1. TOP
  2. 水道水を沸騰させると危険?安全?

水道水を沸騰させると危険?安全?

水道水   6,610 Views

一般的に、水道水のカルキ臭や、塩素を除去するための一番確実な方法は『水道水を沸騰させること』だといわれています。

しかし『水道水を沸騰させると危険な水になる』というのを聞いたことはありませんでしょうか。

実際、水道水のカルキ臭や塩素に関しては、『沸騰』させることでほとんど除去できるのですが、危険なことでもあるというのは、なぜなのでしょう?

水道水を基本とする、【水と沸騰の関係】を探っていきます。

 

 

Contents

水の美味しさと安全を買う時代

日本の水道水は、「世界一安全!」といわれてきました。そんな日本の水道水で育ってきた世代の人達からすると、水やお茶をお金で買う時代がくるとは考えもしなかったことです。

ところが現在では若い人たちを含め、水道水を飲んで育ってきた人たちの間にまで、「水道水離れ」が進んできているようです。

特に直接口にする水に関しては、水道水ではなくお金を出して買う状況が進んでいます。

 

豊かな水を持ちながらお金を出して水を買う日本人

我が国は今、年間340万キロリットル以上の水を、生産・輸入するまでになっています。

現在、日本でのペットボトルの水の値段は、1ℓ約70円前後。水道水の料金だと、地域によって異なりますが、5ℓ飲んでも1円にも満たないほどの料金です。

ガソリン(1ℓ125円前後)と比べてみても、いかに高い水を飲んでいるかということがわかります。

千葉県水道局の水道水は、1,000Lあたり「約200円」です。「100円」でボトル水(500mL)1本買ったとすると、水道水なら「約1,000本分」(約500L)使えます 千葉県水道局

そして飲料水を作るメーカーでさえ、水道水を元に人気商品を世の中に送り出しています。

 

「水」は、私たちの生活に必要不可欠なもので、毎日欠かさず水を身体に取り入れています。

それだけに毎日飲む水は、私たちの健康に影響するものだといえます。

幸せなことに私たちは、安全性の高い水が飲める環境と、お財布にもやさしい水道水を利用できる状況にあります。

今の恵まれた水環境において、まずは水道水についての正しい知識を持ったうえで、上手く活用していくことが大切だと思います。

 

 

家庭での水道水の利用状況はどうなっている?

日本は世界の中でも数少ない水道水が飲める国であり、日本の水道水は安全と美味しさにおいて世界トップクラスです。

各家庭では、蛇口をひねれば簡単に水道水が出るほど、便利で豊かな生活が送れていますが。それとともに環境に対する不安が時代とともに増え、結果的に水道水の安全性が問われるようになってきています。

では実際、家庭での水道水の利用状況は、どうなっているのでしょうか?

 

家庭での水道水の利用状況

私たちの生活環境が変化するに従って、水道水をとりまく環境にも変化が起きてきました。水道水に対する意識も、変わってきているようです。

事実、水道水をそのまま飲む人が減り、浄水器を使ったり、沸騰させたり、ペットボトルや宅配などで、水を買う人が増え続けているのは違いありません。

 

水道水についてのアンケートによると

Q.水道水は生水を飲みますか?

 

水についてのアンケート:くらしの良品研究所 無印良品

 

全体の約7割の人が、水道水をそのまま飲んでいないのが見てとれます。

では、なぜ水道水をそのまま飲まなくなってしまったのでしょうか?

 

水道水をそのまま飲まない理由は「臭い・味」と安全性への「不安」

水の臭いの原因となる物質は、思う以上に味覚に大きく影響しているようです。

実際、「カルキ臭」が強くなるほど、水道水を不味く感じる人が多くなります。

本来、飲料水で恐ろしいのは、大腸菌などの細菌なのですが、細菌は浄水場で「塩素」によって殺菌されているため、水道水は安全な水であると誰もが疑っていませんでした。

ところが、水道水を安全にするはずの「塩素」が、実は発癌物質の「トリハロメタン」を生成させることが判明したのです。

癌を誘発する物質が、水道水の中に溶け込んでいるということがきっかけで、美味しくて、安心・安全な水を求めて“水のブーム”が急速に広まりました。

 

ミネラルウォーターの安全性について

水質基準は水道水が51項目、ミネラルウォーターは18項目の基準数となっています。

ミネラルウォーターを購入することで安全を買ったつもりでいるのですが、実際にミネラルウォーターと水道水を比べてみると、水道水の方が圧倒的に厳しい基準をくぐり抜けていることがわかります。

水道水はライフラインの中でも最も重要視されるもので、人が一生飲み続けることを前提に厳しく管理されているものです。

 

水道水は厳しい基準をくぐり抜けた一番安全な水!

厚生労働省 水質基準について より

 

安全基準「ミネラルウォーター VS水道水」

水道水 ミネラルウォーター
水質基準項目 51項目 39項目
ヒ素 0.01mg/l 0.05mg/l
ホウ酸 1mg/l 30mg/l
フッ素 0.8mg/l 2mg/l
亜鉛 1mg/l 5mg/l
マンガン 0.05mg/l 2mg/l

 

一方、ミネラルウォーターは、必要としている人が買う贅沢品として扱われているため、水道水より安全基準が低くく検査項目も少ないものです。

消費者が選択して商品を購入する行為や、購入後の衛生管理は消費者の自己責任になります。

そのためミネラルウォーター類等の開封後は、販売者の責任は問われなくなっているのです。

特に、ウオーターサーバー等の機器から出される水は、食品衛生法の水質基準の対象となりませんから、機器内で雑菌が繁殖しないための衛生上の処置、管理(塩素消毒をしていないので雑菌が繁殖しやすい)は消費者の責任で行わなければなりません。

欧米産のミネラル・ ウォーターのなかには、加熱・殺菌処理をしていないものも多く、不純物はゼロではありません。

 

◆ミネラルウォーターと水道水についての詳しい情報は、「水道水とミネラルウォーターの違いや比較を徹底調査しました!」をご覧ください!

 

 

家庭の蛇口にまで押し寄せる環境破壊による健康被害

日本の水道水は水源が豊富なうえに、WHOよりもさらに厳しい水準に設定されているため、世界的にも安全性が高いとされています。

その反面、河川の汚染など環境の悪化により、水道水に対する不信感や不安感がぬぐいきれず、水道水離れに繋がっているようです。

私たちにとって、生命維持に欠かせない水の質は、確実に健康を左右するものだけに、意識して取り入れる必要があります。では、私たちにとって一番身近にある水道水の質はどうなのでしょうか?

気になる水道水の安全性を、我々が「不安」を感じている要素をもとに、改めて検証してみましょう。

 

日本の水道水に対する安全基準について詳しい情報は、「日本の水道水の水質基準」をご覧ください!

 

水道水の安全性について不安を感じる要素を検証 

水道水に「不信感」を持っている人はどんな「不安」を抱えているのでしょうか?

その「不安」要素を、ひとつづつ紐解いていきます。

 

塩素・有害物質の不安 水道水を危ない水にするトリハロメタン 

現在でも、水の安全性を確保するために「塩素」が使われています。

この「塩素」がアンモニアと結びつくと、別の化合物ができ「カルキ臭」が発生します。

なかでも問題視されているのが、発癌性物質の代表格ともいわれているトリハロメタンが発生することです。

トリハロメタンは、気温の上昇により量が増加していき、沸騰時に最も量が多くなる物質です。

市場として有名な築地でも以前、活魚水槽に注がれる”ろ過海水”から、基準値を超えたトリハロメタンが検出されていたことが判明しました。

 

ある学者の説によると、化学物質によるガンリスク分配率としては、水道水2%、大気6%、その他2%、飲用水を含む食品が90%としています。

また、すべてのガンによる死亡の原因の30%ぐらいが喫煙、35%ぐらいが食品(ミネラルウオーター類を含む)、それに対して環境汚染による原因は、水道水や大気汚染などを含んでも2%程度としています。

分配率によれば、食品に関する発癌性リスクが、水道水や大気汚染などを含んだ環境汚染よりも率が高いことに驚かされます。

 

川などの水には、植物が枯死し、分解したときにできる腐植質や都市排水などの中にある有機物質が含まれています。水道水をつくる過程で塩素処理を行うと、これらの物質と塩素が反応してトリハロメタンができます。東京都の水道水中に含まれるすべてのトリハロメタンの量は、水質基準値以下であり安全性に問題はありません。
なお、水質基準は、生涯にわたり連続して摂取しても健康に影響が生じない水準をもって、基準値が設定されています。 東京都水道局 水質について より

トリハロメタンよりも、最近では有機塩素系化合物や、ダイオキシンなどの環境ホルモンが、問題視されるようになってきています。

ダイオキシンに関しては、水道水の沸騰によって発生するものではありません。

空気中にダイオキシンが含まれている以上、水道水に限らず、他の食品や飲料などにも含まれている可能性があるということです。

 

ダイオキシン類についてはこちらをご覧ください
要検討項目の結果 (東京都水道局 水源・水質より)

 

最低限の知識として、水道水には少なくとも残留塩素と、水の消毒にために塩素を使うことで、トリハロメタンが必然的に含まれているのですが、それ以上に注意すべき有害物質があることを知っておくべきです。

 

◆「塩素」に関する詳しい情報は「水道水の塩素についてすべてを徹底的に調べました!」をご覧ください。

 

細菌・雑菌の不安 塩素でも死滅しないシスト問題

実は、近年、塩素で殺菌できない菌が発見されています。

水を介した集団感染は世界的にも数多く、深刻な問題となっています。

そのひとつに、原虫(クリプトスポリジウム)といわれる寄生虫があります。塩素にも温度変化にも強いため、生き残って私たちの家庭の蛇口まで到達するものです。

これが体内に入ると、腹痛や下痢、発熱を起こします。今では、原虫に対する定期的な検査が行なわれていて、たとえ水源が原虫で汚染されたとしても、浄水処理で除去することができるため心配はないようです。

水道におけるクリプトスポリジウム等検出状況と対応の事例  (国立感染症研究所より)

 

クリプトスポリジウムは、人にも家畜にも感染する病原体ですが、適正な浄水処理を行って原水の濁りを取り除くことで除去できます。水道局では、浄水場出口の濁度管理を徹底するとともに、クリプトスポリジウムの検査を行って水道水の安全性を確認していますので、安心してお飲みいただけます。  東京都水道局 水質についてより

 

細菌による水道水のリスクは、このところ下がっているようですが、それ以外の病原性ウィルスや原生動物嚢子による危険性は高いともいえるようです。

実際には、まだまだ未知数なものなので危険性があることを前提として、防御策を考える必要があるでしょう。

 

水道水に含まれる不純物の不安 河川や湖・沼・地下水の汚れと浄水処理の不十分さ

水道水の処理の関しては、浮遊物や濁りを除くことは可能ですが、水に溶けている様々な物質については、完全に除去することができないのが現実のようです。

以前に比べれば、水源となる川が綺麗になってきたとはいえ、まだまだ問題が多いことには変わりなく、水質汚染の原因となる物質は増え続けています。

アメリカ環境保護局の公共水道調査では、自然環境や人体に害を及ぼす有機物は700種あまりあると発表しています。それらの有機物は、化学汚染物質が大半をしめているようです。

水道水の質は、水道水の原水となる水が汚染されるほど、塩素の使用量が増えていくわけですから、水が不味くなるのは当然のことでもあるわけです。

 

水道管や受水槽の管理への不安 配水管や中高層建物の受水槽の管理

配水管の維持管理は 水道局側にあり、サビ等を取り除くために、定期的な洗浄作業や管の交換などが実施されています。また、それらの管理状態は、個人が自由に閲覧できるようになっています。

集合住宅などの受水槽の管理に関しては、建主側・管理組合側にあります。

法的には、1年に1回の水質検査と、清掃や消毒などを実施しなければならないことになっていますが、安全性に期待を持てるものではないのが事実のようです。

 

全国の水道事業者等が実施した水道水の水質検査結果の概要が掲載されています。

「水道水質データベース」のホームページ

 

水道水の臭いや味の重要性 

人間の味覚と嗅覚は、影響し合う相互関係にあり、どちらも私たちの身体を守る重要なセンサーの役目を担っています。

感覚の中でも非常に敏感で、わずかな化学物質にも反応し、食べられるものか?人体に有害なものか?を判断しています。

「不味い」と感じる時には、危険を知らせているサインでもあるわけです。

 

人間の味覚は、数種類の味しか認識できないといわれています。それに比べて嗅覚は、1000種類以上の化学物質を検出することができ、10,000種類以上の匂いを嗅ぎ分けることができます。

その証拠に、鼻を塞いで匂いをブロックすると、その味がどの食べ物の味か、ほとんど認識できなくなります。

それだけに不快な臭いは、ごくわずかな臭いであっでも多くの人に不快感を与え、口にする物を不味くしてしまうほど、味覚に大きな影響を与えるなものなのです。

 

水道水につく臭いのもと

水道水には、さまざまな物質が入り込むことで臭いが作られます。

水に臭いをつける物質は数多くありますが、水についた臭いが強くなると、料理の味までも変えてしまいます。

では、水道水特有のカルキ臭は、何から発生しているのでしょうか?

カルキ臭は、水を殺菌消毒するために使う塩素の「塩素ガス」によるもので、水道水独特の臭いのことです。カルキ臭といっていますが、正確にいうと塩素臭ということになります。

都会に行くほど、水道水が臭いと強く感じる人が多いのは、人口が集中している分、生活排水などの量が多くなり、水源となる水質汚染がひどくなるからです。

その結果として、使用する塩素の量が増え、異臭味を感じやすくなります。

いずれにしても、水道の水には多少なりとも臭いや汚れがあり、水道水を取り巻く環境によって変化することを認識しておくべきです。

 

水道水の臭いについての詳しい情報は  「水道水が臭い理由を徹底的に調べました!」をご覧ください。

 

水道水の味を左右するもの

本来、水は無味無臭です。味に違いがでるのは、水に含まれるミネラル成分や硬度によるものです。

味に関しては、感覚的なところが左右するため、人によって多少異なりますが、温度や気象・体調・気分などによっても変わってきます。

過マンガン酸カリウム、残留塩素などが多い場合や、水温が高くなる場合も水が不味くなる原因となります。

美味しい水の条件は、軟水であること、次に水の温度が大きく影響します。最後に、微量の炭酸ガスを含んでいることです。湧き水が美味しいといわれるのは、微量の炭酸ガスを含んでいるからです。

ミネラル分の少ない軟水の弱酸性水は、とても口当たりがよく、まろやかで美味しい水です。

 

水道水に含まれる成分を知る!

では、水道水には、どのような成分が含まれているのでしょうか?

水道水には、ナトリウム・カルシウム・マグネシウムといった、ミネラル成分が含まれているのですが、それとは別に、身体にとって害を与える可能性のある有害物質も含まれています。

 

最低限知っておく必要性のある成分

  • 塩素

私たちが生活排水として使用した水は、消毒する必要があります。その水を消毒する際に使用するのが塩素です。塩素には強い殺菌効果があり、プールの消毒にも使用されているものです。(プールの塩素濃度0.4mg)

  • アルミニウム

水道水の中にある細かいゴミを沈殿させ、取り除くときに使われる成分に含まれています。アルミニウムは、アルツハイマーを引き起こすとされる成分です。

  • トリハロメタン

トリハロメタンは水を塩素で消毒するときに発生する、発がん性のある物質です。現在の浄水処理では除去が難しく、水道水の中に必然的に含まれるものです。

鉛管は、昔の水道管の材質として使われていました。鉛は、脳障害、痴呆の原因、腎臓障害を引き起こすため廃止されましたが、今でも全国の約20%が交換されずに残っているのが現状です。

 

世界一安全な日本の水でも、100%安全であるとはいいきれません。水道水を利用する側が、安全対策を考える必要性があるのです。

 

水道水の成分についての詳しい情報は「水道水の成分は本当に安全ですか?」をご覧ください。

 

安全性を追求する世界一の「残留塩素濃度」

分かりやすくいえば、塩素は雑菌を殺すための毒です。毒に対する抵抗力は、体重が重いほど高いので “雑菌は死ぬけど、人間の健康に影響しない程度”の塩素が使用されているわけです。

その数値が、厚生労働省健康局が発表している「残留塩素の基準値0.1mg/L以上」です。

水道水の残留塩素濃度は、地域や季節によって異なります。浄水場から離れるほど低下していき、浄水場に近いところは残留塩素濃度が高くなります。

残留塩素が残っているということは、安全な水である証拠なのですが、実際、都市部での残留塩素が「1.5mg」もあったという報告もあります。この数値は、プールの3倍もの塩素が含まれていることに匹敵するものです。

残留塩素の数値の調査に関しては、水道局では水に異常を感じた場合でしか水質測定は行いません。

保健所では、有料で水質調査を行っていますが、調査項目に残留塩素に関するものは含まれていません。

残留塩素を調べる方法には、標示薬としてオルト・トリジンがあります。

現在の都市部では、塩素も含めた様々な水質の問題を解決するために、オゾンを活用した「高度浄水処理化」が進み、以前より安全で美味しい水が供給されはじめました。

水道水は、以前より安全で美味しくなっているのです!

 

◆「高度浄水処理化」に関する詳しい情報は「高度浄水処理技術とは」をご覧ください。

 

地域別残留塩素濃度の数値一覧表

 

残留塩素の対処法

水道水の飲水による残留塩素での被害はありませんが、毒性があることは確かです。残留塩素の除去方法としては、「活性炭」を用いる方法と、私たちが手軽にできる『沸騰する』ことや『浄水器』を取り付ける方法などがあります。

 

「活性炭」・・・・水質汚染物質である有機化合物や、臭い、色など、分子の大きな物質を吸着する能力に優れていますが、硝酸塩やリン酸塩など、無機イオンの吸着はあまり期待できません。

吸着量には限界があるため、交換時期を間違えば、1度吸着したトリハロメタンが流れ出る恐れがあります。活性炭の量や質、水質、使用頻度により有効期間が異なるため、交換の目安が一定でないのが難点です。

 

「浄水器」・・・・普及率は、1991年に400万台を突破し、今や生活必需品となりつつあります。

目詰まりしやすくフィルター交換代も高くつく、お湯を出すときには活性炭が落ちるためお湯には適しません。

 

ここからは、昔から使われている簡単な方法として『沸騰する』ことに焦点をあてていきます。

 

水と沸騰の関係

水の沸騰とは

沸騰とは、「液体の表面からだけでなく液体内部からも蒸発が起こっている状態」をいいます。

水が沸騰している時は、熱をどんなに加えても、その水の温度はそれ以上変わりません。水の温度が上がると、まず沸騰する前に水に溶けていた空気が、小さな泡として出てきます。

気体は水温が低いほど、よく溶ける性質を持っているため、水温が高くなると溶けきれずに出てくるからです。

沸騰に近づくと、底面から上がってくる大きな泡は水蒸気です。一般的に、安全な水の確保のために、最も行われる方法が「沸騰する」ことで、5~15分間でウイルス・細菌・寄生虫を死滅させることができます。

水を沸騰させると、どんどん空気が抜けていきます。当然、空気の成分である二酸化炭素も抜けていきます。

溶けている気体は抜けていきますが、何度沸騰させても、水からは何も生じません。

では、水道水はどうなのでしょうか?

水道水には、様々な物質が溶け込んでいます。

沸騰させることで水の中に溶け込んでいる物質同士が反応して、別の化学物質が生じる場合があります。

 

水道水は沸騰することで危険な水へと変化する?

水道水は沸騰によって除去できる物質と、除去できない物質が存在します。

水道水の塩素は、沸騰させると除去できますが、逆に沸騰で増えてしまう成分があり、危険な水へと変化を遂げるのです。その代表的な有害成分が「トリハロメタン」です。

トリハロメタンは、天然の湧水では検出されませんが、塩素での消毒によって水道水から検出されるものです。

温度が上昇するほど発生しやすく、沸騰直後では通常の3倍まで増加します。

それでも、長時間沸騰させることで、トリハロメタンは除去できます。

一方、「硝酸態窒素」は沸騰させても、浄水器でも除去できません。

トリハロメタンと比べて沸点が高いため、煮沸しても簡単にはなくならないのです。

硝酸態窒素は、沸騰しても減少しないので、水分が蒸発するほど濃度が高くなります。

 

水道水を沸騰させても気化しない要注意物質が硝酸態窒素

水の中に含まれる汚染物質の一種で、水中の硝酸イオンと硝酸塩に含まれている窒素のことです。

体内に入ると亜硝酸態窒素となり、ヘモグロビンと結合すると血液の酸素を運ぶ能力が低下します。

特に、抵抗力の弱い乳幼児の場合、粉ミルクを作るときに使う水に硝酸態窒素が多く含まれていると、酸欠による窒息死(ブルーベビー症)を引き起こすこともあります。

また、アミノ酸と結合すると発ガン物質になるうえに毒性も強くなります。

もしも、硝酸態窒素が水の中に含まれていたとしても、基準値以下(10ppm以下)であれば問題はありません。

 

唯一、硝酸態窒素の除去が可能なのが逆浸透膜だといわれています。

逆浸透膜は、0.0001ミクロンの小さい物質をシャットアウトできので、有害物質を99.9%取り除くといわれています。

  • 雑菌・・・0.2~1ミクロン
  • ウィルス・・・0.01ミクロン
  • トリハロメタン・・・0.01ミクロン

 

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編 逆浸透膜の実力を実験中継しています

 

水道水を沸騰をさせると、どんな違いが出るの

沸騰させた水道水と、沸騰させない水道水との一番の違いは臭いです。水道水を沸騰させると当然、塩素はなくなりますが、酸素もなくなります。

沸騰する前の水には、酸素が溶け込んでいます。この溶け込んでいる酸素の量を、溶存酸素量といいます。

酸素は温度に弱いため、温度が1度上がるだけでも蒸発していき、5分間沸騰させると、ほぼ無酸素状態になります。

反対に、1番酸素が溶け込んでいる水の温度は、15℃といわれています。水を美味しく飲むための適温が、15℃~17℃くらいといわれる理由がここにあります。

酸素の量が多い水ほど口当たりが柔らかく、とても飲みやすい水となります。かといって、酸素は多いほど良いわけではありません。

酸素濃度が増えるとPHを変化させ、過剰酸素では身体の酸化を助長する原因のひとつとなる可能性があります。

 

沸騰した水道水のpH値の変化

飲料水は、pH値が変わることで味や効能が変わります。飲料水としては中性に近い水であることが望ましいため、水道水の規格としてはpH5.8~8.6に定められています。

・純粋な水・・・中性で、pH値=7

・川の水・・・中性に近いpH値

・井戸水・・・pH値が低く酸性

・湖の水・・・pH値が高くアルカリ性

・炭酸水・・・二酸化炭素が溶け込んでいるためpH4.6前後

・人間の体液・・・pH7.4前後の弱アルカリ性

 

水は、沸騰させ続けるとアルカリ性に変化する場合があります。

水道水には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ金属が、炭酸塩や重炭酸塩として含まれているため高温になると、炭酸ガスを発生しpHが上昇して、強いアルカリ性となってしまいます。

強いアルカリ性の水は、苦みが増すため不味い水へと変わっていきます。

酸性でもアルカリ性でも、強すぎると人体に影響を与えることがあるので、どちらにしても中性寄りが好ましいといえるでしょう。

 

水道水を沸騰させた後も出続ける泡って何?

物質は、温度や圧力の変化によって、固体液体気体の3つの状態に変化します。これを三態といいますが、水の場合は「氷」「水」「水蒸気」の状態に変化します。

また、液体から気体に変わる変化を蒸発といいます。沸騰している水は、液体から水蒸気と変化するのですが、湯気とは違って透明な気体であるため目に見えません。

水道水には不純物が混ざっていますので、熱を加えると気化しやすいものから出ていきます。最初に塩素、次に水に溶けている酸素などの気体、最後に水蒸気が出ます。

沸騰を続けると、最終的に水は全部蒸発して しまいます。

 

水道水を沸騰し続けると、内側に付着する白いものは?

水道水には塩素だけでなく、石灰やカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が含まれています。加熱していく過程で、それらの成分が凝縮して結晶化したものが、ヤカンなどの内側に付着します。。

カルシウムなどのミネラルは、硬度が高いほど多く含まれますが、地域によって、水道水に含まれるミネラルの量は異なります。特に石灰質の土壌の水は、結晶が多く出やすいようです。

カルシウムには、有機カルシウムと無機カルシウムがあります。有機カルシウムは、体の栄養となる大切なカルシウムです。

 

一方、無機カルシウムは、体内に入っても栄養にならず排出されます。排出されなかった無機カルシウムは、体内に蓄積して病気の引き金のひとつになります。

水道水や天然水に含まれるカルシウムは、 無機カルシウムで沸騰させても除去することができません。

無機カルシウムが溜まりすぎると、お湯を沸騰させることによって、付着したカルシウムが再びお湯に溶け込み、イヤな臭いの原因になったり、カルシウム濃度を高めることに繋がります。

個人差はありますが、体質や生活習慣のうえにカルシウム分の多い水を飲むことは、腎臓結石や関節炎や胆石、動脈硬化のリスクを高める可能性があります。

 

沸騰させた水道水の消費期限

沸かした水道水は、生水よりも日持ちしません。

沸騰により塩素は除去できますが、その分殺菌効果も消えるため、雑菌の繁殖の始まりになるのは確かです。

できるだけ飲む直前に沸騰させるか、冷蔵庫に入れて数日以内で使い切るのがベストです。

雑菌は-18℃以下で活動を停止します。氷の状態であれば安全といえますが、塩素を除去した水道水で作った氷についても、早めに使い切ることをお勧めします。

 

ヒ素の濃度が水道水の沸騰で高くなるというのは本当?

そもそも水は、水素と酸素からできているので、ヒ素が存在することはありません。

実は、ヒ素は自然に存在していて、管理しにくいものなのですが、ヒ素に関しては、日本国内の水質基準はWHOと同じ0.01mg/lが設定されていて、日々、各自治体が地下水や公共水域を監視しています。

もし、ヒ素が水道水に含まれているとすれば、鉱物や鉱石の溶解、産業排水、大気中から、水に溶け込んだ可能性がありますが、人体に影響が出るほどの量にはなりません。

水道水の沸騰でヒ素濃度が高くなることはありませんが、pH の上昇によっては濃度は増大します。

現在、日本では、自然の土壌中からヒ素はほとんど検出されておらず、水道水においても国内では、水質基準を越えるヒ素が検出されていないのが現状です。

とはいっても、産業の発達により有害化学物質を扱う工場が増えたため、工場から発生する廃棄物や排出物で土壌が汚染され、地下水が汚染されている可能性がないとはいえません。

 

水に溶け込んだ放射能と水道水の沸騰の関係

福島第一原発が震災を受けた影響で、水道水から放射性物質が検出されました。

水道水の放射性ヨウ素の検出レベルが下がり、飲むには支障ないといわれても、放射能だけに未だに不安に感じている人が多いようです。

水の中に溶け込んでいる放射能は、沸騰することで除去できるのでしょうか?

 

水道水の沸騰で濃くなる放射能!

結論からいえば、沸騰しても水の中の放射性物質を減らすことはできません。

放射性物質は蒸発する温度が高く、問題となっている放射性ヨウ素の沸点は184.25 ℃、セシウムの沸点は641℃です。

100CCの水が蒸発して半分になれば、中に含まれる放射性物質の濃さは約2倍になります。

沸騰させると、放射性物質を減らすどころか、逆に濃くなる可能性があるのです。

ヨウ素は高揮発性で、気化しやすい性質を持っています。

水をしばらく煮沸してから冷ますと、ヨウ素が蒸発するので、被爆量を減らせるといわれています。

但し、他の物質と結合して蒸発しにくい物質になっていた場合、煮沸では取り除けない可能性があります。

一方、セシウムの方は水よりも気化しにくいので、煮沸では取り除けません。

気化しにくい物質を除去するには、逆に気化しやすい水のほうを集める蒸留の方法を使います。

水が気化した残の成分がセシウムなので、それを捨てれば除去できます。

 

放射性物質を取り除く最先端技術の「逆浸透膜」

今、水道水から放射性物質を、取り除く方法として注目されているのが逆浸透膜(RO)です。

硝酸態窒素を除去する方法でも紹介した逆浸透膜は、水以外のすべての物質を除去することができます。

飲用できない水も浄水可能なものですが、逆浸透膜は塩素に弱い性質があるため、塩素が含まれる水には必ず活性炭を用いる必要性があります。

分子レベルで安全な水をつくる半面、本来の美味しさまで奪ってしまうことや、活性炭に放射性物質が溜まるなどのデメリットも併せ持っています。

 

◆放射能に関する詳しい情報は「福島第一原発の放射能における東京の水道水への影響」をご覧ください

 

正しい水道水の沸騰方法を学ぶ

水道水の確実な煮沸には、時間が大切なポイントになってきます。

沸騰することで、トリハロメタンは除去することができますが、5分以内の煮沸は濃度を増やすことになるため、15~20分以上は沸騰を続ける必要があります。

水道水の正しい沸騰でのポイントをまとめてみましたので参考にしてください。

 

ヤカンで沸かす水道水

ポイント1・配管に残っている水を出し切る・・・水を20秒程出して捨てる!

ポイント2・気体の通り道を確保する・・・ヤカンの内側の水の出口を塞がないように水を入れる!

ポイント3・多くの塩素が早く抜けるようにする・・・フタをしないで火にかける!

ポイント4・トリハロメタンを完全に除去する・・・15~20分以上沸騰を続ける!

ポイント5・不純物がお湯にもどらないようにする・・・1度沸いたお湯は再度沸させない!

 

電気ケトルで沸かす水道水

電気ケトルは、使う分だけ少量の水を沸かす方法で、沸かしたお湯は、使い切ることが前提とされています。

ガスコンロを使うよりも効率的で、0.5リットル程度のサイズであれば、約3分あれば沸かすことが可能です。

ケトルは、沸騰をセンサーが感知し、自動的に電源が切れるようになっているため、十分に塩素が抜けきれてない場合があります。

塩素を飛ばすだけを目的とするのであれば、カルキ抜きに特化した機能を持つ電気ケトルを選びましょう。

沸騰と同時に電源が切れる仕組みなので、トリハロメタンが一番多く含まれているお湯だといえます。

すぐにお湯が沸いて便利なものですが、水道水の沸騰処理方法としては、出来るだけ避けたい方法です。

 

電気ポットで沸かす水道水

電気ポットは、温度が下がれば自動的に加熱する仕組みなので、何度も沸騰させた状態になります。

ケルトと比べれば、トリハロメタンの危険性は若干低くなるかもしれませんが、長時間の沸騰状態ができないため、15分以上沸騰状態をキープできるポットが必要です。

一般的な電気ポットでトリハロメタンを除去する場合は、まず1度電気ポットでお湯を沸かした後も、そのまま続けて2~3度沸騰を繰り返しましょう。

高温では再沸騰のスイッチが入らないタイプのポットは、電源を入れ直してから再度沸騰ボタンを押す動作を繰り返します。

 

昔の知恵から学ぶ湯冷ましの活用

何も入れていない水を沸騰させて50℃前後まで冷ましたものを「湯冷まし」といいます。

日本には、昔から白湯を飲む習慣があるように、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも、白湯を湯冷ましさせて飲むことで、健康やダイエットなどに効果があるとされています。

 

水道水の湯冷ましが赤ちゃんのミルクに最適!

生後間もない赤ちゃんには、1日で8~10回のミルクが必要です。特に母乳が出ないという人は、全てミルクを作る必要があります。

仮に1日10回ミルクを与えるとして、ミルクを作るために1日で1ℓ前後の水が必要になります。

直接摂取するミルクは、少しでも安全なものをと思っている人も多いのではないでしょうか?

特に乳幼児にとっては、ミルクを溶く水が大切になってきます。特に、新生児は、胃腸が弱く、免疫もないので負担をかけないためにも、湯冷ましがいいといわれています。

水道水の硬度は、平均で20~40の軟水で、一度沸騰させることで塩素もなくなり、粒子が細かくなるため内臓にやさしい水になります。

だからこそ、赤ちゃんに与える水は、消毒された軟水の水道水を沸騰させた「湯冷まし」が最も適しているといわれているのです。

注意するポイントは、十分に沸騰させて、不純物を除去したうえで与えることです。また、内臓が未発達な赤ちゃんにとって硬水は、下痢を起こす可能性が高いため、与えるのは避けましょう。

 

◆赤ちゃんと水道水の関係に関する詳しい情報は「赤ちゃんに水道水はどう影響するのか徹底的に調べました!」をご覧下さい。

 

沸かして冷ますだけで効果抜群の白湯ダイエット

「白湯」は、「湯冷まし」とも呼ばれ、日本でも昔から薬を摂取する際に飲まれていたものです。

白湯ダイエットとは、この白湯を飲むダイエットです。

芸能人やモデルの間で、手軽に出来るということで広まったダイエット法で、運動が苦手な人や、食事制限が苦手な人に向いています。

白湯ダイエットの大事なポイントは、100℃まで沸かした湯を、50℃まで冷ましてから飲むことです。

効果としては、内蔵が温められることにより、血行促進に効果があるため基礎代謝が上がり、胃腸の働きも活性化されるうえに、脂肪の燃焼もUPして痩せやすい身体になります。

 

◆白湯に関する詳しい情報は「白湯の健康効果について」や「レモン白湯の効果について」をご覧ください。

 

正しい白湯の作り方や飲み方は?

白湯は水分吸収率が良いため、飲みすぎると逆にむくんでしまいます。1日に飲む量は700~800mlが目安です。

美味しくないと感じるのは、身体に毒素が溜まっているからです。白湯が、甘く・美味しく感じてきたら良い方向に体質が変わってきた証拠です。

 

 

<水道水での白湯の作り方>

①ヤカンに水を入れ、フタを取った状態で火にかけます

②水道水に含まれるカルキや不純物を、確実に除去するために15分以上は必ず沸騰させ続けます

③十分に沸騰させたら、50度ぐらいまで冷まします

 

 

沸騰させた水の謎と不思議』

お茶の世界では、水はとても大きな存在といえます。

軟水でいれたお茶は、渋みや色がしっかり出ますが、硬水でいれると渋みが少なくなります。

水は、熱を加えることによって、味が変化して違いがでてくるのです。

そこで、生水と沸騰した水の味の変化を比べてみました。

 

水道水の生水と、湯冷ましの味の違い

生水と、湯冷ましの味の違いを知っていますか?

生水が甘いのに対し、湯冷ましは舌が少ししびれるような感覚があり、あまり美味しいとはいえないものです。

湯冷ましが美味しくなく感じるのは、水の中に含まれる酸素や二酸化炭素などが、沸騰することで全て飛んでしまうからです。

 

水の味を評価するには、2つの要素が重要視されます。

1.水のコク=まろやかさ・・・湯冷ましより生水の方が、水のコクを強く引き出します

喉で感じる感覚を表現したもので、喉越し、深みや柔らかさ、余韻と共に甘みを感じる味をいいます。一般的には後味が長く残る味ほど、コクが強いと感じられる傾向にあるようです。

2.水のふくよかさ・・・湯冷ましの方が生水より水のふくよかさを強く感じます

口の中での感覚を表現したもので、味の広がり、香りや味わいが豊で、口の中でフンワリとしたとろみを感じる味をいいます。一般的には、ふくよかさが強くなると、反面コクは弱くなる傾向があります。

 

ヤカンで沸かすと水のふくよかさが増す!

美味しい水は、鉄分とカルシウムを適度に含んでいます。ヤカンでお湯を沸かした場合、ヤカン内部に付着した炭酸カルシウムが味に「ふくよかさ」をプラスします。

水道水で湯冷ましを作るのであれば、最低でも15分以上沸騰して、余分な成分を飛ばしましょう。

炭酸カルシウムの替わりに、石灰岩・大理石などを水に入れることでも同じような効果が得られます。

 

知って得する水道水の沸騰に関する豆知識 

 

「沸騰」温度を目で確認する方法

一般的な水の沸点は、1気圧で100度といわれ純水の水で示されています。実際、沸点は、気圧の変化や場所などで違ってくるため、温度計がなければ、水の温度を確認するのは以外に難しいことです。

そこで、お湯の温度を知る目安を紹介します。

 

<沸点を確認出来る目安>

 

60度・・・小さな気泡が底から、途切れながら少しづつ浮き上がってくる

70度・・・次第に白い湯気が上がってきて、音を立て始める

80度・・・大きい気泡が底から、途切れながら少しづつ浮き上がってくる

⇩     ヤカンの口から白い湯気が勢い良く出始めてきて、大きな音に変わる

90度・・・気泡がブクブクと勢いよく、底から連続して浮き上がってくる

⇩                  ヤカンの口から白い湯気が勢い良く出始めてきて、大きな音に変わる

100度・・・気泡がボコボコと飛び散る勢いで出ていて、水面が揺れている

ヤカンの 口から出ている白い湯気が透明になる

音が逆に少し静かになった時が沸点に達した状態

 

長時間の沸騰はNG!お湯の温度で変わるお茶の味

お茶の淹れ方によって味も香りも左右されてしまいます。一番大事なポイントが、お湯の質です。

お茶に使うお湯は、どの茶葉を使う場合でも一度沸騰したお湯を使うのが基本です。

 

緑茶・紅茶・中国茶などを淹れる場合

時間の沸騰のさせ過ぎや、二度沸かしのお湯はNGです!お湯を沸騰させ過ぎると、含まれている空気がなくなるからです。

せっかくの良質の茶葉でも、急須にお湯を注いだ時、茶葉が下に沈んだままになり、お茶の香りやエキスが充分引き出されないからです。

一般的にいわれているのが、高級茶は緩めのお湯で、少ないお湯でゆっくと、それ以外は、高い温度のお湯で、多めのお湯で時間をかけて入れます。

高級茶を高温で入れると、旨みとなるアミノ酸から苦みが出すぎて、美味しくなくなります。

 

沸騰後の、お湯の温度で違うコーヒーの味

まず、コーヒーは味や香りを楽しむ飲み物だということが、重要なポイントです。

コーヒーは軟水と相性がよく、水道水は、硬度30~60度の軟水なのでコーヒーに適しています。

長時間の沸騰は、水から酸素や二酸化炭素が抜けて、コーヒーの味に影響します。

沸騰したお湯は、コーヒーの苦みを強めるので90℃前後にしてから入れます。

沸かしたヤカンから、ポットなどにお湯を移すこと適温状態になります。

 

お湯の温度が低い場合・・・美味しさを引き出すのに時間がかかりますが、苦み成分が抑えられます

お湯の温度が高い場合・・・短時間で、豆が含むあらゆる成分が抽出されます

水道水の生水で作った氷を使うと、酸素が含まれているのでお湯を美味しくします。

 

<お湯の温度の目安>
●100度・・・沸騰したヤカンのお湯

●90度弱・・・蓋を取って、少し冷ます

●86度・・・ポットに移し替える

沸騰したてのお湯をすぐに注ぐと味が重くなり、とがった味になります。

反対に、あまりにぬるすぎてもコーヒーの味が十分に出ません。

1番適した温度は95度ですが、ヤカンの大きさ・湯の量・季節によって変わってきます。

 

 

沸騰した水道水で作る氷は透明になる

水道水をそのまま氷にした場合になぜ白いかというと、水の中の不純物も一緒に凍るからです。

家で透明な氷を作るには、不純物を取り除くために、一度水を沸騰させます。

冷蔵庫の氷は、外側の部分から凍りはじめて透明な氷になり、最後に中心部分が白く凍ります。

 

 水が沸騰するまでの時間はどれくらいかかる?

大容量鍋でお湯を沸かす時間は、どれくらいかかるのでしょう?

計算方法を知っていれば便利です!

100度(沸騰の温度) - 水の温度 x 水の量 ÷ ガス器具のカロリー数(kcal/h) x 60

この時間は、熱効率を100%としての計算です。実際には、もう少しかかるといえます。

 

100度以下でも水は沸騰する

水を沸騰させる時に空気を全部抜いて真空にすると、沸騰した後すぐに凍りつきます。

真空だと水の沸点が低くなり、沸騰し気化熱を水から奪うことで、沸騰した次の瞬間に凍るのです。

気圧が1のとき100度で沸騰するのですが、気圧が下がれば沸点はどんどん低くなり、やがて気圧がゼロに近くなると、沸騰した瞬間凍るのです。

 

水を沸騰させてはいけない昆布だし

美味しいダシをとるなら、沸騰させないことが大事なポイントです。

昆布だしの美味しさの元は、グルタミン酸とマンニットという成分ですが、昆布には旨味の他に、だし汁の味を落とす成分をいくつか含んでいます。

表面についている白い粉マンニットは水に溶け出しやすいので、汚れは洗わずに乾いた布巾などで拭き取るようにします。

昆布は勢いよく沸騰させると、ぬめりや旨味以外の成分が出てきて、見た目にも濁ったダシ汁になります。

昆布は沸騰させる前に取り出すことを、忘れないようにしましょう。

 

水道水を沸騰させることに関するまとめ

 

水道水を沸騰させた場合に関する情報を今回の記事でお伝えしました。

正しい知識を持って水道水を沸騰させれば危険なことはなく、健康に大いに貢献します。

日本の水道水は世界トップクラスの安全と美味しさを誇っています。

今回の記事を活用していただき、これからも安心で美味しい水道水を生活や健康に役立てていたければとても嬉しく思います。

 

\ SNSでシェアしよう! /

水メディアの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

水メディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

担当

担当

その他の記事  記事一覧

  • ココアの成分がすごい効果を発揮する!

  • ココアの効果は驚異的!その全てをお伝えいたします!

  • ココアのダイエット効果がもの凄い!!

  • ココアの脳や精神に与える効果が凄い!

関連記事

  • 水道水をおいしく飲むコツを大公開!

  • 水道水の放射能とその影響に関する最新情報!

  • 水道水の安全性について

  • 水道水が白い原因とは?

  • 水道水の塩素除去の方法と影響とは?

  • 妊婦は水道水を飲んでも安全か