・・・河川の底にある砂利層の中を流れている水

砂利層をろ過することによって、表流水よりも不純物の少ない水になります。比較的良質で、安定した取水量が期待できる原水です。

●地下水・・・地表面の下を流れている水

3種類ある原水の中で最も水質・水温が良質で安定しています。土壌の状態によって成分が変わってくるという特性があり、塩分や硬度が高くなるケースもあります。地域によっては、カルシウムやマグネシウムなどの量が多い可能性があります。過剰に取水してしまうと、地盤沈下の原因になるため、限られた量しか取水できない原水です。一度汚染されてしまうと回復が難しい水といわれています。

2.きれいで安全な水に処理する

水の処理方法は、大きく分けて4つあります。

● 自然界に存在する特性を利用する処理
● バクテリアなど微生物を利用する処理
● 薬剤を利用する処理
● ろ過を利用する処理

このうち多くの浄水場で用いられているのが「急速ろ過法」です。急速ろ過法で不純物質を取り除いた後に、塩素による消毒を施します。この方法だと1度に多くの水をすばやくろ過することが可能です。

水の消毒に使われるのが塩素ですが、プールに入れる白い錠剤と同じものが浄水場でも使われています。塩素による殺菌は、微生物の繁殖を確実に抑えられるため、病原菌の感染防止という意味では最も効果的ですが、逆に塩素の臭いが気になるところが問題です。

3.浄水場から配水所、そして家庭へ

浄水場で綺麗になった水は、配水所に送られていきます。ここで水道水になる水を溜めておき、必要に応じて配水管を通って水が流れていく仕組みになっています。水は、給水本管から分岐した配水小管を流れ、家庭用の給水管へと流れていきます。都道府県・市町村ごとに配水管がきちんと整備されており、不備なく配水できるシステムが構築されています。

 

普段何気なく使っている水道水は、様々な技術が駆使され、蛇口をひねるだけで、安心で安全な水として私たちに届けられているのです。では、安全性と危険性の情報が飛び交う水道水の実態は、いったいどうなっているのでしょう。

 

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世界一の水準・安全性を誇る日本の水道水!

わが国では、水道の水を守るために水質基準というものが定められています。日本の水質基準は、WHOの基準と比較しても厳しいもので、安全性の高いものといえます。

 

日本の水質基準がWHOをより厳しい要因は、恵まれた水源の存在にある。日本は汚染度の低い上流部から取水し、主に下水を海に流すシステムを取っている。
それに比べて欧米の河川は長大で、日本のようなシステムを取れない河川が多い。ライン川は最たるもので河口にあるオランダはいわば上流にある各国の排出した下水道水を水源にすることになり、汚染度は日本人の想像を絶する。水質基準は各国の事情を加味した現実的な数値となっている。日本は世界基準から見てもきれいな水を飲んでいることになる。

 

水の安全性を確かめる上でも、検査基準がどのように決められているのかをきちんと知っておきましょう。

水質基準は環境や水質の検査から、目標数値や項目の増減や見直しが繰り返されています。

水質を守るための検査項目、検査頻度や結果は公開されているので、水の安全がどのように保たれているかを知ることができます。

 

https://youtu.be/2oFj3Z1KqOc

 

水道水には、1957年に制定された水道法という法律があり、水道水質基準というものが設けられています。

安全な水を供給するために、日本の水道水はどのような処理・検査をして水質を管理しているのでしょうか?

水道水の水質基準とは

水道の水質の規格のことです。

すべての水道水はこの基準を満たさなければならず、各水道局は定期・臨時に水質の検査が義務付けられています。

現在51の項目とその基準値が設定されています。

また、この51項目以外に、水質を管理する項目として「水質管理目標設定項目」が26項目。まだ評価が定まらず、今後情報の収集に努めていく項目として「要検討項目」が47項目定められています。

これらの項目や基準値は、随時見直され、項目ごとに毎日・毎月1回などの頻度で水質検査が実施されています。

具体的にどんな項目があるのでしょうか?

水質基準の項目は、大きく分けると2種類あります。

健康保護を目的で設定された項目は、人体に悪影響を及ぼしたり病気を発症するような病原体、重金属、化学物質について、健康に支障がない数値が定められています。

生活利用の観点から障害がないように設定された項目は、色、匂い、味、濁度やそれらに影響を及ぼす物質について、影響を起こさない数値が定められています。

一部を紹介します。

健康を保護する目的で設定されているものには、

・大腸菌:検出されないこと
・水銀及びその化合物(水俣病などの原因):鉛の量に関して、0.01mg/L以下、
・鉛及びその化合物(長期間の摂取で貧血や神経系障害):0.01mg/L以下

などがあります。

※WHOでの「水道水中の大腸菌群の混入」は、100回検査して5回以内なら合格に対し、日本では「検出がないこと」とされています。これは大腸菌がゼロでなくてはならない!こということ・・・。そのため日本の水道水には大量の塩素が注入されています。

 

生活利用の観点から障害のないように設定されたものには、

・陰イオン界面活性剤(多いと発泡):0.02mg/L以下
・銅及びその化合物(金属の味、青い着色など):1.0mg/L以下

などがあります。

 

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日本の水道水の塩素量は世界一

日本の水道水の塩素量は世界一と言われています。なぜ塩素が水道水に世界で一番含まれているのでしょうか?

水道水になぜ塩素が必要??

水道水の源水には、普段私たちが生活排水として流しているトイレ、お風呂、食器洗いなどで使った水が流れていきます。

下水道に流されるそれらの水は、大腸菌や雑菌でいっぱいで、とても飲み水としては使えません。

そこで、菌を殺菌するために使われるのが「塩素」なのです。

塩素には、下水道に流れた水に潜む病原菌を退治して、飲み水に変えてくれるほどの強力なパワーを持っています。

そんな塩素が含まれる水道水を飲んで、私たちのカラダに全く害がないはずはありません。

 

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考えられる水道水の危険性

水道水は、国が管理していて厳格な水質基準に則って、私たちの家庭に水が運ばれています。

日本の水道水の安全基準は、世界でもトップレベルであるのは間違いないのですが、心配なく使用するためにも、水道水の危険性についてきちんと知っておくことが大切です。

もし健康面で心配になることがあるとすれば、どんなことが考えられるのでしょうか?

 

塩素ってなに? 塩素の役割とは?

水道水やプールの消毒に使われるのが塩素です。

水道水には、塩素が入っていて独特のニオイがあり、水道水をそのまま飲むには気になってしまいます。

いったい塩素は、どのような役割があるのでしょうか?

実は、私たちの生活には必要不可欠な存在なのです。塩素には、とても強い漂白、殺菌作用があります。

そのため病原菌の殺菌やニオイをとることもできます。塩素の漂白殺菌作用を利用した商品は、たくさん販売されています。身近では、家庭用漂白剤、除菌剤などがあり、病院でも多く利用されています。

水道水の塩素が及ぼす影響

塩素は、ただニオイだけが問題なのではありません。しかし塩素には多くの影響を与えることがわかっています。

肌がカサカサになる原因・・・水道水の塩素は、髪や肌のタンパク質を壊し、細胞に大きなダメージを与えます。

肌の保水力や保湿力を低下させ乾燥肌やアトピー性皮膚炎悪化の原因ともいわれています。

不味い水の原因・・・塩素が水中のアンモニアと反応しカルキ臭となります。

水道水を不味くしているのは、このカルキ臭です。2~3時間汲み置きしておくと臭いは消えます。

ビタミンを壊す原因・・・水道水で野菜・米・レバーなどの食品を洗うと、ビタミンの10~30%が損失します。

塩素が食品の細胞に入り込み、ビタミンを壊すことが原因といわれています。

最も問題視されるのは、腸に共生する細菌類の減少を招くこと

腸は、人間にとって最大の免疫器官です。腸を健康に保つことは、健康寿命を延ばすために重要なポイントです。

私達の腸には2万種、1000兆個もの腸内細菌が棲みつき、免疫機能の働きを助けています。

この腸内フローラが、腸管全体に広がっているほど免疫力が高まるのですが、水道水に含まれる塩素は、殺菌力が強力で腸内フローラを荒らしてしまうのです。

実は、大腸菌も私達の腸内に棲む、腸内フローラを形成する大事な細菌のひとつです。

腸に入り込んだ有害な病原菌の排除や、食物繊維の分解、ビタミン類の合成、大便の形成など、大腸菌は大切な働きをしてくれています。

日本人は、水道水に混入する大腸菌におびえるあまり、世界で類のないほどの大量の塩素を水道水に注入しています。

大腸菌は、もともと腸に棲んでいますので、多少飲み込んだとしてもなんの問題もありません。ですから、水道水中に1個でもいたら大変だというものではないのです。

水道水の塩素は、濃度が高くなると危険

水道は浄水場から各家庭まで、水道管を通さなくてはならないため、その間に雑菌が混入したり、汚染される可能性が否定できません。

ですから、各家庭の水道の蛇口から出る水には、0.1ppm以上の塩素が入っていなければならない規定があります。

浄水場から、ろ過された水道水を水道管に流し込む前に、塩素を投入して各家庭に送っていることになります。

塩素は、水の消毒に使われ細菌や微生物やウイルスなどを死滅させ、水道水の安全を保っています。

他にもいろいろな殺菌方法がありますが、それらは時間やコストがかかるために現実的には適さないのです。

問題があっても、「ろ過」と塩素による「消毒」に頼よることで、大量の水道水の供給を行うことが可能になります。

また、塩素は、水中のアンモニアと反応してカルキ臭となるため、水が不味くなるということにも大きく関わっています。

特に都会の水が不味いというのは、塩素濃度が高くなっているからです。水道水を殺菌するために塩素が使われますが、水質が汚染されているほど濃度の高い塩素を使うことになります。

塩素が、発ガン性のトリハロメタンの元になっているというのはよく知られていますが、塩素そのものの危険性についてはあまり知られていません。

塩素は食塩から苛性ソーダを造る際に、副産物として大量にできる薬品です。低コストな上、殺菌力も強く、その消毒効果は絶大で、コレラや赤痢やチフスなどの伝染病を防ぐ役割を果たしてきました。

 

塩素は水道水の殺菌を目的に水道法によって、今お使いの蛇口から0.1ppm以上の濃度を保つように定められています。ppm(ピーピーエム)とは100万分の1の単位です。水道水1リットル中に1mgの塩素が入っていると1ppmとなります。

東京、大阪、福岡等の大都市では1.0~1.5ppm、他の地方都市においても0.4 ~ 1.0ppm の高濃度の塩素が測定されています。一方、ヨーロッパ諸国では、地下水を水道水の原水にすることが多く、水が元々きれいなこともあり、塩素が注入されていないか、あっても0.1ppm 以下と規定されています。

1986 年の米国化学学会では、シヤワーを浴びたりお風呂に入ると呼吸ならぴに皮膚吸収により塩素が体内に取り込まれ、その摂取量は水道水を飲んだ場合のそれと比較すると、6 ~ 100倍と高く、人体への影響は無視できないと報告されました。

 

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水道水内の塩素と残留塩素の違い

殺菌効力のある塩素系薬剤を有効塩素、殺菌や分解しても、なお水中に残留している有効塩素を残留塩素といいます。

つまり、蛇口から出た水に、効力を保ったまま残っている塩素が残留塩素です。私たちが気にする、あのカルキ臭は残留塩素のことだったのです。

大腸菌などの菌を消毒するために、残留塩素が入っているのですが、この塩素はキッチンハイターなどの漂白剤と同じ成分です。この塩素の規定量が、日本の水道水には、世界の上限数値の約7倍水道水に入っているというのです。

残留塩素の基準値は?

残留塩素に関しては、水道法によって蛇口から出る水道水の中に基準値以上あるようにすることが義務づけられています。

基準値以上あることが、水道水の殺菌消毒が適切に行われている証拠となります。

水の安全性を確保する上で、水道水には、残留塩素が含まれていることや、塩素からはトリハロメタンという有害物質が生成されることを知っておく必要があります。

残留塩素は、高ければいいというわけではありません。上限は、水質管理目標値という項目で決められています。

日本の基準値:1㎎/L以下・・・体への影響などを考えて設けられた上限の目標値の濃度

水道水には、多くの残留塩素が含まれている!

各家庭に届くまでに、細菌などが繁殖しないようにするための塩素が残ったものを残留塩素といいます。

この残留塩素が、水道水を安全に保つと同時に、カラダにとっては危険な物質となっているのです。

安全のために塩素を使用して、殺菌をしているのですが、それが原因でがんリスクを高めているというのが現実です。

 

「日本の水道水は塩素消毒が施されているため、感染症などは減ってきているのですが、その代償として動脈硬化性疾患が増えてきていると言われています。塩素と粥状動脈硬化の関係は以前から懸念されてきたものであり、塩素消毒された水道水によってリスクが増していることが考えられます」    (管理栄養士:梅原祥太さんのコメント)

動脈硬化は、血液の流れが滞ってしまう状態になる病気です。動脈硬化が起きると、脳卒中、狭心症、心筋梗塞といった病気を引き起こす原因となります。

水道水の塩素消毒が、こうした病気に関与している可能性もあるのだというのです。

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水道水の残留塩素がカラダに及ぼす影響

では、残留塩素は私たちのカラダに、どのような影響を及ぼすのでしょうか?

水道水に添加されている塩素の濃度は、カラダに影響のないように調整されていて、普通日常で使う分には影響がないといわれています。

それでも、まれに皮膚が弱い人などに影響が出ることもあるようです。

塩素と皮膚の関係

もともと皮膚が弱い人や、トラブルがある人は残留塩素の刺激によって肌荒れをおこしたり、トラブルが悪化してしまうことがあるようまです。

またアトピー性皮膚炎には、残留塩素も症状の悪化をもたらす原因のひとつといわれています。肌が塩素の入ったお湯に触れると、保湿能力が失われ肌が乾燥するため、痒くなったり荒れたりするのです。

塩素とアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、さまざまな悪化因子によって引き起こされると考えられていますが、残留塩素も悪化因子のひとつであるといわれています。

残留塩素を含む何種類かの温水を用意して、肌への影響について試験をしたところ、残留塩素の濃度が高い温水ほど肌の保水力や保湿機能が落ちることがわかりました。

塩素と髪の毛の関係

髪の毛はタンパク質からできています。残留塩素の酸化力が大きい場合、キューティクルが傷みパサつきの原因になるといわれています。髪の毛は一度傷んでしまうと髪は自己再生力がないため傷んだままです。

髪のキューティクル 水道水の塩素が”敵”―毎日新聞(98.8.21)―

殺菌のために水道水に加えられている塩素が、髪の表面の毛小皮(キュー ティクル)を傷めることが実験で確認され、日本美容皮膚科学会で発表された。
塩素が髪を傷めることはこれまでも指摘されていたが、髪が細くな っているのが実証されたのは初めてである。

 

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塩素よりも怖い!トリハロメタンとは?

自然の水からは検出されず、飲み水として利用するために浄水処理された水から検出される物質です。

私たちが安全に水を飲むための「塩素処理」が、トリハロメタン生成の原因になっています。

トリハロメタンとは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムという4つの成分の総称で、浄水場で使用される塩素と水中の物質が反応してできる化合物の一つです。

日本では、水道水に含まれるトリハロメタンの総量は、健康に害のないレベルまで下げるよう規制されています。

WHO(世界健康機関)では、1ℓあたりに含まれるトリハロメタンは0.2mgまでと設定されていますが、日本ではそれよりも少ない1ℓあたり0.06mgまでと厳しく設定されています。

 

 

発ガン性や流産の危険まで!
トリハロメタンは、発ガン性物質です。カラダに入るだけで、中枢神経や腎臓、肝臓といった器官にも、重大なダメージを与えることが分かってきました。トリハロメタン類の摂取は、アトピー性皮膚炎の悪化、喘息の悪化、集中力の低下、疲労感、イライラなど特定できない症状があらわれます。最近では、トリハロメタンの含まれる水道水を毎日飲んでいると、流産率が15%もアップすることがわかりました。(聖教新聞・読売新聞)

 

 

浄水場の煮沸テスト/大阪水道局

大阪市水道局の浄水場の煮沸テストによれば、トリハロメタンは、煮沸すると最初の3~4倍に増加し、10分以上煮沸することで少しずつ減少し、50分でゼロになります。つまり、トリハロメタンの危険性から回避するには50分煮沸を続ける必要があるのです。しかし50分も煮沸を続けることは非現実的で、一般的には煮沸した瞬間に火を止める方が多いはずです。ここで知ってほしいのは、水道水は煮沸するだけでは安全とは言えないという事です。
そこで、水道水を煮沸する前に、塩素をはじめ水道水に含まれる全ての有害物質を取り除く必要があります。そのために家庭で出来る一番確かな方法として浄水器でろ過する以外安全な方法は今のところないと思われます。

 

水源の水質の悪化が進むほど、多くの塩素を投入するので、それだけ多くのトリハロメタンが発生する可能性が高くなります。

トリハロメタンは、現在の浄水処理では完全に除去できないといわれているため、水を使用する側で浄水器やウォーターサーバーなどで、何らかの対策を講じなくてはいけないというのが現状です。

塩素が生みだす「トリハロメタン問題=クロロホルム問題」

実は、トリハロメタンのうち、60~90%がクロロホルムだといわれ、「トリハロメタンの問題=クロロホルムの問題」といっても過言ではありません。

クロロホルムは、特に発がん性があると危険視され、1992年にトリハロメタンの総量を、カラダに害を及ぼさない程度の基準値まで下げることが義務付けられました。

クロロホルムは医療分野において、麻酔として利用されている物質で、発ガン物質でもあるそうです。

体内に蓄積されることはないのですが、毒性の強い物質で、体内に入ると中枢神経や腎臓、肝臓といった他の器官にもダメージを与えることがわかっています。

その他にも、塩素が刺激になりアトピーが悪化したり、ぜんそくなどには呼吸器の粘膜を傷つけるためよくありません。

また、集中力の低下や疲労感、流産の危険性も高くなるという報告もあります。

実際のところ、塩素に発ガン性があるという説は、トリハロメタンの種類のクロロホルムに発ガン性があるとうことなのです。

それでは、クロロホルムの発ガン性はどうなっているのでしょうか?

クロロホルムと発ガン性のリスク

クロロホルムと発ガン性については、様々な意見があるようです。

・環境省が出している資料・・・ヒトに対する発がん性に関する情報が必ずしも十分 ではないものの、ヒトへの発がん性の可能性があると判断する。

・国際がん研究機関(IARC)による評価・・・5段階中の3番目である「2B」(発ガン性が疑われる)に分類される

IARCは1965年に発足したWHOのがん研究専門組織で、化学物質や放射線、ウィルスなどのヒトへの発がん性評価を行っています。

このIARCの発がん性評価は、発がん性の強さではなく、発がん性の証拠の強さを評価し、下の5つのグループに分類するものです。

分類 これまでに分類された因子の例(2016年10月24日現在)
グループ1:
ヒトに対して発がん性がある
コールタール、カドミウム、ダイオキシン(2,3,7,8-TCDD)、ホルムアルデヒド、タバコ、加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージなど)、アルコール飲料、エックス線・ガンマ線、太陽放射、太陽灯、紫外線、アスベスト
[合計119種]
グループ2A:
ヒトに対して恐らく発がん性がある
非ヒ素系殺虫剤、クレオソート油、無機鉛化合物、赤肉(牛・豚・羊などの肉)
[合計81種]
グループ2B:
ヒトに対して発がん性があるかも知れない
クロロホルム、鉛、漬物、ガソリンエンジン排ガス、超低周波磁界、無線周波電磁界
[合計292種]
グループ3:
ヒトに対する発がん性を分類できない
カフェイン、原油、水銀、サッカリン、お茶、コーヒー、コレステロール、蛍光灯、静磁界、静電界、超低周波電界
[合計505種]
グループ4:
ヒトに対して恐らく発がん性はない
カプロラクタム(ナイロンの原料)
[1種]

ヒトにおける証拠が「限定的」で、実験動物における証拠が「十分」に満たない場合。または、ヒトにおける証拠が「不適当」で実験動物における証拠が「十分」の場合、グループ2Bに分類されています。

IARCの評価では、漬物やコーヒーとクロロホルムの発ガン性は同じ程度です。

この評価が正しいのかは、個人の判断になりますが、クロロホルムを必要以上に危険視する必要はないように思われます。

でも、確かに塩素が有害物質を生むことは事実なので、無視できないものであることには変わりありません。

ただ、がんリスクを高める働きがあるということは覚えておいた方が良いでしょう。

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怖いのはトリハロメタンだけ?

トリハロメタンは、ガン性があることで話題になっていますが、現在の水道水に含まれるトリハロメタンの量は、平均で1リットル中に0.05~0.1mg。これは人が70年間飲み続けたとしても、10万人に1人か32人がガンになる危険性があるという程度のものだそうです。

マスコミなどでは盛んに取り沙汰されていますが、『これだけを取り上げて大騒ぎするのは適切ではない』と専門家は語っています。

専門家の多くが、水道水のもうひとつの深刻な汚染原因として警告しているのは、工場からの廃水に含まれる合成化合物です。

その中でも特に、ハイテク機器の部品を洗浄するのに用いられる「トリクロロエチレン」や「テトラクロロエチレン」などの塩素系化合物は、微生物によって分解されないため、地中へ浸透して地下水を汚染してしまいます。

天然の物質なら、自然の循環サイクルによって分解されますが、こうした合成物質はいつまでも分解されず、永久に消滅することはないというのが危険なのです。

古い水道管・・・日本列島には鉛管がいっぱい?!

平成25年度の水道普及率は97.5%となり、多くの給水管が使われています。この給水管が水道水の危険性のもうひとつの要因です。

日本では、1980年代後半まで鉛製の給水管が使用されていました。

この水管から鉛が水に溶け出し、水が汚染されてしまうのです。鉛が溶け出す危険性から現在、使用禁止になっていますが、いまだ7,530kmを超える膨大な鉛製給水管が残存していると厚生労働省が発表しています。(平成21年度の水道統計)

自宅が鉛菅であるかは、水道局に問い合わせをすることで分かるようになっています。

 鉛は、人体に悪影響を及ぼす

鉛は、人体に悪影響を及ぼすといわれています。体内への多量の摂取は、脳や腎臓、神経系、赤血球に深刻なダメージを与えます。

鉛が厄介なところは、カラダに入ると溶けやすく、一度入ると外に出にくいという性質を持っています。さらに、少量でも蓄積されていくため、知らず知らずのうちにカラダがむしばまれていくことになります。

 

鉛がカラダに入ると・・・。鉛は水に溶けやすく、一度カラダに入ると、外に出にくい物質です。少量でも、どんどんと貯まっていくのが、鉛なのです。鉛が貯まっていくと、脳炎・痴呆・腎臓障害を起こす原因になり、他にも、不眠・疲労感・頭痛・消化管障害などを引き起こします。一番問題とされているのが子供の脳への影響で、学力低下・記憶力低下の原因です。(朝日新聞)

 

鉛は、過去の水道管の材料に多く使われていました。

鉛が溶け出す危険性があるため、現在では使用禁止になっていますが、平成17年の調査では、未だ11000kmを超える鉛配水管が残存している状況であるといわれています。

鉛は、人体への蓄積性があることから、消化管からの吸収率が高く、最も感受性が高い乳児の代謝研究結果から「耐容一日摂取量(TDI)」が、体重1kg当たり0.0035mgと算出され、これに基づいて水道水質基準や水質環境基準が設定されています。    ら・べるびぃ予防医学研究所HPより

 

鉛の人体への摂取は,80パーセント以上が大気や食物によるもので,水道水からの影響は少ないといわれています。人体への影響は摂取量と血中濃度が関係しており,血液中の鉛濃度が高くなると,神経系の障害,頭痛,貧血などの中毒症状を起こすといわれています。しかし,日本人の血液中鉛量は世界で最も低いレベルにあり,一般的な使用では問題がないといわれています。    盛岡市上下水道公式HPより

水道管の中で水が長い時間、滞留している水道水は使わないことです。

朝1番の水は、バケツ1杯分くらい取ってから、飲み水や調理用に使うのがベストです。また、旅行などで長期間水道水を出すことがなければ、バケツ2杯分くらいでも良いくらいです。

 

鉛を防ぐ方法
鉛の給水管を使用している場合、水道水を使用していない間の滞留水にどんどんと鉛が溶けだしていきます。溶けだした量が、一番厳しいといわれているアメリカの基準値の110倍もの量を越えていたという報告もあります。これらのことから、朝一番の水道水は絶対に飲まないように、水道局で指導を行っています。(日本水道新聞)

 

また、水道管から各家庭に給水される給水管にも、鉛管が使用されていていることが多く、各家庭内の取り替え費用は、個人の負担で交換しなくてはいけません。

マンションなどで給水タンクを使用している場合でも、気をつける必要があります。

給水タンクの管理は、国ではなく検査や清掃を厚生労働大臣に認可をもらっている事業者が点検するものとなっています。

マンションの貯水槽は水道法で、1年に1回の点検が義務付けられていますが、それは10t以上の貯水槽だけです。

現在、日本には約110万ヶ所に貯水槽があります。このうち、10t以下の貯水槽は89万ヶ所。

しかも、10t以下の小規模貯水槽の清掃率は3%といわれており、残りの97%は放置状態なのが現状のようです。

 

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水道水の味の正体を知っていますか?

毎日使用する水道水だからこそ、どのようなものなのかを理解しておく必要があるのではないでしょうか。

ほんの10年前までは、いつでも美味しい水を飲めることが、当たり前のことでした。

確かに現在も、日本の水道水の質は世界で有数の水準を誇るといわれています。ところが、ここ数年の間に都市部を中心として、水道水の質の低下が問われるようになりました。

その代表的なものは「カルキ臭」「カビ臭」といったニオイに関するものです。ニオイに関しては、主に塩素などの薬品や、水中のプランクトンの異常繁殖によるものです。

もっと根本的な原因として、環境汚染によって水源自体が汚染されているということを忘れてはいけません。

水源が汚れると、藻類が大繁殖しアンモニアが発生します。藻類がカビ臭を生み、アンモニアを消毒するために投入される多量の塩素がカルキ臭を生むことになります。

また、現在の水道のシステムそのものにも問題があります。わが国では、戦後、アメリカ式の「急速ろ過法」を採用しました。

この方法だと、スピーディーに大量の水を浄水できるという利点がありますが、汚染によるカビ臭などは除去できません。

塩素で水道水の味を損ね、ニオイで不味くなるいう事態を招いたのです。

美味しさの決め手は、ニオイ・ミネラル・温度

ヨーロッパやアメリカの水道局には、水の味を吟味する「テイスター」という人たちがいます。彼らは、常に水道水をチェックして、味に異常がないかを調べています。

彼らのテイスティングの基本は、水の「におい」・「ミネラルの含有量」・「温度」の3つの要素です。

【美味しい水の条件】

  1. 薬品、カビなどの臭みがないこと
  2. 適度に天然のミネラル成分を含み、味にコクがあること
  3. 水温が10℃以下であること

中でも「ニオイ」は最も重要で、成分的にどんな質の良い水でも、食物や薬品のニオイがついていると美味しく感じません。

 

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塩素と水の味の関係

水道水源の汚染が進んだ昭和40年代、異臭味水やカルキ臭の強い水などにより、水道水が不味くなったといわれはじめました。

昭和50年代には、『安全でおいしい水とは何か』をテーマに水道水質基準が検討され、厚生省が「おいしい水研究会」を発足させました。

美味しい水とは、 「ミネラル、硬度、炭酸ガス、酸素を適度に備えた冷たい水」といれています。

不純物をまったく含まない水(純粋な水)は、飲んでも決して美味しい水とはいえません。適当な物質が適度に溶けていることが「美味しい水の条件」なのです。

水質項目 おいしい水の条件 内 容 ・ 特 徴
蒸発残留物 30~200mg/ℓ 水を沸騰させても蒸発しないようなミネラルや鉄、マンガンなどを指し、1ℓ中30~200mg含まれているのが理想とされる。量が多いと苦味や渋味が増し、適度に含まれると、コクのあるまろやかな味がする。

やかんや電気ポットの内側に残る白い物質。

カルシウム・マグネシウム(硬度) 10~100mg/ℓ ミネラルのなかで量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出る。カルシウムに比べてマグネシウムの多い水は苦味を増す。
遊離炭酸 3~30mg/ℓ 水にさわやかな味を与えるが、多いと刺激が強くなる。
過マンガン酸カリウム消費量 3mg/ℓ以下 有機物量を示し、多いと渋味をつけ、多量に含むと水の味を損なう。
臭気度 3以下 異臭味を感じない水準。水源の状況により、さまざまな臭いがつくと不快な味がする。水が臭ければ不味く感じる。
残留塩素 0.4mg/ℓ以下 塩素臭が気にならない濃度。(ほとんどの水道水は、この値を超えています。)   水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味を不味くする。
水温 摂氏20℃以下 夏に水温が高くなると、あまり美味しいとは感じられない。冷やすことにより美味しく飲める。冷やしすぎると旨みがわからない。
                  (厚生省:おいしい水研究会による「おいしい水の要件」より)

 

味を左右するものは、水の中に含まれているミネラル分です。水はミネラルの量によって、大きく2種類に分けられます。

これは硬度と呼ばれるもので、 カルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量から換算します。

日本では硬度100以下を軟水、硬度100以上を硬水とするのが一般的です。日本の水は通常、硬度が20~80程度の軟水で、くせがなく飲みやすいといわれています。

また欧米の水は、硬度が200~400くらいの硬水が多く、ミネラル分が豊富なためにそれぞれ味に個性があります。

同じ硬度であっても、含まれるミネラルの成分や量によって味が大きく変わってきます。 大切なのは成分バランス。この他に大事な要素として酸素があります。酸素は水に清涼感を与えます。酸素がまったくない水は、味が悪くなります。

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安全で美味しい水道水にする方法

安全でおいしい水道水にするためにはどのようなことが必要でしょうか?

それは塩素を除去することです。

 

ビタミンCで残留塩素を除去する方法

ビタミンCは、塩素と結合して分解し、塩素を除去する効果があります。

レモン果汁を、コップ1杯に1滴入れるだけで残留塩素を分解しカルキ臭を取り除き塩素も除去してくれます。

水1Lでも2~3滴で足りるので、残留塩素を除去する方法としてはこれが一番安価で簡単です。

ただし、カルキの臭いが強い地域ではカルキの臭いが取りきれないところや水の味がレモンの影響で変わってしまうというデメリットもあります。

限りなく残留塩素を抜くなら煮沸で除去する方法

水道水は最近、沸騰させると逆に危険という説があります。水道水を煮沸させると、揮発してカルキ臭さがきれいに取れます。

でも実は、沸かす時間によって、取れる物質と取れない物質があるのです。

 

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水道水を沸騰させると危険?トリハロメタン除去の誤解!

トリハロメタンは、沸騰状態で一番発生がしやすい状態になり、普段の2~3倍の量となります。15~20分の沸騰を続けて、やっと取り除くことができるので、沸騰してすぐに火を止めるのはよくありません。

沸騰させると、トリハロメタンは気化して水中から除去することができます。

トリハロメタンは、沸騰すると100℃の時点で最大5倍にまで増えるトリハロメタンは、沸とうして5分程すると一時的に水中濃度が上昇します。

そのため5分程度で沸とうを止めてしまうと、逆にトリハロメタンが増加してしまうので「危険」でもあるわけです。

知っておきたい「水道水の正しい煮沸方法」

現在の水道水に含まれている塩素は、非常に少ない量ですので心配をする必要もありませんが、気になる様であれば、カルキ臭を取り除く方法として一番確実なのが沸騰です。

水道水を沸騰させることで、カルキ臭さの原因である塩素を蒸発させて飛ばすことができます。

水道水のカルキの煮沸と、「トリハトロン」除去に必要な煮沸時間はどれくらいなのでしょうか?

水道水の煮沸には、必要な時間があります。

「沸騰をさせれば、大丈夫」 が1番危険!

昔からいわれている塩素(カルキ)抜きには、お湯を沸騰させる方法があります。

水道水を沸騰させたら安全なイメージがありましたが、水道水を沸騰させたらより危険な状態になっていたのです。

水道水を沸騰するまで加熱することで、塩素類は蒸発しますのでカルキ臭は飛んでなくなります。

沸騰させた水道水と、沸騰させない水道水とでは全然ニオイが違います。もちろん、カルキが抜けている水道水の方が健康にも良いのは確かです。

やかんで塩素(カルキ)抜く場合

沸騰させることで、カルキはすぐに気発するのですが、トリハトロンという物質が残ります。

高温にすると、トリハトロンが一時的には増加をするのですが、沸騰状態を15~20分くらい続けることで揮発してほぼなくなります。

この時に大切なポイントは、やかんのフタを開けた状態で煮沸することです。

そうすることで、塩素だけでなく有害物質も除去することができます。

電気ポットを使用する場合

まず1度電気ポットでお湯を沸かします。お湯が沸いたらポットは沸騰を停止させてしまうので、そのままあと2度ほど沸騰を繰り返しましょう。

温度が高い場合にはスイッチが入らないタイプのポットであれば、、一度電源を切るなどして再度沸騰ボタンを押せるように工夫してください。

鍋を使う場合

フタをしない状態のまま沸騰させることで、カルキ臭やカビ臭はなくなります。トリハトロン除去をするために、沸騰状態を15~20分くらい続けてください。

 

日本も適用してる水道水の安全基準は、世界保健機構(WHO)というものです。このWHOの基準値は一生の飲み続けても安全とされる基準値で、発がん率を想定基準の10万分の1を越さないレベルを水質基準に設定しています。

日本の水道水は、WHOよりも厳しい水準に設定されていて、水資源が豊富で世界的にも非常に安全性が高いということです。

活性炭で残留塩素を吸着して除去する方法

活性炭の表面には目では見えない小さいすき間が空いていて、そのすき間に色々なものを取り込む性質があります。

 

冷蔵庫の脱臭用に使われる炭のことです。

この炭をを利用して残留塩素を取り除くものが浄水器です。浄水器を取り付けるだけで、蛇口をひねればトリハロメタンが除去された水が出てきます。

浄水器はたくさんの種類が売られていますが、品質やろ過性能などに注意して購入しましょう。

木炭や竹炭も水道水をカルキ抜きしてくれる効果があるといわれています。また、髪のパサつきや皮膚が弱い人には、活性炭を用いたシャワーヘッドもオススメです。

活性炭の吸着量には限度がある!

残留塩素と同様、トリハロメタンも活性炭に吸着されますが、活性炭は残留塩素を取り除く能力に限界がきます。

活性炭の吸着量には限度があるため、市販の浄水器等で活性炭吸着装置のついたものをご使用になる場合は、適正な交換時期を守って使用して下さい。

フィルターも汚れてくるので、カートリッジの交換期限は必ず守らないと有効な効果が得られません。活性炭を通した水は、消毒用の塩素まで奪うので、早めに使い切るように心がけましょう。

紫外線で残留塩素を除去する方法

水を汲み置きして、日光に6時間以上当てると除去できます。

外に出しておかないといけないので、ペットの飲み水や水槽用の水に利用するのがベストでしょう。

※残留塩素を除去した水は、殺菌消毒効果がなくなっています。菌が繁殖しやすくなっていますので、できるだけその日のうちに使いましょう。

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水道水を美味しく飲む方法

水道が急速的に普及した昭和50年台代は、水道水のレベルも低かったのですが、現在では水道水のニオイや味などがずいぶん改善され、「水道水の味が良くなった」という地域も増えています。

それでも、残留塩素やトリハロメタン、ダイオキシンなど浄水場では取り除けない不安要素も多いのが水道水です。できるだけ安全に美味しく飲む方法を紹介します。

 

●「朝一番の水」を飲むのはNG!

朝一番に蛇口をひねって出てくる水は、夜の間に水道管のサビなどが溶け出してその臭みがしみついています。できれば朝一番の水は飲み水に使わずに、洗濯や洗顔などに使うのがベターです。

●煮沸する

ヤカンに水を入れて火にかけ、沸騰したらフタを取って煮沸します。臭みが取れ、塩素などの薬品も蒸発してしまいます。

●くみ置きする

夜寝る前に鉄瓶かアルマイトのヤカンに水をくみ置きします。その時に、ろ過用の活性炭を詰めたガーゼ袋を入れておくと効果倍増。翌朝、煮沸するとおいしく飲めます。

●水を凍らせる

水を7割がた凍らせて、不純物の集まる中心部の固まっていない水は捨てます。周囲の氷は純水になるので、それだけを溶かして飲みます。水は常温より少し低い温度5~ 12℃で飲むとおいしく飲めます。

●日に当てる

水道水をペットボトル等に入れ、日光に当てることで塩素は紫外線により分解されてしまいます。6時間以上日光に当てることでカルキが除去される目安です。

水道水の水を直接飲むには抵抗があっても、工夫次第でおいしく飲むことが出来ます。

カルキを取り去った水道水の注意点

最近では、水道水を浄水し、美味しい水にする浄水器や、カルキを取り除くフィルターなども多く販売されています。

その為、自宅でも安心して美味しい水を飲めるようになりました。しかし、浄水器やカルキを取り除くフィルターでも、注意しなければいけない点はいくつかあります。

水道水を飲んでカルキ(塩素)臭いと感じる場合、塩素が多く含まれていることになります。

カルキは水道水を殺菌する為に入っているものですが、カルキが強い水はご飯を炊いたり、料理をする時にニオイが移ることがあります。

 

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水道水が変だな?と思ったら・・・

普段、何気なく使っている水道水。日本の水道水は各都道府県の水道局や水道部が中心となって、管理・整備されている安全なものです。

ですが災害や事故などの時には安全性が確保されないこともあります。水道の水を出してみて「変だな?」と思ったら注意が必要です。

●水が赤い・・・サビの混入
水道から赤い水が出る時は給水管のサビなどが原因のことが多いようです。朝一番の水で起こりやすいので、しばらく水を出しっぱなしにし、赤さがなくなってから使うようにして下さい。

水が青い・・・ 藻の発生・銅の混入
水はもともと少し青みがかっているのですが、普段よりも青みが強い時は銅の混入や給水用水槽への藻の発生が疑われます。これはどちらかというと、給水管や水槽そのものの問題なので、給水管を取り替える、丁寧に洗浄する、などで解決出来ます。

水が濁る … 水道管内の空気の混入
水道管の中に溜まった空気が細かい泡となって放出されると、一時的に水が濁って見えます。しばらく水を出しっぱなしにすると透明になります。

水に黒いものが混ざっている ・・・ゴムパッキンの混入
水の中に黒いものが混ざる場合、給水管の栓に使われているゴムパッキンが劣化し水に混入していることが考えられます。しばらく水を流して問題がなければOKです。パッキンを交換することで解決します。

●水が臭う・・・カビ・シンナー、硫黄などのの影響
水道水は塩素で消毒しているため、塩素臭さ(カルキ臭)があるのは仕方のないことです。気になる場合は5分間煮沸するとニオイがとれます。カルキ臭以外に「カビ臭い」「シンナー臭い」「硫黄臭い」などのニオイがある時は、配管の劣化や工事などの影響があると考えられます。ニオイがある時は水を飲まずに生活用として使いましょう。気になる状態が続く場合は、最寄りの水道局に連絡するなどして下さい。

水道水の異変は、水そのものの異変というよりも、給水管や配水管、水槽、自宅の水道管が原因で起こることもあります。異変に気がついたら水を飲まず、最寄りの水道事業者に連絡するようにしましょう。

妊娠・子育て中の水の安全

妊娠中や子育て中は、特に安全な水が必要な時期です。子どもの健康を守るためには、何よりもお母さんの心とカラダが健やかでなければなりません。

 

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赤ちゃんの調乳に水道水はダメなの?

危険だからダメという訳ではなく、あくまで「推奨」されていないだけです。

水道水はやめた方がいいといわれる理由

●カルキの問題・・・カルキとは塩素のことで、水の中の汚れを取り雑菌を除去してくれるのですが、トリハロメタンが水道水がミルクづくりに適してないといわれる理由の1つです。

煮沸することによって、発がん性のあるトリハロメタンの量が沸騰直後には沸かす前の2~3倍の量になると指摘されています。実はトリハロメタンは除去できても、煮沸しても除去できない有害な物質があるのです。それは硝酸態窒素です。硝酸態窒素は血液の酸素の運搬能力をなくし乳幼児を窒息死させる危険な物質です。赤ちゃんの健康の為に水道水を煮沸することが、逆に命の危険にさらす結果となってしまいます。

●水の硬度の問題・・・カルシウムとマグネシウムが多く含まれていると、ミネラルが豊富な水になり硬度が高くなります。

赤ちゃんは内臓が未発達なので、ミネラル成分が逆にカラダに負担になってしまい、下痢になったりお腹をこわしてしまうことがあります。

残留塩素の問題・・・水道水には塩素が混じっています。

この残留塩素が、カラダに悪い影響を及ぼす可能性があるのです。必ずしも水道水が悪いとはいえませんが、生まれてきた赤ちゃんに少しでもリスクを負わせるような事はしたくないのが親の思いです。

トリハロメタンという有害物質の問題・・・トリハロメタンには発がん性があるといわれています。

トリハロメタンの成分の60~90%はクロロホルムと呼ばれるもので、これは医薬品などにも使われている劇薬に分類される物です。

水道水に含まれているトリハロメタンの量は大人が一生、その水を飲み続けても発ガンする確率が10万分の1ぐらいに低い量に抑えられています。

ただ、塩素と同じように赤ちゃんにどのように作用するのかについてはよく分かっていません。また、トリハロメタンについては間違った除去方法を行うと、一時的にもその数値が倍増してしまうので注意が必要です。

では、赤ちゃんにとって安全な水とは、一体どういうものなのでしょうか?

赤ちゃんの健康を考えた安全な水とは?

天然水で、赤ちゃんのミルクを作っているお母さん達もいますが、軟水であれば特に問題はなりません。

それでも、天然水に含まれているミネラル成分は、まだ未発達な赤ちゃんの内臓に負担がかかります。、天然水であれば、できるだけ硬度値が低いものを選んでください。

【赤ちゃん向きの水】

純水・・・さまざまな不純物を取り除いた、より混じりけのない水

RO水・・・ろ過の段階でミネラル成分も除去されてしまう 水

 ※ミネラル成分をあとから添加している RO水もありますが、天然水に較べたらその量は少な目です。

赤ちゃんに飲ませる水はなぜ湯冷ましなの?

昔から、粉ミルクを溶く水は必ず湯冷ましを使うこと!とよくいわれます。その理由は塩素の除去や殺菌が目的です。

最近では、性能の良い浄水器であれば、必ずしも湯冷ましが必要という訳ではありません。

最近は、赤ちゃん用のミルクを水道水を用いて調乳する場合、水道水を一度「70度以上」まで加熱し、殺菌してからミルクの調乳に使うことが一般的になっているようです。

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赤ちゃんが塩素を含んだ水道水を飲んだらどうなるの?

赤ちゃんに現れる代表的な症状は、アトピー性皮膚炎、喘息といったアレルギー性疾患が多くみられます。

特に、アレルギー体質の赤ちゃんの場合、水道水を飲むことでカラダに湿疹が出るということもあるようです。

赤ちゃんは、大人よりも免疫力やカラダの機能が整っていないため、少量でも影響が出てしまいます。

塩素にどれだけ影響を受けるかは、赤ちゃんによって個人差があります。

地域によって含まれている塩素の量が違うことからも、カラダに影響が出る水道水の量を表すことはできません。ただ、「塩素は無い方が良い」というのは間違いありません。

 

地域別残留塩素濃度一覧表 http://h-s.jp/enso/h16_zanryuenso/

 

ではどのようにして塩素を除去すればいいのでしょうか?

 

これで安心!赤ちゃんに水道水を使う簡単な方法!

カルキや残留塩素がダメなのであれば、飛ばしてしまえばいいのです。

やかんに水道水を入れ沸騰させます。このまま15分~20分沸騰させ続ければ、9割以上のトリハロメタンを除去することが出来ます

注意点は、沸騰している時は必ずやかんの蓋は開けておくことです。

もう一つのポイントは、蒸発するので必要な量よりも多めに入れておくことです。

調乳ポットや電気ポットの場合なら、沸騰操作を何度か繰り返さないとトリハロメタンは除去されません。

ウォーターサーバーのお水なら、そもそもそんな物質は含まれていませんので、手軽にミルクも作れますので、これを機会にウォーターサーバーを検討してみるのもいいかもしれません。

なお赤ちゃんと水道水に関する内容は「赤ちゃんに対する水道水の影響について徹底的に調べました!」にてより詳しくお伝えしています。

 

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世界でも有数の上水道・治水技術を持つ日本

明治以降、上水道は徐々に日本全国へ広がっていったのですが、日本の水道技術は近隣諸国にも広がり、多くの命を救うことになりました。

1800年代後半~1900年代前半

台湾

当時の台湾では、首都でも上下水道はなく、きれいな井戸は豪族が独占し、多くの人々は雨水や河川に頼る生活をしていました。

上下水道の遅れからくる病気により、平均寿命は30歳前後にまで落ち込みました。危機感を抱いた台湾政府は、水資源の独占を禁止し、上下水道を建設する計画を立てました。

1896年、日本から技師や講師を招き、20年間をかけ台北、台中、台南など、台湾の主要都市の上下水道を完成させました。水道水を提供できるようになったおかげで、台湾での平均寿命は大きく伸びたといわれています。

現在、台湾台南県山上郷には、当時の台湾の上下水道建設に尽力を尽くした浜野弥四郎の胸像が設置されています。

無名であっても日本には、昔から有能な技術者がたくさんいたおかげで、現在、世界でも有数の上水道技術や治水技術を持つ国となっているのです。

日本が水に恵まれる理由

日本の緯度は、世界の砂漠地帯と同程度といわれています。実は、雨に恵まれない緯度にあるのです。

日本が水に恵まれる理由として、

・ヒマラヤ山脈が偏西風の流れを変え、日本がちょうど良い位置にある
・偏西風が日本海の湿った空気を運んでくる
・日本アルプスに偏西風が当たり、山に降る雨や雪が溶けて染み込み豊富な地下水となる
・日本の起伏に富んだ地形は、山での雪解けを遅らせ、安定した地下水の源となっている

この小さな島国が水に恵まれているのは、幾重にも重なった奇跡の産物だともいわれているのです。

海外の資産家に狙われている日本の水源地

世界の水問題が、国際的な議論の中でも解決が急 がれる最優先項目の一つとなっています。

米国家情報長官室が「世界の水資源が2040年には限界に達する」という報告書をまとめました。日本人が考える以上に世界の水事情は危機的状況なのです。

また、日本の水資源や水に関わるインフラ事業などが、海外から狙われているのも見逃せない点です。

日本は、降水量が多いにもかかわらず、決して水資源に恵まれているとはいえないなか、数年前から、中国を始め外資系企業による森林の買収が表面化しています。

表向きの購入目的はリゾート開発などですが、本当の狙いは地下にある水資源だともいわれています。

林野庁と国土交通省の調査では、平成18年から24年にかけて、外国資本に買収された森林は68件で計801ヘクタール。東京ドーム約170個分に相当する土地が外国の手に渡っていたのです。

日本の伝統食から生まれた浄水技術

世界中の人たちに安全な水を安く届けようと、日本の企業が着目した技術があります。

それは、大豆を材料とした発酵食品・納豆のねばねば成分「ポリグルタミン酸」からヒント得た凝集剤で行う浄水技術です。

タンクの中に凝集剤を入れることで、微生物や微粒子を集めて大きな塊となって沈殿します。その結果、さまざまな国の飲料水基準をクリアする水を簡単につくることができる技術です。

凝集剤の原料は、安全な天然素材である上に特別な設備も必要ないということもあり、バングラデシュをはじめ、ブラジル、コロンビア、インド、タンザニアなどに多く広がっているようです。また、ソマリアの難民キャンプでも利用されています。

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世界レベルで深刻な水の問題

Drawing world map on metal board

水が豊富な先進国に住んでいると、なかなか実感できないのが「水の問題」です。

ところが、世界レベルで考えると、「水の問題」はとても深刻で、国連によると7億人が綺麗な水を得ることができず、25億人が基本的な衛生状態が確保できていない状況におかれているのです。(世界の人口は約70億人)。

私たちにできることは何でしょう。

日本人が知るべき水問題

私たちが使っている水の量

日頃私たちが使っている水の量は、飲んだり、料理したり、洗濯したり、お風呂、トイレで使ったり、etc・・・。

1人1日あたり・・・100リットル程度といわれています。(2Lペットボトル50本分)

そのうえ、“間接的”な水も存在します。

食品や衣料など、製品になるまでに相当の水を使っています。その量は、直接的に使うものの30倍ともいわれます。

 

牛肉だと1kgあたり1.5万リットルの水が使われ、お米だと1kgあたり3千リットル弱の水が使われていると算出されています。

使う水の量を把握する指標として、ウォーターフットプリントを使うと判り易くなります。ウォーターフットプリントとは食料や製品の生産から消費までの全過程、あるいは組織・地域において使用される水の総量と定義づけられています。

 

輸入品商品で間接的に使う水

水の供給が十分でない地域からきている商品だとすると、私たちが使っているそれら製品のウォーターフットプリントはそれらの地域から、水を取ってきてしまっていると考えるべきです。水が豊富な地域からの製品であれば、それほど大きな問題にはならないということになります。

国レベルで間接的に使う水

水(バーチャルウォーター)の主要輸入国は、ブラジル・日本・中国・イギリス。逆に輸出しているのは、豪州、アルゼンチン、インドとなります。

バーチャルウォーターとは、農産物・畜産物の生産に要した水の量を、農産物・畜産物の輸出入に伴って売買されていると捉えるもの。工業用品でも適用できますが、農作物・畜産物に比べれば少なくなります。

 

こうして、私たちが使っている水を見てみると、水を通して世界が見えてくるのではないでしょうか。

組織レベルでの水問題の解決法

世界レベルでの水問題は、どうしたら解決できるのでしょうか。

NGOにしても、問題を抱えている国自身も資金不足で解決まで至っていないということが多いようです。たとえ、世界的組織てあっても、実際に解決できるかというと難しいのかもしれません。そういった世界情勢の中で、注目されているのが多国籍企業です。製品を通して、それぞれの地域のウォーターフットプリントの移動に関わっていることや、資金力、人材から大きな取組みができるのではないかと期待されています。

コカ・コーラ社

地域における水の質や衛生状況の向上に投資をしています。自社の製品についてもウォーターフットプリントの削減に努めており、2007年より世界自然保護基金(WWF)とコラボを組み、水保護にも取り組んでいます。

【水資源保護の取り組み】

・製品に使った量と同じ量の水を自然に還元することを目標にしています。

・水が欠かせない飲料メーカーとして、水源にあたる森林を大切に育てて、水をはぐくむ環境を作っています。

・大量に使う容器を洗うための水は、不純物を取り除き、真水に戻して再利用しています。

・それぞれの工場では、工夫を取り入れて、毎年水の使用量を減らし続けています。

・国の数値をしのぐ厳しさで排水を徹底管理しています。

多摩工場の排水は、戻す川よりも水質がキレイだといいます。自然によろこばれる排水に!これもこだわりのひとつです。

 

世界の水不足が進みつつある中で、水の環境負荷を示す「ウォーターフットプリント」に対する関心も高まっています。ISO(国際規格化)が決定し、成立に向けた議論が行われているようです。企業や個人が、水問題に対して何ができるのかは、課題を知り、関心を持つことから始まるのです。

 

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知っておくと便利な水道水豆知識

これからお伝えする水道水に関する情報を知ることでより快適な生活を送ることができます。

市販のミネラルウォーターの硬度は?

 スーパーやコンビニなどでよくみかけるミネラルウォーターは軟水、硬水どのように分類されるのでしょうか?一般的に知られているミネラルウォーターで例を挙げると、
軟水・・・クリスタルカイザー(硬度34mg)
     いろはす(硬度43mg)
     ボルヴィック(硬度60mg)
硬水・・・エビアン(硬度304mg)
     コントレックス(硬度1648mg)

飲み比べてみると、軟水は口当たりがやわらかくさっぱりした感じ、硬水はのどごしが硬くしっかりとした飲みごたえがあります。

料理を美味しくする水

お茶と水の繊細な関係

海外に日本茶のティーバッグを持っていって、現地の水を沸かして淹れた経験はありませんか?その時、味も香りも出なかったのでは・・・。

日本茶は、ミネラルの少ない軟水でこそ、その味と香りを引き出せるものです。特に、無添加の茶葉ほど、ちょっとした水の性質や硬度の加減で大きく変わってしまうのです。

また、日本茶だけでなく紅茶、コーヒ一などについても同様で、圧倒的に軟水のほうが適しています。

用途に応じてミネラルウォーターも厳選するのが、素材を活かすコツです。

料理は軟水、ミネラル源は硬水

料理にはどんな水を使えばいいのでしょうか?

軟水・・・日本料理のカツオやコンブのだし

だしのうま味の元であるアミノ酸は、硬水に含まれるカルシウムと結含しやすいため、うま味を引き出すことができないからです。また、米を炊く、野菜をゆでる、肉を煮るという時や豆腐、酒、和菓子作りにも軟水が適しています。

※ほとんどの料理には、硬度100以下、できれば50前後の軟水を使うのが理想的です。

硬水・・・カルシウムなどが豊富なので、ミネラル源として飲むのに適しています

特に、妊娠中の女性や発育期の子供、お年寄りのカルシウム補給には、牛乳よりも吸収率が良いといわれます。ただし、日本人は硬水を飲み慣れていないので、あまり硬度が高すぎると体調を崩すことがあります。

※常用するには、硬度300までのものにした方が無難です。

非常用の正しい水道水の保存方法

ポリタンクなどに入れる時には、口いっぱいにいれて水が少しこぼれるくらいが良いそうです。

理由は、口のまわりに塩素が届いて消毒になるからです。保存状態や気候によって変わりますが、災害対策としての『備蓄』を行う場合、保持できる期間は3日程度です。

ただし、清潔な容器で直接水道水を汲んで密封し、冷暗所で管理している状態のことです。

残留塩素がない状態で長時間空気に触れていると、空気中の雑菌を取り込み、繁殖してしまうことがあります。

沸騰したものは残留塩素がほとんどなく、雑菌が繁殖しやすい状態なので保存に適しませんので、なるべく早めに飲みきるようにしてください。

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カラコンは、水道水で洗浄できない

水道水での洗浄は、絶対NG!

水道水で洗浄できない理由

①アカントアメーバに感染する

水道水には、アカントアメーバがいます。水道水は塩素で消毒されていますが、アカントアメーバは完全に消毒しきれず、残っていることがあります。

水道水でカラコンを洗浄し、そのまま目に装着するのは、目にアカントアメーバを入れているようなものなのです。

角膜にアカントアメーバが感染すると増殖し、アカントアメーバ角膜炎を発症してしまいます。

アカントアメーバ角膜炎にかかると、強い痛みや充血などの症状に襲われます。

進行すると視力障害が現れ、ひどい場合には角膜に穴があいて、失明してしまうこともあるので、絶対に水道水で洗浄するのはやめましょう。

②レンズが変形する

2つ目の理由は、レンズが変形するからです。カラコンに限らず、ソフトコンタクトレンズの塩分濃度は0.9%。これは生理食塩水と等しく、涙の塩分濃度とほぼ同じになっているのです。

カラコンを水道水で洗浄すると、浸透圧の違いによって、カラコンが水道水を吸収してしまい、レンズが水を吸って、ブヨブヨの水ぶくれ状態に変形してしまいます。しかも、水分だけでなく塩素も吸収してしまう恐れがあります。

薬は水道水で飲む方がいい

薬を飲む時は、ミネラルウォーターではなく水道水の方が良いといわれています。

なぜなら、ミネラルウォーターで薬を飲むと、薬の効果を低下させてしまう可能性があるからです。薬を飲む時は、ミネラルウォーターは避けるようにしてください。

薬を飲むための水には、「流し込む」、「溶かす」という大切な働きがあります。

水道水には、微量の残留塩素が含まれていますが、口に入れると唾液と反応してなくなってしまいますので、薬の効果に影響をおよぼすことはありません。

薬を飲むときに気をつけなければならないことは、カルシウム分が多いものと同時に飲むと、薬の効果が低下してしまう薬があることです。

カルシウムなどの成分が多い牛乳や硬水などで、薬を飲むと良くないこともあるようです。

 

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公園の水道水は汚いの?

公園の水は家庭の水道水と同じ所から導水されています。基本的に水道から出てくる水は、3種類あるといわれています。

上水道・・・家庭で利用されているような人が飲める水
下水道・・・汚れた水なので飲用には適さない
中水道・・・雨水や使用済みの水を再利用するもの

公園の水には上水道が利用されており、万が一飲んで問題がおきた場合には管理者に責任が問われてしまうので細心の注意が払われています。

水道水のまとめ

日本は、世界でも数少ない水道水が飲める国ですが、日本国内でみたときにはまだまだ危険性を含んでいます。

水道水を安心して飲めるよう工夫された商品も多く発売されています。

ミネラルウォーターやウォーターサーバーなども含めて、生活に欠かすことのできない水との上手な付き合い方を、今回の記事を読んでいただいたことで参考にしていただければ、とても嬉しく思います。

 

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