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薬は牛乳で飲んでも良い?ダメ?薬と牛乳の飲み合わせについて

牛乳   244 Views

薬を服用する時、どんな飲み物で飲みますか?

一般的には、水かぬるま湯で飲むように言われると思います。

基本的には、水やぬるま湯100~150mlで飲むのがベストですが、牛乳で飲むと吸収が良くなる薬もあります。

その一方で、牛乳で飲んではいけない薬もあります。

牛乳で飲んでも良い薬

・消炎鎮痛剤

牛乳で飲んではいけない薬

・抗菌剤

・消化性潰瘍治療薬

・骨粗しょう症治療薬

・鉄剤

・抗真菌薬

・精神神経薬

・便秘薬

このように薬と牛乳は、正反対の飲み合わせになることがあるため、注意が必要です。

また、牛乳以外でも薬との飲み合わせが悪い食品として、グレープフルーツやアルコールなどもあります。

ここでは、薬と牛乳の飲み合わせについて、薬を飲む時の注意点なども含めて解説していきます。

薬の正しい飲み方

薬の効果を十分発揮させるためには、正しい飲み方をする必要があります。

薬は100~150mlの水かぬるま湯で飲む

薬は、胃で溶かされた後、小腸で吸収され血液循環で全身を巡りながら薬効を発揮します。

そのことから、薬の成分を十分吸収するためには、薬はよく溶かされることが前提になります。

また、薬を飲む時に水分が足りないと、十分に溶けないことで薬の成分の吸収量が下がり効果が弱くなったり、食道に薬が貼りついて、食道潰瘍を起こすこともあります。

そのため、薬を服用の際は、水かぬるま湯コップ1杯(100~150ml)で飲むことが原則になります。

空腹の時は牛乳を飲んでから薬を飲む

また、食後に飲むように指示された薬は、胃を傷めやすいため、胃の中に食べ物が残っている時に飲まなければなりません。

たいていは、1日3回食後に飲む薬が多いでしょう。

これは胃を守るためもありますが、食事を目安に一定間隔で薬を飲むことで、薬の成分の血中濃度を安定させ、薬効をきちんと発揮させるためでもあります。

しかし「食事ができなかったため薬を飲まなかった」となると、血中濃度が安定せず、薬効が十分に得られません。

やむを得ず空腹で薬を服用するときは、牛乳をコップ1杯飲んでから服用しましょう。

食事が摂れなくても、牛乳により胃粘膜を守れるため安心です。

薬は牛乳で飲んでも大丈夫?

薬は水やぬるま湯で飲むのが原則ですが、牛乳で飲んでも良い、または牛乳で飲んだ方がよい薬というのもあります。

反対に、牛乳で飲んではいけない薬もあるため、十分注意しましょう。

牛乳で飲んでも良い薬

牛乳で飲んで良い薬は、主に非ステロイド性消炎鎮痛剤です。

非ステロイド性消炎鎮痛剤(商品名:ロキソニンなど)

鎮痛剤として使われる薬には、非ステロイド系消炎鎮痛薬、ステロイド薬、そして麻薬などがあります。

非ステロイド性消炎鎮痛剤は、体に炎症がある時に増える「プロスタグランジン」という物質の生成を抑え、炎症や痛みを鎮める薬です。

一般的な頭痛、打撲痛、関節痛などによく使われます。

市販薬には、ロキソニン、バファリン、ボルタレン、カロナールなどがあります。

これらの薬は、炎症物質のプロスタグランジンの増加を抑えて鎮痛剤の効果を発揮します。

一方、このプロスタグランジンは、胃では粘膜を守る働きをしています。

そのため、非ステロイド性消炎鎮痛剤を服用すると、プロスタグランジンが減り、痛みや炎症は治まりますが、副作用として胃腸障害を起こしてしまいます。

非ステロイド性消炎鎮痛剤は、副作用である胃腸障害を避けるために、必ず食後に服用するように言われているのです。

しかし、急な痛みで頓服で服用したい、忙しくて食事が摂れない、食欲がない時などもあると思います。

その際は、牛乳を飲んでから薬を服用すると、牛乳が胃粘膜を保護してくれます。

インドメタシンファルネシル(商品名:インフリー)

インフリーも非ステロイド性消炎鎮痛剤ですが、この薬はインドメタシンという成分のプロドラックになります。

プロドラックとは、吸収される時は薬効が出ず、肝臓で代謝されてから初めて薬効を発揮する薬のことです。

インフリーのもとになる薬は、非ステロイド性消炎鎮痛剤のインドメタシンで、本来は副作用として胃腸障害がありますが、プロドラックのため胃への刺激を抑えることができます。

インフリーは、脂溶性の高い薬で、肝臓で代謝され体内に吸収されるには、脂肪の吸収を助ける胆汁酸が必要です。

インフリーと牛乳を一緒に飲むと、乳脂肪により胆汁酸の分泌が促され、成分の吸収量がアップし、薬効も良くなるというメリットがあります。

牛乳で飲んではいけない薬

牛乳で飲んで良い薬がある一方で、牛乳と飲むと薬効を下げたり、副作用を起こす薬もあります。

抗菌剤:吸収を阻害し薬効を低下させる

抗菌剤は、細菌に効果を発揮する薬ですが、次の抗菌薬は、薬の成分と牛乳のカルシウムが結合することで、成分の吸収量を減少させ薬効が低下するため、注意が必要です。

抗菌剤は食後の服用が多いため、食後2時間くらいは牛乳を飲まないようにしましょう。

●ニューキノロン系の合成抗菌剤

人工的に合成された抗菌薬です。

ジェニナック、シプロキサン、クラビットなどがよく使われます。

●テトラサイクリン系の抗菌剤

ピロリ菌の除菌治療で使われることもある抗菌剤です。

ビブラマイシン、ミノマイシンなどがあります。

●セフェム系の抗菌剤

多くの薬で小児用の細粒剤があり、妊娠中でも比較的安全といわれている抗菌剤です。

ケフラール、セフゾン、フロモックス、メイアクトなどがあります。

鉄剤:吸収を阻害し薬効を下げる

鉄欠乏性貧血を治療する次のような鉄剤も、牛乳により吸収率が下がる薬で、効果を低下させます。

●フェロミア

●インクレミン

これらの薬は、牛乳を飲んだ量に比例して、成分吸収が抑制されます。

牛乳を飲んだら、1時間以上空けた後、服用するようにしてください。

消化性潰瘍薬・健胃消化剤:カルシウム血症を引き起こす

胃酸を中和することで消化性潰瘍を改善する薬と、牛乳を一緒に飲むのも注意が必要です。

胃酸は強い酸性のため、中和するには次のようなアルカリ性の薬を投与します。

●制酸剤の酸化マグネシウム

●制酸剤の炭酸カルシウム

●キャベジンUコーワなど

アルカリ性の制酸剤と、カルシウムの多い牛乳を一緒に服用すると、小腸でのカルシウム吸収率が必要以上に高くなり、血液中のカルシウムが上昇し、高カルシウム血症を起こす可能性があります。

高カルシウム血症になると、頭痛、めまい、嘔気嘔吐、食欲低下、だるさ、疲労感などの症状が起こります。

牛乳と、アルカリ性制酸剤により引き起こされる高カルシウム血症は「ミルク・アルカリ症候群」ともいわれています。

ただし、ミルク・アルカリ症候群は、牛乳を大量摂取した時に起きるもので、普通に飲む分には問題ありません

牛乳を1回500ml以上、または1日1,000ml以上飲むと、ミルク・アルカリ症候群を引き起こすリスクになるため、注意してください。

骨粗しょう症治療薬①活性型ビタミンD3製剤:高カルシウム血症を引き起こす

骨粗しょう症は、加齢により腸管からのカルシウム吸収力の低下や、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDの働きの低下などで引き起こされます。

そのため治療薬としては、次のような小腸からのカルシウムの吸収を促す、活性型ビタミンD3製剤が多く使われています。

●アルファカルシドール

●カルシトリオール

これらの薬と牛乳を一緒に飲むと、小腸からのカルシウム吸収が高まり過ぎることがあり、高カルシウム血症を起こす可能性があります。

骨粗しょう症治療薬②ビスホスホネート製剤:吸収を阻害し薬効が下がる

骨粗しょう症治療薬のビスホスホネート製剤は、骨の破壊を抑えて骨密度を増やす薬です。

ビスホスホネート製剤には、次のような薬があります。

●ダイドロネル

●ボナロン

●フォサマック

しかし、これらの薬は、牛乳のカルシウムと結合しやすく、一緒に飲むと吸収が阻害され、効果が弱くなってしまいます。

牛乳を飲んだ場合は、2時間以上空けて服用するようにしてください。

抗真菌薬:吸収を促進し作用が増強する

白癬菌、カンジダ菌などの真菌に作用する抗真菌薬ですが、その中でも「グリセオフルビン」という薬は、脂肪に溶けやすい性質があります。

牛乳と一緒に飲むと、乳脂肪の影響で胆汁分泌が促され、薬の成分の吸収が増加します。

そのため、血中濃度が上昇し作用を増強したり、頭痛、嘔気嘔吐、下痢などの副作用が現れやすくなります。

睡眠薬:吸収を促進し作用が増強する

睡眠障害改善剤として使われる「クアゼパム(商品名:ドラール)」は、脂溶性の高い薬です。

牛乳と一緒に飲むと乳脂肪の影響で、成分の吸収が2~3倍に増えてしまいます。

そのため、鎮静作用が強く出たり、副作用として呼吸が苦しくなるなどの症状が現れるリスクがあります。

睡眠薬は、食後2時間以上空けて服用するのが原則ですが、牛乳も同じく、飲んだ後は2時間以上空けてから薬を服用してください。

便秘薬:胃で溶けてしまい薬効が下がる

便秘薬にもいろいろな成分があり、作用も異なりますが、ビサコジルを主成分とする便秘薬は、牛乳の影響を受けやすくなります。

ビサコジルは、大腸を刺激し、ぜん動運動を高める作用のある成分で、次のような薬がビサコジルを主成分としています。

●コーラック

●スルーラック

ビサコジル主成分の便秘薬は、腸溶剤といい、大腸で溶けるようにコーティングしてあります。

胃は酸性で大腸はアルカリ性のため、アルカリ性で溶けるようになっているのです。

しかし、ビサコジル製剤を牛乳で飲むと、胃が中性になり、大腸に届く前に胃で溶けてしまいます。

胃で溶けてしまうと、下剤としての作用が低下するだけでなく、胃粘膜を刺激し、胃痛、嘔気嘔吐など副作用まで引き起こします。

牛乳を飲んだ場合は、1時間以上空けてから、便秘薬を飲むようにしましょう。

子どもに薬を飲ませる時

子どもは風邪を引いたり、腸炎にかかりやすいため、解熱鎮痛剤や抗菌薬を飲ませる機会が多いと思います。

子どもの場合、そのままでは薬が飲めないため、何かに混ぜて飲ませることが多いと思いますが、混ぜるものによっては苦味が出たり、薬効が下がってしまうものもあります。

しかし、薬をまったく飲まないよりは、少し薬効が下がっても飲ませた方が治療につながります。

子どもの好みに合わせて、飲みやすくなるよう工夫してあげましょう。

牛乳と飲んで良い薬

薬を牛乳や乳製品に混ぜると、苦味が和らぐため、子どもでも飲みやすくなります。

ほとんどの薬は牛乳と混ぜて大丈夫ですが、一部の抗菌薬(ニューキノロン系、テトラサイクリン系、セフェム系)は、牛乳と飲むと薬効が下がります。

これらの抗菌剤は、できればジャムやゼリーなど、他のものに混ぜましょう。

子ども用イオン飲料やジュースは?

ほとんどの薬は、子ども用イオン飲料やジュースに混ぜて大丈夫ですが、抗菌薬に混ぜると苦くなることがあるため、混ぜない方が良いでしょう。

薬との飲み合わせが悪い食品

牛乳以外にも、薬との飲み合わせに気をつけなければならない食品があります。

薬との飲み合わせが悪い食品を摂ると、せっかく薬を飲んでも薬効が下がったり、逆に効きすぎて副作用が強く出てしまうこともあります。

グレープフルーツジュース

「グレープフルーツジュースは薬と飲んではいけない」というのは、最近周知されてきました。

これは、グレープフルーツの成分「フラノクマリン」が、薬の代謝を遅らせるため、薬効が強く出過ぎたり、副作用が強くなるためです。

グレープフルーツジュースと飲み合わせの悪い薬は、降圧剤、抗血栓薬、抗けいれん薬、睡眠薬などがあります。

グレープフルーツ以外にも、はっさく、夏みかん、ザボンなどの柑橘類にもフラノクマリンは含まれているため、注意が必要です。

同じ柑橘類でも、温州みかん、オレンジ、ネーブル、伊予柑、レモンなどには含まれていないため、影響はありません。

コーヒー

コーヒーには、カフェインが含まれています。

市販の風邪薬、鼻炎薬、頭痛薬などにはカフェインが含まれているものが多く、一緒に飲んでしまうと過剰摂取のリスクがあります。

お茶

お茶も、最近まで薬との飲み合わせが悪いとされていましたが、自宅で飲むような濃さのお茶ならば問題ないとされています。

アルコール

薬を飲む時にアルコールを摂取するのも、避けなければなりません。

特に睡眠薬や精神安定剤は、アルコールによって薬の作用が増強されてしまい、大変危険です。

ほかの薬も、アルコールの作用により薬効が低下したり、逆に薬効が強くなり過ぎ、副作用のリスクが高まるため、アルコールを飲んだ後は、薬の服用は避けてください。

まとめ

牛乳は、胃の粘膜を薬の刺激から保護したり、薬を飲みやすくするため、薬によって上手に使うと効果的な食品です。

しかし、一部の抗菌剤や便秘薬は、牛乳で飲むと薬効を下げてしまい、また、消化性潰瘍治療薬や骨粗しょう症治療薬は、高カルシウム血症を起こす危険があります。

このように、牛乳で飲んで良い薬と、牛乳で飲んではいけない薬があるため、良く情報収集してから牛乳を活用するようにしましょう。

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