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コーヒーのお肌への影響について

コーヒー   680 Views

21世紀に入って、コーヒーの健康や美容に対する効果が盛んに言われるようになってきました。

同時に、コーヒーの過剰摂取による弊害についてもネットをにぎわせています。

コーヒーはお肌にどのような影響を与えているのでしょうか。

女性にとって特にお肌は美容の原点であり、興味を持たれるのも当然でしょう。

コーヒーにはポリフェノール(クロロゲン酸)と言う美容効果が期待されている成分も入っていますが、実際にどのように影響を与えるのか、また、コーヒーによるお肌への悪影響はないのか調べてみることにしました。

Contents

コーヒーとお肌の関係

コーヒーは古くからその薬としての効果が知られていましたが、そのコーヒーの歴史においてどのようなお肌との関係が見られたのか、また、現在ではどのような関わりがみられるのかをまず見てみたいと思います。

コーヒーの歴史におけるお肌とのかかわり

コーヒーは10世紀頃からイスラーム世界を中心に広まり、焙煎されたコーヒーは13世紀頃が起源と言われています。

そして17世紀くらいからはヨーロッパにも伝播しています。

コーヒーの歴史に関しては『コーヒーは体にいいのか』 に詳しく記載されていますので、参考になさってください。

コーヒーの健康面に対する効能はヨーロッパ社会において知られていたものの、コーヒーを飲む人たちは男性が中心であり、美容効果やお肌への効果というものは最近まであまり知られていませんでした。

ただ、UCCのホームページには、西暦10世紀頃、アラビア人の医師の記録として、コーヒーの薬としての効能の記録があり、消化器系への効果、利尿効果が書かれてあり、別の記録には、「身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生む」との記載もあったとしています。

このようなイスラーム世界での薬としての効果の知識が、ヨーロッパにもたらされたものと思われます。

特に「皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生む」というのは、まさに美容効果ではありませんか。

しかし、最近までは、そのような効果は医師が知っているだけで、一般には知られておらず、そのためにコーヒーの美容効果、お肌への効果と言うものを注目する人はほとんどいなかったのです。

ただ、美容効果が大きいポリフェノールについては、一部で20世紀中ごろから抗酸化作用などが知られており、化粧品などに使われていたようですが、それ程注目を浴びてはいませんでした。

そしてコーヒーにポリフェノールが含まれ、その含有量も赤ワインより多いということは当時はまだ知られていなかったようです。

ポリフェノールの健康面への効果について正式に科学者の報告が現れたのは、1992年です。

フランス人学者が、フランス人が肉、チーズ、バターなどの脂肪分が多い食べ物を好むにもかかわらず、心筋梗塞、脳梗塞など血管系の病気で亡くなる人が少ないのは赤ワインを飲むからで、その赤ワインにはポリフェノールという成分が含まれ、その抗酸化作用によって病気にかかりにくくなっていると発表したのです。

これ以降、ポルフェノールに関する研究は進み出し、21世紀に入ってその効果や含まれる食品についての報告が行なわれるようになったのです。

現代におけるコーヒーとお肌のかかわり

当初、ポリフェノールは赤ワインに豊富に含まれていると認識され、赤ワインの研究も進みました。

そして、ポリフェノール自体の研究も大きく進んだのです。

ポリフェノールの種類はたくさんあり(5000種類とも言われます。)、赤ワインだけでなく、広く食品には含まれていることが確認されました。

また、ポリフェノールの効能の抗酸化作用が血管系の疾患に対する効果だけでなく、老化現象の原因となる活性酸素の除去や美容効果、アトピー性皮膚炎などにも効果が期待できることがわかってきます。

そして、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、コーヒー豆に多く含まれていることも確認されるに至ったのです。

ポリフェノールの美容効果がわかると、コーヒーの美容に対する期待も高まり、現在ではネット上でもその情報が駆け巡るようになっています。

ただ、同時にコーヒーの過剰摂取による弊害も知られるようになっていきました。

ネットでの評判

インターネットを閲覧してみると、コーヒーの美容効果、お肌への効果というものが多数見られます。

ほとんどがポリフェノールの効能に関するものですが、逆にコーヒーの過剰摂取による胃痛、カフェイン中毒や不眠症のほか、ポリフェノール自体の過剰摂取による胃の荒れなども報告されています。

その中で、不正確に過剰摂取ということを言わずに、コーヒーが胃に悪い、お肌に悪いと書く人も増えています。

コーヒーはお肌に悪いのか?

その中には、コーヒーはお肌を荒らすので注意というような記述もあります。

ほんとうにお肌に悪いのでしょうか。

本来、コーヒーに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があり、肌荒れやシミ、しわ、たるみなどに対して美容効果は大きいはずなのですが、それが逆にお肌に悪いというのはどういうことなのでしょう。

ネットの記事を読んでみると、ポリフェノールは関係なく、コーヒーに含まれるカフェインによるものであることが判ります。

すなわち、コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用が強く、寝不足や不眠症に陥り、不眠症や寝不足はお肌の大敵で、肌荒れやニキビを悪化させ、さらには乾燥肌を招くとしているのです。

ただ、不眠症になるほどのコーヒーの過剰摂取がどれくらいなのかは具体的に記載されているわけではなく、可能性としてあるとしているだけです。

お肌の構造とトラブル

では、女性のお肌の構造とはどのようなものなのかを見た後、そのお肌の構造がトラブルによってどう変化するのか、そしてそのトラブルにコーヒーがどう結びつくのかを見てみることにしましょう。

お肌の構造

よくテレビショッピングなどを見ていますと、女性のお肌によく効くというサプリメントと一緒にお肌そのものについても説明をやっていますね。

女性のお肌はデリケートで、その仕組み、構造をよく知ることで、トラブルになる原因もわかるのではないでしょうか。

あるお医者さんのホームページからその構造を見てみます。

女性のお肌は次のような構造をしているようです。

 表皮    角質層        (0.02~0.03mm)

 (0.3mm)  顆粒層

       有棘層

       基底層

真皮    メラノサイト

      基質

      コラーゲン

      エラスチン

      繊維芽細胞

皮下組織

上の方がお肌の表面に近い形です。

表皮はそれぞれが積み重なっている形ですが、真皮は、積み重なっておらず、複雑に構成物が絡み合っているようです。

たくさんの構造物からなっているように見えますが、実際の厚さは0.4~1.5mmと極めて薄いものです。

その薄い中にたくさんの構造物が存在しているため、少しでも擦れるとすぐに傷つく、非常にデリケートにできているわけです。

では、それぞれの役割はどうなっているのでしょう。少し見てみましょう。

表皮

表皮は0.3mm程度の厚さしかなく、各構成物は一定の期間が過ぎると剥がれ落ちていくそうです。

日に焼けたとき、皮がめくれるのはこの表皮と言われる部分だったのですね。

普通は約1ヶ月で次の表皮ができて、古い表皮は剥がれ落ちます。

よく、ハウスダストのほとんどは人間の皮膚から発生していると言いますが、その原因は表皮の再生、離脱の新陳代謝によるものだったのです。

これをターンオーバーというそうです。

一番外側、表面側の角質層は角質細胞と言われるものがブロック構造をしており、その細胞と細胞の間にはセラミドと呼ばれる物質からできた脂質があり、細胞同士を離れないようにしています。

このセラミドがあることにより、お肌は水分が保たれ、外からの刺激を防いでくれるのです。逆に乾燥肌というのは、このセラミドが不足がちになり、水分を蓄えることができなくなっている状態のようです。

セラミドがお肌を守る重要な役割をしていることになります。

また、真皮の中には、毛穴の途中にある皮脂(ひし)線と呼ばれる組織があり、そこから出される皮脂と汗が混ざり合って表皮の上に皮脂膜を形成して、セラミドとともに表皮以下の水分を確保し、お肌を守っているようです。

皮脂膜はクリームの役目をしているわけですね。

健康な皮脂膜というのは、アルカリ性と酸性の度合い(ph)が4.5~6と弱酸性になっています。

細菌やカビなどは酸に弱いため、この面でもお肌を守っていると言えるでしょう。

真皮

次に真皮の役割を見てみましょう。

真皮は、表皮を下から支える役目です。

これらは層になっているのではなく、コラーゲンの繊維とそれらをしっかりとつなぎとめておく弾力性が持ち味のエラスチンで全体構造を維持し、皮膚の弾力性を維持します。

そして、それらの隙間をヒアルロン酸が満たしてこれもまた皮膚の水分を確保する役目を果たしています。

コラーゲンやヒアルロン酸はテレビショッピングなどでもよく宣伝していますね。

そしてこれらの組織の中に繊維芽細胞と言われる細胞が多く含まれています。

この繊維芽細胞は、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作るとともに、古くなったそれらの成分を分解処理して、お肌の健康を守っています。

分解処理された成分は血管に溶け込んで最終的には汗や尿として老廃物と一緒に体外に出されます。

繊維芽細胞のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作る能力が落ちると表皮を支えられなくなり、皮膚のしわ、たるみなどを引き起こすようです。

繊維芽細胞のこの能力低下は老化や紫外線などによって生じます。

紫外線はご存知のように、フロンガスなどによるオゾン層の破壊によって、これまでよりも地上に強く降り注ぐようになっています。

お肌にとっては大敵なわけです。

美肌とは

では、美肌とはどういう状態をいうのでしょうか。

今見てきましたお肌の構造の中の各物質が、それぞれの働きを活発に発揮して皮膚を守っている状態と言えるのではないでしょうか。

化粧品会社のホームページなどで美肌の条件を見てみますと、

  • みずみずしい潤い
  • 血色がよく、透明感がある
  • はりと弾力がある

という状態のようです。

先程のお肌の構造面から見てみましょう。

「みずみずしい潤い」

→ 表皮のセラミド、皮脂幕と真皮のヒアルロン酸、皮脂膜が充分に確保されることによって、みずみずしさは確保されます。

「血色がよく、透明感がある」

  →皮脂膜と表皮が生き生きとしている状態です。皮脂膜は弱酸性です。

「はりと弾力性がある」

  → コラーゲンとエラスチンが弾力性を確保します。ただし、繊維芽細胞が弱るとこれらの生産力が低下して、弾力性を維持できなくなります。

セラミドは表皮の成分の接着剤の役目や水分を保つ役割があり、これが不足するとみずみずしさも透明感も失われてしまいます。

お肌のトラブルとコーヒー

美肌の条件が壊れた状態がお肌のトラブルであり、それらにどのようなものがあるのか、また、それらに対してコーヒーが本当に影響しているのかどうかを見ていきます。

ニキビへのコーヒーの影響

ニキビというのは、主に若者の顔全体に生じる皮膚病で、正式名称は尋常性ざ瘡と言います。

それ以外の場合は、吹き出物と言われます。

原因は、皮脂線の中にアクネ菌と呼ばれる菌が増殖して、毛穴が炎症を起こすという説が有力ですが、まだ研究途中のようです。

コーヒーとの関係では、カフェインの利尿作用が影響してニキビを起こしていると、ニキビ用の薬を販売している某有名メーカーは宣伝しています。

それが一人歩きして、コーヒーはニキビに悪いという印象を持つ方がいるようです。

カフェインの利尿作用がなぜニキビに悪いのかについては、利尿作用によって皮脂の代謝や表皮のターンオーバーに影響のあるビタミンBを体に吸収される前に尿として排出されるためだとしています。

また、カフェインだけでなく、コーヒーに入れる砂糖やミルクなども皮脂が正常に働かないため、皮脂の過剰分泌につながり、お肌にはよくないとしている情報もあります。

丁寧な情報では過剰摂取した場合にそのようなことがおこると書いています。

カフェインは確かに過剰摂取すれば、体に悪影響を及ぼしますが、2015年に「米国食事ガイドライン」作成諮問委員会は、体重50kgの人が一日に5杯弱程度までコーヒーを飲んでも健康には影響しないと報告を出しています。

体重70kgの人であれば、6~7杯は大丈夫で、寧ろ、それ以内であれば、カフェインの健康に対する好影響が期待できることが明らかになっています。

カフェインの利尿作用も過剰摂取しなければ、ビタミンBを吸収前に尿として排出してしまうことはありません。

但し、砂糖やミルクを大量に入れて飲むことによっては、カフェインの許容限度を下げてしまう可能性は出てきます。

飲み過ぎはお酒に限らず、要注意です。

従って、ニキビにおいてコーヒーは、適正量を飲んでいる限りは、影響しないと考えていいでしょう。

お肌のくすみにコーヒーは関係しているのか

お肌のくすみは血行が悪くなり、透明感を失った状態のお肌です。

ネットなどにはカフェインが血管を収縮させる作用があるため、血行が悪くなって透明感を失うと書かれています。

しかし、カフェインは、覚醒作用や利尿作用があり、体脂肪などの燃焼を促進する働きがあり、血管を収縮させるという副作用についての正式報告はほとんどありません。

寧ろ、体脂肪を燃焼させる効果があり、さらに利尿作用があるということは、血中の老廃物を体外に出してしまうため、血管を収縮させるよりも流れをよくするはずです。

確かに、カフェインを過剰摂取しますと、不眠症などにつながったり、胃もたれが生じたりして、お肌には害を及ぼす可能性はありますが、普通に飲んでいる限りは、お肌のくすみと言うものに対して影響は考えにくいところです。

皮脂膜が弱酸性であることから、アルカリ性食品であるコーヒーに対して誤解されてしまっているのかもしれませんね。

ただ、皮脂膜も表皮も水分を維持する役割があり、その意味で水分を充分に補給することは、くすみを抑えるポイントにはなると思います。

その意味で、コーヒーのかなりの部分は水分(96%)ですので、寧ろ適切に飲めば、くすみを抑える機能もあるはずです。

乾燥肌と肌荒れはコーヒーと関係があるのか

乾燥肌や肌荒れは、お肌の水分の保存がうまくいっていないために起こります。

すなわち、水分を蓄える役目は、セラミドと皮脂膜です。

皮脂膜がうまく作られないと保水力が低下して乾燥肌や肌荒れにつながります。

皮脂膜は、汗と皮脂から作られますが、それには血行が重要なポイントになります。

コーヒーはポリフェノールの抗酸化作用による血管系障害への効果や、利尿作用による血中の老廃物の体外への排出効果などがあり、血行にはプラスに働きます。

また、セラミドが不足すると保水力が弱くなり、乾燥肌になります。

元々セラミドは皮膚細胞内にあり、その細胞が死んで核がなくなった時に表皮内で放出されます。

セラミドが不足する原因とすれば、老化によりターンオーバー周期が長くなり、セラミドが放出される周期が長くなってしまうことと、睡眠不足やストレスが溜まってくるとことにより老化と同様の現象が起こるためと言われています。

紫外線も疑われています。

睡眠不足が一つの要素になりそうで、カフェイン原因説の一つになっているのではないでしょうか。

ただ、カフェインによる睡眠不足は、飲む時間帯や飲む量、すなわち過剰摂取にならなければ、大きな影響になるとは考え難く、ここでもコーヒーのカフェインの機能についての逆の意味での過大評価があります。

年齢肌とシミへのコーヒーの影響

シミや年齢肌は、やはり年齢を重ねることにより、皮膚の中にメラニン色素が蓄積され、周辺の蓄積されていないお肌よりも色が濃く見える部分のことです。

年齢による老化現象以外に、ニキビが治った後などの炎症や、紫外線によるダメージの蓄積でも引き起こされます。

紫外線を浴びますと、その紫外線からお肌を守るためにメラニン色素が過剰に作られ、日焼けの状態になります。

普通はターンオーバーで表皮がはがれていく中でそれらのメラニン色素も一緒にはがれていくのです。

しかし、環境の悪化によりオゾン層が破壊されているため、紫外線のダメージは毎年大きくなっており、メラニン色素が過剰に作られる状態が長期間続くため、ターンオーバーが間に合わず、皮膚の中にメラニン色素が残ったままになってしまう状態がシミを多くするとともに実年齢以上に年齢を感じさせるお肌につながっています。

その中で、カフェインが集まったメラニン色素を拡散させてシミ・色素沈着を悪化させると言われているようです。

カフェインの長期間の摂取がターンオーバーの低下をさせるともネットではささやかれています。

しかし、これも実際に実験で確認されたものではなく、メラニン色素を拡散させるという事象が確認されたこともなく、ターンオーバーを低下させる実験結果もないようです。

寧ろ、カフェインは体脂肪の燃焼促進や、利尿作用による老廃物の排出の促進に効果を発揮するため、適度に飲めば、皮膚に残ったメラニン色素を血管、リンパ球に吸収して体外排出してくれる役目を果たしますし、代謝機能も高まりますから、ターンオーバーも促進されるはずです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」で、何でも過剰摂取すれば、弊害は現れます。

ただ、それは、カフェインに限ったことではありません。

毎日コーヒーを5杯以内くらい飲んでいる限りは、お肌に悪いのではなく、寧ろ、ポリフェノールの持つ美肌効果を高めてくれるはずです。

寝不足とお肌の関係

これも、カフェインの過剰摂取による不眠症や寝不足と、それによる弊害が原因でお肌に対するダメージを想定されているようです。

確かに、カフェインの過剰摂取による不眠症や寝不足は精神的な不安定さも手伝って、お肌に対して悪い影響を与える可能性は否定できません。

しかし、それは寝る前に何杯も濃いコーヒーを飲んだり、毎日10杯のコーヒーを欠かさず飲む習慣があれば生じてくる現象であり、一日5杯以内のコーヒーであれば、異常な現象を起こすこともないはずです。

元々、胃腸の弱い方や甘いものが好きで、大量の砂糖とミルクを入れたコーヒーをケーキなどと一緒に食べられる方の場合、お肌の異常を生じさせるかもしれません。

ただ、その場合は、もっと体の根本的なところ、糖尿病であったり、肥満に陥ったりしているはずです。

そのような場合には、コーヒーそのものよりも、生活習慣全体を見直す必要があるように思われます。

それによって、お肌の改善はもちろん、体そのものの障害が改善されることと思います。

コーヒーによるその他のお肌のトラブルのまとめ

コーヒーの異常な飲み方によるお肌への悪影響についての情報が世の中にはあります。

しかし、そのような悪影響が出るのはあくまで過剰なコーヒーの飲み過ぎやコーヒーへの砂糖、ミルクの入れ過ぎに起因する場合に限られます。

寧ろ、適当なコーヒーの愛飲は、ポリフェノールの美肌効果を引き出し、促進させてくれるものです。

過剰にカフェインなどの弊害に惑わされるのではなく、寧ろ、カフェインにも体脂肪の燃焼であったり、集中力、運動能力のアップなどいい側面があります。

それらは、コーヒーの過剰摂取さえしなければ、体にいいものであり、コーヒーの心理面への好影響も含めて、お肌に必ずプラスに働きます。

健康的なお肌とは

お肌の構造とトラブルの最後に、健康的なお肌ということを考えてみたいと思います。

よく、美白と言う言葉があり、お肌が日焼けせず、色白がいいと言われます。

しかし、本当にそうでしょうか。

自然の中で健康的に日焼けした女性の麦わら色のお肌は輝いて見えます。

本当の美肌と言えるのではないでしょうか。

紫外線の強くなった現代では、日焼けはシミになるからと女性の敵のような言い方をされています。

しかし、体の内からシミの残らない新陳代謝が常に活発で、老廃物を体外に出してくれれば、表皮のターンオーバーも活発化し、シミを気にする必要もないのです。

その新陳代謝を活発化させ、利尿作用で老廃物を体外に出してくれるのが、コーヒーです。

コーヒーの美肌成分とは

コーヒーの美肌効果が言われ出したのは、それ程古いことではありません。

ポリフェノールの美肌効果が言われ出したのは、21世紀に入ってからがほとんどです。

ポリフェノールの効果に対する研究は、1990年代から抗酸化作用として行なわれてきました。

そのポルフェノールによる美肌効果を見てみましょう。

コーヒーの成分と美肌との関係

コーヒーは、元々カフェインの覚醒作用や利尿作用が古くから知られており、健康志向の高まりによって、コーヒーの愛飲家を増やしてきました。

しかし、同時にコーヒーの飲み過ぎ、カフェインの過剰摂取による体への影響も同時に浮かび上がってきました。

そのような中で、21世紀に入り、コーヒーにポリフェノールが豊富に入っていることが判り、そのポリフェノールの抗酸化作用による健康への効果だけでなく、美容効果についても研究が進み出しています。

コーヒーの健康への影響を与える主要成分は、

  • ポリフェノール
  • カフェイン
  • オリゴ糖
  • トリゴネリン
  • 脂質

などですが、特にカフェインとポリフェノールについては有名です。

ポリフェノール

ポフェノールは、一杯のコーヒーに200mg以上と赤ワインの倍以上よりも多くのポリフェノールが入っています。

ポリフェノールの特徴は、人間の体に入って強い抗酸化作用を発揮し、活性酸素を除去して、老化やシミ・しわ・たるみなどに対して効果を発揮することが知られています。

元々は、1992年にフランスで動脈硬化などに伴う脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病の予防に効果があることが報告されたことから、にわかに注目を与えるようになったものです。

ポリフェノールの仲間は5000種類くらいが知られており、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが豊富に含まれます。

コーヒーには豊富に含まれていますが、ポリフェノールの欠点は熱に弱いことです。熱によって分解され、酸化してしまう弱点で、コーヒーでも、深炒りコーヒー豆では含有量が落ちてしまいます。また、コーヒー豆の種類によって含有量も違っています。

また、過剰摂取は、胃の荒れにつながるようです。

そのため、効果的なポリフェノールのとり方を考える必要があります。

すなわち、朝炒りのコーヒー豆でドリップしたコーヒーをなるべくブラックで、一日に3~4杯を飲む習慣をつけることです。

カフェイン

カフェインは古くからコーヒーの特有の成分として知られ、その覚醒作用や利尿作用が健康に影響すると言われてきました。

1杯のコーヒーには、81mg程度が含まれており、お茶や紅茶よりも豊富で、カフェインの健康効果を期待する方の間では人気になっていました。

最近では、その利尿作用や脂肪燃焼効果などによってダイエットへの効果も期待が高まっていますが、反面、先に見たように過剰摂取による利尿作用や覚醒作用の悪い面も盛んにネットなどで言われるようになっています。

ただ、飲み過ぎはコーヒーに限らず、健康に悪影響を及ぼす元であり、最適な飲み方を自分なりに考えて飲む必要があります。

オリゴ糖

オリゴ糖は甘味がありながら、虫歯を誘発せず、腸まで消化されにくいことから、乳酸菌であるビフィズス菌を腸まで届け、その増殖に効果があること、さらにオリゴ糖自身にも整腸作用があることがわかってきました。

また、アトピーの改善などにも効果が期待されています。

ただ、ドリップしたコーヒーの中には、糖類全体で7mgと極めて少ない量になっていますので、オリゴ糖の効果を期待することは難しいでしょう。

トリゴネリン

トリゴネリンはコーヒー豆には含まれていますが、焙煎して挽いた豆をお湯を通すとごく僅かになってしまいます。

コーヒー豆自体にも含まれている量はごく僅かです。

そのトリゴネリンは脳の老化やアルツハイマー型認知症の予防に効果を発揮することがわかってきました。

そのため、コーヒー豆を浅炒りしたアメリカンコーヒーが効果を発揮するのではないかと期待されています。

脂質

脂質はたんぱく質などと体内のエネルギー源になる成分ですが、これも実際にはドリップしたコーヒーには殆ど残らないと言われています。

従って、コーヒーの成分で美容効果につながるものとしては、やはり、ポリフェノールが一番大きいでしよう。その次に、カフェインがあります。

なお、コーヒーの美肌成分に関するより詳しい情報は「コーヒーの成分」をご覧ください。

コーヒーのポリフェノールとは

コーヒーに入っているポリフェノールは、クロロゲン酸とも言われるもので、抗酸化作用を持っています。

また、脂肪燃焼効果もあり、抗酸化作用とともに体の老化を防ぐ機能を備えているのです。また、アトピーなどの皮膚の炎症にも効果が期待されています。

動脈硬化による脳梗塞、心筋梗塞などの血管系疾患の予防効果として発見されたポリフェノールは、それだけでなく、美肌効果にも大きな期待を寄せられるようになり、テレビショッピングなどでもポリフェノールの言葉が聴こえてこない日はないくらいになっています。

ただ、このポリフェノールも摂取しすぎるとカフェインと同様、胃あれを起こしたりもします。

このように、注目されるポリフェノールですが、コーヒーには1杯に200~250mgの量が入っています。赤ワインなどは115gと言われていますので、2倍以上入っている計算になります。

それだけに、美容だけでなく、体の健康のためにも期待は強くなっているのです。

ただ、このポリフェノールも熱には弱く、深炒りした場合には失われる部分も多くなり、実際にドリップしたコーヒーに残るホリフェノールは極めて少なくなってしまいます。

また、酸化作用にも弱く、焙煎したコーヒー豆でも3週間くらい経つと酸化が始まりますので、同時にポリフェノールも分解されてしまいます。

従って、コーヒーのポリフェノールを効果的にとるには、

  • 浅炒りしたコーヒー豆を使う
  • コーヒー豆は2週間以内には飲んでしまう
  • コーヒーは飲み過ぎず、一日3~4杯以内にする

などの入れ方の工夫を意識していく必要があります。

コーヒーのポリフェノールの美容効果

ポリフェノールの効果を見る前に、お肌の老化、シミなどの現象がなぜ起こるのかをおさらいしましょう。

お肌に老化現象などの悪影響を与えるものは、紫外線とそれに伴う活性酸素と言われます。

環境破壊によるオゾン層が薄くなっていることから、そこで吸収されるべき紫外線が地上にこれまでよりも降り注ぐようになった結果、現代人はシミや乾燥肌、お肌のくすみなどが多発するようになりました。

我々の体は、紫外線から自分を守るために多くの活性酸素を発生し、紫外線に破壊されたお肌に発生する細菌、ウィルスなどをその酸化作用で防ごうとします。

しかし、その活性酸素が増えすぎますと、体内や皮膚の細胞まで攻撃するようになり、いわゆる体が酸性の状態になってしまうのです。

カフェインと同じで、「薬も過ぎれば毒となる」です。

コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの真皮でお肌の弾力性を維持する機能を持った成分を作り出す繊維芽細胞も攻撃されてその働きを弱められてしまいます。
そうなるとメラニン色素が今度は活性酸素を抑えようとして増加し、紫外線の攻撃から守ろうとし出します。

通常ですと、このメラニン色素はターンオーバーによって体外に垢として排出されるのですが、このように紫外線とそれに伴う活性酸素の増加で増え過ぎたメラニン色素はターンオーバーそのものを遅らせ、皮膚の中に残ってしまい、シミという形で残ります。

では、ポリフェノールは、そのような状態に対してどのような働きをするのでしょうか。

コーヒーのポリフェノールの効果

ポリフェノールの抗酸化作用は、体の酸化、すなわち、活性酸素の増加を抑制する働きをします。

従って、紫外線によって増え過ぎた活性酸素を抑えることで、メラニン色素の増加を抑えることができ、その結果表皮の中で細胞の破壊が進まなくなり、ターンオーバーも遅れることがなくなります。

従って、メラニン色素が表皮に残ることが少なくなり、シミ、たるみができ難くなり、水分を含んだみずみずしいお肌を維持することが可能になります。

セラミドの不足も紫外線の影響があり、その面でも紫外線の影響をポリフェノールが抑えることで、セラミドを不足状態にさせない働きもあり、透明感のある保水力の高い弾力性のあるお肌、美肌を維持することが可能になります。

また、ポリフェノールは脂肪の燃焼効果もあり、この脂肪燃焼により活性酸素の増加も抑えられます。

さらに、カフェインの脂肪燃焼効果、利尿作用も加わって老廃物を体外に排出することにより血行がよくなり、繊維芽細胞も働きを復活させ、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの生産が円滑に行くようになることにより、お肌の弾力性も取り戻せるようになります。

このようにポリフェノールには、美肌を維持するために非常に重要な働きをすることがわかってきたため、美容業界、化粧品業界ではこのポリフェノールの研究が進み、毎日ポリフェノールの入ったサプリメントなどが宣伝されているわけです。

しかし、何もサプリメントに頼らなくても、コーヒーで充分にポリフェノールはとれます。

ポリフェノールの過剰摂取は胃あれなどを引き起こす可能性があり、サプリメントの飲みすぎも弊害が出る可能性があります。

自然の食品であるコーヒーを適正量を毎日飲むことによって充分に美肌効果は得られるはずです。

コーヒーのポリフェノールの弊害

何事も「薬も過ぎれば毒となる」です。

ポリフェノールをとろうとコーヒーを一日数杯以上飲んだりすれば、それは逆効果になる可能性があります。

すなわち、ポリフェノールの過剰摂取は胃あれを起こしやすく、胃あれが生じると精神的に不安定になり、お肌の大敵である吹き出物が出易くなってしまいます。

また、深炒りしたコーヒーではポリフェノールは大きく減少し、さらに古くなったコーヒー豆でもポリフェノールは酸化によって分解され、それらを使ったコーヒーを飲んでも美肌への効果が出ないだけでなく、酸化によって抗酸化作用もカフェインの効果もなくなってしまいます。

残るのは、胃あれだけであり、体にもいいわけありません。

特に女性の場合、体重が男性よりも少ない分、カフェインの弊害が出易く、毎日5杯を越えると寝不足、不眠症の可能性が出ますし、カフェイン中毒にもなる可能性が出てきます。それらは、明らかにお肌に対してマイナスに働いてしまいます。

コーヒーの美肌効果を出すためには、何度も言いますが、適正な量を自分でコントロールして飲むことです。

コーヒー以外のポリフェノール

コーヒー以外のポリフェノールと言えば、最初にポリフェノールの効果が言われ出したきっかけを作った赤ワインです。

ワインは温めて飲むことはまずありませんから、コーヒーのように熱でポリフェノールが分解されるということもありません。

ただ、普通に赤ワインのポリフェノールの含有量はコーヒーの約半分であり、酸化し、深炒りしたコーヒーよりは良いでしょうが、やはり適正に飲むのであれば、コーヒーの方が効果は大きいと思います。

アルコールも入っていないので、健康にもよいです。

また、紅茶やお茶にもポリフェノールは含まれていますが、コーヒーの約半分の量です。

その他、ポリフェノールの研究が進むとともに、含んでいる食品も増えていくと思われます。

しかし、コーヒーを適正な量で毎日飲むことが一番ポリフェノールの摂取にはいいのではないでしょうか。

コーヒーによる精神的安定のお肌への効果

コーヒーのお肌への好影響と言う点で、見逃してはならないのは、コーヒーによる精神的安定、「ほっとする」と言う心理状態にしてくれることです。

現代の日本人は、過去に比べて非常に忙しく競争も激しい、治安も悪化した社会に生きており、精神的に追い詰められた状態で普段の生活をしています。

心のゆとりが少なくなり、いらだちも大きくなっています。

毎日、テレビのニュースでは凶悪な事件が放送されない日はないくらいで、悲惨な事件も多く見かけます。

それらは、我々の社会が非常にリスキーな社会になっていることを示しています。

このような社会の中で、我々はなかなか心の安らぎを得られる機会は少なく、それが「癒し」と言う言葉を作り出したのだと思います。

このような社会状況の中では、精神的な安定はなかなか実現できないだけに、お肌にとっては大きな障害になりつつあります。

そのような中で、我々の心に一陣の風のように安らぎを与えてくれるのが、美味しいコーヒーを味わったときです。

コーヒー豆を挽いたときに湧き立つようなリッチな香り、コーヒーを飲む時に香りたつ何ともいえない風味は、我々の心を本当に豊かに、安らぎを与えてくれます。

これこそが美肌にとっても最大のプラスではないでしょうか。

コーヒーのカフェインとお肌の関係

コーヒーのカフェインが科学的に健康への影響について研究されたのは、1819年と約200年ほど前までさかのぼります。

ドイツのルンゲと言う学者がコーヒーから初めてカフェインを分離して分析したのです。

当時はまだこの分離した物質の名前はなく、コーヒーにちなんでカフェインと名付けられたのです。

その当時から、カフェインの主な作用は、覚醒作用と利尿作用のほか、解熱鎮痛作用や強心作用などが知られ、医療用に利用されていました。

また、それ以外でも、熱発生による皮下脂肪燃焼効果もあり、それ以外にも病理的な効果の研究が進められています。

カフェインのお肌への影響を調べる前に、カフェインそのものの機能を少し見て見ましょう。

コーヒーのカフェインの効果とは

中心となる覚醒作用と利尿作用の原理について見てみます。

覚醒作用

カフェインは、中枢神経を興奮させることによって覚醒作用があり、それによりいわゆる「目が覚める」と言う状態を作り出します。

人間が眠たくなるのは、二つの物質が影響しています。

アデノシンとメラトニンと言う物質です。

アデノシンは、人間の脳に直接働いて、脳の活動を低下させて脳全体を眠らせる働きがあります。また、メラトニンはホルモンの一種であり、人間の体温、脈拍などを下げて眠りを誘う機能を持っています。

カフェインは、その両方の活動を阻止する働きがあります。

まず、カフェインは、アデノシンに対してはその働きを阻止して、交感神経を興奮させて覚醒作用を発揮します。

また、メラトニンは脳の視床下部というところで分泌されていますが、カフェインはその視床下部を刺激して眠気を誘うアデノシンの働きを抑制することでメラトニンの製造機能を抑制させるのです。

従って、カフェインはアデノシンとメラトニンの眠気を誘う物質の活動を抑制することで、覚醒機能を発揮するのです。

そのカフェインをコーヒーを飲んで摂取した場合、40分過ぎから効果が出始めます。

そして、この効果は3~4時間後には減少し始めますが、その効果は半日は続くと言われています。

本来的には次のコーヒーを飲むのはその3~4時間後以降にとるのが効果的なコーヒーの飲み方になります。

それより前にコーヒーを飲んでしまうと、カフェインが血中で増え過ぎて、眠れない状況に陥る可能性があります。

また、過剰に飲むとカフェインに対する耐性ができてしまい、余計にコーヒーを飲もうとしてしまいます。

いわゆる中毒症状になってしまいます。

従って、コーヒーは一日に過剰にカフェインを取らないためにも、女性の場合は3~4杯を毎日飲むようにするのがいいでしょう。

それによって、カフェインの他の作用もうまく利用できるようになりますし、ポリフェノールの美容効果もより発揮されます。

利尿作用

カフェインは利尿作用により、体の老廃物を体外に排出してくれます。

健康にも、お肌にも優れた機能です。

カフェインによる利尿作用の原理を見てみましょう。

まず、カフェインを飲むと、覚醒作用により脳を活発化させ、集中力をアップします。

それは医学的には交感神経を優位にさせると言いますが、それによって体の中の各臓器も活発化します。

そして体の各臓器が活発化することにより酸素と栄養素が必要になり、心臓の活動を強め、血圧と心拍数を上昇させて血液量すなわち血流を増加させます。

ただ、抹消血管はケガをした際の出血量が多くなるのを抑えるために収縮し、そのため血圧はさらに上昇します。

血流が増加する一方で抹消血管が収縮することで、腎臓の血管は拡張して腎臓の機能がアップし、血液中の老廃物を尿として排泄することで体外に排出しようとします。

それによって体の代謝機能はアップするのです。

代謝機能がアップすることで、このような血流の活発化と腎臓の血管の拡大が繰り返されて尿の排泄量が増えていく仕組みになっています。

代謝機能は、お肌にとってもターンオーバーを確保し、繊維芽細胞の弱体化を回復させてくれますので、非常にありがたい機能と言えます。

これがカフェインが体にもたらす利尿作用と言われるものです。

カフェインは、覚醒作用や利尿作用以外にも、解熱鎮痛作用、脂肪燃焼効果、疲労感の解消効果などさまざまな効果も見られます。

コーヒーのカフェインによるお肌への影響

このようなコーヒーに含まれるカフェインの健康への影響が、人間のお肌や女性に対してどのような効果をもたらすのかを考えて見ましょう。

利尿作用

まず、一つ目は、やはり利尿作用に伴う体の老廃物を体外に排出する効果でしょう。

特に女性のお肌にとって、体に老廃物が溜まってくるということは、表皮の保水機能を果たすセラミドの不足や皮脂膜、表皮のターンオーバーを阻害することになります。

カフェインはそのような表皮における老廃物を血流を強化することで腎臓を通じて体外に排出する機能を持っています。

従って、過剰摂取をしなければ、カフェインはお肌にとって取って必要なみずみずしさを保つ効果があるのです。

脂肪燃焼効果

また、二つ目として、カフェインの脂肪の燃焼効果です。体の脂肪を燃焼させることで、皮膚の汗腺を開いて直接お肌の老廃物を外に出してくれます。

運動などと組み合わせて飲む習慣を持てば、お肌だけでなく、ダイエットにも効果的になります。

脂肪の燃焼効果はポリフェノールも持っており、カフェインとともにダイエット効果も期待されています。

特にカフェインの場合は皮下脂肪の分解、燃焼効果が研究されており、お肌への影響も大きいと言えます。

さらに、コーヒーのカフェインの効果として考えられるものとして、精神機能を高揚させる働きがあります。

脳の働きが活発になることで疲労感を解消してくれるのです。

疲労感は、お肌にとって大敵です。

すぐに吹き出物としてお肌を攻撃してきます。

その疲労感を抑えることにより、精神的な要因によるニキビや吹き出物を抑制してくれるのです。

ニキビにはよくないという人たちもいますが、過剰摂取ではなく、一日3~4杯の適正な飲み方、それもなるべくブラックで飲むことでかえってプラスに働く可能性が高いと言えます。

コーヒーのカフェインはお肌に悪いのか

コーヒーのカフェインは、ここまで見てきたように、お肌に対してけっして悪いわけではなく、適正に飲めば、寧ろお肌にはいい働きをします。

ポリフェノールの美肌効果がよく言われていますが、カフェインも利尿作用による老廃物の体外排出効果や、ポリフェノールとの相乗効果によって皮下脂肪の老廃物を体外に排出する効果があります。

過剰摂取や短時間で何杯も濃いコーヒーを飲むなどの無茶をしない限りは、お肌に対しては悪いのではなく、非常によいと言えるのです。

是非、コーヒーでお肌美人になってください。

コーヒーの飲み過ぎによるお肌へ影響

これまでは、適正なコーヒーの愛飲による効果を見てきましたが、コーヒーを過剰摂取した場合、及び悪いコーヒーの飲み方をした場合のお肌への影響を見てみることにします。

カフェインの過剰摂取による影響は、

  • 寝不足、慢性的な不眠症
  • 肌荒れ、胃もたれなど
  • 過剰な利尿作用によって体に必要なビタミン類を体外に吸収前に排出してしまう
  • カフェイン中毒でひどい場合は死に至る

などがあります。

「薬も過ぎれば毒となる」と言われる通り、コーヒーの飲み過ぎ、カフェインの過剰摂取はお肌や健康の大敵です。

2015年に「米国食事ガイドライン」作成諮問委員会が報告しています。

そこでは、体重70kgの人が、一日にカフェイン量を400mg以内のコーヒーで摂取している限りにおいては、主要な血管疾患、がんなどや慢性疾患による早死のリスクは上昇しないと実験研究結果を報告しているのです。

すなわち、一日に400mg以上のカフェインを飲めば、体の疾患などの 弊害が出るとしているのです。

もちろん、お肌にも影響してきます。

また、カフェインは人間の体重によってその限度も変わってきます。

日本人の女性のように小柄な場合、例えば体重50kgであれば、許容限度量は280mgになってしまいます。

カフェイン280mgというのは、コーヒー5杯弱に相当します。

コーヒーを5杯以上飲めば、お肌に対してどのような影響が出てくるのでしょうか。

  • 利尿作用により、お肌に重要なビタミンBなどが吸収されずに体外に排出されるために、皮脂のターンオーバーが遅れるようになり、皮脂膜がうまく形成されなくなる。
  • 寝不足により、吹き出物が増える
  • 寝不足による精神的な不安定さがさらにお肌の老化を早める

などの影響が考えられます。

コーヒーに砂糖や添加物はお肌に悪影響

また、コーヒーの飲み方でよくないのは、大量の砂糖やミルクを入れて飲むことです。

砂糖やミルクは太る原因になりますし、中性脂肪の増加は汗の量を増加させ、皮脂膜の形成がうまく行かなくなる可能性もあります。

また、缶コーヒーなどは添加物が多く、飲み過ぎは健康上も問題があります。

もう一つ、問題なのは、砂糖、ミルクたっぷりのコーヒーとケーキなどの脂肪、糖分の多い食べ物を一緒に食べることが多い点です。

確かに、美味しくて至福の時を過ごせるでしょうが、それを続けた結果を考えてみてください。

コーヒーとチョコレートの同時摂取はお肌に悪影響

また、女性方のお好きなチョコレートをコーヒーと共にたっぷり召し上がるのも考え物です。

チョコレートには、コーヒーに近いカフェインが含まれています。

コーヒーと一緒にチョコレートを食べるということは、カフェインをコーヒー2杯分近くとっているということになります。

すなわち、女性のカフェイン許容量は2杯になってしまうと言うことです。

くれぐれも、チョコレートとコーヒーによるカフェインのダブル摂取は避けるようにお願いします。

いずれにしても、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、健康、美容に良いコーヒーも飲み過ぎると逆効果です。

是非、浅炒りのコーヒー豆によるブラックのドリップコーヒーで至福の時をお過ごしください。

コーヒー以外のカフェインの悪影響

カフェインは、コーヒー以外にも紅茶やお茶にも入っています。

また、カカオにも含まれているため、チョコレートもカフェインが豊富です。

それぞれの100g当たりのカフェイン量を比べてみますと、

  • コーヒー      58mg
  • 紅茶              20mg
  • お茶               2mg
  • チョコレート   48mg

となっています。

やはり、コーヒーに含まれるカフェイン量が一番多いようです。

お茶にはタンニンと言う成分が入っており、カフェインの作用を弱める性質があるため、お茶ではカフェインによる弊害はまず起きません。

それよりも、タンニンはポリフェノールと同じような効果があるため、健康への期待は大きくなつています。

また、紅茶はカフェイン量ではコーヒーの1/3程度であり、こちらもカフェインの過剰摂取につながる可能性は低いと言えます。

やはり、カフェインは元々コーヒーから発見されただけにコーヒーの含有量が一番豊富のようです。

それだけに、過剰摂取につながる可能性は一番高く、自分の体重から考えて許容量を越えることのないように気をつけて飲む必要があります。

特に、チョコレートにもかなり高い含有量があるので、一緒にとることは過剰摂取につながります。

美味しい組み合わせではありますが、健康やお肌の悪影響を考えると、控えた方がよいようです。

コーヒーとお肌の関係のまとめ

ポリフェノールが発見されてからコーヒーに対する見方は大きく変わり、美肌に対する効果ががぜん注目されるようになりました。

ポリフェノールの効果の発見は、コーヒーの他の成分に対しても注目が集り、古くから知られていたカフェインに対しても新たな効果が発見されるようになったのです。

単なる利尿効果や覚醒作用だけでなく、利尿作用により老廃物を体外に出してくれることにより、お肌の表皮のターンオーバーへの好影響が認められたり、女性から注目が集まるダイエット効果までその効果も広まりつつあります。

反面、カフェインの過剰摂取による健康、お肌への悪影響もあります。

「薬も過ぎれば毒となる」ですが、やはり、飲み過ぎはコーヒーに限らず要注意です。

いずれにしても、女性のお肌への好影響により、コーヒー に対する注目は何かにつけ高まっていくでしょう。

女性の本当の美しさはやはり素肌美人のような気がします。

美しいお肌、美肌美人ほど素晴らしい女性はいません。

みずみずしく輝くような透明感のある美肌は女性の最大の武器と言えるでしょう。

ところで、お肌の本当の大敵、それは我々現代人の生活そのものです。

女性のお肌にとって本当に危機の時代です。

毎日食べる加工食品には体にいいとは言えない添加物が多く含まれていることもあります。

紫外線も強くなっています。

特に人口添加物は体に老廃物として蓄積し、肌を老化させ、紫外線はシミを増やします。

豊かな脂肪分たっぷりの食事は血管を詰まらせて、体を酸性にして老化を早め、表皮のターンオーバーを遅らせます。

このような現代生活こそお肌の大敵であり、美肌を損なう原因となります。

そのような環境の中でコーヒーをうまく飲むことでこのお肌の大敵を弾き返して、肌美人になれます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただきコーヒーで美肌を手に入れ守り続けていただきたいと思います。

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水

水や医療に関する書籍を複数発刊している大学教授です。

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